164 / 235
第7章
第14話 フフフ、怒らせてしまいましたね。
しおりを挟む
魔法ねぇ…ま、カイトにも使えるもんをくれるならそれでも良いがな?
ってことで神さんには早々にご退場頂こう!
「神さん、用はすんだかな?」
「えっ?」
「聞こえませんでしたかね?用はお済みですかね?ベルゼスとも、話しは終わりましたかね?なんなら、ベルゼスも引き取ってお帰り頂いても良いのですがね!」
「そ、そんな!樹里殿も我を不要だと?」
「なんて酷い人なのでしょうか!樹里さん貴方は!私可愛い眷属のベル君を」
「何が可愛いベル君だ!300年も放っておいた癖に!調子が良過ぎだろ?」
「そ、それは今は……」
「関係なくないだろ?それに邪魔なんて言ってねぇが?なに勘違いしてる?俺は神さんには帰れと言ってるだけだ!俺は明日の朝も早いんだよ、カイトと訓練に狩りをすんだよ!だから寝たいんだよ!あんたが来ると長く為るから嫌なんだよ」
あ~なんかこの神さん来ると俺はずっと腹を立ててるし!
ソロソロ怒るのも疲れるのだがな?
「そ、それは貴方の気が短いからで!私が原因では無いです!ムン!」
また考えを読んだな!勘弁してくれ!
「なに偉そうに……はぁ~どうでもいいわ!さっさと帰れ俺は寝る。ベルゼス寝るならこい!話してるなら知らん。じゃあな!」
それだけ言って、俺は部屋に引っ込んで自分にクリーンを掛けて着替えてベッドに入った。
****☆
一方樹里怒らせた神さん事グランバネルは?
ベルゼスと顔を見合わせて呆気にとられていた。
「あぁ、また私は樹里さんを怒らせてしまいましたね……フフフ」
ちっとも悪びれもせず、笑ってそんなことを言う神グランバネルである。
「あ、あの?グランバネル様はいつも、あの様に樹里殿の神経を逆撫でておられると?」
「アハハ!ばれてましたか?」
「はぁ~端から見れば、一目両全だと思われますが?あれでは、樹里殿が切れてしまうのも仕方ないのでは?」
「アハハ、そうですねぇ……。彼は短気過ぎますからね。フフフ」
「し、しかし樹里殿も眷属なのでは?」
「そうです!私の可愛い眷属に成って貰いましたよ?」
「分かりました!グランバネル様は、樹里殿と遊んで居られるわけですな?」
「遊び………まぁそうてすかね。フフフ、さて私はこれで失礼しましょう。あっ!それとベルゼス、貴方にもお詫びとして良いものを授けましょう。貴方は魔法は使えませんでしたが、私が魔法を使える様にしました。これからは、樹里さんのお役に立てるように、頑張って下さいね?では私はこれで…またきますね。フフフ」
それだけ言ってスッ~とベルゼスの前から消えて行った。
「………我が魔法を?それは良いのぉ~明日から樹里殿に教わろう。さて、我も寝るかの…」
ベルゼスが白い豹の姿に戻ると樹里が眠る寝室に入り自分の寝床に潜るのだった。
寝床に入り樹里を伺えば……そこで樹里と目が合った!
「《ひっ!じ、樹里殿起きてたのか?》」
「おう、奴…帰ったか?」
「《いまさっき戻られたぞ?》」
「そうか、良かった。お前……クリーン。さっ寝ろよ」
「《お休み……樹里殿》」
「………」
ベルゼスはほっとして眠るのだった。
(こ、怖かった…私は豹なのに……、目線が……)
ってことで神さんには早々にご退場頂こう!
