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本格的なフランス料理のお店、マリーネはこじんまりとしたお店だった。現在十九歳になったばかりの喜瀬真那人がこのレストランに来るのは約二年ぶりだった。まさか、こんな形でここに再び足を踏み入れる事になるなんて、考えたこともなかった。
お昼をすぎた時間だからか、マリーネは若干落ち着いているように見える。真那人は入り口から入ってすぐに店内を見回した。心臓が痛いくらいに波打っている。ジャケットの内ポケットに入っているモデルガンがひどく重く感じた。
店内には数組のお客さんと、数人の店員。舞台にはピアノを奏でる少女がいた。彼女が弾いている曲はモーツァルトが作曲した「きらきら星変奏曲」。それを単調な様子ではなく、しっかりと色付けをして耳障りのいい音に仕上げている。ピアノを専門的に学んでいる事は確かだろうが、このくらいの演奏なら真那人にもできる。それなのに、真那人は、はじかれ、あの女の子が認められている。正直納得ができなかった。
プロを目指す人間にとってここでの演奏経験は絶対にプラスになる。真那人だってプロの指導を受け、コンクールの入賞経験もある。それなのに、ここの店主は、真那人を奏者として雇うことを拒否した。そのせいで、ピアニストだった母のも見捨てられ、プロの道を絶たれた。それさえなければ、真那人は今もピアニストへの道を歩んでいるはずだったのに。
気持ちを落ち着けるようにグッと息を呑んだ真那人は再び店内を見回す。
舞台の近くでカメラのついて語っている男女がいる。その二人のうち一人は、朱鷺と名乗る売れない芸人であり、今回は客に紛れて店内に入り込んでいたはずだ。そして、真那人の隣にいるのが蜜華。射撃のプロらしい。いつもダブダブのジャケットを着て帽子を目深に被っているため、真那人も顔を見たことが無い。名前から女性だと考えてはいるが、彼女(彼?)は口を開いたことが無いため、本当の事はわからない。
そして、入り口近くに一人で座っている男性、アキラ。彼の本名も真那人は聞いていないし、真那人自身も誰にも本名を明かしていない。他に外に二人が待機中だが彼らのことも詳しく知らない。それぞれが、それぞれの目的のために集まったのがこのグループだった。そして、お互いの事情を詮索しないこと、それがルールだった。
『行けるか?』
耳につけた通信機からアキラの声が響く。それにいくつもの声が是、と答えた。真那人もまた小さく答える。
『いつでも』
『始めろ』
再び響いた声とともに、蜜華が黒光りする拳銃を取り出し、天井に向かって放った。
バーーーン、という大きな音が響き、ピアノの音色も、客のざわめきも消えた。蜜華が今放ったのは空砲だが、彼らに大きな衝撃を与えるのには十分な威力があった。
その音を合図に、外に待機していた二人が入ってきて拳銃を構える。正確にはモデルガンだが、これをおもちゃだと見抜くことができる人間はほぼいないはずだ。
今や拳銃を構えた人間が六人。狭い店内にいるのだから恐怖も大きいはずだ。事実現場は騒然としている。
特にうるさい客に蜜華以外が拳銃を向ける。それだけで、ピタリ、と喧騒が止んだ。
『蜜華、朱鷺といる女、カメラを持っている、壊せ』
短い命令に蜜華が拳銃を構え、発砲した。まっすぐに飛んでいく。多分少女が動かなければカメラだけを正確に撃ち抜けるだろう。蜜華はそれだけの腕を持っている。
だが、そこで少女が予想外の行動に出た。カメラを守るように抱え込んだのだ。弾は、正確に少女の右腕を撃ち抜いた。その衝撃からか、少女が椅子から転がり落ちる。蜜華のモデルガンには小さいカメラを壊す威力はあっても人の命を奪う威力は無いはずだ。怪我はするだろうが、大したことは無いだろう。
「店長を呼べ」
客席から立ち上がったアキラが嗄れた声を出す。彼がつけているマスクの内側には変声機がつけられており、アキラ本来の声を隠している。
「は、はい……」
震えたような声で返事をし、店員が慌てて中に駆け込んでいく。直後、白いエプロンをかけた女性が出てきた。その顔には見覚えがある。
「他のお客様のご迷惑となりますので、お引き取りください」
静かな落ち着いた声音。その涼しい声に、昔聞いた声が重なる。
「……あなたを雇うことはできません、お引き取りください」
静かな涼しい声音でマリーネの店主はきっぱりと言い切った。
ここの奏者として、雇って欲しいと告げた真那人に店主はいますぐにこの場で一曲弾いて欲しいと告げてきた。曲目は問わないから、と。そこで真那人はその時大して深く考えず、すぐに間違えなく弾ける曲を選んだ。リストの超絶技巧練習曲の一つ、愛の夢。
自分の技術を相手に示せるいい選択だ、と思っていたのだ。でも、曲を弾き終わった真那人を待っていたのは、呆れたような、真那人に大して興味がなさそうな、そんな表情を浮かべている店主だった。そんな彼女が放った一言を、真那人は忘れることができない。
落とされた理由を、弾かれた理由をはっきりと教えてくれれば、まだ納得できたかもしれない。でも、彼女はそれ以上の言葉を真那人にかけてはくれなかった。その様子は、真那人を取るに足らないもの、とバカにしているようにしか思えなかった。
それは、単なる思いつきだった。深く考えたわけでは無い。ただ、この女性がかつてバカにした人間が目の前に現れた時、どんな顔をするのか、自分の命が危険にさらされたら、その涼しい表情を変えるだろうか。恐怖に歪むその顔を見てみたい。
真那人はずっしりとした重さを持つモデルガンの銃口を店主の顔にまっすぐと向ける。そして、顔を隠していたマスクを取った。
銃口を向けられても彼女の表情は変わらない。そんな彼女と目が合ったが、やはり顔色一つ変えない。
「……自分のせいで、多くの人間が危険に晒されるのは、どういう気分だ?」
思ったよりも落ち着いた声が出た。まっすぐとこちらを見る店主の視線に唾を飲み込む。
「……私の、せい?私は……あなたと会ったことがあったかしら?」
さっきまでの涼しい声とは違う、どこか困惑しているかのような表情。じっと真那人を見る顔は戸惑っているかのように歪んでいる。
彼女は、本当に真那人のことを覚えていないのだ。真那人の人生を変えた、真那人の未来を奪った一時は、彼女にとってはどうでもいい、覚えている価値も無い一時だったのだ。
バーーーン
大きな衝撃が腕に伝わると同時に大きな音が鳴った。引き金を引いたという自覚はない。それでも真那人は引き金を引いていた。モデルガンで撃ったところで何の衝撃もない、とか、そんなこと考えることもできなかった。
でも、その予想に反して、真那人が放った弾丸は目標をそれ、レジ台に当たった。その瞬間バン、と大きな音を立て台が弾け、大きな穴が空いた。それは、モデルガンではありえない。
それに、今真那人が腕に感じた衝撃は、今までの練習の比ではなかった。練習の時は、音はすごかったが、腕に感じる衝撃はさほどなく、的に当たっても大した衝撃はなかったはずだ。
呆然と銃を見る真那人のそばで鋭い悲鳴があがり、次いで再び衝撃音が聞こえた。
バン、バン……
真那人の発砲が合図だったのか、他の四人が拳銃を連射している。
音がする度に壁が、天井が、椅子が、机が破壊されていく。天井に吊るされている蛍光灯が撃たれたのか電気が消え、パラパラとガラスの破片が落ちてきた。客は、逃げることも、声をあげることもできず、椅子や机のそばで縮こまっている。そこにいれば少なくとも一回分の銃弾は防いでくれる……。彼らがそこまで考えていたかはわからないが。
ふ、と前を見ると、店主も涼しい顔を一変させ、驚愕の表情を浮かべている。
「あきら……?」
つぶやいた声に視線を追えば、未だマスクで顔を隠しているアキラがいた。彼は、どこか楽し気な雰囲気で店内が破壊されていく様子を観察している。
未だ顔を隠したままのアキラはわかって、顔を晒した真那人のことはわからない。
真那人は再び銃を構えると店主の足元に向けて銃を撃った。
「や……」
小さな悲鳴とともに店主が転ぶ。転んだ彼女に向け再び撃った。今度は脇の床が弾ける。彼女の顔が恐怖に歪む。その顔をもう一度見たくて再び銃口を向ける。今度は、その顔に穴を開けてみようか……もう、半分瓦礫と化している店内でそう思う。
不意に耳が小さな音を捉えた。バン、バン、と様々な音が飛び交う店内で、それとは違う、不思議な音が聞こえた。かすかな音が次第に大音量で、破壊音をかき消すほどの音の渦となって響いてくる。
それは曲だった。聞いたことはない、真那人が知らない曲だ。音に気付いたのか、一つ、一つ、と銃を撃つ音が消えていく。
力強い音。今の、この空間の全てを支配することができる音。
カツン、と手から銃が滑り落ちる。
これは、ただの音楽で、王が、支配者がこの場にいるわけではない。それなのに、その場でひざまづいてしまいたくなった。
叶わない。彼女には叶わない。……店主が真那人を落として、彼女を認めたのも仕方がない、と、純粋にそう思えた。
真那人はピアノ以外の音が聞こえなくなった店内で、その音が止む、その瞬間までずっとその場で耳を傾けていた。
お昼をすぎた時間だからか、マリーネは若干落ち着いているように見える。真那人は入り口から入ってすぐに店内を見回した。心臓が痛いくらいに波打っている。ジャケットの内ポケットに入っているモデルガンがひどく重く感じた。
店内には数組のお客さんと、数人の店員。舞台にはピアノを奏でる少女がいた。彼女が弾いている曲はモーツァルトが作曲した「きらきら星変奏曲」。それを単調な様子ではなく、しっかりと色付けをして耳障りのいい音に仕上げている。ピアノを専門的に学んでいる事は確かだろうが、このくらいの演奏なら真那人にもできる。それなのに、真那人は、はじかれ、あの女の子が認められている。正直納得ができなかった。
プロを目指す人間にとってここでの演奏経験は絶対にプラスになる。真那人だってプロの指導を受け、コンクールの入賞経験もある。それなのに、ここの店主は、真那人を奏者として雇うことを拒否した。そのせいで、ピアニストだった母のも見捨てられ、プロの道を絶たれた。それさえなければ、真那人は今もピアニストへの道を歩んでいるはずだったのに。
気持ちを落ち着けるようにグッと息を呑んだ真那人は再び店内を見回す。
舞台の近くでカメラのついて語っている男女がいる。その二人のうち一人は、朱鷺と名乗る売れない芸人であり、今回は客に紛れて店内に入り込んでいたはずだ。そして、真那人の隣にいるのが蜜華。射撃のプロらしい。いつもダブダブのジャケットを着て帽子を目深に被っているため、真那人も顔を見たことが無い。名前から女性だと考えてはいるが、彼女(彼?)は口を開いたことが無いため、本当の事はわからない。
そして、入り口近くに一人で座っている男性、アキラ。彼の本名も真那人は聞いていないし、真那人自身も誰にも本名を明かしていない。他に外に二人が待機中だが彼らのことも詳しく知らない。それぞれが、それぞれの目的のために集まったのがこのグループだった。そして、お互いの事情を詮索しないこと、それがルールだった。
『行けるか?』
耳につけた通信機からアキラの声が響く。それにいくつもの声が是、と答えた。真那人もまた小さく答える。
『いつでも』
『始めろ』
再び響いた声とともに、蜜華が黒光りする拳銃を取り出し、天井に向かって放った。
バーーーン、という大きな音が響き、ピアノの音色も、客のざわめきも消えた。蜜華が今放ったのは空砲だが、彼らに大きな衝撃を与えるのには十分な威力があった。
その音を合図に、外に待機していた二人が入ってきて拳銃を構える。正確にはモデルガンだが、これをおもちゃだと見抜くことができる人間はほぼいないはずだ。
今や拳銃を構えた人間が六人。狭い店内にいるのだから恐怖も大きいはずだ。事実現場は騒然としている。
特にうるさい客に蜜華以外が拳銃を向ける。それだけで、ピタリ、と喧騒が止んだ。
『蜜華、朱鷺といる女、カメラを持っている、壊せ』
短い命令に蜜華が拳銃を構え、発砲した。まっすぐに飛んでいく。多分少女が動かなければカメラだけを正確に撃ち抜けるだろう。蜜華はそれだけの腕を持っている。
だが、そこで少女が予想外の行動に出た。カメラを守るように抱え込んだのだ。弾は、正確に少女の右腕を撃ち抜いた。その衝撃からか、少女が椅子から転がり落ちる。蜜華のモデルガンには小さいカメラを壊す威力はあっても人の命を奪う威力は無いはずだ。怪我はするだろうが、大したことは無いだろう。
「店長を呼べ」
客席から立ち上がったアキラが嗄れた声を出す。彼がつけているマスクの内側には変声機がつけられており、アキラ本来の声を隠している。
「は、はい……」
震えたような声で返事をし、店員が慌てて中に駆け込んでいく。直後、白いエプロンをかけた女性が出てきた。その顔には見覚えがある。
「他のお客様のご迷惑となりますので、お引き取りください」
静かな落ち着いた声音。その涼しい声に、昔聞いた声が重なる。
「……あなたを雇うことはできません、お引き取りください」
静かな涼しい声音でマリーネの店主はきっぱりと言い切った。
ここの奏者として、雇って欲しいと告げた真那人に店主はいますぐにこの場で一曲弾いて欲しいと告げてきた。曲目は問わないから、と。そこで真那人はその時大して深く考えず、すぐに間違えなく弾ける曲を選んだ。リストの超絶技巧練習曲の一つ、愛の夢。
自分の技術を相手に示せるいい選択だ、と思っていたのだ。でも、曲を弾き終わった真那人を待っていたのは、呆れたような、真那人に大して興味がなさそうな、そんな表情を浮かべている店主だった。そんな彼女が放った一言を、真那人は忘れることができない。
落とされた理由を、弾かれた理由をはっきりと教えてくれれば、まだ納得できたかもしれない。でも、彼女はそれ以上の言葉を真那人にかけてはくれなかった。その様子は、真那人を取るに足らないもの、とバカにしているようにしか思えなかった。
それは、単なる思いつきだった。深く考えたわけでは無い。ただ、この女性がかつてバカにした人間が目の前に現れた時、どんな顔をするのか、自分の命が危険にさらされたら、その涼しい表情を変えるだろうか。恐怖に歪むその顔を見てみたい。
真那人はずっしりとした重さを持つモデルガンの銃口を店主の顔にまっすぐと向ける。そして、顔を隠していたマスクを取った。
銃口を向けられても彼女の表情は変わらない。そんな彼女と目が合ったが、やはり顔色一つ変えない。
「……自分のせいで、多くの人間が危険に晒されるのは、どういう気分だ?」
思ったよりも落ち着いた声が出た。まっすぐとこちらを見る店主の視線に唾を飲み込む。
「……私の、せい?私は……あなたと会ったことがあったかしら?」
さっきまでの涼しい声とは違う、どこか困惑しているかのような表情。じっと真那人を見る顔は戸惑っているかのように歪んでいる。
彼女は、本当に真那人のことを覚えていないのだ。真那人の人生を変えた、真那人の未来を奪った一時は、彼女にとってはどうでもいい、覚えている価値も無い一時だったのだ。
バーーーン
大きな衝撃が腕に伝わると同時に大きな音が鳴った。引き金を引いたという自覚はない。それでも真那人は引き金を引いていた。モデルガンで撃ったところで何の衝撃もない、とか、そんなこと考えることもできなかった。
でも、その予想に反して、真那人が放った弾丸は目標をそれ、レジ台に当たった。その瞬間バン、と大きな音を立て台が弾け、大きな穴が空いた。それは、モデルガンではありえない。
それに、今真那人が腕に感じた衝撃は、今までの練習の比ではなかった。練習の時は、音はすごかったが、腕に感じる衝撃はさほどなく、的に当たっても大した衝撃はなかったはずだ。
呆然と銃を見る真那人のそばで鋭い悲鳴があがり、次いで再び衝撃音が聞こえた。
バン、バン……
真那人の発砲が合図だったのか、他の四人が拳銃を連射している。
音がする度に壁が、天井が、椅子が、机が破壊されていく。天井に吊るされている蛍光灯が撃たれたのか電気が消え、パラパラとガラスの破片が落ちてきた。客は、逃げることも、声をあげることもできず、椅子や机のそばで縮こまっている。そこにいれば少なくとも一回分の銃弾は防いでくれる……。彼らがそこまで考えていたかはわからないが。
ふ、と前を見ると、店主も涼しい顔を一変させ、驚愕の表情を浮かべている。
「あきら……?」
つぶやいた声に視線を追えば、未だマスクで顔を隠しているアキラがいた。彼は、どこか楽し気な雰囲気で店内が破壊されていく様子を観察している。
未だ顔を隠したままのアキラはわかって、顔を晒した真那人のことはわからない。
真那人は再び銃を構えると店主の足元に向けて銃を撃った。
「や……」
小さな悲鳴とともに店主が転ぶ。転んだ彼女に向け再び撃った。今度は脇の床が弾ける。彼女の顔が恐怖に歪む。その顔をもう一度見たくて再び銃口を向ける。今度は、その顔に穴を開けてみようか……もう、半分瓦礫と化している店内でそう思う。
不意に耳が小さな音を捉えた。バン、バン、と様々な音が飛び交う店内で、それとは違う、不思議な音が聞こえた。かすかな音が次第に大音量で、破壊音をかき消すほどの音の渦となって響いてくる。
それは曲だった。聞いたことはない、真那人が知らない曲だ。音に気付いたのか、一つ、一つ、と銃を撃つ音が消えていく。
力強い音。今の、この空間の全てを支配することができる音。
カツン、と手から銃が滑り落ちる。
これは、ただの音楽で、王が、支配者がこの場にいるわけではない。それなのに、その場でひざまづいてしまいたくなった。
叶わない。彼女には叶わない。……店主が真那人を落として、彼女を認めたのも仕方がない、と、純粋にそう思えた。
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