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第2章 学園生活は辛いよ!
この作戦は辛いよ!
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【ニヤリ】
「君たちはよく頑張りました。特にニナ。いい発想でした。でも詰めが甘かったですね」
「ど、どういうことですか!」
「確かに正確な大きさのセルロス合金の岩を砕きました。しかし表面をマグマで覆われた状態で爆発している。マグマはセルロス合金とは全く違う化学物質でできていた。そのためその物質が染み込み、その岩は【100%セルロス合金】ではなくなっているんですよ」
先生が私に段々と近づいてくる。
「なので今回の試験のAPは0。正確な材質の岩を砕いてないので、0、どんなに頑張っても0なのです。まあでも努力点は差し上げますよ、それぞれに1APくらいは」
私の目の前に立つ。
「大変良くできました。特待生さん」
【ニヤリ】
、、、、、はぁ
「まあ、私も最初からこれが上手くいくとは思っていませんでした」
全く、残念だ。
「なので先生。すみません」
こんなことになるとは。
「【少し固まっていてください】」
私は右手を上げる バッ!
『パラライズ』
ガシン! その瞬間に先生は動けなくなる。
!? 先生は驚いた顔で私を見る。
「ありがとうタラーヌ君。そしてみんな。作戦β、開始です」
「ごめんなさい先生!」
『シェイム』!
ピン ピン ティーーン
ローラの杖の能力により
先生の全ての能力がローラと同じになる。
「先生、すこし借りますよ」
『ギャップ』
ファサァ ファサァ ッ サッ
ネコが先生からエンピツを盗む。
「ありがとう、タラーヌ、ローラ、ネコ。そしてチルル」
作戦β それはこうだ。
~1時間前~
「ネコ、少しいいかしら?」
「なに?岩の砕きは順調だよ」
「あー、違うの。もしも作戦が失敗した場合、もう1つやって見たいことがあるの」
「へー、まだあるのかい」
「うん、ただ先生が遠くから監視しているかもしれないから」
ガサゴソ ガサゴソ
「この紙をローラとタラーヌ、そしてチルルに渡して!こっそりね」
「う、うんわかったよ」
タッタッタッ
「ローラこれニナから」
「え、何かしら?」
「あ!なるべくこっそりみてね、じゃ!」
「あっ、どういうこと?…行っちゃった。えーっと何々?」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
作戦β
最初の作戦が失敗した場合、これを行います。
まず失敗しそうになったら、チルルの杖の能力で先生の注意を反らす。
そして私が合図を出したら、タラーヌの杖で先生を金縛りに。
最後にローラの杖で先生の能力をローラと同じに、つまり魔力を下げてもらう。
以上です。
失敗したらごめんね~
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
~現在~
「まさかチルルが【先生の注意を反らす】のではなく、【私に注視させる】方に魔法を使っていたとは。気づくのが遅れたわ」
「いやー、ごめんニナ。口に出したらばれちゃうからねー」
「まあでも。これで私の杖が使えます」
『ゲーム』!!
ボワン
杖から支配人が出てくる
『これからゲームを行い、負けた方は半日分の記憶を失います。賛成なら2秒間沈黙してください』
もちろん先生は動けない。
『ゲーム参加意思を確認。ゲーム内容は10秒間で一文字でも多くしゃべった方の勝ち。ではスタート』
カンッ!
「先生。詰めが甘かったですね。」
【ニヤリ】
『ゲーム終了。勝者ニナ』
支配人が杖に戻る。
「ネコ、先生のエンピツ貸して」
先生のメモリーブックにこう書いた。
【担当クラス全員、試験にてプラス100APを獲得】
「エンピツは持ち主の魔力により濃さ、覚えられる時間が変わる。ただローラにより魔力が減り覚えられる時間が減る」
「記憶のない先生を教室に運ぶ。先生は半日の記憶はないがメモリーブックにある【エンピツの記憶を本当の記憶】と思い試験の評価をどこかに書く。そして暫くしてメモリーブックを見ても、それは消えている。【魔力が小さいエンピツで書いたのですぐに消える】。証拠は残らない」
完 全 犯 罪
とまではいかないが、中々のシナリオのはず。
「ニナ、お前って。ほんとになんなんだ?」
ドラゴンのブルススが恐る恐る聞く。
「私はただの生徒。特待生だけどね」
こうして学園最初の授業は終わった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
~クラス廊下にて~
「掲示板見た?ラ・スーメルが今回の試験のAP、学年トップだって!」
「そりゃそうだろ。なんたって全員100APだからな。ニナには頭が上がらないぜ」
「ニナもちゃっかりしてるな、自分だけ1AP多く書いてたとはな」
ブルススとチルルが言う。
「でも他のクラスのトップには勝てなかったな」
「あいつらどうやってやったんだろ」
~今回の試験のクラストップ者一覧~
ラ・スーメル クラス1位 ニナ 101AP
トリノオス クラス1位 カブト200AP
アイアネス クラス1位 ベガ250AP
学年1位 モナーヒル サン
1000AP
~掲示板より~
試験が終わり、何事もなかったかの様に通常の授業が始まっていった。
~ある授業の帰り道で~
「なあニナ、そういえば杖の能力いつ知ったんだ?僕には話しておいても良かったんじゃないか」
ネコが尋ねる。
「うーん、私にも分からないの。ただ何となく、杖から意思?みたいなものが伝わってきて、それをやっただけ」
「杖に意思なんてあるわけないだろ。聞いたことないよ!」
「まあね。ま、これも私がスマートだからかもね」
「授業では先生の質問に全然答えられてないけどn、っていたたたた!!」
無言で杖グィ
イタイヨーニナ ヤメテヨー アハハ ヤメナイー
でも今回は上手くいきすぎた。
まるで誰かに仕組んでいるみたいに。
###################################
???「今年の1年生、とりわけ特待生は優秀だったわね」
???「ええ、普通なら0AP、とれて1APなんデースけどね」
???「クラスに1人いる特待生。今回特待生でもないのにクラストップを取ったニナ。フフフ、彼女は一体」
オホホホホ デースデースデース フフフフフ
謎の3人の笑い声がこだまする
謎多き学園内を。
「君たちはよく頑張りました。特にニナ。いい発想でした。でも詰めが甘かったですね」
「ど、どういうことですか!」
「確かに正確な大きさのセルロス合金の岩を砕きました。しかし表面をマグマで覆われた状態で爆発している。マグマはセルロス合金とは全く違う化学物質でできていた。そのためその物質が染み込み、その岩は【100%セルロス合金】ではなくなっているんですよ」
先生が私に段々と近づいてくる。
「なので今回の試験のAPは0。正確な材質の岩を砕いてないので、0、どんなに頑張っても0なのです。まあでも努力点は差し上げますよ、それぞれに1APくらいは」
私の目の前に立つ。
「大変良くできました。特待生さん」
【ニヤリ】
、、、、、はぁ
「まあ、私も最初からこれが上手くいくとは思っていませんでした」
全く、残念だ。
「なので先生。すみません」
こんなことになるとは。
「【少し固まっていてください】」
私は右手を上げる バッ!
『パラライズ』
ガシン! その瞬間に先生は動けなくなる。
!? 先生は驚いた顔で私を見る。
「ありがとうタラーヌ君。そしてみんな。作戦β、開始です」
「ごめんなさい先生!」
『シェイム』!
ピン ピン ティーーン
ローラの杖の能力により
先生の全ての能力がローラと同じになる。
「先生、すこし借りますよ」
『ギャップ』
ファサァ ファサァ ッ サッ
ネコが先生からエンピツを盗む。
「ありがとう、タラーヌ、ローラ、ネコ。そしてチルル」
作戦β それはこうだ。
~1時間前~
「ネコ、少しいいかしら?」
「なに?岩の砕きは順調だよ」
「あー、違うの。もしも作戦が失敗した場合、もう1つやって見たいことがあるの」
「へー、まだあるのかい」
「うん、ただ先生が遠くから監視しているかもしれないから」
ガサゴソ ガサゴソ
「この紙をローラとタラーヌ、そしてチルルに渡して!こっそりね」
「う、うんわかったよ」
タッタッタッ
「ローラこれニナから」
「え、何かしら?」
「あ!なるべくこっそりみてね、じゃ!」
「あっ、どういうこと?…行っちゃった。えーっと何々?」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
作戦β
最初の作戦が失敗した場合、これを行います。
まず失敗しそうになったら、チルルの杖の能力で先生の注意を反らす。
そして私が合図を出したら、タラーヌの杖で先生を金縛りに。
最後にローラの杖で先生の能力をローラと同じに、つまり魔力を下げてもらう。
以上です。
失敗したらごめんね~
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
~現在~
「まさかチルルが【先生の注意を反らす】のではなく、【私に注視させる】方に魔法を使っていたとは。気づくのが遅れたわ」
「いやー、ごめんニナ。口に出したらばれちゃうからねー」
「まあでも。これで私の杖が使えます」
『ゲーム』!!
ボワン
杖から支配人が出てくる
『これからゲームを行い、負けた方は半日分の記憶を失います。賛成なら2秒間沈黙してください』
もちろん先生は動けない。
『ゲーム参加意思を確認。ゲーム内容は10秒間で一文字でも多くしゃべった方の勝ち。ではスタート』
カンッ!
「先生。詰めが甘かったですね。」
【ニヤリ】
『ゲーム終了。勝者ニナ』
支配人が杖に戻る。
「ネコ、先生のエンピツ貸して」
先生のメモリーブックにこう書いた。
【担当クラス全員、試験にてプラス100APを獲得】
「エンピツは持ち主の魔力により濃さ、覚えられる時間が変わる。ただローラにより魔力が減り覚えられる時間が減る」
「記憶のない先生を教室に運ぶ。先生は半日の記憶はないがメモリーブックにある【エンピツの記憶を本当の記憶】と思い試験の評価をどこかに書く。そして暫くしてメモリーブックを見ても、それは消えている。【魔力が小さいエンピツで書いたのですぐに消える】。証拠は残らない」
完 全 犯 罪
とまではいかないが、中々のシナリオのはず。
「ニナ、お前って。ほんとになんなんだ?」
ドラゴンのブルススが恐る恐る聞く。
「私はただの生徒。特待生だけどね」
こうして学園最初の授業は終わった。
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~クラス廊下にて~
「掲示板見た?ラ・スーメルが今回の試験のAP、学年トップだって!」
「そりゃそうだろ。なんたって全員100APだからな。ニナには頭が上がらないぜ」
「ニナもちゃっかりしてるな、自分だけ1AP多く書いてたとはな」
ブルススとチルルが言う。
「でも他のクラスのトップには勝てなかったな」
「あいつらどうやってやったんだろ」
~今回の試験のクラストップ者一覧~
ラ・スーメル クラス1位 ニナ 101AP
トリノオス クラス1位 カブト200AP
アイアネス クラス1位 ベガ250AP
学年1位 モナーヒル サン
1000AP
~掲示板より~
試験が終わり、何事もなかったかの様に通常の授業が始まっていった。
~ある授業の帰り道で~
「なあニナ、そういえば杖の能力いつ知ったんだ?僕には話しておいても良かったんじゃないか」
ネコが尋ねる。
「うーん、私にも分からないの。ただ何となく、杖から意思?みたいなものが伝わってきて、それをやっただけ」
「杖に意思なんてあるわけないだろ。聞いたことないよ!」
「まあね。ま、これも私がスマートだからかもね」
「授業では先生の質問に全然答えられてないけどn、っていたたたた!!」
無言で杖グィ
イタイヨーニナ ヤメテヨー アハハ ヤメナイー
でも今回は上手くいきすぎた。
まるで誰かに仕組んでいるみたいに。
###################################
???「今年の1年生、とりわけ特待生は優秀だったわね」
???「ええ、普通なら0AP、とれて1APなんデースけどね」
???「クラスに1人いる特待生。今回特待生でもないのにクラストップを取ったニナ。フフフ、彼女は一体」
オホホホホ デースデースデース フフフフフ
謎の3人の笑い声がこだまする
謎多き学園内を。
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