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prologue
同行者は奴隷少女
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――どうして、こうなったのやら。
背後から聞こえてくる、「おー、ニンゲンがいっぱいだ、スゲー」などはしゃいでいる可愛らしい女の子の声に、はぁぁ……と深い溜息を吐いているのは三十路間近らしき年齢に見える男。
厚手の旅装の上に、煮固めた革鎧……いわゆるハードレザーを纏い、あちこちにベルトで小刀を始めとした武装を括り付けたその姿。
それ自体は、特に珍しいという訳ではない。街を渡り歩き、大小様々な依頼を処理する冒険者……通称『渡り鳥』のごく一般的な格好だ。
決して生存率が高いとは言えない職業にもかかわらず、装備のあちこちに奔る細かな傷跡、柄の黒ずみなど明らかに年期の入ったその装備は、男性がそれだけ生き延びてきたベテランの腕利きである事を物語っている。
だが……その同行者は、ひどく似つかわしくない者だった。
「おい、あんまり離れるなよ、逸れるぞ」
「っと、悪いなおっさん、人の街なんて初めてだったもんで」
「おっさんじゃねぇ。俺はまだ二十九だ」
「やっぱおっさんじゃん」
このガキ……とこめかみに血管を浮かべるも、何か手出しでもしようものならその瞬間社会的に終わるため、やり場の無い怒りを溜息として吐き出す。
「なぁ、おっさん」
「おっさんて言うな。どうした?」
「さっきから、すれ違う人が皆、変な顔で見てくるんだが……おれ、何か変か?」
「むしろ、変じゃないならビックリだわ……」
隣を歩く少女の容姿を改めて確認し、再度溜息を吐く。
この少女を拾って以来、特に街に入ってからはずっと溜息ばかりな気がしてならないと思い、さらにもう一度溜息を吐く男。
この少女が周囲の目を引く理由……それはまず前提として、少女がとても愛らしい容姿をしているからだ。
身長は、見た感じ140cmもあるかないかというくらいに低い。
あどけなさが残る顔は良く整っており、コロコロと動く表情と、笑った際にちらりと覗く八重歯のようなものがまた可愛いらしい。
そして、あまりにも目立つ真っ白な長髪。
日に焼けて黄ばんですらいないその髪は透き通るような純白で、しかも絹糸のように細く艶やかだ。
しかし一度も鋏を入れられた事がない様子のそれは伸び放題で、今は男性が貸したぶかぶかの外套に隠れているが、ふくらはぎあたりまでと非常に長い。
そう、確かに愛らしい少女だ。だからこそ……
「……そりゃ、可愛い女の子が、首輪、腕輪、足輪のフル装備でおっさんと歩いていたら、目立つに決まってんだろ……」
そう……少女は、身体に合わぬぶかぶかなサイズの、明らかにファッション用ではないガチなタイプの拘束具の輪を、その一見華奢に見える身体のあちこちに嵌めているのだ。
それに合わせ、これまたサイズが合わぬボロボロの服。靴の代わりにとぼろ切れを足に巻いてやり、男性の外套を裾を引きずりながら纏って歩いている姿は、どう見ても……奴隷にしか見えない。
にもかかわらず、少女はそんな格好には似つかわしくないほど無邪気で、悲壮感はまるで無い。
見ようによっては痛々しくさえ見える自分の姿にすら無頓着で、呑気に首を傾げている。
「そうなのか?」
「そうなの。だから早くお前の服をどうにかしたくて急いでるんだろうが」
周囲から突き刺さる視線が痛い。こちらを見てヒソヒソと何か話している奥様方が視界の端に見えて、胃のあたりがキリキリと泣き出している。
――あぁ、真面目に働いてコツコツ積み重ねてきた俺の評判よ、さらば。
きっと、既にギルドには話が行っているにちがいない。そして、普段の素行やら実績やらで判断される査定もガタ落ちだろう。上がるには審査審査と鈍いくせに、下げるのだけは嬉々としており素早い組織なのだ。
……そんな悲観ばかりが、男性の頭の中を渦巻く。
「こっちには、おれみたいなのは居ないのか」
「ああ、居ない。ついでにこの国は、お前が居たところと違って奴隷を認可してないからな?」
もっとも、自国内では綺麗事を言いながら、余所では私欲を満たしている連中もいるみたいだがな、と心の中でだけ吐き捨てる。
「そんなわけで、いまお前と一緒に居る俺の社会的信用は風前の灯なんだ。くれぐれも目立った行動は……」
「ん? それじゃ、さっきから気配を殺してついてきてる鎧の連中は……」
「ああ、そいつらは……」
お? お? と驚いている……というよりは楽しそうにしている少女を肩に、いわゆるお姫様ならぬ「お米様抱っこ」の形に担ぐ。
「……この町の衛兵だな、畜生!!」
脱兎の如く逃げ出した。天地神明に誓って悪い事などしていないはずなのに、捕まったらどう転んでもロクな事にはならないであろう世の理不尽さを嘆く。
後ろをチラ見すると、隠れていた軽鎧の者たちが、慌てて追いかけて来ているのが見える。
衛兵と事を構えたなど、せっかく上がったばかりのランクも格下げだなと心の中で涙を流しながら。
「あはは、ニンゲンの街って楽しいところだな!」