「神さん、用はすんだかな?」
「えっ?」
「聞こえませんでしたかね?用はお済みですかね?ベルゼスとも、話しは終わりましたかね?なんなら、ベルゼスも引き取ってお帰り頂いても良いのですがね!」
「そ、そんな!樹里殿も我を不要だと?」
「なんて酷い人なのでしょうか!樹里さん貴方は!私可愛い眷属のベル君を」
「何が可愛いベル君だ!300年も放っておいた癖に!調子が良過ぎだろ?」
「そ、それは今は……」
「関係なくないだろ?それに邪魔なんて言ってねぇが?なに勘違いしてる?俺は神さんには帰れと言ってるだけだ!俺は明日の朝も早いんだよ、カイトと訓練に狩りをすんだよ!だから寝たいんだよ!あんたが来ると長く為るから嫌なんだよ」
あ~なんかこの神さん来ると俺はずっと腹を立ててるし!
ソロソロ怒るのも疲れるのだがな?
「そ、それは貴方の気が短いからで!私が原因では無いです!ムン!」
また考えを読んだな!勘弁してくれ!
「なに偉そうに……はぁ~どうでもいいわ!さっさと帰れ俺は寝る。ベルゼス寝るならこい!話してるなら知らん。じゃあな!」
それだけ言って、俺は部屋に引っ込んで自分にクリーンを掛けて着替えてベッドに入った。
****☆
一方樹里怒らせた神さん事グランバネルは?
ベルゼスと顔を見合わせて呆気にとられていた。
「あぁ、また私は樹里さんを怒らせてしまいましたね……フフフ」
ちっとも悪びれもせず、笑ってそんなことを言う神グランバネルである。
「あ、あの?グランバネル様はいつも、あの様に樹里殿の神経を逆撫でておられると?」
「アハハ!ばれてましたか?」
「はぁ~端から見れば、一目両全だと思われますが?あれでは、樹里殿が切れてしまうのも仕方ないのでは?」
「アハハ、そうですねぇ……。彼は短気過ぎますからね。フフフ」
「し、しかし樹里殿も眷属なのでは?」
「そうです!私の可愛い眷属に成って貰いましたよ?」
「分かりました!グランバネル様は、樹里殿と遊んで居られるわけですな?」
「遊び………まぁそうてすかね。フフフ、さて私はこれで失礼しましょう。あっ!それとベルゼス、貴方にもお詫びとして良いものを授けましょう。貴方は魔法は使えませんでしたが、私が魔法を使える様にしました。これからは、樹里さんのお役に立てるように、頑張って下さいね?では私はこれで…またきますね。フフフ」
それだけ言ってスッ~とベルゼスの前から消えて行った。
「………我が魔法を?それは良いのぉ~明日から樹里殿に教わろう。さて、我も寝るかの…」
ベルゼスが白い豹の姿に戻ると樹里が眠る寝室に入り自分の寝床に潜るのだった。
寝床に入り樹里を伺えば……そこで樹里と目が合った!
「《ひっ!じ、樹里殿起きてたのか?》」
「おう、奴…帰ったか?」
「《いまさっき戻られたぞ?》」
「そうか、良かった。お前……クリーン。さっ寝ろよ」
「《お休み……樹里殿》」
「………」
ベルゼスはほっとして眠るのだった。
(こ、怖かった…私は豹なのに……、目線が……)
43
あなたにおすすめの小説
なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?
名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」
「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」
「それは貴様が無能だからだ!」
「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」
「黙れ、とっととここから消えるがいい!」
それは突然の出来事だった。
SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。
そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。
「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」
「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」
「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」
ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。
その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。
「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」
兄がやらかしてくれました 何をやってくれてんの!?
志位斗 茂家波
ファンタジー
モッチ王国の第2王子であった僕は、将来の国王は兄になると思って、王弟となるための勉学に励んでいた。
そんなある日、兄の卒業式があり、祝うために家族の枠で出席したのだが‥‥‥婚約破棄?
え、なにをやってんの兄よ!?
…‥‥月に1度ぐらいでやりたくなる婚約破棄物。
今回は悪役令嬢でも、ヒロインでもない視点です。
※ご指摘により、少々追加ですが、名前の呼び方などの決まりはゆるめです。そのあたりは稚拙な部分もあるので、どうかご理解いただけるようにお願いしマス。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
お前は家から追放する?構いませんが、この家の全権力を持っているのは私ですよ?
水垣するめ
恋愛
「アリス、お前をこのアトキンソン伯爵家から追放する」
「はぁ?」
静かな食堂の間。
主人公アリス・アトキンソンの父アランはアリスに向かって突然追放すると告げた。
同じく席に座っている母や兄、そして妹も父に同意したように頷いている。
いきなり食堂に集められたかと思えば、思いも寄らない追放宣言にアリスは戸惑いよりも心底呆れた。
「はぁ、何を言っているんですか、この領地を経営しているのは私ですよ?」
「ああ、その経営も最近軌道に乗ってきたのでな、お前はもう用済みになったから追放する」
父のあまりに無茶苦茶な言い分にアリスは辟易する。
「いいでしょう。そんなに出ていって欲しいなら出ていってあげます」
アリスは家から一度出る決心をする。
それを聞いて両親や兄弟は大喜びした。
アリスはそれを哀れみの目で見ながら家を出る。
彼らがこれから地獄を見ることを知っていたからだ。
「大方、私が今まで稼いだお金や開発した資源を全て自分のものにしたかったんでしょうね。……でもそんなことがまかり通るわけないじゃないですか」
アリスはため息をつく。
「──だって、この家の全権力を持っているのは私なのに」
後悔したところでもう遅い。
料理の上手さを見込まれてモフモフ聖獣に育てられた俺は、剣も魔法も使えず、一人ではドラゴンくらいしか倒せないのに、聖女や剣聖たちから溺愛される
向原 行人
ファンタジー
母を早くに亡くし、男だらけの五人兄弟で家事の全てを任されていた長男の俺は、気付いたら異世界に転生していた。
アルフレッドという名の子供になっていたのだが、山奥に一人ぼっち。
普通に考えて、親に捨てられ死を待つだけという、とんでもないハードモード転生だったのだが、偶然通りかかった人の言葉を話す聖獣――白虎が現れ、俺を育ててくれた。
白虎は食べ物の獲り方を教えてくれたので、俺は前世で培った家事の腕を振るい、調理という形で恩を返す。
そんな毎日が十数年続き、俺がもうすぐ十六歳になるという所で、白虎からそろそろ人間の社会で生きる様にと言われてしまった。
剣も魔法も使えない俺は、少しだけ使える聖獣の力と家事能力しか取り柄が無いので、とりあえず異世界の定番である冒険者を目指す事に。
だが、この世界では職業学校を卒業しないと冒険者になれないのだとか。
おまけに聖獣の力を人前で使うと、恐れられて嫌われる……と。
俺は聖獣の力を使わずに、冒険者となる事が出来るのだろうか。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
追放されたので田舎でスローライフするはずが、いつの間にか最強領主になっていた件
言諮 アイ
ファンタジー
「お前のような無能はいらない!」
──そう言われ、レオンは王都から盛大に追放された。
だが彼は思った。
「やった!最高のスローライフの始まりだ!!」
そして辺境の村に移住し、畑を耕し、温泉を掘り当て、牧場を開き、ついでに商売を始めたら……
気づけば村が巨大都市になっていた。
農業改革を進めたら周囲の貴族が土下座し、交易を始めたら王国経済をぶっ壊し、温泉を作ったら各国の王族が観光に押し寄せる。
「俺はただ、のんびり暮らしたいだけなんだが……?」
一方、レオンを追放した王国は、バカ王のせいで経済崩壊&敵国に占領寸前!
慌てて「レオン様、助けてください!!」と泣きついてくるが……
「ん? ちょっと待て。俺に無能って言ったの、どこのどいつだっけ?」
もはや世界最強の領主となったレオンは、
「好き勝手やった報い? しらんな」と華麗にスルーし、
今日ものんびり温泉につかるのだった。
ついでに「真の愛」まで手に入れて、レオンの楽園ライフは続く──!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる