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第3章
峰川龍人
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雄大、石水、大森の事件に関しての聴取を終えた後も教室で会議させられていた。見張りもいない中で皆、一時間目は青い顔をして黙って下を向いていたが、二時間目でほとんどの生徒の聴取も終わり、生徒も少し緊張がほぐれ、スマホへと目を落としていた。俺もそのうちの一人なのだが。それにしても凄い速さで掲示板が更新されていく。ネット上にはいくつものこの事件に関する掲示板がさらに作られていっていた。その書き込みの種類は様々で、自分が犯人だと名乗る者、次の被害者を当てようとする者など様々いるが、皆一様に慌てていて内容は一緒だった。例を挙げれば、
『え、今回の二人イジメに加担してないじゃんww』
『もはや無差別殺人』
『クラス全員死ぬんじゃね~~』
これをまとめると、もうこのクラス、いや、この学校の誰が殺されてもおかしくないということだ。他の奴らも似たような掲示板を見ているのか緊張の上に不安を上塗りしたような顔をしていた。しかし、たしかにこの掲示板通りだ。今まで復讐と考えられていたこの事件の今までの標的は俺たちグループだと考えられていて、皆どこか事件に対して対岸の火事であった。しかし、いじめに加担していない二人が死んだ。しかも死んでいないグループの三人にはアリバイがある。そのことで、皆が平等に当事者になって、不安になったのだ。そうこう考えているうちに三時間目と四時間目の間の休み時間に校内放送があり、下校するように伝えられたので、玲奈を誘って帰ることにした。学校を出てから駅までのまっすぐな道に先生達が並んで記者を警戒している。歩いている生徒の方の空気もどこか張り詰めている。ありきたりな表現で言うと、触ると壊れてしまいそうだ。周りの脇道を確認しながら進んで行く。もちろん、この前のなんとかっていう大日本新聞の記者に見つからないか警戒しているのだ。今見つかってしまえば、きっと他の記者にも質問責めにされてしまう。駅の前にも記者が並んでいて、写真を撮ったり、隙を見て生徒に取材しようとしている。駅の前の駐輪場にも二十代と三十代の男性教師が記者はその10倍は居る。その時だった、キツネ目で小太り、今一番会ってはいけない奴、大日本新聞のなんとかっていう記者が前に立っていた。
「君、この前会った子だよね、確か名前は峰川君だっけ」
その奥の見えない、キツネ目をニッと上げて、不気味にこちらを見ている。その記者に気付いた三十代の体格のいい方の教師が走って来る。
「やめて下さい、生徒には近づかないようにして下さい、ほら、君達も早く行きなさい」
と、駅えと、僕等を促す。しかし、僕は、そのキツネ目の男の余裕の笑みから目が離せなかった。そして突如のして怒声があがる。
「どいてもらえますか、こっちも仕事なんでね、これで食ってるんですよ」
その声が目の前のキツネ目の男から発せられた声だと気づくのにしばらく時間がかかった。その場にいた誰もがこの記者の声だとは最初わからなかった。教師二人も唖然としていた。その時、たしかにこの駅前の駐輪場だけ時間が止まっていた。そして駅の横にある、踏切の現実的な音で再び動き出す。しかし、一つ変わったことがあった。今まで溜めていた記者魂にこの記者の発した一言が火をつけたようで、二十人以上の記者が生徒に直接インタビューを開始したのだ。生徒は呆然のしたり、慌てて駅に向かったりとパニック状態だ。教師二人もこの記者たちの変化に唖然としていた。先に我に返った三十代の教師が慌てて記者達に止めるように叫ぶ。しかし、記者達には全く聞こえていないようだった。そしてその教師も生徒と記者の波に押されて離れていってしまった。
