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第三十七話 英雄と死
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「後ろの雑魚共はいなくなった。さあ! 始めようか! 英雄殿」
「この子、聞こえていないようだよ? 魔力が暴走しているようだし、3000年前と同じね」
「そんなことはいいから、早く始末してください!」
「はいよ!」
俺を囲んでいるのは余裕の笑みを浮かべている8人の成人した騎士のようだ。騎士だろうが何だろうが関係ない。目の前にいる存在をただ消すだけだ。
「闇よ、力を貸してくれ 暗黒剣風よ、力を貸してくれ! 風靴」
相手は俺が詠唱するのと同時に魔法武器を具現化していた。
「ほう。聞くところによれば、光と闇魔素しかまともに使えないと聞いていたが。風靴か。ちゃんと技を扱えるようになっているんだな」
「そうみたいね! だけど! いくら魔力が私たちより強くても数的不利だよ? 私たちに勝てるかな~」
相手は何かを言い俺に斬りかかろうとしている。8人全員の攻撃を回避するのは難しいだろう。ならば左側から攻撃してくる3人の攻撃に対し盾を詠唱し、前方の2人の攻撃を暗黒剣で防ぎ、右と後ろの3人の攻撃を避ければいいだけだ。
俺の予測通り左から3人、前から2人、右から2人、後ろから1人が斬りかかってきた。なんとわかりやすい攻撃をしてくるのだろうか。この程度の攻撃なら俺が今からする行動を予測すらできないだろう。
俺の行動予測すらできない8人は単調に攻撃してくる。俺はその攻撃をを防ぎ、かわしながら徐々に後方に下がっていた。
だが、さすがの俺でも8人の攻撃を延々と防ぐことはできなかったようだ。後方からの斬撃が悪魔の衣にあたっていた。
「なんで!? 私の攻撃全く効かないじゃない! あんた魔力いくらよ!!」
「サミー将軍の予測すら超えているということか。お前らは俺とこいつが一騎打ちしている間に、7人で攻撃しろ。そうすれば、さすがに悪魔の衣を無力化できるだろう」
「まさかマーシュ! あなた自分の命を削ってまで魔力を高めるあの技を使おうというの?」
「マーシュそれだけはダメだ!」
「誰かがやらないと、俺たちはこいつただ一人に負けることになる。そして、こいつは俺たちが倒さなければ、イースを滅ぼすかもしれない」
こいつらは堂々と俺の前で作戦会議をしていた。まぁ、いいだろう。待ってやる。この程度の実力では俺を倒せないのだから。
「そうね...... 神々より伝授されたのは選ばれしあなただけよ。任せるわ......」
ようやく作戦が決まったのか。囲んでいるラムースの騎士たちは再び俺を睨みつけていた。
「化け物め!! これで終わりだ。光と闇の神々を作りし自然よ! 我に力を与えたまえ! 削命力!!」
俺の目の前にいた男はそう言うと男の上から虹色の光が降り注いでいた。
「これが削命力!!か! 魔力も向上し技も自然に頭に入ってくる!」
「マーシュ! 体は大丈夫なのか!」
「ああ! 問題ない。それより、この化け物を早く倒そう! 火の聖霊よ! 我に力を与えたまえ! 火龍砲!!」
男は2mほどの火の大砲を俺に向け魔力を高めていた。見たことなのない技だがこの程度の技はじいてやる。
「光よ! 俺に力をかしてくれ 天界壁」
「うそでしょ! 大天使様しか使えない技を......」
「話はあとだ! もたもたしていると天界壁がこいつの周りを囲んでしまう! その前に斬れ!」
男の声が聞こえると思ったら男は火龍砲!!を放つと俺に斬りかかってきた。
どうやらこの男の魔力はそれほど強くないようだ。それにこの程度のこと既に予知で予測済みだ。俺は前方に盾を発動し男の攻撃を防いでいた。
「それだけじゃないのよ!」
女の声が聞こえると左右と後ろから斬りかかってくる。だが、これも予測済みだ。俺は同時に斬りかかってくる攻撃を避けようとした。だが、7人の攻撃を避けられるわけがなく、悪魔の衣も破ると俺の背中と腕に深々と傷をつけていた。
「やったわ!! あとはとどめを......」
「光よ、力を貸してくれ 天恵」
「うそだろ!! 傷がどんどん治っていく......」
「見惚れている場合じゃないぞ! 早くとどめをさすぞ!」
天恵をしている間に8人のラムースの騎士たちは俺に何度も何度も斬りかかっていた。
くそ。こんなやつらに負けるわけにはいかない。手加減をしたのが仇となったか。最初から大技で館ごと消してしまえばよかった。今の俺はまともに頭が働いていないようだ。
ここまでか......
「やったぞ! ようやく詠唱をやめたぞ!」
「そうね...... 魔力を使いすぎて疲れたわ......」
「おい......マーシュ!! こいつまだ何かしようとしているぞ......」
「そんな馬鹿な!! いや、まて。感じるぞ。全魔素がこいつの周囲に集まっているのを」
「そんなの反則じゃない! なんだか嫌な予感がするわ......」
「ああ! どうやらユーシェの言う通りらしい。天から虹色のオーラが徐々に拡大している。こいつ、街ごと滅ぼす気だ......」
「なら、とどめを刺せばいいだけだ! マーシュ! 命令を!!」
「いや、今の俺にはわかるんだ。オーラに触れれば魔力に圧倒され死ぬぞ」
男たちが何やら話していると、前方の大きな扉が開き、醜い、豚のように太った男がこちらに向かうと大声で叫んでいた。それに、扉の向こうには下着姿の女2人の姿も見えるな。
「まだ処分していないのか! 全く、どいつもこいつも邪魔ばかり...... 一体この虹色のオーラはなんだ!?」
「ご主人様! どうやらまだ倒していないようでして! 私がこいつらにきつく言っておきま――」
「ガリア皇国宰相。それに、お前。早く逃げたほうがいい」
「何を言っている! 役立たずが!! わしに任せておけ!」
醜い男はそう言うと、魔法武器を具現化すると、俺に近づいていた。
「なんだこれは! 体が!!」
男はオーラの内側に近づくにつれ、全身が火傷したように皮膚が炎症していた。
「馬鹿な男だ。おい、俺たちはこの街を今すぐ出るぞ!」
リーダーのような男が何かを言うと8人は背を向け階段を上っている。
易々と逃がすか! 俺は全神経を空間内の魔素の感知に使い全空間の魔素を周囲にどんどん集めていく。
魔素を集めていると前方の女二人が縄を外しながらこちらに向かっているのが見えた。
なんでだろう。この二人を見ていると優しい気分になる。心が安らぐ。この二人は一体何者なのだろうか。
いや、関係ない。ただ目の前の敵を倒すのみだ!
「イツキ!?」
「姫様! どうやら聞こえていないようです!」
「なんでよ!! なんで聞こえていないの!」
女は俺に何かを言っているが全く聞こえない。その言葉を聞いてみたい。
だが、こいつらは敵だ。油断してはいけない。俺は一瞬気を緩みそうになったが、再び引き締めるために女たちを睨みつける。
「イツキ! 今そのオーラを消してやるからな!」
再び声が聞こえてくると二人の女は俺に近づいくる。
どんどんと距離を縮め、ついにオーラに触れる距離まで近づいていた。。だが、二人の皮膚が炎症することはなかった。
馬鹿な! こいつらの魔力は俺よりも上なのか!?
これはまずい。俺にこいつらを倒せるだけの力はもはや残っていない。いや、俺のオーラに入れる奴を倒せるほどの実力はない。
もうお手上げだ。俺を倒すほどの実力者だ。大人しく斬られよう。
俺は目を瞑り、二人が技を発動するのを待っていると、柔らかい感触が俺の体の左右から伝わってきた。
あろうことか敵であるはずの二人の女は俺に抱き着いていた。
「イツキ!! こんなに傷ついて......」
「一人で死ぬことは許さんぞ! 起きろ馬鹿者!」
「そうよ! 大丈夫! 私たちはそばにいるから......」
何を言っているかわからないが、この感覚はまるで俺たちが知り合いだったと錯覚させるように、彼女たちのぬくもりと声は俺の心の奥深くに届いている。
この二人は一体......
俺はぬくもりを感じながら考えていると、断片的に彼女たちと過ごした記憶が俺の脳を支配する。
そうか。思い出した。俺はこの二人を助けるために、ここに来たのだった。
どうやら二人は無事らしい。凌辱されたとは思えないほど綺麗な姿をしていた。
「二人とも、ありがとう......」
「イツキ!」
「大丈夫なのか、イツキ!」
「ああ、大丈夫さ...... だが、この爆発は抑えられそうにない。せめて二人のために盾を張らせてくれ」
「なにを言って――」
俺は深く傷ついたボロボロの体に鞭を打ち、天界壁を二人を覆うように唱えた。
「この子、聞こえていないようだよ? 魔力が暴走しているようだし、3000年前と同じね」
「そんなことはいいから、早く始末してください!」
「はいよ!」
俺を囲んでいるのは余裕の笑みを浮かべている8人の成人した騎士のようだ。騎士だろうが何だろうが関係ない。目の前にいる存在をただ消すだけだ。
「闇よ、力を貸してくれ 暗黒剣風よ、力を貸してくれ! 風靴」
相手は俺が詠唱するのと同時に魔法武器を具現化していた。
「ほう。聞くところによれば、光と闇魔素しかまともに使えないと聞いていたが。風靴か。ちゃんと技を扱えるようになっているんだな」
「そうみたいね! だけど! いくら魔力が私たちより強くても数的不利だよ? 私たちに勝てるかな~」
相手は何かを言い俺に斬りかかろうとしている。8人全員の攻撃を回避するのは難しいだろう。ならば左側から攻撃してくる3人の攻撃に対し盾を詠唱し、前方の2人の攻撃を暗黒剣で防ぎ、右と後ろの3人の攻撃を避ければいいだけだ。
俺の予測通り左から3人、前から2人、右から2人、後ろから1人が斬りかかってきた。なんとわかりやすい攻撃をしてくるのだろうか。この程度の攻撃なら俺が今からする行動を予測すらできないだろう。
俺の行動予測すらできない8人は単調に攻撃してくる。俺はその攻撃をを防ぎ、かわしながら徐々に後方に下がっていた。
だが、さすがの俺でも8人の攻撃を延々と防ぐことはできなかったようだ。後方からの斬撃が悪魔の衣にあたっていた。
「なんで!? 私の攻撃全く効かないじゃない! あんた魔力いくらよ!!」
「サミー将軍の予測すら超えているということか。お前らは俺とこいつが一騎打ちしている間に、7人で攻撃しろ。そうすれば、さすがに悪魔の衣を無力化できるだろう」
「まさかマーシュ! あなた自分の命を削ってまで魔力を高めるあの技を使おうというの?」
「マーシュそれだけはダメだ!」
「誰かがやらないと、俺たちはこいつただ一人に負けることになる。そして、こいつは俺たちが倒さなければ、イースを滅ぼすかもしれない」
こいつらは堂々と俺の前で作戦会議をしていた。まぁ、いいだろう。待ってやる。この程度の実力では俺を倒せないのだから。
「そうね...... 神々より伝授されたのは選ばれしあなただけよ。任せるわ......」
ようやく作戦が決まったのか。囲んでいるラムースの騎士たちは再び俺を睨みつけていた。
「化け物め!! これで終わりだ。光と闇の神々を作りし自然よ! 我に力を与えたまえ! 削命力!!」
俺の目の前にいた男はそう言うと男の上から虹色の光が降り注いでいた。
「これが削命力!!か! 魔力も向上し技も自然に頭に入ってくる!」
「マーシュ! 体は大丈夫なのか!」
「ああ! 問題ない。それより、この化け物を早く倒そう! 火の聖霊よ! 我に力を与えたまえ! 火龍砲!!」
男は2mほどの火の大砲を俺に向け魔力を高めていた。見たことなのない技だがこの程度の技はじいてやる。
「光よ! 俺に力をかしてくれ 天界壁」
「うそでしょ! 大天使様しか使えない技を......」
「話はあとだ! もたもたしていると天界壁がこいつの周りを囲んでしまう! その前に斬れ!」
男の声が聞こえると思ったら男は火龍砲!!を放つと俺に斬りかかってきた。
どうやらこの男の魔力はそれほど強くないようだ。それにこの程度のこと既に予知で予測済みだ。俺は前方に盾を発動し男の攻撃を防いでいた。
「それだけじゃないのよ!」
女の声が聞こえると左右と後ろから斬りかかってくる。だが、これも予測済みだ。俺は同時に斬りかかってくる攻撃を避けようとした。だが、7人の攻撃を避けられるわけがなく、悪魔の衣も破ると俺の背中と腕に深々と傷をつけていた。
「やったわ!! あとはとどめを......」
「光よ、力を貸してくれ 天恵」
「うそだろ!! 傷がどんどん治っていく......」
「見惚れている場合じゃないぞ! 早くとどめをさすぞ!」
天恵をしている間に8人のラムースの騎士たちは俺に何度も何度も斬りかかっていた。
くそ。こんなやつらに負けるわけにはいかない。手加減をしたのが仇となったか。最初から大技で館ごと消してしまえばよかった。今の俺はまともに頭が働いていないようだ。
ここまでか......
「やったぞ! ようやく詠唱をやめたぞ!」
「そうね...... 魔力を使いすぎて疲れたわ......」
「おい......マーシュ!! こいつまだ何かしようとしているぞ......」
「そんな馬鹿な!! いや、まて。感じるぞ。全魔素がこいつの周囲に集まっているのを」
「そんなの反則じゃない! なんだか嫌な予感がするわ......」
「ああ! どうやらユーシェの言う通りらしい。天から虹色のオーラが徐々に拡大している。こいつ、街ごと滅ぼす気だ......」
「なら、とどめを刺せばいいだけだ! マーシュ! 命令を!!」
「いや、今の俺にはわかるんだ。オーラに触れれば魔力に圧倒され死ぬぞ」
男たちが何やら話していると、前方の大きな扉が開き、醜い、豚のように太った男がこちらに向かうと大声で叫んでいた。それに、扉の向こうには下着姿の女2人の姿も見えるな。
「まだ処分していないのか! 全く、どいつもこいつも邪魔ばかり...... 一体この虹色のオーラはなんだ!?」
「ご主人様! どうやらまだ倒していないようでして! 私がこいつらにきつく言っておきま――」
「ガリア皇国宰相。それに、お前。早く逃げたほうがいい」
「何を言っている! 役立たずが!! わしに任せておけ!」
醜い男はそう言うと、魔法武器を具現化すると、俺に近づいていた。
「なんだこれは! 体が!!」
男はオーラの内側に近づくにつれ、全身が火傷したように皮膚が炎症していた。
「馬鹿な男だ。おい、俺たちはこの街を今すぐ出るぞ!」
リーダーのような男が何かを言うと8人は背を向け階段を上っている。
易々と逃がすか! 俺は全神経を空間内の魔素の感知に使い全空間の魔素を周囲にどんどん集めていく。
魔素を集めていると前方の女二人が縄を外しながらこちらに向かっているのが見えた。
なんでだろう。この二人を見ていると優しい気分になる。心が安らぐ。この二人は一体何者なのだろうか。
いや、関係ない。ただ目の前の敵を倒すのみだ!
「イツキ!?」
「姫様! どうやら聞こえていないようです!」
「なんでよ!! なんで聞こえていないの!」
女は俺に何かを言っているが全く聞こえない。その言葉を聞いてみたい。
だが、こいつらは敵だ。油断してはいけない。俺は一瞬気を緩みそうになったが、再び引き締めるために女たちを睨みつける。
「イツキ! 今そのオーラを消してやるからな!」
再び声が聞こえてくると二人の女は俺に近づいくる。
どんどんと距離を縮め、ついにオーラに触れる距離まで近づいていた。。だが、二人の皮膚が炎症することはなかった。
馬鹿な! こいつらの魔力は俺よりも上なのか!?
これはまずい。俺にこいつらを倒せるだけの力はもはや残っていない。いや、俺のオーラに入れる奴を倒せるほどの実力はない。
もうお手上げだ。俺を倒すほどの実力者だ。大人しく斬られよう。
俺は目を瞑り、二人が技を発動するのを待っていると、柔らかい感触が俺の体の左右から伝わってきた。
あろうことか敵であるはずの二人の女は俺に抱き着いていた。
「イツキ!! こんなに傷ついて......」
「一人で死ぬことは許さんぞ! 起きろ馬鹿者!」
「そうよ! 大丈夫! 私たちはそばにいるから......」
何を言っているかわからないが、この感覚はまるで俺たちが知り合いだったと錯覚させるように、彼女たちのぬくもりと声は俺の心の奥深くに届いている。
この二人は一体......
俺はぬくもりを感じながら考えていると、断片的に彼女たちと過ごした記憶が俺の脳を支配する。
そうか。思い出した。俺はこの二人を助けるために、ここに来たのだった。
どうやら二人は無事らしい。凌辱されたとは思えないほど綺麗な姿をしていた。
「二人とも、ありがとう......」
「イツキ!」
「大丈夫なのか、イツキ!」
「ああ、大丈夫さ...... だが、この爆発は抑えられそうにない。せめて二人のために盾を張らせてくれ」
「なにを言って――」
俺は深く傷ついたボロボロの体に鞭を打ち、天界壁を二人を覆うように唱えた。
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