ある日仕事帰りに神様の手違いがあったが無事に転移させて貰いました。

いくみ

文字の大きさ
498 / 763
新たな町へ

441話 昼飯の準備と、部屋の改造!

しおりを挟む


 若干不安があるものの、取り敢えず仕込みは続く。
 グレドはもう旅に出てしまって、居ないからね不安だとかそんなことは言ってられない。


 そう言えば…、米ってどのくらい残った?
 炊飯器を開けると……殆んど米が残ってないね。
 これは……昼はどうするか?

 まだ時間もあるし………うどんかな?

 小麦粉練って、うどんを作るか。
 量も多いから三人でやるけど……説明が面倒だ。
 ボールを、三人分用意してそこに小麦粉を入れて二人に手渡す。

「こんなに、粉を使ってなにに?」

「うどんを作る。だからね、見よう見真似でやってみてよ?」

 塩水作って小麦粉に少しずつ入れて、混ぜながら捏ねていく。
 それをコネコネコネと捏ねて、丸めて発酵させて20分位寝かせる。その種を今度はビニール被せて足で踏んで……。
 伸ばして切る!

 ふぅ~説明面倒………。

 これを乾燥しないように…粉を打ってから保存して昼用にしてと…。
 後はつゆだな。
 つゆは、出汁取ってからだね。
 だから後でていいかな?

「麺は完成!後は、つゆだけど…それはまた後で」

「…………ふぅ、これは時間が掛かりますね?」

「そう?慣れちゃえば早いよ?」

「そ、そうですか…。しかし、こんな料理食べたことが…」

「そう?なら、楽しみにしててよ。旨いよ?それから今夜の下ごしらえは、あのスープができたら考えるかな…」

「あ!そう言えばあれ未だ何もしないんですか?」

「未だ、二回目を仕込んだばかりだろ?だったら、まだまだだよ」

「そうなんですね?」

「そう、時間が掛かるよ。あ!ニングス!」

「何でしょう?」

「昼飯終わったら、ヘンリルとタウルスと三人で肉屋に行って顔合せしてきてよ?」

「……承知しました」

「それから……元のニングスが使ってた部屋ね。彼処は、お前の執務室にして良いよ?」

「え?執務室……を私に?」

「そう、色々台帳やら、何やらと仕事するんだから使ってよ」

「……承知しました。ありがとうございます」

「いいって、あ!そうだ!部屋に必用な物が有るよね?」

「………?」

「少し部屋を改装するから一緒に来てよ。タウルス達は休憩してて?お茶でも飲んでたら?厨房は好きに使って良いから。それか二人は、ここに何があるのか見ててもいいよ?」

「は、はい……なら、少し道具や材料を見させて……」

「断らなくて良いから、好きにしてよ」

「はい」

「なら、ニングス部屋に向かうよ?」

「は、はぁ~?」

 さて、ニングスと二人で元のニングスの部屋に来た。

「ニングス……ここは、お前の仕事場になるから…。ベッドは撤去な?」

「はい、それはお願いします」

「で、執務机と椅子を出すだろ?後は、ソファーとテーブルかな?」

「え?そんなこと迄は……」

「まあまあ、良いから。それと、運営費を仕舞う金庫も要るな」

「金庫……そうですね、有ると助かります。お願い出来ますか?」

「ああ、なら、少し部屋から出て待っててよ」

「でしたら、廊下でお待ちしております」

 ニングスが部屋から出ていくと、俺は早速作業ですよ。
 まず部屋の家具は回収!
 そして、ネットから良さげなデスクをドンとだす。
 木製の豪華なデスクだ。
 要は…社長が座りそうなデスクと、椅子を出してみた。

「おお、豪華だ!」

 だけど…この部屋に見合わないな。
 少し部屋を豪華に見せたいね?カーテンとソファーとテーブルを出せば、なんとか誤魔化せるかな?飾り棚に入れる小物類を入れるか。
 それと……金庫は壁に嵌め込むかな? あ!絵の裏に金庫……定番かな?ハハハ。
 ………やめとくかな品が無い。
 普通に置き型金庫で……。
 と、言うことで……内装改造!

【クリエイト!】

 すると部屋が創造通りに出来上がった。

「よし!完璧。後は……今月?当面の経費かな?」

 これは……小さい金庫に、大金貨と金貨に大銀貨を混ぜて……白金貨5枚分で良いかな?
 給料は俺から出すからこんくらいか。
 使うのは食糧の調達くらいだろうしね。

 この金を入れた、小型の金庫の鍵と部屋の鍵に大きい金庫の鍵……3本か。
 ん~ニングスには、キーケースをプレゼントかな?さて、ニングス呼ぶか。

「おい!ニングス、部屋に入って来て良いぞぉ~?」

「は、はい。失礼しま………………」

「おい、ニングス?ニングスさん?」

 おや、固まったか?ハハハ!
しおりを挟む
感想 124

あなたにおすすめの小説

あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公 じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい …この世界でも生きていける術は用意している 責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう という訳で異世界暮らし始めちゃいます? ※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです ※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ! こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ! これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・ どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。 周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ? 俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ? それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ! よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・ え?俺様チート持ちだって?チートって何だ? @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。

最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!

転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。 〜あれ?ここは何処?〜 転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。

異世界帰りの最強勇者、久しぶりに会ったいじめっ子を泣かせる

枯井戸
ファンタジー
学校でイジメを受けて死んだ〝高橋誠〟は異世界〝カイゼルフィール〟にて転生を果たした。 艱難辛苦、七転八倒、鬼哭啾啾の日々を経てカイゼルフィールの危機を救った誠であったが、事件の元凶であった〝サターン〟が誠の元いた世界へと逃げ果せる。 誠はそれを追って元いた世界へと戻るのだが、そこで待っていたのは自身のトラウマと言うべき存在いじめっ子たちであった。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

前世は最強の宝の持ち腐れ!?二度目の人生は創造神が書き換えた神級スキルで気ままに冒険者します!!

yoshikazu
ファンタジー
主人公クレイは幼い頃に両親を盗賊に殺され物心付いた時には孤児院にいた。このライリー孤児院は子供達に客の依頼仕事をさせ手間賃を稼ぐ商売を生業にしていた。しかしクレイは仕事も遅く何をやっても上手く出来なかった。そしてある日の夜、無実の罪で雪が積もる極寒の夜へと放り出されてしまう。そしてクレイは極寒の中一人寂しく路地裏で生涯を閉じた。 だがクレイの中には創造神アルフェリアが創造した神の称号とスキルが眠っていた。しかし創造神アルフェリアの手違いで神のスキルが使いたくても使えなかったのだ。  創造神アルフェリアはクレイの魂を呼び寄せお詫びに神の称号とスキルを書き換える。それは経験したスキルを自分のものに出来るものであった。  そしてクレイは元居た世界に転生しゼノアとして二度目の人生を始める。ここから前世での惨めな人生を振り払うように神級スキルを引っ提げて冒険者として突き進む少年ゼノアの物語が始まる。

R・P・G ~女神に不死の身体にされたけど、使命が最低最悪なので全力で拒否して俺が天下統一します~

イット
ファンタジー
オカルト雑誌の編集者として働いていた瀬川凛人(40)は、怪現象の現地調査のために訪れた山の中で異世界の大地の女神と接触する。 半ば強制的に異世界へと転生させられた凛人。しかしその世界は、欲と争いにまみれた戦乱の世だった。 凛人はその惑星の化身となり、星の防人として、人間から不死の絶対的な存在へとクラスチェンジを果たす。 だが、不死となった代償として女神から与えられた使命はとんでもないものであった…… 同じく地球から勇者として転生した異国の者たちも巻き込み、女神の使命を「絶対拒否」し続ける凛人の人生は、果たして!? 一見頼りない、ただのおっさんだった男が織りなす最強一味の異世界治世ドラマ、ここに開幕!

処理中です...