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第6章 確率は50%
降水確率80%
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「あなた誰!?」
突如現れた謎の老人
パンフレットから
上半身のみ乗り出している。
〔ハッハッハッ!素敵な反応をどうもありがとうお嬢さん。私はこの美術館の館長をしているポーラだ。どうぞよろしく〕
「は、はあ、どうも」
〔ところでパンフレットは見て頂いたかな?〕
「まあざっくりとですが、一応」
〔よろしい!当美術館は絵画のみならず彫刻、陶器、粘土細工など多種多様なものを取り揃えています!と・く・に寝転がって見れるプラネタリウムなんかはロマンチックでオススメですよ!!〕
「うっ、顔が近いです」
少し興奮気味に近づくポーラ
映像なのか魔法なのか
軽く手であしらうと
通り抜けてしまう。
〔ハッハッハッ!みんな美術館に着くまで暇だと思うから、ちょっとクイズをやらないかい?〕
「クイズ?」
〔ああ!簡単なクイズさ!当たったら、。そうだなあ、、当館オリジナルのグッズをあげよう!〕
「えー、別にいらないよねー」
「僕も興味は無いかな」
「私も。いらないかも。」
〔ま、まあそう言わずに、、うーん、じゃあお菓子を追加であg〕
「よしやろう!すぐやろう!」
〔は、はやい〕
「そこまでして食べたいのか…」
〔まあ乗り気になってくれて良かったよ!それじゃあクイズは全部で3問!正解目指して頑張って!〕
ジャジャン!
どこからともなく効果音が流れる
全く、無駄な機能ばかりあるな
このパンフレットは…
ポーラは1問目を出題する。
Q1.よく耳にするモナ・リサを描いたのは誰でしょう!
え、誰だろ
私が戸惑っている内に
ネコが涼しげに答える。
「これは簡単だ、レオナルト・ザ・ピンチ」
〔正解!さすがに簡単だったかな〕
ええ!?常識なのこれ!
〔続いて第2問!〕
ジャジャン!
Q2.両腕が無い彫刻で有名な、ミロのビビナース、現在はどこの美術館で保管されている?
む、むずぅ
ネコも回答に困っているようだ。
ピコン!
〔はいどうぞ!〕
「うーん、ルブール美術館だと思う」
〔お!正解!よく知ってるねー〕
ピカンが見事正解した。
何にせよあと1問でお菓子ゲットだ。
〔では最終問題はこちら!〕
ジャジャジャン!
Q3.この絵の題名は何でしょう?
出された絵は
見たこともないものだった。
真っ暗な背景にうっすらと羊がこちらを覗いている絵だ。
ネコやマイちゃん
そしてピカンも知らなさそうだった。
チッチッチッチッ ブーー!!
〔時間切れようだね。まあ君達が知らなくても当然だ。何せまだこの絵には題名がつけられていないんだからね〕
「なにそれー!そんなの正解できないじゃん!」
私は詰め寄る。
〔アハハ!ジョークジョーク!お菓子やグッズはプレゼントしよう。でもこの絵の題名を一緒に考えて欲しいんだ〕
「題名…」
そんな事考えたことも無かった。
自分が作者でも無いから
作品の意図とかは分からない
直感でやるしか無さそうだ。
少ししてネコが答える。
「僕だったら【民衆の夜明け】かな。眠るときに羊を数えるのはsheepとsleepの発音が似ているからと言われている。うっすらと見える羊は民衆を表し、その夜明けが近いことを指していると思う」
なるほど、全くわからない。
でもネコっぽいや
「あのー。私なら。【見えざる敵】ですかね。真っ暗な部分に。本当は羊の敵である狼などが描かれていて。その助けを求めているんじゃないかなって。」
なるほど、、その発想は無かった。
マイちゃんもよく考えている。
「ピカンは【羊】だな。作者は単純に羊を描きたかっただけだと思う。題名や考え方はもっとシンプルだと思うよ」
なるほど、、逆にそう来たか
というかピカンの一人称はピカンなのか
ややこしい…
〔なるほどなるほど!みんなすばらしいね!さて、最後はお嬢さん!どうかな?〕
「私は…」
答えようとしたら
『到着シマシタ!到着シマシタ!』
タートレインが知らせてくれる。
「やっと着いた!!さあみんないこう!」
〔あ、ちょっと!題名は?〕
「そんなの後ででいいじゃん!暇潰しありがとポーラ。さ、みんな行こ」
私達は亀から降り
美術館の入り口へと向かった。
その様子を じぃっ と
ポーラはパンフレットから見つめていたのだった。
突如現れた謎の老人
パンフレットから
上半身のみ乗り出している。
〔ハッハッハッ!素敵な反応をどうもありがとうお嬢さん。私はこの美術館の館長をしているポーラだ。どうぞよろしく〕
「は、はあ、どうも」
〔ところでパンフレットは見て頂いたかな?〕
「まあざっくりとですが、一応」
〔よろしい!当美術館は絵画のみならず彫刻、陶器、粘土細工など多種多様なものを取り揃えています!と・く・に寝転がって見れるプラネタリウムなんかはロマンチックでオススメですよ!!〕
「うっ、顔が近いです」
少し興奮気味に近づくポーラ
映像なのか魔法なのか
軽く手であしらうと
通り抜けてしまう。
〔ハッハッハッ!みんな美術館に着くまで暇だと思うから、ちょっとクイズをやらないかい?〕
「クイズ?」
〔ああ!簡単なクイズさ!当たったら、。そうだなあ、、当館オリジナルのグッズをあげよう!〕
「えー、別にいらないよねー」
「僕も興味は無いかな」
「私も。いらないかも。」
〔ま、まあそう言わずに、、うーん、じゃあお菓子を追加であg〕
「よしやろう!すぐやろう!」
〔は、はやい〕
「そこまでして食べたいのか…」
〔まあ乗り気になってくれて良かったよ!それじゃあクイズは全部で3問!正解目指して頑張って!〕
ジャジャン!
どこからともなく効果音が流れる
全く、無駄な機能ばかりあるな
このパンフレットは…
ポーラは1問目を出題する。
Q1.よく耳にするモナ・リサを描いたのは誰でしょう!
え、誰だろ
私が戸惑っている内に
ネコが涼しげに答える。
「これは簡単だ、レオナルト・ザ・ピンチ」
〔正解!さすがに簡単だったかな〕
ええ!?常識なのこれ!
〔続いて第2問!〕
ジャジャン!
Q2.両腕が無い彫刻で有名な、ミロのビビナース、現在はどこの美術館で保管されている?
む、むずぅ
ネコも回答に困っているようだ。
ピコン!
〔はいどうぞ!〕
「うーん、ルブール美術館だと思う」
〔お!正解!よく知ってるねー〕
ピカンが見事正解した。
何にせよあと1問でお菓子ゲットだ。
〔では最終問題はこちら!〕
ジャジャジャン!
Q3.この絵の題名は何でしょう?
出された絵は
見たこともないものだった。
真っ暗な背景にうっすらと羊がこちらを覗いている絵だ。
ネコやマイちゃん
そしてピカンも知らなさそうだった。
チッチッチッチッ ブーー!!
〔時間切れようだね。まあ君達が知らなくても当然だ。何せまだこの絵には題名がつけられていないんだからね〕
「なにそれー!そんなの正解できないじゃん!」
私は詰め寄る。
〔アハハ!ジョークジョーク!お菓子やグッズはプレゼントしよう。でもこの絵の題名を一緒に考えて欲しいんだ〕
「題名…」
そんな事考えたことも無かった。
自分が作者でも無いから
作品の意図とかは分からない
直感でやるしか無さそうだ。
少ししてネコが答える。
「僕だったら【民衆の夜明け】かな。眠るときに羊を数えるのはsheepとsleepの発音が似ているからと言われている。うっすらと見える羊は民衆を表し、その夜明けが近いことを指していると思う」
なるほど、全くわからない。
でもネコっぽいや
「あのー。私なら。【見えざる敵】ですかね。真っ暗な部分に。本当は羊の敵である狼などが描かれていて。その助けを求めているんじゃないかなって。」
なるほど、、その発想は無かった。
マイちゃんもよく考えている。
「ピカンは【羊】だな。作者は単純に羊を描きたかっただけだと思う。題名や考え方はもっとシンプルだと思うよ」
なるほど、、逆にそう来たか
というかピカンの一人称はピカンなのか
ややこしい…
〔なるほどなるほど!みんなすばらしいね!さて、最後はお嬢さん!どうかな?〕
「私は…」
答えようとしたら
『到着シマシタ!到着シマシタ!』
タートレインが知らせてくれる。
「やっと着いた!!さあみんないこう!」
〔あ、ちょっと!題名は?〕
「そんなの後ででいいじゃん!暇潰しありがとポーラ。さ、みんな行こ」
私達は亀から降り
美術館の入り口へと向かった。
その様子を じぃっ と
ポーラはパンフレットから見つめていたのだった。
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