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SF・ファンタジー系
錦鯉釣る雲
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空に浮かぶ雲たちにも、様々な流行があったりする。
「以前は何かをとにかくたくさん持つってのが流行ったよな?」
「ああ。あの時はよくドジな奴が地表に落っことして、魚が降った、蛙が降ったと人間たちが大騒ぎしてたな。」
「後!とにかくデカイものを持つってのもあったよな?!」
「そうそう!それでアマゾンに鯨を落とした奴が出てさ~。」
漂う雲たちは、呑気にそんな会話をする。
「それに比べりゃ、今回のブームは楽だよな?」
「それにお洒落だ。」
「何気に可愛いもんな?傍から見てても。」
雲たちはそう言いながら、小さな旋風の糸を垂らす。
そのうち誰かの糸に目的のものが引っかかった。
旋風に巻き上げられ、それは雲の海に浮かぶ。
「おお!釣れた釣れた!!」
「いいなぁ!可愛いなぁ!」
雲の中を泳ぐ錦鯉。
どうやら最近のブームは錦鯉を飼う事のようだ。
全く、雲たちの流行りも大概にして欲しいものだ。
「以前は何かをとにかくたくさん持つってのが流行ったよな?」
「ああ。あの時はよくドジな奴が地表に落っことして、魚が降った、蛙が降ったと人間たちが大騒ぎしてたな。」
「後!とにかくデカイものを持つってのもあったよな?!」
「そうそう!それでアマゾンに鯨を落とした奴が出てさ~。」
漂う雲たちは、呑気にそんな会話をする。
「それに比べりゃ、今回のブームは楽だよな?」
「それにお洒落だ。」
「何気に可愛いもんな?傍から見てても。」
雲たちはそう言いながら、小さな旋風の糸を垂らす。
そのうち誰かの糸に目的のものが引っかかった。
旋風に巻き上げられ、それは雲の海に浮かぶ。
「おお!釣れた釣れた!!」
「いいなぁ!可愛いなぁ!」
雲の中を泳ぐ錦鯉。
どうやら最近のブームは錦鯉を飼う事のようだ。
全く、雲たちの流行りも大概にして欲しいものだ。
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