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新たな町へ
88話 水は汲むの?やだよ。 改稿
しおりを挟む『てか、ナビさん? この世界に、日本からの転生とか転移者居るの?』
《…主、居ませんよ? たぶん。私のデータには無いです。が……何分私の上司がアレですから……》
『あぁ、そうね、でも創造主にアレって如何なものか?』
《ふん!》
ふ、ふん!って…良いのかナビ?
アルシャ拗ねるぞ。…たぶん。
▼◆▼
さてさて、肉は何があるのかなぁ~出来れば豚肉と鳥が欲しいところだが…。
「えっと!パトリックさん肉は何があるの?」
「肉か、肉ならこっちだ。着いて来てくれ」
案内された場所は薄暗い物置見たいな所で、少しひんやりする。
『ナビ、何で此処冷やいの?』
《…ひ?…コホン…此処には魔石が使われてますね》
『へぇ~魔石ね、なら氷系かな?』
《ですね》
「パトリックさん、肉の骨無い?」
「骨? あれは、ゴミだろう?」
「ゴミじゃないんだな、出汁になるよ」
「出汁?」
「そうだよ、ある?」
「肉を骨から外さないと、ならんが…骨ねぇ~」
パトリックさん、不思議そうな顔をしてるし出汁の意味が分からない様だし。
これは一から説明しないとならんのかぁ~。
面倒極まり無いのだが…俺手を引いても良いか…でも引き受けたしなぁ~仕方ない説明するかね…トホホ。
厄介な事だ。
「じゃ手間だけど、肉から骨を外して置いてよ。それで後で考えましょう」
「了解だ、何の肉をバラス?」
「出来れば鳥系、其が無いならボア系が良いですね」
「分かった。……えっと鳥でいいか?」
「宜しくです」
倉庫から戻って来ると、パトリックさんには、鶏肉を捌いて貰ってる。
うんグロいな…鳥………。
足…無理キモッ!
鳥の足は捨てさせて貰おう…俺にはあれは無理だ。
さて俺はの方は…とりま野菜洗って切るかな。
水場と思われる場所…(これが流し台でいいんだよね?)に立が……水が出ないのかな?まったく使い方が分からん。
「悪い、パトリックさん。これ水は? どうやって使えばいい?」
「あっ!水か、水は外の井戸から汲んで使うんだよ。忘れてた、そこの流し台の脇に瓶があるだろ。その中に入って無いかい?」
「水瓶ねぇ~」
どれどれ、流し台の周りを見るとありましたが…水は入って無いな。
「水、ないですよぉ~」
今夜は仕方ないか、でもあの井戸からの水は使いたくないぞ!
だったら今回は此方を使うぞ!アイテムボックスから水のペットボトルをまず出す。2㍑のケース三箱を取り敢えず出して、手動の水タンクを二台出す。摘みを持ちあげると、蛇口から水がでるタイプのタンクだ。ここは電気がないからな。
水をタンクに移して、空のペットはダンボール箱に入れてアイテムボックスにポイだ。
そして、ゴミ箱には後で移そう!
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