「では、改めまして大日本新聞の秋田です」
キツネ目の男、秋田は丁重に頭を下げてくる。
「おーー、隣に居るのは、二年四組の川又玲奈さんじゃないですか、どうも初めまして、いやー、今回の事件僕は本当に運がいいらしい」
「どうして私の名前を…」
しかし、どうやらこいつがこうして喋っているうちにこいつの攻勢は弱ってきたらしい、他の記者は徐々に落ち着いて、生徒達に道を開け出している。そうすると、そこに改めてさっきの教師が走ってきて、記者を退かして僕等を駅へと促す。明らかな舌打ちが秋田から聞こえてくる。僕等は教師に従って、歩き出す。後ろには、先程の舌打ちが嘘のように余裕の笑みで秋田が見ている。
「大丈夫ですよ、きっとまた、いや、必ず会えますよ。そう、必ずね」
この一連の騒動で止まっていた電車に駆け込む。直後に扉が閉まり電車が動き出す。まだ心臓の早鐘はおさまらない。
「ねえ、なんで私の名前知ってたのあの記者」
そうか、まだ説明していなかった。
「あれがこの前、大森が写真を売った記者だ」
もうこれ以上喋る気力が残っていなかった。もう何を考えるのも嫌になって、惰性に流れていく風景を見ていた。玲奈と共に乗り換えの松山市駅で降りる。そこにスマホのニュースサイトに速報が飛び込んで来る。
『愛媛県松山市太平高校で二人殺傷』
続いて、
『愛媛県松山市太平高校で自殺』
この二つにはきっと繋がりがあるのだろう。横を見ると、玲奈も同じ速報を見ている。太平高校と言えば、愛媛では学力、スポーツ共に上位の学校で、この中心部からも十分もかからない所にある。もう、面倒臭くなって電車を乗り換える。いつの間にか玲奈は降りていて自分の駅に着いたので、慌てて降車する。こんな時に家が駅から近いのは有り難いと改めて思った。
「ただいまー」
と言っても誰も居ないのだが。着替えもせずにソファに横たわり、まぶたを閉じる。どれ程の時間が経ったのだろうか、スマホの時計で3時半になっていた。三時間以上眠っていたらしい。制服で寝ていたので全身が硬い。スマホには太平高校の事件の続報が入っていた。
『愛媛県松山市太平高校の事件詳細
午前十時、生徒は休み時間の時、男子生徒一名が男子生徒二名を殺傷しその後自殺。一人は死亡、一人は重傷。警察は同県同市で起こっている連続殺人事件を模倣もしくは影響があるものとして捜査を開始した。』
最早、自分達だけの問題では無くなった。広がっていく事件を恐ろしく思いながら、突然に届いたメールを開く。学校からだった。明日、明後日は休校にして明々後日に保護者及び生徒に説明会を行うらしい。
次の日には、愛媛の他の高校の不良一人が、模倣犯により殺されたが、犯人はすぐに逮捕された。明らかにこの穏やかだった町の治安は悪くなっている。さらに次の日、ネットを見ていると、『下剋上』や『スクールカーストの崩壊』という言葉が踊る中、そこに再び速報が入ってきた、今度は良いニュースであってほしいと願いながらサイトを開く。
『東京都、冷静中学校で自殺』
どうも願いは通じなかったようだ。ネットの掲示板にスマホの画面を戻す。書き込みは勢いを増して更新されていく。この事件が今回の連続殺人事件に影響されてのものなら県外で最初の影響だ。
『とうとう東京進出ーーー』
『さあ虐げられてきたもの達よ立て、スクールカーストを壊せ。上位のやつを倒して平和を』
『出たwwニシキスト』
ニシキスト、その言葉が最近ネットを回り始めた。ニシキストとは、西伊予高校の最初の事件の被害者横山飛鳥を讃えて自分達もそれに続いてスクールカーストを壊そうとする者たちの事で、横山同志会や、ヨコキストとも言われている。こいつらのせいで今や日本のスクールカースト上位者は震え上がっている事だろう。再び速報が入って来る。今度こそは、良いニュースを願う。
『帝國銀行支店長殺人事件、容疑者出頭』
この事件は今朝発覚したもので、北海道札幌市の帝国銀行の支店長が何者かに刺されて殺害されたというものだった。模倣事件とは関係無いと思い安堵しながら読み進めていく。しかし、どうもそうは問屋が卸さないらしい。記事にはこう書かれていた。容疑者は被害者のパワハラが酷く、今までは我慢していたが、今回の事件とネットに背中を押されたと語っているという。これで遂に学生の問題の枠から外れてしまった。そしてこの事件が発覚してから愛媛県で急速に街や住宅地でネットの呼びかけに応じて、管理職が多くなる四十代、五十代を中心に自警団を創設する動きが見られ、三十代を中心に社会改革を謳って改革団が作られていき、一部の者を中心に西伊予高校廃校運動が計画されていると聞いた。この穏やかだった街は変わってしまった。そしてこれからも変わり続けるのかもしれない。
『え、今回の二人イジメに加担してないじゃんww』
『もはや無差別殺人』
『クラス全員死ぬんじゃね~~』
これをまとめると、もうこのクラス、いや、この学校の誰が殺されてもおかしくないということだ。他の奴らも似たような掲示板を見ているのか緊張の上に不安を上塗りしたような顔をしていた。しかし、たしかにこの掲示板通りだ。今まで復讐と考えられていたこの事件の今までの標的は俺たちグループだと考えられていて、皆どこか事件に対して対岸の火事であった。しかし、いじめに加担していない二人が死んだ。しかも死んでいないグループの三人にはアリバイがある。そのことで、皆が平等に当事者になって、不安になったのだ。そうこう考えているうちに三時間目と四時間目の間の休み時間に校内放送があり、下校するように伝えられたので、玲奈を誘って帰ることにした。学校を出てから駅までのまっすぐな道に先生達が並んで記者を警戒している。歩いている生徒の方の空気もどこか張り詰めている。ありきたりな表現で言うと、触ると壊れてしまいそうだ。周りの脇道を確認しながら進んで行く。もちろん、この前のなんとかっていう大日本新聞の記者に見つからないか警戒しているのだ。今見つかってしまえば、きっと他の記者にも質問責めにされてしまう。駅の前にも記者が並んでいて、写真を撮ったり、隙を見て生徒に取材しようとしている。駅の前の駐輪場にも二十代と三十代の男性教師が記者はその10倍は居る。その時だった、キツネ目で小太り、今一番会ってはいけない奴、大日本新聞のなんとかっていう記者が前に立っていた。
「君、この前会った子だよね、確か名前は峰川君だっけ」
その奥の見えない、キツネ目をニッと上げて、不気味にこちらを見ている。その記者に気付いた三十代の体格のいい方の教師が走って来る。
「やめて下さい、生徒には近づかないようにして下さい、ほら、君達も早く行きなさい」
と、駅えと、僕等を促す。しかし、僕は、そのキツネ目の男の余裕の笑みから目が離せなかった。そして突如のして怒声があがる。
「どいてもらえますか、こっちも仕事なんでね、これで食ってるんですよ」
その声が目の前のキツネ目の男から発せられた声だと気づくのにしばらく時間がかかった。その場にいた誰もがこの記者の声だとは最初わからなかった。教師二人も唖然としていた。その時、たしかにこの駅前の駐輪場だけ時間が止まっていた。そして駅の横にある、踏切の現実的な音で再び動き出す。しかし、一つ変わったことがあった。今まで溜めていた記者魂にこの記者の発した一言が火をつけたようで、二十人以上の記者が生徒に直接インタビューを開始したのだ。生徒は呆然のしたり、慌てて駅に向かったりとパニック状態だ。教師二人もこの記者たちの変化に唖然としていた。先に我に返った三十代の教師が慌てて記者達に止めるように叫ぶ。しかし、記者達には全く聞こえていないようだった。そしてその教師も生徒と記者の波に押されて離れていってしまった。
「では、改めまして大日本新聞の秋田です」
キツネ目の男、秋田は丁重に頭を下げてくる。
「おーー、隣に居るのは、二年四組の川又玲奈さんじゃないですか、どうも初めまして、いやー、今回の事件僕は本当に運がいいらしい」
「どうして私の名前を…」
しかし、どうやらこいつがこうして喋っているうちにこいつの攻勢は弱ってきたらしい、他の記者は徐々に落ち着いて、生徒達に道を開け出している。そうすると、そこに改めてさっきの教師が走ってきて、記者を退かして僕等を駅へと促す。明らかな舌打ちが秋田から聞こえてくる。僕等は教師に従って、歩き出す。後ろには、先程の舌打ちが嘘のように余裕の笑みで秋田が見ている。
「大丈夫ですよ、きっとまた、いや、必ず会えますよ。そう、必ずね」
この一連の騒動で止まっていた電車に駆け込む。直後に扉が閉まり電車が動き出す。まだ心臓の早鐘はおさまらない。
「ねえ、なんで私の名前知ってたのあの記者」
そうか、まだ説明していなかった。
「あれがこの前、大森が写真を売った記者だ」
もうこれ以上喋る気力が残っていなかった。もう何を考えるのも嫌になって、惰性に流れていく風景を見ていた。玲奈と共に乗り換えの松山市駅で降りる。そこにスマホのニュースサイトに速報が飛び込んで来る。
『愛媛県松山市太平高校で二人殺傷』
続いて、
『愛媛県松山市太平高校で自殺』
この二つにはきっと繋がりがあるのだろう。横を見ると、玲奈も同じ速報を見ている。太平高校と言えば、愛媛では学力、スポーツ共に上位の学校で、この中心部からも十分もかからない所にある。もう、面倒臭くなって電車を乗り換える。いつの間にか玲奈は降りていて自分の駅に着いたので、慌てて降車する。こんな時に家が駅から近いのは有り難いと改めて思った。
「ただいまー」
と言っても誰も居ないのだが。着替えもせずにソファに横たわり、まぶたを閉じる。どれ程の時間が経ったのだろうか、スマホの時計で3時半になっていた。三時間以上眠っていたらしい。制服で寝ていたので全身が硬い。スマホには太平高校の事件の続報が入っていた。
『愛媛県松山市太平高校の事件詳細
午前十時、生徒は休み時間の時、男子生徒一名が男子生徒二名を殺傷しその後自殺。一人は死亡、一人は重傷。警察は同県同市で起こっている連続殺人事件を模倣もしくは影響があるものとして捜査を開始した。』
最早、自分達だけの問題では無くなった。広がっていく事件を恐ろしく思いながら、突然に届いたメールを開く。学校からだった。明日、明後日は休校にして明々後日に保護者及び生徒に説明会を行うらしい。
次の日には、愛媛の他の高校の不良一人が、模倣犯により殺されたが、犯人はすぐに逮捕された。明らかにこの穏やかだった町の治安は悪くなっている。さらに次の日、ネットを見ていると、『下剋上』や『スクールカーストの崩壊』という言葉が踊る中、そこに再び速報が入ってきた、今度は良いニュースであってほしいと願いながらサイトを開く。
『東京都、冷静中学校で自殺』
どうも願いは通じなかったようだ。ネットの掲示板にスマホの画面を戻す。書き込みは勢いを増して更新されていく。この事件が今回の連続殺人事件に影響されてのものなら県外で最初の影響だ。
『とうとう東京進出ーーー』
『さあ虐げられてきたもの達よ立て、スクールカーストを壊せ。上位のやつを倒して平和を』
『出たwwニシキスト』
ニシキスト、その言葉が最近ネットを回り始めた。ニシキストとは、西伊予高校の最初の事件の被害者横山飛鳥を讃えて自分達もそれに続いてスクールカーストを壊そうとする者たちの事で、横山同志会や、ヨコキストとも言われている。こいつらのせいで今や日本のスクールカースト上位者は震え上がっている事だろう。再び速報が入って来る。今度こそは、良いニュースを願う。
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