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本編
プロローグ
しおりを挟む「ハッピバースデートウユー、ハッピバースデートウユー・・・。ハッピバースデーディア、カヅキー・・・。ハッピバースデートゥユゥー・・・・・・」
真っ暗な室内で、一本の蝋燭に付けられた火を消す。
普通ならばここで室内の電気を素早く付けて拍手が起こるものだが、そんな雰囲気は微塵もない。
それはそうだろう、こんな真夜中に祝う当人一人っきりでは、そんな賑やかで楽しい雰囲気などできるはずもない。
しかしどうしても日月は誕生会をしたかった。それはこれから向かう出来事への誓いの儀式にするためだ。
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