22 / 142
第4章 少年は昇り行く
第21話 おのぼりさん?
しおりを挟む
「すげ~~~~~!!」
「何子供みたいなことしてんだよ。」
リヒテルは昇級試験を受けたものの飛び級とはいかず、狩猟免許証のランク2へ上がることが出来た。
これは討伐記録からもたらされたもので、正直な話リンリッドの修行の段階でランク2は確定していたも同然だったのだ。
そんなリヒテルは今、リンリッドとガルラとともに帝都へと向かう車両の中にいた。
旧世代機械技術※LT時代のバスという乗り物を発掘し、新世代機械技術※NGTを使って改良・改修した乗り物である。
動力には魔素発電装置が使用されており、発生した電力によってモーターを稼働させている。
ーーー閑話休題ーーー
そしてバスに揺られること2日。
リヒテルは産まれた街を出て、ついに帝都へとたどり着いた。
その間には色々な出来事が発生していた。
移動の車列には狩猟者も護衛についており、移動用のバスが6台と護衛用の車両が4台の計10台なっていた。
別段これは不思議ではなく、当たり前の光景でもあった。
この時代野党へと見をやつした者たちもおり、移動の護衛は必須である。
己の命が軽い世界。
それがこの世界だった。
目の前には広がるのは広大な黄金色の小麦の農地と、それを貫く真っ直ぐな舗装路。
その先にそびえ立つは街一つ囲む高い壁であった。
この壁は今は立入禁止区域が囲まれているが、戦況が落ち着く前は生活可能区域のほうが安全確保のために囲まれていたのだ。
そしてその名残がこの高い壁だ。
壁には東西南北に大きな門が設置されており、その門も今ではNGTの発展によって証明書さえ通せば自動で開門してくれるようになる。
バスの乗車時点で乗客は身元確認も行われているため、、身元確認はパスされていた。
運転手が次々に証明書を提示し、車列は滞ることなく帝都内へと入っていったのだった。
「すげ~‼すげ~‼すげ~‼」
「リヒテル落ち着け。田舎モン丸出しだぞ?」
バスから降りたリヒテルは、興奮冷めやらぬ様子で町並みを見回していた。
今まで見たことのない高い建物。
きらびやかな街並み。
行き交う大勢の人々。
どれを取ってみてもリヒテルにとっては初めての経験だった。
あまりの興奮のために語彙力がかなり低下していた。
「ガルラだって初めてだろ?何大人ぶってんだよ?」
「俺は大人なんだ。いいか、ここでは大人しくしてないと恥かくぞ?」
リヒテルは少し不満げにガルラに話しかけた。
ガルラはガルラで視線が泳いでいた。
至るところに目を奪われそうになり必死で耐えていた。
「あ、きれいなお姉さんがこっちに手を降ってるよ?」
「まじかよ!!」
リヒテルは悪戯心を刺激されたのか、仕返しとばかりにガルラに話しかけた。
リヒテルの言葉に即反応したガルラは、リヒテルが指差す方に視線を向ける。
しかしそこにはなんとも言えない感じに頭をカクカクと揺らす人形が佇んでいた。
「くっそ‼おいリヒテル、てめぇ~‼」
「カッコつけるガルラが悪いんだよ。」
そんなこんなでじゃれ合う二人に呆れ返るリンリッド。
流石にこれ以上は悪目立ちすると感じたのか、二人に向けて殺気を放つ。
殺気を当てられた二人は一瞬ブルリと震えると、大量の汗を流し始めた。
ゆっくりと、油の切れた機械のように頭だけ振り返ると、超不機嫌なリンリッドの姿があった。
二人はやっちまったと感じたのか、一瞬にして縮こまってしまったのだった。
「全く何をやってるのかねぇ~。ふたりともさっさと狩猟者連合協同組合帝都支部へ顔を出しに行くぞ。」
「「はい。」」
二人の弱々しい返事が、冷えた空気を纏う帝都の街並みへと消えていったのだった。
ピッ
プシュ~
リンリッドが狩猟免許証カードをかざすと、自動で会館のドアが開閉した。
恐る恐るという感じでリヒテルとガルラも真似をして狩猟免許証カードを読み取り機にかざす。
読み取り機の画面には氏名とランクが表示され、本人確認がされるようになっていた。
今いる場所は狩猟者連合協同組合帝都支部の狩猟者連合協同組合会館である。
リヒテルが今まで見てきた狩猟者連合協同組合会館と比べても、張り合うのもバカバカしく思えるほどの大きさであった。
入り口は鉄の扉で出来ており、建物自体もおそらくコンクリートで覆われている。
どうやらこれも昔の名残で避難所としての機能も有しているようだった。
そして壁には至るところに弾痕が残っていた。
修繕で直せるだろうが、おそらくこのまま残して後世へ伝える目的もあるようだった。
そんな狩猟者連合協同組合会館の中に入ると、これまた今まで見たことのない設備が所狭しと並んでいた。
受付窓口がいくつも並び、狩猟者たちが何か相談したり談笑したりしていた。
中には泣き出す者もおり、この窓口一つとっても物語があるのだろうとリヒテルとガルラは感じていた。
「ほれこっちだ。この機械で移動届けを出すぞい。」
リンリッドが狩猟免許証カードをかざすと、機械が反応しすぐさま処理が開始される。
数秒カードに光が当たると、次第に光は弱くなり、最後は消えてしまった。
リンリッドはカードを持ち上げるとリヒテルたちに向き直った。
「これで登録完了だぁ~ね。二人もさっさとやったやった。」
リンリッドに促されるように二人も機械に狩猟免許証カードをかざし、移動登録を済ませたのだった。
次に向かったのは受付窓口であった。
そこには何人もの職員が忙しそうに動き回っていた。
リンリッドはその中のひとりを捕まえると何やら話し込み始めた。
その職員は恭しくリンリッドに頭を下げると、すぐに奥の部屋へと入っていった。
それから待つこと少し。
奥の部屋から何やら恰幅の良い男性が姿を現したのだ。
その男性の姿を見たガルラは一瞬であったがなぜが驚いた顔を浮かべていた。
「老師‼来るなら来ると連絡を入れてください‼全くいつもいつも……」
「あぁ~、すまんすまん。今回は急だったからのぉ~。後日改めて顔をだすわい。あやつにもそう伝えてくれ。」
何やら親しげに話を始めたリンリッド。
その態度に呆れ顔の男性が、ふとリヒテルとガルラに視線を向けた。
その視線はやはり品定めでもしているかのようなもので、リヒテルは少しだけ不快を顕にした。
「おっとすまんな。警戒させたようだ。老師、彼らは弟子でいいんですね?」
「ん?あぁ~そうだなぁ~。うん、そっちのちっこいやつは弟子で間違いないかのぉ~。そっちのでかいのはついでだ。」
その言葉に反応したのはガルラだった。
憤りを顕にしながらリンリッドへと食って掛かったのだ。
「ちょっとリンリッドさん。そりゃねぇ~だろうがよ。こいつと一緒にあんたの地獄につきあっただろうがよぉ~。」
そう話すガルラの言葉は次第に弱々しくなり、ついには震えだした。
リヒテルもまた同じでガルラの言葉で地獄の修行を思い出して震えていた。
その様子を見た男性は、なるほどと言わんばかりに納得の表情を浮かべていた。
「で、老師。そろそろ紹介してもらえますか?」
「すまんすまん。そのちっこいのがリヒテル・牧苗。ロイド・牧苗の倅だぁ~ね。で、こっちのでかいのがガルラ。まあ、言わなくてもわかるわな。」
リヒテルはリンリッドからの紹介を受けて頭を下げた。
男性はどこか懐かしそうにリヒテルを見つめ、手を差し伸べてきた。
「私はこの狩猟者連合協同組合帝都支部を預かる組合長のロバート・ウィリアム・テイラーだ。」
「リヒテル・牧苗です。宜しくおねがいします。」
目の前の人物が組合長だとは思っていなかったリヒテルは、驚きながらも握手に応じた。
その手は今だ引き締まっており、見た目の体格とは全く似ても似つかなかった。
「ガルラ・グリゴールです。当時はその……。」
「あの事故以来か……。風のうわさでは聞いていたよ。よく頑張ってここまで登ってきた。当時がランク2に上がったところだったかな?」
ガルラは申し訳無さそうに顔を歪めていた。
その表情には後悔が伺い知れる。
ロバートもまた当時を思い出したのか、同じように後悔の念に掴まれてしまっていた。
パンパンパン‼
そんな空気を察してかリンリッドが手を打ち鳴らし、自身に注意を強制的に向けさせたのだ。
「その話はあとにしようかねぇ~。それよりもロバート、頼みがあるんだがいいかいのぉ~?」
「良いも悪いも拒否権なんて無いでしょうに……」
ニヤリとしながらロバートを見つめるリンリッド。
ロバートもまた、諦めたように要件を伺った。
「リヒテルの坊主も狩猟免許証2に上がったんでのぉ~、丁度いいのをみつくろってほしいんじゃよ。」
「わかりました。明日までには見繕います。むしろそのまま森に入ってもらってもいいですよ。どうせ狩っても狩っても溢れ出てくるんですから。今じゃ依頼受けるほうが少ないですから。」
「何子供みたいなことしてんだよ。」
リヒテルは昇級試験を受けたものの飛び級とはいかず、狩猟免許証のランク2へ上がることが出来た。
これは討伐記録からもたらされたもので、正直な話リンリッドの修行の段階でランク2は確定していたも同然だったのだ。
そんなリヒテルは今、リンリッドとガルラとともに帝都へと向かう車両の中にいた。
旧世代機械技術※LT時代のバスという乗り物を発掘し、新世代機械技術※NGTを使って改良・改修した乗り物である。
動力には魔素発電装置が使用されており、発生した電力によってモーターを稼働させている。
ーーー閑話休題ーーー
そしてバスに揺られること2日。
リヒテルは産まれた街を出て、ついに帝都へとたどり着いた。
その間には色々な出来事が発生していた。
移動の車列には狩猟者も護衛についており、移動用のバスが6台と護衛用の車両が4台の計10台なっていた。
別段これは不思議ではなく、当たり前の光景でもあった。
この時代野党へと見をやつした者たちもおり、移動の護衛は必須である。
己の命が軽い世界。
それがこの世界だった。
目の前には広がるのは広大な黄金色の小麦の農地と、それを貫く真っ直ぐな舗装路。
その先にそびえ立つは街一つ囲む高い壁であった。
この壁は今は立入禁止区域が囲まれているが、戦況が落ち着く前は生活可能区域のほうが安全確保のために囲まれていたのだ。
そしてその名残がこの高い壁だ。
壁には東西南北に大きな門が設置されており、その門も今ではNGTの発展によって証明書さえ通せば自動で開門してくれるようになる。
バスの乗車時点で乗客は身元確認も行われているため、、身元確認はパスされていた。
運転手が次々に証明書を提示し、車列は滞ることなく帝都内へと入っていったのだった。
「すげ~‼すげ~‼すげ~‼」
「リヒテル落ち着け。田舎モン丸出しだぞ?」
バスから降りたリヒテルは、興奮冷めやらぬ様子で町並みを見回していた。
今まで見たことのない高い建物。
きらびやかな街並み。
行き交う大勢の人々。
どれを取ってみてもリヒテルにとっては初めての経験だった。
あまりの興奮のために語彙力がかなり低下していた。
「ガルラだって初めてだろ?何大人ぶってんだよ?」
「俺は大人なんだ。いいか、ここでは大人しくしてないと恥かくぞ?」
リヒテルは少し不満げにガルラに話しかけた。
ガルラはガルラで視線が泳いでいた。
至るところに目を奪われそうになり必死で耐えていた。
「あ、きれいなお姉さんがこっちに手を降ってるよ?」
「まじかよ!!」
リヒテルは悪戯心を刺激されたのか、仕返しとばかりにガルラに話しかけた。
リヒテルの言葉に即反応したガルラは、リヒテルが指差す方に視線を向ける。
しかしそこにはなんとも言えない感じに頭をカクカクと揺らす人形が佇んでいた。
「くっそ‼おいリヒテル、てめぇ~‼」
「カッコつけるガルラが悪いんだよ。」
そんなこんなでじゃれ合う二人に呆れ返るリンリッド。
流石にこれ以上は悪目立ちすると感じたのか、二人に向けて殺気を放つ。
殺気を当てられた二人は一瞬ブルリと震えると、大量の汗を流し始めた。
ゆっくりと、油の切れた機械のように頭だけ振り返ると、超不機嫌なリンリッドの姿があった。
二人はやっちまったと感じたのか、一瞬にして縮こまってしまったのだった。
「全く何をやってるのかねぇ~。ふたりともさっさと狩猟者連合協同組合帝都支部へ顔を出しに行くぞ。」
「「はい。」」
二人の弱々しい返事が、冷えた空気を纏う帝都の街並みへと消えていったのだった。
ピッ
プシュ~
リンリッドが狩猟免許証カードをかざすと、自動で会館のドアが開閉した。
恐る恐るという感じでリヒテルとガルラも真似をして狩猟免許証カードを読み取り機にかざす。
読み取り機の画面には氏名とランクが表示され、本人確認がされるようになっていた。
今いる場所は狩猟者連合協同組合帝都支部の狩猟者連合協同組合会館である。
リヒテルが今まで見てきた狩猟者連合協同組合会館と比べても、張り合うのもバカバカしく思えるほどの大きさであった。
入り口は鉄の扉で出来ており、建物自体もおそらくコンクリートで覆われている。
どうやらこれも昔の名残で避難所としての機能も有しているようだった。
そして壁には至るところに弾痕が残っていた。
修繕で直せるだろうが、おそらくこのまま残して後世へ伝える目的もあるようだった。
そんな狩猟者連合協同組合会館の中に入ると、これまた今まで見たことのない設備が所狭しと並んでいた。
受付窓口がいくつも並び、狩猟者たちが何か相談したり談笑したりしていた。
中には泣き出す者もおり、この窓口一つとっても物語があるのだろうとリヒテルとガルラは感じていた。
「ほれこっちだ。この機械で移動届けを出すぞい。」
リンリッドが狩猟免許証カードをかざすと、機械が反応しすぐさま処理が開始される。
数秒カードに光が当たると、次第に光は弱くなり、最後は消えてしまった。
リンリッドはカードを持ち上げるとリヒテルたちに向き直った。
「これで登録完了だぁ~ね。二人もさっさとやったやった。」
リンリッドに促されるように二人も機械に狩猟免許証カードをかざし、移動登録を済ませたのだった。
次に向かったのは受付窓口であった。
そこには何人もの職員が忙しそうに動き回っていた。
リンリッドはその中のひとりを捕まえると何やら話し込み始めた。
その職員は恭しくリンリッドに頭を下げると、すぐに奥の部屋へと入っていった。
それから待つこと少し。
奥の部屋から何やら恰幅の良い男性が姿を現したのだ。
その男性の姿を見たガルラは一瞬であったがなぜが驚いた顔を浮かべていた。
「老師‼来るなら来ると連絡を入れてください‼全くいつもいつも……」
「あぁ~、すまんすまん。今回は急だったからのぉ~。後日改めて顔をだすわい。あやつにもそう伝えてくれ。」
何やら親しげに話を始めたリンリッド。
その態度に呆れ顔の男性が、ふとリヒテルとガルラに視線を向けた。
その視線はやはり品定めでもしているかのようなもので、リヒテルは少しだけ不快を顕にした。
「おっとすまんな。警戒させたようだ。老師、彼らは弟子でいいんですね?」
「ん?あぁ~そうだなぁ~。うん、そっちのちっこいやつは弟子で間違いないかのぉ~。そっちのでかいのはついでだ。」
その言葉に反応したのはガルラだった。
憤りを顕にしながらリンリッドへと食って掛かったのだ。
「ちょっとリンリッドさん。そりゃねぇ~だろうがよ。こいつと一緒にあんたの地獄につきあっただろうがよぉ~。」
そう話すガルラの言葉は次第に弱々しくなり、ついには震えだした。
リヒテルもまた同じでガルラの言葉で地獄の修行を思い出して震えていた。
その様子を見た男性は、なるほどと言わんばかりに納得の表情を浮かべていた。
「で、老師。そろそろ紹介してもらえますか?」
「すまんすまん。そのちっこいのがリヒテル・牧苗。ロイド・牧苗の倅だぁ~ね。で、こっちのでかいのがガルラ。まあ、言わなくてもわかるわな。」
リヒテルはリンリッドからの紹介を受けて頭を下げた。
男性はどこか懐かしそうにリヒテルを見つめ、手を差し伸べてきた。
「私はこの狩猟者連合協同組合帝都支部を預かる組合長のロバート・ウィリアム・テイラーだ。」
「リヒテル・牧苗です。宜しくおねがいします。」
目の前の人物が組合長だとは思っていなかったリヒテルは、驚きながらも握手に応じた。
その手は今だ引き締まっており、見た目の体格とは全く似ても似つかなかった。
「ガルラ・グリゴールです。当時はその……。」
「あの事故以来か……。風のうわさでは聞いていたよ。よく頑張ってここまで登ってきた。当時がランク2に上がったところだったかな?」
ガルラは申し訳無さそうに顔を歪めていた。
その表情には後悔が伺い知れる。
ロバートもまた当時を思い出したのか、同じように後悔の念に掴まれてしまっていた。
パンパンパン‼
そんな空気を察してかリンリッドが手を打ち鳴らし、自身に注意を強制的に向けさせたのだ。
「その話はあとにしようかねぇ~。それよりもロバート、頼みがあるんだがいいかいのぉ~?」
「良いも悪いも拒否権なんて無いでしょうに……」
ニヤリとしながらロバートを見つめるリンリッド。
ロバートもまた、諦めたように要件を伺った。
「リヒテルの坊主も狩猟免許証2に上がったんでのぉ~、丁度いいのをみつくろってほしいんじゃよ。」
「わかりました。明日までには見繕います。むしろそのまま森に入ってもらってもいいですよ。どうせ狩っても狩っても溢れ出てくるんですから。今じゃ依頼受けるほうが少ないですから。」
10
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる