ある日仕事帰りに神様の手違いがあったが無事に転移させて貰いました。

いくみ

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新たな町へ

251話 高いお買い物?

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 おっと、飛んでたね?

「お釣の金額も確認しました。所でこの茶葉は?おいくらで、手にいれたのですか?」

 茶葉の話を、聞きながら受け取った釣りを懐に仕舞う。

「おや?何故そんなことを?」

「いえ、良い茶葉と聞いたのでね?是非私も店主の伝手で買えればと思いまして?」

「フフフ。これは、お高い物でした……ここだけの話ですがね?」

 しぃっと、人差指を口元に待って来て黙っててくれとジェスチャーをするメルバルンである。

「ええ?誰にも言いませんよ?」

「ハハハ。では、お教え致しましょう!これは他国の茶葉で50gで大銀貨3枚は下らない物と聞きましてね?先日買い入れたのですよ!」

「それは凄い!私では買えないですね?嫌ぁ~残念です。ハハハ!」

 要らねえぇ~!マ○○ージュさんの方が旨いよ?きっとフフフ。
 あれは贈答品だったね?なら、少しお手軽?のリプ○ンさんはどうでしょう?トワ○○ングさんは高級かな?

「実は、私も知ってる茶葉が有りましてね?私の国ではリ○○ンと言います。こちらも美味しいのですよ?フフフ」

「そ、それは何処で?」

「フフフ。これは私の国限定なので、手に入れるのは難しいですよ?なので、少しですがお分けしましょうか?」

「ええ!宜しいのですか?でしたら是非お分けして頂きたい!ですが先ず、物をお見せして頂きたい!」

「仕方がないですね?これは秘密ですよ?でも、お値段お高いですよ?」

《主、守銭奴の顔が出てます》

『そうかい?商売できるかね?』

 コトリと、リ○○ンさんの缶を出す。

「こ、これは見事な!この入れ物も美しい!な、中は?」

「中ですね、でしたらお見せしますが………何分高級茶葉です扱いが、慎重になりますが?」

「えぇ、それは存じて居りますとも!」

「なら、少しお待ちください?あ!それと此方には量りは置いてますか?」

「量りなら、御座いますよ?今持って来させます。おい!奥から量り持ってこい!」

 すると、厳つい男が走って何処かに行ってしまった。
 そして俺は、手持ちの鞄から紅茶葉を入れる安くて小さな茶筒を一つと茶葉を掬うスプーンを出す。

「こ、これは?」

「これは、私の国で使う物で名を茶筒と言いましてね?蓋を取るとまた蓋があって、湿気に強いんですよ?お買いに成るなら、これにお茶を入れてお分けしますよ?」

「良いのですか?」

「ええ、この缶に100gの茶葉が入ってますが………お値段がなんと」

 あぁ、これはテレビショッピングみたいだ!(笑)

「なんと?」

「金貨1枚します」

「は?この一缶が?ですか」

「ええ、ですからこの中の半分を、そう50gを半値でお売りしますよ?如何ですか?」

「…………金貨1枚………の………半分………大銀貨…… 」

 ぶっぶっと何かを呟いてる……どうやら値段で考が止まってるね?(笑)

《主、吹っ掛け過ぎです》
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