神のbet

洸31

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第9章 悲しき別れ

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お昼を食べ終わり外へ行こうと茜は鳥居をくぐろうとすると後ろから声をかけられる、唄のお父さんだった

「話がある。少し時間をつくってくれ」
と言い拝殿への中へ入っていく、そして茜もついて行く

「くどく聞くがキミはいいのかい?お母さんの事、私の事を思って頑張っている姿を私は見てきた。勿論キミが生まれるかどうかの事も有るだろうが。それを踏まえて聞く」
真っ直ぐな視線が茜を捉える

茜は怖く思えたが、答える
「過去と未来。それを作るのは生きてる私たち。未来がどう変わろうと私は必死に生きるだけです!」
言い切る茜に唄のお父さんは密かに喜びを感じていた。

「そうか。未来が変わったなんて分からない物だが必死に生きなさい。悔いが残らない生きたかをするんだぞ。約束だ」
「了解だよ!約束する!」
2人はニコやかに約束を交わした


そして手術の前の夜デリットが現れた
「明日ですね神様もお喜びですよ」

茜は答える
「お母さんを。産まないと、、、帰れないもの!」

「クフフ、
素直じゃない人だ。あなた自身生きるか死ぬか答えは決まってた癖して」
デリットはあざ笑う様に話す」

「違う!違う」
茜は怒りの声を上げる。だがデリットの言うことも一理あったのかもしれないと感じてしまった

「いいんですよ、別にクフフ、私ももうすぐで神とも別れるのですよ 。」
使い魔、デリットはそれを見て笑いながら消えていった



とうとう代理母出産の手術し、茜は入院をする事になる。そして定期的に検査をする。

1ヶ月立ち検査をした、生命は芽生えている

2ヶ月半たった頃、つわりが起こった。起こる度にお母さんの思い出がめぐる

4ヶ月たちお腹が膨らみ始めた育ってるのだと嬉しく思えてきた

5ヶ月、つわりも収まり、医師から体調管理を大切にと伝えられる

6月さらに大きくなり、胎動を感じる。さらに嬉しさがました

7月
検査をする日にちが増える疲れが少し見られる

8ヶ月半
おなかがさらに大きくなり、食欲が落ち、息切れをし、胃のムカつきがする様になった


茜は神に見守られながら、唄や唄の両親に励まされながら極限の状況にいた。そして、携帯の画像フォルダーを見る。それが最大の支えだ

そして今日、神の下でつかえていたデリットは開放となり天へ行く予定だ。だが、デリットは茜の様子を見に現世へ行く

病院へ様子を見にに唄と唄のお父さんは毎日の様に来てくれる。唄のお父さんは今日は忙しいようだ。一人で神社にもどる
「今日は先に帰るな唄、」

唄のお父さんが商店街に入った時背後から体にデリットが入り込んだ

そして近くの店で包丁を買い辺りを歩いていた人達を刺していった。気持ち良さそうに笑う  
「クフフ、いいねー」

そして唄のお父さんを手に入れたデリットは殺し周り、止まらない。警官の警告も聞かない為、警官の手で射殺されてしまう

デリットの魂はキズを負った。近くに居た妊婦の女性に入り込みキズを癒す事にし為眠りについた

唄のお母さんは唄のお父さんがやった事を電話で警察から話を聞く。ショックを受け倒れた。唄は代わりに警察の人と電話で話す。そして後日、遺体を引き取ることになった。

遺体を引き取った後、唄のお母さんが落ち込み暗い表情で現れた。茜は唄のお父さんの事は知らない


そしていきなり茜の電話が鳴り始め携帯を開くと神様が画面上に現れた

唄のお母さんに神が事の真相を話した。そして、神は謝った

唄のお母さんは真相を聞き
お父さんはそういう人ではないと安心し、元気を取り戻した。

10ヶ月がたち陣痛を始めたそして
出産を迎えた

手術室に入る
「お母さん、怖いよ」
茜はつぶやく、そして出産に入る。手術室の扉の前には唄や唄のお母さんが祈って待っている。そして神様も

そして元気な赤ちゃんが大きな声を上げ産まれた。

そして、赤ちゃんの名前を茜が決める事になった。勿論名前は決まっていた。

「聖美。自ずから尊崇の念が湧く娘。嬉しいこの日の思いを込めて」
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