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第6章 確率は50%
勝ち筋は②%
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勝ち目もない、勝ったところで全てが上手くい訳ではない。それでも、、
「ねぇポーラ、すごく魔力が貯まる方法を教えてあげましょうか?」
〖ほぅ、なにかね?〗
「私と魂の掛けたゲームをするの。きっと果物達とは比にならないくらいの魔力が貯まるはずだわ」
〖ふむ、確かに私自身がゲームしたことは無かった。もしかしたらすぐに目標の魔力が貯まるのかもしれない。だが私は急いではいない。ゆっくりと、着実に貯めることもできる〗
「そうなのね。じゃあもう一つ、私の友達で『絵に描いたものを出せる』能力を持った人がいるの。彼の情報も教えてあげるとしたら?」
ピカンごめんね。
〖なに?〗
先程までヘラヘラしていた
ポーラの魂は急に真剣な面持ちになる。
「あなたが持っている杖、アポロンの『描いた物に生命を授ける』能力と組み合わしたら、効果的じゃないかしら」
〖ククク、なるほど魅力的だ。しかしそれをどう信じろと?〗
「恐らく、美術館の外で私達の帰りを待っているはずだわ。待ち合わせ時間をとっくに過ぎているもの。彼をここに呼んでちょうだい。私達の状況を言えばすぐにくるはず」
というか来て貰わないと困る。
〖ハッハッハッ!!仲間を売る精神!嫌いじゃないよ。誰だって自分が可愛いからな〗
「そうよ!だから早く連れてきて頂戴。もし、本当なら、私の条件を飲んでくれるわよね?」
〖ああ、約束しよう。では、しばし待て。君らが来る時のタートレインに乗っていた一人だな。今、連れてくる〗
スゥゥウウンン
ポーラの魂は消え、ピカンを迎えにいった。
まあ実際、ピカンは生き物は出せないので、あまり使えなさそうだが。。
嘘は言っていないし、最後に勝てばいいんだ。
でももし負けたら、、
いや、それを考えるのはよそう。
私はピカンとポーラの魂を待った。
その待ち時間は
すごく長い時間のように感じた。
ネコやマイちゃんは大丈夫だろうか。
もし負けていたら魂が彷徨い、後戻りができなくなってしまう。
ここで私が勝って、全てを終わらせないと。
どんなゲームがいいだろうか。
私が圧倒的に有利で、でもそれを悟られないようにしないと。
私はピカンとポーラの魂が来るまで永遠に考え続けたのだった。
「ねぇポーラ、すごく魔力が貯まる方法を教えてあげましょうか?」
〖ほぅ、なにかね?〗
「私と魂の掛けたゲームをするの。きっと果物達とは比にならないくらいの魔力が貯まるはずだわ」
〖ふむ、確かに私自身がゲームしたことは無かった。もしかしたらすぐに目標の魔力が貯まるのかもしれない。だが私は急いではいない。ゆっくりと、着実に貯めることもできる〗
「そうなのね。じゃあもう一つ、私の友達で『絵に描いたものを出せる』能力を持った人がいるの。彼の情報も教えてあげるとしたら?」
ピカンごめんね。
〖なに?〗
先程までヘラヘラしていた
ポーラの魂は急に真剣な面持ちになる。
「あなたが持っている杖、アポロンの『描いた物に生命を授ける』能力と組み合わしたら、効果的じゃないかしら」
〖ククク、なるほど魅力的だ。しかしそれをどう信じろと?〗
「恐らく、美術館の外で私達の帰りを待っているはずだわ。待ち合わせ時間をとっくに過ぎているもの。彼をここに呼んでちょうだい。私達の状況を言えばすぐにくるはず」
というか来て貰わないと困る。
〖ハッハッハッ!!仲間を売る精神!嫌いじゃないよ。誰だって自分が可愛いからな〗
「そうよ!だから早く連れてきて頂戴。もし、本当なら、私の条件を飲んでくれるわよね?」
〖ああ、約束しよう。では、しばし待て。君らが来る時のタートレインに乗っていた一人だな。今、連れてくる〗
スゥゥウウンン
ポーラの魂は消え、ピカンを迎えにいった。
まあ実際、ピカンは生き物は出せないので、あまり使えなさそうだが。。
嘘は言っていないし、最後に勝てばいいんだ。
でももし負けたら、、
いや、それを考えるのはよそう。
私はピカンとポーラの魂を待った。
その待ち時間は
すごく長い時間のように感じた。
ネコやマイちゃんは大丈夫だろうか。
もし負けていたら魂が彷徨い、後戻りができなくなってしまう。
ここで私が勝って、全てを終わらせないと。
どんなゲームがいいだろうか。
私が圧倒的に有利で、でもそれを悟られないようにしないと。
私はピカンとポーラの魂が来るまで永遠に考え続けたのだった。
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