「どこがだよ馬鹿野郎! 本当に、どうしてこうなったんだろなぁぁあああ!?」
男の悲痛な叫びと、無邪気にはしゃぐ少女の歓声が、通りに響き渡るのだった――……
背後から聞こえてくる、「おー、ニンゲンがいっぱいだ、スゲー」などはしゃいでいる可愛らしい女の子の声に、はぁぁ……と深い溜息を吐いているのは三十路間近らしき年齢に見える男。
厚手の旅装の上に、煮固めた革鎧……いわゆるハードレザーを纏い、あちこちにベルトで小刀を始めとした武装を括り付けたその姿。
それ自体は、特に珍しいという訳ではない。街を渡り歩き、大小様々な依頼を処理する冒険者……通称『渡り鳥』のごく一般的な格好だ。
決して生存率が高いとは言えない職業にもかかわらず、装備のあちこちに奔る細かな傷跡、柄の黒ずみなど明らかに年期の入ったその装備は、男性がそれだけ生き延びてきたベテランの腕利きである事を物語っている。
だが……その同行者は、ひどく似つかわしくない者だった。
「おい、あんまり離れるなよ、逸れるぞ」
「っと、悪いなおっさん、人の街なんて初めてだったもんで」
「おっさんじゃねぇ。俺はまだ二十九だ」
「やっぱおっさんじゃん」
このガキ……とこめかみに血管を浮かべるも、何か手出しでもしようものならその瞬間社会的に終わるため、やり場の無い怒りを溜息として吐き出す。
「なぁ、おっさん」
「おっさんて言うな。どうした?」
「さっきから、すれ違う人が皆、変な顔で見てくるんだが……おれ、何か変か?」
「むしろ、変じゃないならビックリだわ……」
隣を歩く少女の容姿を改めて確認し、再度溜息を吐く。
この少女を拾って以来、特に街に入ってからはずっと溜息ばかりな気がしてならないと思い、さらにもう一度溜息を吐く男。
この少女が周囲の目を引く理由……それはまず前提として、少女がとても愛らしい容姿をしているからだ。
身長は、見た感じ140cmもあるかないかというくらいに低い。
あどけなさが残る顔は良く整っており、コロコロと動く表情と、笑った際にちらりと覗く八重歯のようなものがまた可愛いらしい。
そして、あまりにも目立つ真っ白な長髪。
日に焼けて黄ばんですらいないその髪は透き通るような純白で、しかも絹糸のように細く艶やかだ。
しかし一度も鋏を入れられた事がない様子のそれは伸び放題で、今は男性が貸したぶかぶかの外套に隠れているが、ふくらはぎあたりまでと非常に長い。
そう、確かに愛らしい少女だ。だからこそ……
「……そりゃ、可愛い女の子が、首輪、腕輪、足輪のフル装備でおっさんと歩いていたら、目立つに決まってんだろ……」
そう……少女は、身体に合わぬぶかぶかなサイズの、明らかにファッション用ではないガチなタイプの拘束具の輪を、その一見華奢に見える身体のあちこちに嵌めているのだ。
それに合わせ、これまたサイズが合わぬボロボロの服。靴の代わりにとぼろ切れを足に巻いてやり、男性の外套を裾を引きずりながら纏って歩いている姿は、どう見ても……奴隷にしか見えない。
にもかかわらず、少女はそんな格好には似つかわしくないほど無邪気で、悲壮感はまるで無い。
見ようによっては痛々しくさえ見える自分の姿にすら無頓着で、呑気に首を傾げている。
「そうなのか?」
「そうなの。だから早くお前の服をどうにかしたくて急いでるんだろうが」
周囲から突き刺さる視線が痛い。こちらを見てヒソヒソと何か話している奥様方が視界の端に見えて、胃のあたりがキリキリと泣き出している。
――あぁ、真面目に働いてコツコツ積み重ねてきた俺の評判よ、さらば。
きっと、既にギルドには話が行っているにちがいない。そして、普段の素行やら実績やらで判断される査定もガタ落ちだろう。上がるには審査審査と鈍いくせに、下げるのだけは嬉々としており素早い組織なのだ。
……そんな悲観ばかりが、男性の頭の中を渦巻く。
「こっちには、おれみたいなのは居ないのか」
「ああ、居ない。ついでにこの国は、お前が居たところと違って奴隷を認可してないからな?」
もっとも、自国内では綺麗事を言いながら、余所では私欲を満たしている連中もいるみたいだがな、と心の中でだけ吐き捨てる。
「そんなわけで、いまお前と一緒に居る俺の社会的信用は風前の灯なんだ。くれぐれも目立った行動は……」
「ん? それじゃ、さっきから気配を殺してついてきてる鎧の連中は……」
「ああ、そいつらは……」
お? お? と驚いている……というよりは楽しそうにしている少女を肩に、いわゆるお姫様ならぬ「お米様抱っこ」の形に担ぐ。
「……この町の衛兵だな、畜生!!」
脱兎の如く逃げ出した。天地神明に誓って悪い事などしていないはずなのに、捕まったらどう転んでもロクな事にはならないであろう世の理不尽さを嘆く。
後ろをチラ見すると、隠れていた軽鎧の者たちが、慌てて追いかけて来ているのが見える。
衛兵と事を構えたなど、せっかく上がったばかりのランクも格下げだなと心の中で涙を流しながら。
「あはは、ニンゲンの街って楽しいところだな!」
「どこがだよ馬鹿野郎! 本当に、どうしてこうなったんだろなぁぁあああ!?」
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