ある日仕事帰りに神様の手違いがあったが無事に転移させて貰いました。

いくみ

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新たな町へ

698話 いつもの朝

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 執務室で俺と執事のニングスケイルスと護衛の二人カナルにカシューの5人で会議真っ只中。
 ナビとも会話して俺の頭の中は整理がつかん。

 が、会話は続く。


「で、旦那様はいつ主都へ頃向かいますか?」

「………」

「旦那様?」

「………うん? おっ、すまない考え事してた。で、なんだっけ?」

「嫌ですねぇ~旦那様、ボケました?」

「違うし」

「こらカナル!旦那様に失礼だぞ」

「へへすんません。で、旦那様はいつ頃向かいますか?」

 ん?領主が住む街に向かう話しになってるけど?
 いつの間に?

《主が、私と話してる最中と、一人考え事をしてる最中に決まった様ですね》

『マジか』

「ん~少し待ってな。色々考えるし。そうだねぇ~それでも三日先には出掛けるかな?」

「かな?」

「うん、出るならいつもの空を飛でくよ」

「クワァ~また空ですか?」

「え、そのつもりだけどなに?嫌なの?」

「好きな人は旦那様くらいですよ!」

「なにカナル空嫌い?」

「き、嫌いじゃなくてですね!怖いんですよ」

「あ、それは俺もですね」

「なに、カシューも?」

「ええ、怖いですよ。我慢してます」

 おお、最近は素直に意見を言ってくるねぇ~感心。
 ってそんな場合でもないか。

「二人とも、それはすまなかった。ならば、今回は迎えに来るよ」

「是非!そうして下さい」

「切に願います」

「アハハ、ごめん。ならば、少し待っててな」

 つう事で、まずは、神さんに相談だな。

「ならば、私たちはここで失礼します」

「おう、また明日な」

「お休みなさいませ」

「「「失礼します」」」

 ニングス達は俺の部屋から出ていった。

 さて、部屋で一人になった俺も執務室から出て、自室へ戻り身支度して寝ます。

 ふぅ~お休みなさい...

《まだ寝ないでくれますか?》

 と、目を閉じた瞬間ナビに起こされた。

『えぇぇ、俺寝たいんだけど?風呂も入って、歯も磨いたし』

《なに子供みたいな事を!寝る前に、アルシェ様に伝言お願いしたいのですか?》

『えぇ~これから?面倒』

 なんで今よ?

《いいから、早くして下さい。彼方(神界)でアルシェ様が、貴方からのメッセージを貰うためにそわそわしています》

 なにそれ?

『えぇぇ~面倒いんだけども?』

《良いから早くして下さい。アルシェ様が五月蝿いんです(煩わしい)》

『分かった、分かったから。五月蝿いよナビ』

 もう仕方ないなぁ~

 ナビに急かされて、俺はアルシェ宛にメッセージを送る為にデスクに移動。
 んで、メッセージをカキカキ。
 メッセージの内容は相談有り。と一言書いて、メッセージボックスへポイっと。

 さて、終わった。

 本当に寝る!ベットへ潜り込み寝ます。

 お休み本当に。

《(酷くありませんか?簡単過ぎて呆れます)》

 翌日の朝。

 早朝五時前。

 俺はベットから這い出して、朝の点呼の為にモソモソと起き出し身支度。

 支度が終わり皆が集まるリビングへ向かう。

 リビングに入ると人が居た。
早っ!

「おはようニングスと……」

 息子のなんだっけ?名前が…と考えてると返事が返って来た。
スマンど忘れ。

「おはようございます旦那様」

「おはようございます」

「おはよ。あれ?今朝は息子君も出席?」

仕方なく息子君と言ってみた。

「はい、今日から息子も出席させて、屋敷の決まりに馴れさせて行こうかと」

「ま、まあそんなに強制しなくても良いよ。まだ子どもなんだし」

「ですが、レクスももうすぐ成人になりまので、厳しくしていかないと。屋敷で私の仕事を覚えるのならば」

 レクス君って名前だったね。
 ニングス…さらっと教えてくれたのねthx。君は出来た執事になりましたねぇ~。(爺くさ)

「そう?なら了解したよ。レクス君は無理せずにね?」

「はい!頑張ります」

 に、してもそろそろ五時か。
さて、皆遅刻しないと良いなぁ~。




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感想 124

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みんなの感想(124件)

にゃんこ
2025.06.21 にゃんこ

ニングスさん達が遠慮しなく
なりましたね(笑)
私も息子の名前忘れてました

暑い日が続くのでお気を付け下さい

解除
にゃんこ
2025.06.20 にゃんこ

更新ありがとうございます
良い印象が無い場所って
気持ちも凹みますよね
早く解決できるのか
楽しみにしています😊

解除
にゃんこ
2024.09.28 にゃんこ

考えたら日本人は1日3食当たり前
だけど異世界の人は1日2食も
普通だから彰彦さんが
優しいのか自重知らずなのか
悩む所ですね(笑)

解除

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