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新たな町へ
87話 野菜の名前…… 改稿
しおりを挟むマルクの後ろ姿がションボリしてるのが分かるけど。子供は寝ないとな!夜も遅い。
だけど…………俺も寝たい。
「アキヒコ君。その…ありがとうな」
「もう!パトリックさん、礼なんて言ってないでやるよ。ほら行った行った!」
二人で厨房に入るとパトリックさんが張り切って動く。
「アキヒコ君、竈門に火だなったな? 今やるから」
パトリックさんが竈門に火を起しを始めるが…。手慣れてるなぁ~。まあ当たり前だけど。よし良いねぇ~おらワクワクするぞ!
ふふん!言って見たかった。
声には出さないけど…
《恥ずかしくないのですか?》
『五月蝿いぞ!この台詞は誰でも言ってみたいものだぞ!ハハハ……』
すんません嘘です。
「そうだ!パトリックさん? 朝食って、基本何を出してるんです?」
「そうだな~、卵が手に入れば焼いたりして出すが。朝だから魚を出す事が多いぞ。後はスープと茹でた野菜とパンだ」
「卵は、あるんだ?」
「あぁ、偶に手に入るが……。今日は無かったよ」
「魚は塩で焼いた物もを出すの?」
「そうだ、朝は簡単に塩焼きだ」
「分かった。それから、野菜は何があるの?」
「そこの籠に入ってるよ」
パトリックが厨房の作業台の上に乗った籠を指さす。
「ちょっと………見させて下さい」
「おう!」
パトリックさんの返事を待ってから籠の中を物色する。…どれどれ、野菜は何が有るのかな?えっと…おおジャガイモらしき物が有るぞ。
だが…何が何やら?
それなら鑑定だな!
手に取ったじゃが芋らしき野菜を鑑定…。
すると《いもも》食用と簡単に説明が出たが…。簡単すぎねぇ?雑過ぎるし。 まぁ良いか一々面倒だからな。
で、次の野菜の鑑定は…
トマトは《とまん》キュウリは《キリ》玉葱は《オニン》人参は《ロキ》セロリは《セロ》キャベツは《キャべ》レタスは《パリ》なすは《ナホ》ピーマンは《ピン》やんちゃって野菜を、次々に鑑定したが…。
………まんまだなおい!
でも、これだけあれば何か出きるよ。うん!
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