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第11章
第12話 顔合わせ
しおりを挟む私はチビッ子達の元に戻り座ってカイ達を抱く。
「さぁ、君たち……」
「パトリシア嬢、そちらに行くぞ」
あら、言葉を遮られてしまったわね。
「ええ、どうぞ。ゆっくり此方へいらして」
「分かってるよ。さぁ、ライド……彼処の子達と仲良く出来るかい?」
「ガゥ~~」
「こら、威嚇しない!あこの達は、君より弱いんだぞ!」
「ガゥ!」
な、なんだか……大丈夫かしら?……動物の感を信じたいわ…。
《主……あの大きな猫さん……怖い》
「ルト……怖い?」
《うん》
《ルト……少し待っててね。僕があの子の側に行ってみるよ?》
《え?ルクス大丈夫?》
《大丈夫だよ!任せてよ!》
後ろに隠れて居たルクスが、突然お兄さんぶりを発揮してくれたわ。フフフ頑張れ!
「ルクス無理しなくても良いわよ?」
《大丈夫!僕はフェンリルだよ!》
(な、なんだが急に頼もしいわね、どうしたの?)
《ご主人と居ると、僕らは守って貰ってばっかりだからね……。これくらいは出来るよ!僕も仲間を守るし。あの子もこれから一緒に、ここに住むんでしょ?》
おお、なんだがとってもお兄さんしてるわ!
しっかりしてきたのかしら?
「なら、頑張って?殿下も居るから、大丈夫だとは思うわよ?」
《うん!》
ルクスがライドの側に近寄って行くのを、私は見守る事にする。
そして、ルクスがゆっくりとライドに近寄るとライドの威嚇がなくなって、ライドにルクスが話し掛けてるの……?
ルクスとライドは、お互い近寄って動物特有の御挨拶……鼻先で身体の匂いを嗅ぐ……。
慣れたのかしら……お互い納得なの?
な、なんだか……チビ達のお見合いで、1日終わりそうねぇ……。
ルクスとライドが、なんとなく馴れ合ってるのを見て殿下に話し掛ける。
「殿下、どうですかライドは?」
「ん……興奮はしてない。と、思いたい」
「ですわよね?」
「ああ、君の方は?」
「少し待って下さいね?」
(ルクス……)
《なに?今は、この子と話してるんだ》
(仲良くなれそう?)
《たぶん大丈夫だよ!ルトもカイ他の子も紹介出来るよ?》
(そう…)
《主……ルクスの、側にいくよ下ろして?》
(大丈夫?ホワイは?)
《ホワイは無理かな?怖がってる》
(そう、……ならホワイは、このまま抱っこね?)
《うん、あと……カイも無理かな》
ウサギと、リスは無理ね?分かった。
(なら、リズとグランとルトが行くのね?)
《うん!》
「殿下、ルクスの側にルト、リズ、グランが行くわ」
「了解だよ。どうやら上手く行きそうだね?パトリシア嬢?」
「ええ、そうですわね……」
私は返事をしながら殿下の側に行き、殿下と一緒に東屋の中に入る。
その後からルクス達が東屋へ入って来る。
ルクス達は慣れたのかしら……何だか不思議な感じがするわね?
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