3 / 21
第2話ニャ!お助けキャラのロキ登場ニャ!
しおりを挟む
「私の名前はロキ。アースガルド派閥の第2級神、これでもけっこうな神なんだよ」
「またまた神様かニャ?今日はいったい全体どうしたんだニャ?」
「結論からいおう。君の存在は今、神界で3つの意見にわれてる。1つめは脅威的存在であるため、すぐに元の世界に帰そうという意見」
「2つめはこの世界で君の動向を見守りつつ、その力を研究しようという意見」
「3つめは君という存在を面白がって、この世界を犠牲にしてでももっと見たい意見。もっとも3つ目のはハーデスを筆頭とした冥界派閥の神の意見だけどね」
「いきなり難しい話だニャー!?」
「ごめんね、でも大切なことなんだ。そこで君はどうしたい?この世界で目的を聞きたいんだ」
「目的…」
ドラのまんまるいカワイイ目が獣のようにキラリと光るニャ。
ドラはいってもネコ科の肉食獣ニャ?
そんな百獣のドラがやるべきことは決まってるニャ。
「それはもちろん…この世界の破壊と蹂躙ニャ!」
「なっ…!」
決まった…。
威厳とドスを聞かせた声がロキさんを貫くニャ。
百獣のドラの後にはチリ1つ残らないニャ?
ニャハハ。
「ヒュー…ヒュー」
「あ、あのうロキさん?」
ロキさんはビビって全身汗だらけで腰を抜かしてしまったニャ!
てっきり冗談のつもりだったんだが…
こんないたいけなネコ相手に大げさな反応なんだニャ。
「大丈夫かニャ。ロキさん」
「…いや、大丈夫だ。一瞬、本物の災厄に触れたような感覚だ…」
「ニャー」
「上位神だからこそわかる本物の…」
ロキさんは一人でブツブツ言っているニャ。
なんか気まずい雰囲気だニャ。
流れを変えないと…そうだニャ!
「ロキさん!ヴァルキリーさんが突然死んでしまったんだニャ!」
「ええ!?」
「ほらほらあそこ!うずくまっているのがわかるニャ?」
「ホントだ…」
ロキはヴァルキリーさんの死体に駆け寄り呆然とするニャ。
同じ神だから仲間だったんかニャ?
なんだかかわいそうニャ。
「で、でも神様だから生き返るんだニャ?」
「いちおう創生神アマテラスに頼めばなんとか…でもこれは」
「ニャ?」
ロキはヴァルキリーさんの遺体を確認し、みるみる顔が青ざめていくニャ?
ああ、そうか。
いちおうロキにもネコ式超魔術の解説をしておいたほうがいいかニャ。
「ヴァルキリーさんはドラのネコ式超魔術を事故でモロに喰らってしまったんだニャー」
「なっ…!」
「ちなみにドラのネコ式超魔術によって死んでしまったら、魂をミクロレベルで分解し、跡形もないよう自動焼却するニャ?」
「魂を…?」
「死者蘇生とか自然のルールを無視するのは結構だけど、ドラはやっぱり自然に生きる獣。自然の掟を大事にするドラだからこそ、ぜったい死者蘇生できないように、ここはこだわってチューニングしたニャ」
「魂をミクロレベルで分解…ありえない…でも」
ドラの解説に納得がいっていないロキだったけど、ヴァルキリーさんはやっぱ神様でもダメみたいだニャ。
こうなったら気持ちを切り替えて次の話ニャ!
「ロキさん。そんなことより神様ならそろそろ…ニャオーン」
「えっ」
「ニャアアアン」
「??」
ドラの美しい猫なで声にキョトンとしてるニャ?
まったく。
鈍い神様だニャ。直接言わなきゃわからないのかニャ?
「なんかくれるんだニャ?加護とかアイテムとか」
「!ああ、今すぐ」
ゴソ…
ロキさんが懐から出したのは小さな腕輪だったニャ。
「これは≪ドラウプニル≫。神話級のアクセサリーだよ。何かと役に立つと思う」
「ニャアアア…」
しょぼい。
正直…いらないニャ。
そもそもドラは猫だから腕輪とかつけれないニャ。
まあ金色だから質屋で売れば少しは金になるかもニャ?
ボン!
「第10階層ネコ式超魔術・ドラズボックス!」
「これが超魔術…」
第10階層ネコ式超魔術・ドラズボックスとはドラが作成した無限のアイテムボックスニャ。
ここにもらったアイテムを入れて…と。
「とにかくヴァルキリーの死については、こちらで伏せておくよ」
「ニャ?なんだかわからんけど助かるニャ」
「神が蘇生できないレベルの魔法が存在するなんておおやけにしてしまったら事件どころの話ではないからね」
そんなもんなんかニャ?
一連の流れでわかったのは、どうやらロキはお助けキャラ的なポジションなんかニャ?
はじめはチート能力をくれた女神様かと思ったけど、なんだか最近冷たいし…
神様も色々むずかしい存在だニャ。
「またまた神様かニャ?今日はいったい全体どうしたんだニャ?」
「結論からいおう。君の存在は今、神界で3つの意見にわれてる。1つめは脅威的存在であるため、すぐに元の世界に帰そうという意見」
「2つめはこの世界で君の動向を見守りつつ、その力を研究しようという意見」
「3つめは君という存在を面白がって、この世界を犠牲にしてでももっと見たい意見。もっとも3つ目のはハーデスを筆頭とした冥界派閥の神の意見だけどね」
「いきなり難しい話だニャー!?」
「ごめんね、でも大切なことなんだ。そこで君はどうしたい?この世界で目的を聞きたいんだ」
「目的…」
ドラのまんまるいカワイイ目が獣のようにキラリと光るニャ。
ドラはいってもネコ科の肉食獣ニャ?
そんな百獣のドラがやるべきことは決まってるニャ。
「それはもちろん…この世界の破壊と蹂躙ニャ!」
「なっ…!」
決まった…。
威厳とドスを聞かせた声がロキさんを貫くニャ。
百獣のドラの後にはチリ1つ残らないニャ?
ニャハハ。
「ヒュー…ヒュー」
「あ、あのうロキさん?」
ロキさんはビビって全身汗だらけで腰を抜かしてしまったニャ!
てっきり冗談のつもりだったんだが…
こんないたいけなネコ相手に大げさな反応なんだニャ。
「大丈夫かニャ。ロキさん」
「…いや、大丈夫だ。一瞬、本物の災厄に触れたような感覚だ…」
「ニャー」
「上位神だからこそわかる本物の…」
ロキさんは一人でブツブツ言っているニャ。
なんか気まずい雰囲気だニャ。
流れを変えないと…そうだニャ!
「ロキさん!ヴァルキリーさんが突然死んでしまったんだニャ!」
「ええ!?」
「ほらほらあそこ!うずくまっているのがわかるニャ?」
「ホントだ…」
ロキはヴァルキリーさんの死体に駆け寄り呆然とするニャ。
同じ神だから仲間だったんかニャ?
なんだかかわいそうニャ。
「で、でも神様だから生き返るんだニャ?」
「いちおう創生神アマテラスに頼めばなんとか…でもこれは」
「ニャ?」
ロキはヴァルキリーさんの遺体を確認し、みるみる顔が青ざめていくニャ?
ああ、そうか。
いちおうロキにもネコ式超魔術の解説をしておいたほうがいいかニャ。
「ヴァルキリーさんはドラのネコ式超魔術を事故でモロに喰らってしまったんだニャー」
「なっ…!」
「ちなみにドラのネコ式超魔術によって死んでしまったら、魂をミクロレベルで分解し、跡形もないよう自動焼却するニャ?」
「魂を…?」
「死者蘇生とか自然のルールを無視するのは結構だけど、ドラはやっぱり自然に生きる獣。自然の掟を大事にするドラだからこそ、ぜったい死者蘇生できないように、ここはこだわってチューニングしたニャ」
「魂をミクロレベルで分解…ありえない…でも」
ドラの解説に納得がいっていないロキだったけど、ヴァルキリーさんはやっぱ神様でもダメみたいだニャ。
こうなったら気持ちを切り替えて次の話ニャ!
「ロキさん。そんなことより神様ならそろそろ…ニャオーン」
「えっ」
「ニャアアアン」
「??」
ドラの美しい猫なで声にキョトンとしてるニャ?
まったく。
鈍い神様だニャ。直接言わなきゃわからないのかニャ?
「なんかくれるんだニャ?加護とかアイテムとか」
「!ああ、今すぐ」
ゴソ…
ロキさんが懐から出したのは小さな腕輪だったニャ。
「これは≪ドラウプニル≫。神話級のアクセサリーだよ。何かと役に立つと思う」
「ニャアアア…」
しょぼい。
正直…いらないニャ。
そもそもドラは猫だから腕輪とかつけれないニャ。
まあ金色だから質屋で売れば少しは金になるかもニャ?
ボン!
「第10階層ネコ式超魔術・ドラズボックス!」
「これが超魔術…」
第10階層ネコ式超魔術・ドラズボックスとはドラが作成した無限のアイテムボックスニャ。
ここにもらったアイテムを入れて…と。
「とにかくヴァルキリーの死については、こちらで伏せておくよ」
「ニャ?なんだかわからんけど助かるニャ」
「神が蘇生できないレベルの魔法が存在するなんておおやけにしてしまったら事件どころの話ではないからね」
そんなもんなんかニャ?
一連の流れでわかったのは、どうやらロキはお助けキャラ的なポジションなんかニャ?
はじめはチート能力をくれた女神様かと思ったけど、なんだか最近冷たいし…
神様も色々むずかしい存在だニャ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる