47 / 53
灯り火
八日目
しおりを挟む
4月8日
夢を見ていた、暖かな日だまりのような夢を。目が覚めると目の前に三希と侍女さんがいた。
「おはよう武」
「武様、おはようございます」
「おはよう三希、侍女さん」
三希と侍女さんに挨拶を返すと侍女さんが俺に話しかけてくる。
「武様、昨晩はよく眠ることはできましたか?」
「はい、ぐっすり眠れました」
「それは良かったです。武様が寝静まった後、お嬢様とご一緒に武様のまくらもとで子守歌を歌ったかいがありました」
「三希、侍女さん」
「なんだ武」
「何でございましょう武様」
「俺の部屋、二人は出入り禁止です」
「なんでだ!?」
「大丈夫ですよお嬢様、武様にバレなければ良いだけです」
「侍女さん!!」
朝から三人でそんなやり取りをして、三希と侍女さんと朝食を食べて学校へ行く準備をする。
「「いってきます」」
「行ってらっしゃいませお嬢様、武様」
侍女さんに見送られ俺と三希は学校に向かった。
「おはよう武君、天ノ川さん」
「おはよう空」
「蒼井君おはよう」
学校に着くと空と出会いそのまま一緒に教室に向かう、廊下を歩いていると黒いフードを被った小柄な後ろ姿が見えた。
「正徳おはよう」
「うん?」
俺が声をかけると正徳が後ろを振り返り俺達に手を振る。
「やっほー」
「正徳~~~」
「あべし!!」
三希が正徳に向かって走り正徳に抱きつく、抱きつかれた正徳は世紀末の断末魔のような声を出す。
「三希、苦しい」
「ごめん正徳」
三希が慌てて正徳から手を放し、必死に正徳に頭を下げるのを俺と空は何とも言えずに見ていた。
夢を見ていた、暖かな日だまりのような夢を。目が覚めると目の前に三希と侍女さんがいた。
「おはよう武」
「武様、おはようございます」
「おはよう三希、侍女さん」
三希と侍女さんに挨拶を返すと侍女さんが俺に話しかけてくる。
「武様、昨晩はよく眠ることはできましたか?」
「はい、ぐっすり眠れました」
「それは良かったです。武様が寝静まった後、お嬢様とご一緒に武様のまくらもとで子守歌を歌ったかいがありました」
「三希、侍女さん」
「なんだ武」
「何でございましょう武様」
「俺の部屋、二人は出入り禁止です」
「なんでだ!?」
「大丈夫ですよお嬢様、武様にバレなければ良いだけです」
「侍女さん!!」
朝から三人でそんなやり取りをして、三希と侍女さんと朝食を食べて学校へ行く準備をする。
「「いってきます」」
「行ってらっしゃいませお嬢様、武様」
侍女さんに見送られ俺と三希は学校に向かった。
「おはよう武君、天ノ川さん」
「おはよう空」
「蒼井君おはよう」
学校に着くと空と出会いそのまま一緒に教室に向かう、廊下を歩いていると黒いフードを被った小柄な後ろ姿が見えた。
「正徳おはよう」
「うん?」
俺が声をかけると正徳が後ろを振り返り俺達に手を振る。
「やっほー」
「正徳~~~」
「あべし!!」
三希が正徳に向かって走り正徳に抱きつく、抱きつかれた正徳は世紀末の断末魔のような声を出す。
「三希、苦しい」
「ごめん正徳」
三希が慌てて正徳から手を放し、必死に正徳に頭を下げるのを俺と空は何とも言えずに見ていた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる