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妻「人間の三大欲求」
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いつも不思議に思っていることがある。人間は、食に拘って、自然なものを選んだり、高級食材を使ったり、はたまた雰囲気料まで払って高級レストランに赴いたりする。布団は敷布団やベッド、スプリングや低反発マットレス、枕の高さや硬さ、素材にまで拘って、時には漢方や薬を使って睡眠の質を高めようとする。それなのに、何故、セックスは1人の相手としかしてはいけないのか。恋人や夫婦なんて関係になれば尚更、「浮気」だの「不倫」だのと大炎上する。セフレなんて作ったりすれば、「ヤリチン」「ヤリマン」と罵られる。
私は三大欲求の中で1番「性欲」が強い。他の人と比べることができるものではないが、人一倍強いということは自分でも分かる。それは小学生の頃からずっとだった。子どものうちはセックスなんていうものを詳しく知るわけではなかったが、男女の交わりに興味津々、父の鞄をあさっては週刊誌の性的なページを開く。この辺りを擦ると気持ちいい、なんてのも経験していた。
処女を喪失したのは14歳の夏、2つ歳上の先輩の家だった。初めてなのに、痛くないし、むしろ快感だった。出血もない。しかし知識は浅かったため、妊娠の不安に襲われた。結局生理はきちんと来て安心した。
男女共に、恐らく「初めて」は重要である。しかし14歳で「初めて」をなくしてしまった私には、「2回目」はあっさりしたものだった。「2回目」の相手は同い年、性的な作品が大好きな人だった。「なんで初めてじゃないんだ」とガッカリされてしまったが、1度開いた脚を閉じる暇をくれないほど、頻繁に求められた。
性的な作品から知識を得てくるその人は、それを私にも求めてくる。そのため自然とアブノーマルなプレイにも繋がってくる。求めるものが高度過ぎて、「下手くそ」と罵られ、練習させられる。一緒に作品を観ることもあれば、自宅に持ち帰って「宿題」と課せられることもあった。
次の相手は全く無知な人だった。無知が故に、私はその人の白いページに殴り書きするように、私の色に染めていった。その色があたかも「普通」であると思い込んで。それでも物足りない私は他の人を「つまみ食い」もしていた。男性はみんな、性欲が強い生き物だと思っていた。…夫と結婚するまでは。
私は三大欲求の中で1番「性欲」が強い。他の人と比べることができるものではないが、人一倍強いということは自分でも分かる。それは小学生の頃からずっとだった。子どものうちはセックスなんていうものを詳しく知るわけではなかったが、男女の交わりに興味津々、父の鞄をあさっては週刊誌の性的なページを開く。この辺りを擦ると気持ちいい、なんてのも経験していた。
処女を喪失したのは14歳の夏、2つ歳上の先輩の家だった。初めてなのに、痛くないし、むしろ快感だった。出血もない。しかし知識は浅かったため、妊娠の不安に襲われた。結局生理はきちんと来て安心した。
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