少女の手には呪いの本

七海 司

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読書ノート7月20日

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タイトル
読めないため、意訳「聖なる栞に選ばれた勇者が魔王を救う話」

○○年6月17日。7月20日追記
ジャンル:ファンタジー
章:終章
 感想
 自己犠牲の塊である勇者の旅がようやく終わった。本の世界の村人たちは勇者なら大丈夫といって何でもかんでも困難を押し付けて我関せずを貫いていた。常闇森の魔犬、主人なき城のバケグモ、大荒原のゴルゴーン。これらの魔物は狩られるだけの理由があった。

 魔王との一騎打ち。何をやっても魔王には歯が立たない。さらには魔王は勇者のたった1人の友人を人質にとってしまいまった。何もできず、絶望した勇者だったが、友の言葉で刺し違える覚悟を決めた。残念ながら友の言葉は何が書いてあるのか読むことができなかった。
 勇者と魔王は溶岩の中に転落して二度と這い上がってくる事はなかった。
 魔王は一体何をしたのだろうか。狩られるほどのことをしたのだろうか。

○○年7月20日 追記
章 終章のさらに先あとがき
 まさか、後書きにまで物語が続いているとは思わなかった。

「溶岩に落ちた魔王と勇者は、死ぬ事はなく2人は互いの理解者となり一瞬の永遠を共に生きた。」とあった。

 一応、ハッピーエンドの物語なのだろう。
 ファンタジーを現実にする予言の本。

 酷い目にあったからもう、テスト対策のために裏図書室を利用するのはやめることにする。

 それにしても、枝折しおりに選ばれた日色ヒイロが勇者ヒーローか。確かに彼女は物語通りにずっと夏海を救い続けていたわね。

 物語に書いてある事は現実になるけれども順番はバラバラでもいい。その法則性は知っていたけれど、終章の再現なのに序章の出来事を適用して、日色さんを勇者にしてしまうなんてね。

 そんなことよりも最後まで足掻き続けた日色さんの姿に惚れてしまうなんて、我ながら情けないわ。

 まさか、私が恋に落ちたなんて。あの二人には知られたくないわ。
                                           真尾 詩織
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