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第三章 父と娘、蓉子の正体
悪夢
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さちは夢を見ていた。
暗闇の中で光を求めてさまようが、どれだけ歩いても光明は見えない。やがて大きな黒い影が、さちを我が物にせんと追いかけてくる。
『さち……可愛い子。さぁ、こちらにおいで……?』
それはさちに近しいものでもあり、遠いものでもあった。優しい微笑みで、さちの心に忍び寄っては、さちが虐められて必死に耐える姿を楽しんでいたもの。さちをおのれだけのものして、骨の髄までしゃぶり、利用するつもりだった存在。さちが幸せになることを許さぬものは……。
(だれ? わたし名を呼ぶのは、だれなの?)
さちを執拗に追いかける黒い影は、なぜか甘い香りを漂わせ、さちの感覚を徐々に鈍らせていく。
(あの香りを知ってる。なつかしいわ……。わたし、もどらないと……)
朦朧としたさちは、ふらふらと黒い影のほうへ歩いていく。
『そうよ、さち。こちらにおいでなさい……可愛がってあげてよ……』
黒い影にのみこまれようとした瞬間、さちの名を呼び、抱きしめる者がいた。
『さち、九桜院家のことは忘れて幸せになれ。一度でいいから、おまえを抱きしめたかった……』
温かくて優しい声が、さちの頭に響く。父である壱郎は、さちの体をわずかな間だけ抱いた。その温もりに正気を取り戻したさちは、黒い影から慌ててぬけ出した。
父の姿が黒い影の中に浮かんでは消え、やがてゆっくりと遠のいていく。その体は哀しくなるほど小さかった。
「お父様、まって!!」
さちは自らの叫び声で目が覚めた。いつの間にか涙まで流していたのか、頬が濡れている。
「夢……? 今のは夢だったの? すごく怖かった……」
とても夢とは思えないほどの恐怖だった。温かな布団の中で目覚めたのだから夢であるのは確かなのに、現実のこととしか思えなかった。
父が自分を呼ぶ声が聞こえた気がした。ずっと自分に冷たかった父が、黒い影からさちを守ってくれた気がする。そしてまぼろしのように消えていった……。
「お父様に何かあったということ? でも、でもどうしたら……ぬらりひょん様!」
いてもたってもいられず、さちは布団から飛び出ると、寝巻き姿のまま廊下を走る。
「ぬらりひょん様、失礼致しますっ!」
目的の部屋にたどり着くと、布団の中で眠るぬらりひょんの枕元に腰をおろす。
「ぬらりひょん様、ぬらりひょん様、父が、お父様が……」
「ううん、どうした? さち……」
美丈夫な姿をしたぬらりひょんは、目をこすりながら体を起こす。
「ぬらりひょん様、お父様に何かあったのかもしれません。夢の中ですけど、そんな気がするんです。どうしたらいいでしょう?」
寝ぼけまなこなぬらりひょんにすがりつき、さちは涙ながらに訴える。
「そ、そうか。わかった、とりあえず一度着替えてから話そうぞ。な?」
「え……?」
ぬらりひょんに指摘され、おそるおそる自らの体を見下ろす。寝巻き姿のまま、しかも寝苦しかったせいか、胸元がはだけている。
「いやぁぁぁ~っ! し、しつれい致しましたぁ!!」
あられもない姿をさらしていることに気づいたさちは、真っ赤になって、ぬらりひょんから飛び離れた。
「ぬらりひょん様、申し訳ありません。怖い夢を見たものですから……」
はだけた胸元を直しながら、ぬらりにょんに事情を話すが、目を合わせることもできない。
(やだ、やだ。わたしってば。なんて格好で……)
穴があったら入りたいとはこのことだ。恥ずかしいやら申し訳ないやらで、顔をあげることができない。
「そうか。悪夢を見たか。時にはそういうこともあろう」
ぬらりひょんは立ち上がり、羽織ものをさちの細い肩にかけてやった。その気遣いはありがたいが、胸元を見られたと思うと、羞恥心で頭がどうにかなりそうだ。
「ぬらりひょん様、さちはもう大丈夫です。今から朝食の準備をしますねっ!」
「さち? 待て、話があったのだろう?」
「あ、あとでいいですぅぅ」
真っ赤になったさちがぬらりひょんの部屋を出ようとしたとき、小さな手を掴みとられた。
「少し落ち着け、さち。わしは何も気にしておらん。おぬしの父、壱郎のことだろう? 気になったことがあるなら話せ」
「で、でも、ただの夢ですから」
「夢でも何でもかまわんから話せ。わたしもよく眠れなかったのだ。壱郎と九桜院家のことが気になって」
「ぬらりひょん様もですか?」
「わしも心配しておるのだ。さち、座って話してみなさい。その夢の内容を」
「はい……」
父の壱郎の名を出され、ようやく我に返ったさちは、ぬらりにょんに少しずつ夢のことを話し始めた。
「私をおいかけてきた黒い影は、甘い香りがしました。なぜか懐かしい匂いのような気がして足を止めると、だんだんと何も考えられなくなってきて……。そうしたらお父様が私を呼び止めて、優しく抱きしめて下さったんです。でもお父様は黒い影にのみ込まれてしまって……」
「ふむ。なるほど……」
「すごく怖い夢でした。ただの夢だと思うのに、まるで本当のことのようで」
「うーむ……。あながち夢とは決めつけられんかもしれんな」
「え? どういうことですか?」
「さちが見た夢は、何かを象徴しているように思うのだ」
「何かを象徴……あの、それはどんな意味ですか?」
ぬらりにょんが何を言わんとしているのか、さちには理解できない。頭をかくんと傾ける。
「つまりな、さち。おぬし、その『懐かしい甘い香り』とやらは、どこで嗅いだのだ?」
「甘い香り……あれは……」
ぬらりひょんに聞かれたさちは、懐かしく感じる甘い香りのことを思い出そうとした。その途端、さちの頭にするどい痛みが走った。
「いたっ!」
「さち、どうした?」
「わかりません、甘い香りのことを思い出そうとしたら、頭が痛くなって。なんだか締め付けられてる気がします……。何なの、これは」
甘い香りのことを思い出したいのに、憶えているはずなのに、頭が痛くて考えることができない。
「うぅ、いたい……」
「もういい、わかった。さち、もう一度休むといい。ほら、わしの寝床に入れ」
「ぬらりひょん様……」
ぬらりひょんの寝床に引き込まれたさちは、無抵抗のまま横になった。普段なら恥ずかしくてたまらないのに、頭が痛いさちには何も考えられなくなっていく。唯一の希望は、ぬらりひょんがそばにいてくれることだった。
「ぬらりひょん様、ぬらりひょん様……」
「わしはここにおる。だから安心して眠るがいい」
「はい……」
恋い焦がれるお方の温もりにつつまれ、さちの頭痛はようやく和らぎ、心も安らいでいく。さちはゆっくりと眠りについた。
ぬらりひょんが見つめる前で、さちは軽やかな寝息をたて始める。
ぬらりひょんは手を伸ばし、さちの額に手を当てた。
「何かしらの暗示のようなものが、さちにかけられておるな。こんなことができる存在とはいったい……」
ぬらりひょんはさちのすべらかな頬をそっと撫でてやりながら、ひとり思案する。
「こんなことができるのは、ただ者ではないはずだ。これは覚悟を決めて動きださねばならんのぅ……」
壱郎を恐怖に陥れていたもの、さちの記憶を抑え込もうとしているもの。
さちだけが虐げられていた理由、突然の嫁入り……。
すべてが一本の糸で繋がっている。ぬらりひょんにはそうとしか思えなかった。
暗闇の中で光を求めてさまようが、どれだけ歩いても光明は見えない。やがて大きな黒い影が、さちを我が物にせんと追いかけてくる。
『さち……可愛い子。さぁ、こちらにおいで……?』
それはさちに近しいものでもあり、遠いものでもあった。優しい微笑みで、さちの心に忍び寄っては、さちが虐められて必死に耐える姿を楽しんでいたもの。さちをおのれだけのものして、骨の髄までしゃぶり、利用するつもりだった存在。さちが幸せになることを許さぬものは……。
(だれ? わたし名を呼ぶのは、だれなの?)
さちを執拗に追いかける黒い影は、なぜか甘い香りを漂わせ、さちの感覚を徐々に鈍らせていく。
(あの香りを知ってる。なつかしいわ……。わたし、もどらないと……)
朦朧としたさちは、ふらふらと黒い影のほうへ歩いていく。
『そうよ、さち。こちらにおいでなさい……可愛がってあげてよ……』
黒い影にのみこまれようとした瞬間、さちの名を呼び、抱きしめる者がいた。
『さち、九桜院家のことは忘れて幸せになれ。一度でいいから、おまえを抱きしめたかった……』
温かくて優しい声が、さちの頭に響く。父である壱郎は、さちの体をわずかな間だけ抱いた。その温もりに正気を取り戻したさちは、黒い影から慌ててぬけ出した。
父の姿が黒い影の中に浮かんでは消え、やがてゆっくりと遠のいていく。その体は哀しくなるほど小さかった。
「お父様、まって!!」
さちは自らの叫び声で目が覚めた。いつの間にか涙まで流していたのか、頬が濡れている。
「夢……? 今のは夢だったの? すごく怖かった……」
とても夢とは思えないほどの恐怖だった。温かな布団の中で目覚めたのだから夢であるのは確かなのに、現実のこととしか思えなかった。
父が自分を呼ぶ声が聞こえた気がした。ずっと自分に冷たかった父が、黒い影からさちを守ってくれた気がする。そしてまぼろしのように消えていった……。
「お父様に何かあったということ? でも、でもどうしたら……ぬらりひょん様!」
いてもたってもいられず、さちは布団から飛び出ると、寝巻き姿のまま廊下を走る。
「ぬらりひょん様、失礼致しますっ!」
目的の部屋にたどり着くと、布団の中で眠るぬらりひょんの枕元に腰をおろす。
「ぬらりひょん様、ぬらりひょん様、父が、お父様が……」
「ううん、どうした? さち……」
美丈夫な姿をしたぬらりひょんは、目をこすりながら体を起こす。
「ぬらりひょん様、お父様に何かあったのかもしれません。夢の中ですけど、そんな気がするんです。どうしたらいいでしょう?」
寝ぼけまなこなぬらりひょんにすがりつき、さちは涙ながらに訴える。
「そ、そうか。わかった、とりあえず一度着替えてから話そうぞ。な?」
「え……?」
ぬらりひょんに指摘され、おそるおそる自らの体を見下ろす。寝巻き姿のまま、しかも寝苦しかったせいか、胸元がはだけている。
「いやぁぁぁ~っ! し、しつれい致しましたぁ!!」
あられもない姿をさらしていることに気づいたさちは、真っ赤になって、ぬらりひょんから飛び離れた。
「ぬらりひょん様、申し訳ありません。怖い夢を見たものですから……」
はだけた胸元を直しながら、ぬらりにょんに事情を話すが、目を合わせることもできない。
(やだ、やだ。わたしってば。なんて格好で……)
穴があったら入りたいとはこのことだ。恥ずかしいやら申し訳ないやらで、顔をあげることができない。
「そうか。悪夢を見たか。時にはそういうこともあろう」
ぬらりひょんは立ち上がり、羽織ものをさちの細い肩にかけてやった。その気遣いはありがたいが、胸元を見られたと思うと、羞恥心で頭がどうにかなりそうだ。
「ぬらりひょん様、さちはもう大丈夫です。今から朝食の準備をしますねっ!」
「さち? 待て、話があったのだろう?」
「あ、あとでいいですぅぅ」
真っ赤になったさちがぬらりひょんの部屋を出ようとしたとき、小さな手を掴みとられた。
「少し落ち着け、さち。わしは何も気にしておらん。おぬしの父、壱郎のことだろう? 気になったことがあるなら話せ」
「で、でも、ただの夢ですから」
「夢でも何でもかまわんから話せ。わたしもよく眠れなかったのだ。壱郎と九桜院家のことが気になって」
「ぬらりひょん様もですか?」
「わしも心配しておるのだ。さち、座って話してみなさい。その夢の内容を」
「はい……」
父の壱郎の名を出され、ようやく我に返ったさちは、ぬらりにょんに少しずつ夢のことを話し始めた。
「私をおいかけてきた黒い影は、甘い香りがしました。なぜか懐かしい匂いのような気がして足を止めると、だんだんと何も考えられなくなってきて……。そうしたらお父様が私を呼び止めて、優しく抱きしめて下さったんです。でもお父様は黒い影にのみ込まれてしまって……」
「ふむ。なるほど……」
「すごく怖い夢でした。ただの夢だと思うのに、まるで本当のことのようで」
「うーむ……。あながち夢とは決めつけられんかもしれんな」
「え? どういうことですか?」
「さちが見た夢は、何かを象徴しているように思うのだ」
「何かを象徴……あの、それはどんな意味ですか?」
ぬらりにょんが何を言わんとしているのか、さちには理解できない。頭をかくんと傾ける。
「つまりな、さち。おぬし、その『懐かしい甘い香り』とやらは、どこで嗅いだのだ?」
「甘い香り……あれは……」
ぬらりひょんに聞かれたさちは、懐かしく感じる甘い香りのことを思い出そうとした。その途端、さちの頭にするどい痛みが走った。
「いたっ!」
「さち、どうした?」
「わかりません、甘い香りのことを思い出そうとしたら、頭が痛くなって。なんだか締め付けられてる気がします……。何なの、これは」
甘い香りのことを思い出したいのに、憶えているはずなのに、頭が痛くて考えることができない。
「うぅ、いたい……」
「もういい、わかった。さち、もう一度休むといい。ほら、わしの寝床に入れ」
「ぬらりひょん様……」
ぬらりひょんの寝床に引き込まれたさちは、無抵抗のまま横になった。普段なら恥ずかしくてたまらないのに、頭が痛いさちには何も考えられなくなっていく。唯一の希望は、ぬらりひょんがそばにいてくれることだった。
「ぬらりひょん様、ぬらりひょん様……」
「わしはここにおる。だから安心して眠るがいい」
「はい……」
恋い焦がれるお方の温もりにつつまれ、さちの頭痛はようやく和らぎ、心も安らいでいく。さちはゆっくりと眠りについた。
ぬらりひょんが見つめる前で、さちは軽やかな寝息をたて始める。
ぬらりひょんは手を伸ばし、さちの額に手を当てた。
「何かしらの暗示のようなものが、さちにかけられておるな。こんなことができる存在とはいったい……」
ぬらりひょんはさちのすべらかな頬をそっと撫でてやりながら、ひとり思案する。
「こんなことができるのは、ただ者ではないはずだ。これは覚悟を決めて動きださねばならんのぅ……」
壱郎を恐怖に陥れていたもの、さちの記憶を抑え込もうとしているもの。
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