悪い魔女

底に

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第6章 確率は50%

勝ち筋は③%

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〖ククク、連れてきたぞ〗

ペチン

「痛てて、、あれ、ニナ達は?いないじゃないか!騙したな!ポーラめ!」

「ピカン、私はここよ」

「あれ、どこからかニナの声がする…でも姿が見えないな」

「ここよここ!」

ピョンピョン!

「ま、まさかこの人形が?」

「そうよ。色々とあったのよ。で、早速だけど、そこにいるポーラの魂を、私達二人で倒しましょう」

「よしよし倒そう倒そう、、っていきなりすぎるよ!もう少し説明してよ」 

「えー、じゃあ、ポーラお願い」

〖私、君の杖、欲しい、君達、解放して貰いたい、だから、ゲームして、決める〗

「ポーラそんなにカタコトじゃ無かったじゃん!ピカンもこんなツッコミキャラじゃ無かったし」

「ピカンの一人称ピカンなのややこしいわね。ピカンの時だけ話す前に(ピカン)ってつけるわね」

ピカン「そんなメタな話、、って早速ついてる!」

〖茶番は終わりだ。そろそろ始めよう。ニナ、何かいいゲームは考えたんだろうな〗

「ええ、準備はできているわ。誰でもできる簡単なゲーム【塗り絵しりとり】をしましょ」

〖塗り絵しりとり?〗

「これからルール説明するわね」

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

ルールはこうだ。

1.チームに別れ、白と黒の半分に別れた一枚の紙に色を塗っていく

2.より多くの色が塗れた方の勝ち

3.ただし、直接は書き込まず、物のシルエットが反映される

4.それはお互いがしりとりをし、その言った物のシルエットが一枚の紙に収まるように縮小拡大される

5.しりとりのターンはそれぞれ5回までとする  

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

「こんな感じね。大体分かったかしら?」

〖ふむ、まあやってみないと分からないな〗

ピカン「ピカンもそうだね。ピカンとニナが一チーム、ポーラは一人でってことかな?」

「そうなるわね、私達は交代でやりましょ」

〖しかしこれ、最後に答える人が有利なのではないか?〗

ギクッ

そうなのだ。これは最後に答える人が有利なのだ。だから後攻で始めようと思っていたが、、

〖私が先行でもいいが、より公平にするために、最後の人は、答えたシルエットの半分を紙に反映させる。というのどうだろう?〗

「…いいわ。それでいきましょう」

〖ククク、では早速始めよう〗

さすがポーラ。
長年色んなゲームを見ているだけあって、初めやるゲームの飲みこみが早い。

たがしかし、もう一つこのゲームには、裏がある。

それに気づかれないようにしないと。。

【塗り絵しりとり】はポーラの魂が先行、私とピカンは後攻で始まった。

シルエットの判定などは【アルスの箱】がやることなった。

これで文字通り
白と黒がはっきりする。

慣れない人形の姿でも、私の気持ちは変わらないのだった。
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