636 / 763
新たな町へ
571.5話 旅に出る前にのつづき…。 改稿
しおりを挟む
すみません…商業ギルドのお話を少しだけ…
ではどうぞ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
暁彦が旅に出ることを決めたが…未だ商業ギルドに顔を出してないことに気が付く。
何せ冒険ギルドに通いつめていたので、すっかり商業ギルドの存在を忘れていたのだ。
それにいい思いもしてないからね。
ここ最近、冒険者ギルドと折り合いが悪くなったので、作っておいた回復薬がアイテムボックスの中で死倉状態。
初級と中級の薬が山程あるのだ。
なので暁彦は重い腰を上げて商業ギルドに出向くことにした。
時間は未だ昼前だ、ケイルスと旅の話をしてからそう時間は経ってない。
こそ~っと一人で屋敷を出ていく?
いや、また居なくなると怒られるか?
あっ!だったら…ケイルスと護衛に……カシューを連れていくか?
暁彦は自分の部屋を出てケイルスを探す…とりまケイルスの執務室に行ってみるか…。
執務室の扉を軽くノック………?
ふむ…部屋には居ないのか。
なら……マップで捜索……いた。
別館の教室だった。
そうか!未だお勉強の時間かぁ…。
仕方ない…昼食を食べてから声を掛けるか。
暁彦は一旦自室に戻る。
なら空いた時間で商業ギルドで売る物をチョイス!
アイテムボックスから回復薬以外の死倉の品を出して行く。
えっと…まずは木彫りの鳥の置物を三体。
それから水晶の置物にこれは小動物の飾り。
主に兎や鳥と猫に犬だ。売れるかね?
それから……。
何の付与もしてないアクセサリーを数点。
これらを出した所でナビから苦情が入る。それから……化粧水と石鹸なんてどうよ。初出しだぞこれ…フフンと鼻を鳴らす。
《主、水晶の置物はアウトです!》
『へ? そうの?売れると思ったんどけど?』
《それは、オークションに出すような物に為りますよ!少しは自重してください》
『り、了解』
《まったく!》
怒だったハハハ。
だが化粧水と石鹸は良いんだね。
で、それらを別のボックスに整理していれてると部屋のインターホンが鳴った。
それを慌てて取る。
「ハイハイ」
「旦那様、御食事の御用意が出来たとのことですか?」
「了解、今行くよ」
「では、御用意してお待ちしております」
と通話が切れた。
ふむ……ケイルスくん未だ口調が堅い時があるね。
まあ、癖なんだろうけど…。
さて、それなら下に降りて飯だ!
****
昼食が終わり早速出かける事にする。
勿論、ケイルスとカシューを連れて行く。
屋敷の皆は心配性だよね?
なんで?
《トラブル回避役なのでは?》
『トラブル…まあ否定はしないけど…』
そして、商業ギルドの前で馬車が止まる。
「旦那様、ギルドの前着きましたよ」
「了解。さて、いくか」
「承知しました」
馬車から降りてケイルスを連れだってギルドの中に入る。
中に入って受付の前に立つ。
「いらっしゃいませ?どのようなご用でしょうか?」
「売りたい物があるんどけど」
「はあ?売るですか…失礼ですが当ギルドが発行するカードはお持ちですか?」
「…あるよ?ほら」
とポンとカードを懐から出して、受付の女性に見せると、女性は失礼しますとカードを取る。すると、何やらごそごそと確認しだして…。
「失礼しました、確認が取れましたのでこれはお返し致します。が…長期にご使用されてないようですね?もう少し遅かったら期限切れをするところてしたよ?」ニコリ。
「そ、そうなんですよ!まあ、でも期限切れに為らなくて良かった。まだ使えるでしょ?」
「それもう、問題無く。それで、ですが…何をお売り頂けますでしょうか?」
「ええっと、お姉さん」
「はい?なんでしょう?」
「ここだと、物が乗せられないんだけど。悪いけど何処か違う場所ってない?」
「…のせられない?」
「うん」
「ま、そんなことはないでしょ?良いから乗せてください」
こいつ…俺を子ども扱いしてる?
それともバカにしてる?
まあ良いや、乗せろと言うならのせるよ?
言質はとったしな!
「なら、載せるよ?いいよね?」
「ええ、どうぞ?」
だったら、さいしょは小物から。
置物にアクセサリー数種類をだす。
ここで、女性の目の色が変わる。
ああ、アクセサリーに置物みたからかな?
あっ!水晶の置物出してしまった!
やべ…
「(だ、旦那様?)」
こそっとケイルスに話し掛けられた。
「(なに?)」
「(このような物を売るのですか?)」
「(えっ、駄目?)」
「い、いえそうではありませんが……」
「そうなの?でも未だあるから少しまってね?」
「は、はい」
それから後は……ああ、不揃いの使用済みの食器も出してしまおう!
あれ要らないし。売れるか分からんが…。
それと、とどめの!回復薬初級と中級を千本づつ。
どんどんと箱をカウンターに積み上げた。
すると女性は悲鳴を上げる。
「ひ、ひぇーー。お、お客様!」
積み上げた山の後ろから声がする。
なので、違うカウンターからひょっこり顔を出して受付の女性に「なに?」と答えた。
「も、申し訳ございません!これらの物は一度、下げて頂いてもよろしいでしょうか?」
「ええ!お姉さんが出せって言ったのに?」
「も、申し訳ございません。お客様へのお詫びは、後程致しますので。それと、ギルドマスターを呼んで参りますので少しはお待ちください」トホホ。
ションボリして奥に引っ込んでいく女性だ。
おや?やり過ぎたかな?
でも出せって言ったのはあの人だよね?
《主を、子どもだと思っての事では?》
『うっ、うそ~ん。だって、カードに年齢…おや?無いのか?』
《あるわけがないです》
『はい。失礼しました』
「旦那様? これ等は?」
「ああ、仕舞う仕舞う」
ケイルスに言われて手を動かす。
ひょいひょいと、カウンターに出した物を鞄に押し込んだ。
それから慌ててギルマスが出てくると、簡単に挨拶をして部屋に通され、売り物を再度全部出して売り付けた。
そして屋敷にもどった。
今回はスゲー金額に為った……フフフ。
まあ、全部ケイルスに渡したけどな!
あっ!化粧水と石鹸忘れた…くそ次だな。
ではどうぞ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
暁彦が旅に出ることを決めたが…未だ商業ギルドに顔を出してないことに気が付く。
何せ冒険ギルドに通いつめていたので、すっかり商業ギルドの存在を忘れていたのだ。
それにいい思いもしてないからね。
ここ最近、冒険者ギルドと折り合いが悪くなったので、作っておいた回復薬がアイテムボックスの中で死倉状態。
初級と中級の薬が山程あるのだ。
なので暁彦は重い腰を上げて商業ギルドに出向くことにした。
時間は未だ昼前だ、ケイルスと旅の話をしてからそう時間は経ってない。
こそ~っと一人で屋敷を出ていく?
いや、また居なくなると怒られるか?
あっ!だったら…ケイルスと護衛に……カシューを連れていくか?
暁彦は自分の部屋を出てケイルスを探す…とりまケイルスの執務室に行ってみるか…。
執務室の扉を軽くノック………?
ふむ…部屋には居ないのか。
なら……マップで捜索……いた。
別館の教室だった。
そうか!未だお勉強の時間かぁ…。
仕方ない…昼食を食べてから声を掛けるか。
暁彦は一旦自室に戻る。
なら空いた時間で商業ギルドで売る物をチョイス!
アイテムボックスから回復薬以外の死倉の品を出して行く。
えっと…まずは木彫りの鳥の置物を三体。
それから水晶の置物にこれは小動物の飾り。
主に兎や鳥と猫に犬だ。売れるかね?
それから……。
何の付与もしてないアクセサリーを数点。
これらを出した所でナビから苦情が入る。それから……化粧水と石鹸なんてどうよ。初出しだぞこれ…フフンと鼻を鳴らす。
《主、水晶の置物はアウトです!》
『へ? そうの?売れると思ったんどけど?』
《それは、オークションに出すような物に為りますよ!少しは自重してください》
『り、了解』
《まったく!》
怒だったハハハ。
だが化粧水と石鹸は良いんだね。
で、それらを別のボックスに整理していれてると部屋のインターホンが鳴った。
それを慌てて取る。
「ハイハイ」
「旦那様、御食事の御用意が出来たとのことですか?」
「了解、今行くよ」
「では、御用意してお待ちしております」
と通話が切れた。
ふむ……ケイルスくん未だ口調が堅い時があるね。
まあ、癖なんだろうけど…。
さて、それなら下に降りて飯だ!
****
昼食が終わり早速出かける事にする。
勿論、ケイルスとカシューを連れて行く。
屋敷の皆は心配性だよね?
なんで?
《トラブル回避役なのでは?》
『トラブル…まあ否定はしないけど…』
そして、商業ギルドの前で馬車が止まる。
「旦那様、ギルドの前着きましたよ」
「了解。さて、いくか」
「承知しました」
馬車から降りてケイルスを連れだってギルドの中に入る。
中に入って受付の前に立つ。
「いらっしゃいませ?どのようなご用でしょうか?」
「売りたい物があるんどけど」
「はあ?売るですか…失礼ですが当ギルドが発行するカードはお持ちですか?」
「…あるよ?ほら」
とポンとカードを懐から出して、受付の女性に見せると、女性は失礼しますとカードを取る。すると、何やらごそごそと確認しだして…。
「失礼しました、確認が取れましたのでこれはお返し致します。が…長期にご使用されてないようですね?もう少し遅かったら期限切れをするところてしたよ?」ニコリ。
「そ、そうなんですよ!まあ、でも期限切れに為らなくて良かった。まだ使えるでしょ?」
「それもう、問題無く。それで、ですが…何をお売り頂けますでしょうか?」
「ええっと、お姉さん」
「はい?なんでしょう?」
「ここだと、物が乗せられないんだけど。悪いけど何処か違う場所ってない?」
「…のせられない?」
「うん」
「ま、そんなことはないでしょ?良いから乗せてください」
こいつ…俺を子ども扱いしてる?
それともバカにしてる?
まあ良いや、乗せろと言うならのせるよ?
言質はとったしな!
「なら、載せるよ?いいよね?」
「ええ、どうぞ?」
だったら、さいしょは小物から。
置物にアクセサリー数種類をだす。
ここで、女性の目の色が変わる。
ああ、アクセサリーに置物みたからかな?
あっ!水晶の置物出してしまった!
やべ…
「(だ、旦那様?)」
こそっとケイルスに話し掛けられた。
「(なに?)」
「(このような物を売るのですか?)」
「(えっ、駄目?)」
「い、いえそうではありませんが……」
「そうなの?でも未だあるから少しまってね?」
「は、はい」
それから後は……ああ、不揃いの使用済みの食器も出してしまおう!
あれ要らないし。売れるか分からんが…。
それと、とどめの!回復薬初級と中級を千本づつ。
どんどんと箱をカウンターに積み上げた。
すると女性は悲鳴を上げる。
「ひ、ひぇーー。お、お客様!」
積み上げた山の後ろから声がする。
なので、違うカウンターからひょっこり顔を出して受付の女性に「なに?」と答えた。
「も、申し訳ございません!これらの物は一度、下げて頂いてもよろしいでしょうか?」
「ええ!お姉さんが出せって言ったのに?」
「も、申し訳ございません。お客様へのお詫びは、後程致しますので。それと、ギルドマスターを呼んで参りますので少しはお待ちください」トホホ。
ションボリして奥に引っ込んでいく女性だ。
おや?やり過ぎたかな?
でも出せって言ったのはあの人だよね?
《主を、子どもだと思っての事では?》
『うっ、うそ~ん。だって、カードに年齢…おや?無いのか?』
《あるわけがないです》
『はい。失礼しました』
「旦那様? これ等は?」
「ああ、仕舞う仕舞う」
ケイルスに言われて手を動かす。
ひょいひょいと、カウンターに出した物を鞄に押し込んだ。
それから慌ててギルマスが出てくると、簡単に挨拶をして部屋に通され、売り物を再度全部出して売り付けた。
そして屋敷にもどった。
今回はスゲー金額に為った……フフフ。
まあ、全部ケイルスに渡したけどな!
あっ!化粧水と石鹸忘れた…くそ次だな。
46
あなたにおすすめの小説
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
最初から最強ぼっちの俺は英雄になります
総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
異世界帰りの最強勇者、久しぶりに会ったいじめっ子を泣かせる
枯井戸
ファンタジー
学校でイジメを受けて死んだ〝高橋誠〟は異世界〝カイゼルフィール〟にて転生を果たした。
艱難辛苦、七転八倒、鬼哭啾啾の日々を経てカイゼルフィールの危機を救った誠であったが、事件の元凶であった〝サターン〟が誠の元いた世界へと逃げ果せる。
誠はそれを追って元いた世界へと戻るのだが、そこで待っていたのは自身のトラウマと言うべき存在いじめっ子たちであった。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
前世は最強の宝の持ち腐れ!?二度目の人生は創造神が書き換えた神級スキルで気ままに冒険者します!!
yoshikazu
ファンタジー
主人公クレイは幼い頃に両親を盗賊に殺され物心付いた時には孤児院にいた。このライリー孤児院は子供達に客の依頼仕事をさせ手間賃を稼ぐ商売を生業にしていた。しかしクレイは仕事も遅く何をやっても上手く出来なかった。そしてある日の夜、無実の罪で雪が積もる極寒の夜へと放り出されてしまう。そしてクレイは極寒の中一人寂しく路地裏で生涯を閉じた。
だがクレイの中には創造神アルフェリアが創造した神の称号とスキルが眠っていた。しかし創造神アルフェリアの手違いで神のスキルが使いたくても使えなかったのだ。
創造神アルフェリアはクレイの魂を呼び寄せお詫びに神の称号とスキルを書き換える。それは経験したスキルを自分のものに出来るものであった。
そしてクレイは元居た世界に転生しゼノアとして二度目の人生を始める。ここから前世での惨めな人生を振り払うように神級スキルを引っ提げて冒険者として突き進む少年ゼノアの物語が始まる。
R・P・G ~女神に不死の身体にされたけど、使命が最低最悪なので全力で拒否して俺が天下統一します~
イット
ファンタジー
オカルト雑誌の編集者として働いていた瀬川凛人(40)は、怪現象の現地調査のために訪れた山の中で異世界の大地の女神と接触する。
半ば強制的に異世界へと転生させられた凛人。しかしその世界は、欲と争いにまみれた戦乱の世だった。
凛人はその惑星の化身となり、星の防人として、人間から不死の絶対的な存在へとクラスチェンジを果たす。
だが、不死となった代償として女神から与えられた使命はとんでもないものであった……
同じく地球から勇者として転生した異国の者たちも巻き込み、女神の使命を「絶対拒否」し続ける凛人の人生は、果たして!?
一見頼りない、ただのおっさんだった男が織りなす最強一味の異世界治世ドラマ、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる