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ただいま
140話 震える脚で
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また時間が経った
時間はあっという間で、気付けばもうすぐ20歳だ
結婚したのが4年前
それから1年後にローズが来て
成人したのはケイリクス神殿にいる時だったな
その後に神子としての役目を終えて、一年以上も家出をしていた
こうやって並べると、あっという間でもなかなかに内容が濃い
簡略化しても、だ
でも、その4年の殆どが眠ってるっていう…
気絶したり、死にかけたり、平和だったとは言えない
時間の流れを感じながら、重たい体を起こした
気が付いたら昼過ぎ
流石に寝過ぎたかな
ベッドから降りて杖をついた時、バランスを崩して盛大に転んでしまった
「いっ、たた……あ、杖が……」
転んだ時にサイドテーブルに強くぶつけたらしい
杖が折れ曲がっている
……リハビリはしてるのに、脚はちっとも良くならない
杖無しで歩くことも難しいし、走るなんてもっと無理
もしかしたら二度と良くならないのかもしれない
これから悪化していく可能性だってある
人にどんどん迷惑をかけている
「カメリア!すっごい音したけど大丈夫か?」
「ごめん…僕は大丈夫だけど杖が…」
「あちゃー…。別のやつと交換しないとだなぁ、これ」
グドは僕をベッドに戻してから大急ぎで杖を取りに行った
まいったな、すぐに行きたい場所があるのに
アズのところに……
いや、行こう
グドが杖を持ってくるまで時間がかかるだろう
何もしないで待ってるより、早くアズの元に行くべきだ
僕は壁伝いでアズの部屋に向かった
階は同じだし、そこまで離れてるわけじゃ無い
……まぁ、城内にしては、だけど
上手く力の入らない脚も、引きずってなら移動できる
なんとかアズ様の部屋の前まで来れた
けど、ノックをしても反応は無い
今は部屋にいないのかな
また、後で来るしかないかな…
「カメリア…?なんでここに……」
「アズ様!」
「杖は?そんなフラフラでここまで来たんですか?たった1人で?」
あ……
やっぱり、迷惑だったかな…
気持ちが先走って何も考えずに来たけど、よく考えればこんな状態で来るなんてどうかしてるよね
「その、ごめんなさい…。今の僕が出歩くのは良く無いですよね。邪魔になる」
「そういうことじゃ…!はぁ、とりあえず部屋の中に入ってからですね」
アズの手を借りて部屋に入った
机の上には書類と本の山
忙しいのに余計に負担を増やしてしまった
自分のことばっかり考えてる場合じゃ無いのに
そのままソファに座ると、アズは正面に座って頭を抱えた
「まったく、本当に何を考えているんですか」
「あ、その…ごめんなさい……」
「本当に…なんで無茶をしてまで来るんです?」
怒ってる
こんな事して怒られるのは分かってたけど、それでもやっぱり怖い
呆れられるのも嫌われるのも怖い
こんな時になって今更臆病になっても、もう遅いけど
言わないと、聞かないと
その為に僕はこの脚でここまで来たんだから………
時間はあっという間で、気付けばもうすぐ20歳だ
結婚したのが4年前
それから1年後にローズが来て
成人したのはケイリクス神殿にいる時だったな
その後に神子としての役目を終えて、一年以上も家出をしていた
こうやって並べると、あっという間でもなかなかに内容が濃い
簡略化しても、だ
でも、その4年の殆どが眠ってるっていう…
気絶したり、死にかけたり、平和だったとは言えない
時間の流れを感じながら、重たい体を起こした
気が付いたら昼過ぎ
流石に寝過ぎたかな
ベッドから降りて杖をついた時、バランスを崩して盛大に転んでしまった
「いっ、たた……あ、杖が……」
転んだ時にサイドテーブルに強くぶつけたらしい
杖が折れ曲がっている
……リハビリはしてるのに、脚はちっとも良くならない
杖無しで歩くことも難しいし、走るなんてもっと無理
もしかしたら二度と良くならないのかもしれない
これから悪化していく可能性だってある
人にどんどん迷惑をかけている
「カメリア!すっごい音したけど大丈夫か?」
「ごめん…僕は大丈夫だけど杖が…」
「あちゃー…。別のやつと交換しないとだなぁ、これ」
グドは僕をベッドに戻してから大急ぎで杖を取りに行った
まいったな、すぐに行きたい場所があるのに
アズのところに……
いや、行こう
グドが杖を持ってくるまで時間がかかるだろう
何もしないで待ってるより、早くアズの元に行くべきだ
僕は壁伝いでアズの部屋に向かった
階は同じだし、そこまで離れてるわけじゃ無い
……まぁ、城内にしては、だけど
上手く力の入らない脚も、引きずってなら移動できる
なんとかアズ様の部屋の前まで来れた
けど、ノックをしても反応は無い
今は部屋にいないのかな
また、後で来るしかないかな…
「カメリア…?なんでここに……」
「アズ様!」
「杖は?そんなフラフラでここまで来たんですか?たった1人で?」
あ……
やっぱり、迷惑だったかな…
気持ちが先走って何も考えずに来たけど、よく考えればこんな状態で来るなんてどうかしてるよね
「その、ごめんなさい…。今の僕が出歩くのは良く無いですよね。邪魔になる」
「そういうことじゃ…!はぁ、とりあえず部屋の中に入ってからですね」
アズの手を借りて部屋に入った
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忙しいのに余計に負担を増やしてしまった
自分のことばっかり考えてる場合じゃ無いのに
そのままソファに座ると、アズは正面に座って頭を抱えた
「まったく、本当に何を考えているんですか」
「あ、その…ごめんなさい……」
「本当に…なんで無茶をしてまで来るんです?」
怒ってる
こんな事して怒られるのは分かってたけど、それでもやっぱり怖い
呆れられるのも嫌われるのも怖い
こんな時になって今更臆病になっても、もう遅いけど
言わないと、聞かないと
その為に僕はこの脚でここまで来たんだから………
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