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復讐の旅、開始!
37.厄介ごとホイホイとは俺のことだ!?
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あー、ちょっとマズいかも。昨日の段階でなんとなく分かってたけど、今日が一番体が冷たい。そうだよな、体が冷たくなるのは一日だけじゃない。一日の…朔日の前後だ。
そして今日はちょうど朔日。今日一日は何も出来ないかもな…。
それに、隣で一緒に眠るヴィンスに申し訳ない。俺の体が冷たいせいで熱を奪われて寒くなったのか、狼の姿で丸まって震えている。たまにくしゃみをしてるし、やっぱ俺のせいだよな。
仕方ない、とりあえずソファーに移るか。バスローブでソファーで寝るのは流石に冷えるよな。これ以上体を冷やせば今度は風邪をひくだろうし、熱が出ても俺は風邪のせいで悪寒を感じるだけで何もいいことはないからあったかくしたい。
毛布…もう一枚借りれるだろうか。まだ日付が変わったくらいの時間だから人はほとんどいないかもしれないけど、こんな時に体調を崩すよりはいい。
流石にこの格好で城を彷徨くのは良くないよな。仕方ないし一度いつもの服に着替えて……
コン コン コン
ゆっくりで静かで丁寧なノックの音。寝ている人を起こさないよう、最低限だけ音を鳴らしているようだ。
「はい」
ヴィンスを起こさないようにそっと出ると、そこにはグルー……の弟のユーリがいた。ちょうどいいや、要件を聞いて、ついでに毛布をもう一枚貸してもらえるか聞いてみよう。
「すみません、誰かが起きてる気配がしたので」
「あぁ……それで、要件は?」
考えすぎか?ただこの時間に起きてる人がいたから来たって、なんか変な感じがする。もし誰も起きていなかったら?それが俺じゃなかったら?誰でもいい要件……じゃない気がするのは、こいつの明らかに向けてくる敵意のせいか?
なんで俺に敵意を向けてるか分からないけど、グルーに良く似た顔でこの目を向けられるのはイヤな感じがするな。
で、大体このイヤな予感は的中する。やっぱり弱ってる時だったからか、簡単に薬を吸わされて気を失った。
●●●
………本当にさぁ、俺って厄介ごとホイホイなんだよなぁ。気を失う直前のこと、良く覚えてるよ、うん。
なんでグルーの弟に誘拐されてんだよ俺……。
「おはようございます。随分と早いお目覚めですね」
「……手短に頼む。何が目的だ?」
こちとら寒いってのに、なんでバスローブのまま牢屋みたいなとこで両手を鎖でつながれてバンザイさせられてるんだよ。俺の表面温度、高くても三十度すら無いんじゃないか?……いや、冗談抜きで。
「では率直に。貴方の存在が気に食わないので消します」
わぁ、本当にどストレート。なんで?って聞かなくても身に覚えはある。でも聞く。
「なんで?」
「貴方が兄様を玉座から引きずり落とそうとしているからですよ」
おっと思ったより酷い回答だな。てっきり『人間だから』とか『身分が違うから』とか言うと思ってたんだけど、何がどうすれば俺がグルーを王様辞めさせようとしてることになるんだよ。
「なんでそんな勘違いをしたのか知らないが、俺はグルーから『既に退位している』と聞いていた」
「そんなことはどうでもいいのです。ただ、貴方の存在が兄様の邪魔になっている事だけは確かなのですから」
どうでもよくねぇよ!?しかも俺の存在が邪魔になってるってなんだよ!ちゃんと説明しろよ!ただ俺を消したいだけなんじゃ無いのか!?
………いやだからなんで俺を消したいんだよ!?
「ふふっ、一体どうやって兄様を惑わし籠絡させたのか…洗いざらい吐いてもらいますね」
そう笑って言いながら一本の注射器を取り出したユーリ。本っ当にイカレてるな…。まぁ、話を聞き出すくらいなら死ぬような薬じゃ無いとは思う。苦しく無い薬…じゃあ無いだろうし、しばらく我慢するか。
……いや、順応するなよ俺。でも、死ななければヨシってことで。
そこまで大きく無い細い注射を俺の首元にプスッと刺し、じわじわと薬を入れられる。気持ち悪いな。薬が広がってくのがよく分かる。
あ、でもなんかあったかくなってきた。寒かったからちょうどいいかも。
「さて…貴方、どこでグルージア兄様と出会ったのです?」
「人間の国の城。潜入してるグルーが俺を地下牢から出してくれた」
「地下牢?」
あれ、問題無く喋れる。体に異常もなさそうだし、ただ体が温まっただけならむしろプラスだな。ラッキーだ。
「なぜ貴方が地下牢に?」
「そんなの俺が知りたい」
勝手に呼び出しておいて急に牢にぶち込むとか、どんな精神状態してればそんなバカな行動をするんだ。まぁ理解したくも無いがな。
「冤罪どころか私欲で牢に入れられて奴隷にされそうになったとこをグルーに助けられたんだ。それで、復讐の協力をすることになった。グルーは俺の恩人だ」
「そうですか…。確かに貴方の容姿は整ってる以上の何かを感じます。まるで月の浮かぶ夜空のように、美しいと感じ引き込まれる事が当たり前のような…そんな何かを」
ここでも月とか夜空とか……やっぱり無関係じゃなさそうだな。まぁ本名が『宵』で神器が『流星』『三日月』『望月』となれば……
「……貴方、本当に薬効いてます?」
「は?効いてるんじゃ無いのか?」
「興奮剤を打ったのに平然としすぎでしょう。本来なら焦点が合わず息が上がり、多動になるのですが……念の為、もう一本打っておきましょう」
え、嘘だろ。寒さが無くなってラッキーで終わらない…よなぁ。あーあ、本当に追加のもう一本を出してきたし……。
再び首から薬を打つと、またジワジワと広がる感覚を感じた。しかも今度は温かいなんてもんじゃ無い。熱い、熱くて暑くて溶けそうだ……!
あ、コレ、ヤバい。
「…ッ!?はっ、あ……!?」
「あぁ、今度は効きましたね」
熱いのに震えが止まらない、目の前が滲んで白く霞んでる、体が浮くような錯覚をする程度には軽い。
なんだこれ、おかしい……。あつく、て、もう、なにも…わからない…………
クラクラして逆上せそうなのに、たまに口に入れられる冷たい水で正気は少しだけ保たれる。けど…正直上手く頭が回ってないと思う。
「あぁ…その目、その憎たらしくも美しい目が兄様を惑わせたのでしょうか。見惚れるような、縋るような蠱惑的な視線を誰彼構わず向けては弄ぶのでしょうか。あぁ、いやらしい」
もう何言ってるか分からないけど、失礼なことを言ってるのは分かった。
でも、なんでそんなに俺が気に入らないんだよ。
そう聞こうとして、声が上手く出せないことに気付いた。
「なんで…こんなッ………!」
「なんで?本当に貴方は……自分が兄様の邪魔になっているという自覚が無いようですね」
いやだからそれがなんでだよっ!
「歴史上、美しい者に惑わされ破滅した王はどの国にも存在します。王が破滅すれば国が傾く。魔王の器たるグルージア兄様にそのような過ちを犯せる前に私がなんとかしなければ……ね?」
えーっと?つまり俺は悪いのか?だ、ダメだ、もうワケが分からない…。
ユーリは俺が着ているバスローブの紐を解くと、布を横に避けて恥ずかしい部分が見えるようにした。今気づいたけど、俺…軽く勃ちかけてるのか。
確か興奮剤?だっけ?打たれた薬のせいだよな。体は熱いしじっと出来ないし、なんでもいいから有り余る体力を疲れるまで使い果たしたい。……いや、やっぱなんでもいいはナシ。
「ふふっ、その綺麗な顔を傷付け、身体を使い物にならなくすれば兄様は目を覚ましてくれるはず……」
そう言って俺の頬に爪を立てギリギリと引っ掻いたユーリ。切れたであろう頬が熱を持って、僅かな快楽になる。
おかしい、ダメだ、このままだと取り返しのつかないことになる。ただ傷が付くだけならすぐ治る。だが……痛みを『快楽』だと認識したら、もう、戻れなくなる……!
「早く堕ちて、壊れてくださいね」
そう言って俺にキスをするユーリ……これだ!
俺は自分からキスを強請るように舌を出した。そして目論見通りに舌を入れるキスをしたユーリの……舌を噛みちぎった。
「ッ…!」
今日は一日。兎の血を飲むのが薬に含まれる少しでクリアできたなら、口に入ったユーリの血だけでも返り血判定になるんじゃないか…!?
その予想は当たった。突然目の前に出てきた『条件クリア』の文字と白い光。三日月の弓の時と同じだ。あとはこの光を掴めば……って、手!そういえば両手拘束されてるんだった!
「一体何を!?」
いやでもユーリは驚いて動けてない!今のうちになんとかする方法……探せるほど頭が働かない!あーもーヤケクソでガチャガチャ動くしか………
バキンッ…………
え……本当に壊れた……………?
いや、とりあえずもう何でもよし!さっさと光を掴んで流星のレイピアを手に入れないと、丸腰はマズいからな!
剣の形をした光を掴むと、細い刃が薄く発光した金の柄のレイピアがその姿を表した。グリップには名前の如く流れるような線が入っていて、見た目に反して驚くほど軽い。
レイピアって使ったこと無いけど、剣とかナイフと同じ要領でいいのか?
まぁいいや、とにかくユーリを殺す……のは流石にダメか。一応グルーの弟で代理魔王だもんな。コイツを殺したらグルーが退位し辛くなりそうだ。
とにかく、動けなくするくらいはしないと…俺の身と貞操が危ない!
そして今日はちょうど朔日。今日一日は何も出来ないかもな…。
それに、隣で一緒に眠るヴィンスに申し訳ない。俺の体が冷たいせいで熱を奪われて寒くなったのか、狼の姿で丸まって震えている。たまにくしゃみをしてるし、やっぱ俺のせいだよな。
仕方ない、とりあえずソファーに移るか。バスローブでソファーで寝るのは流石に冷えるよな。これ以上体を冷やせば今度は風邪をひくだろうし、熱が出ても俺は風邪のせいで悪寒を感じるだけで何もいいことはないからあったかくしたい。
毛布…もう一枚借りれるだろうか。まだ日付が変わったくらいの時間だから人はほとんどいないかもしれないけど、こんな時に体調を崩すよりはいい。
流石にこの格好で城を彷徨くのは良くないよな。仕方ないし一度いつもの服に着替えて……
コン コン コン
ゆっくりで静かで丁寧なノックの音。寝ている人を起こさないよう、最低限だけ音を鳴らしているようだ。
「はい」
ヴィンスを起こさないようにそっと出ると、そこにはグルー……の弟のユーリがいた。ちょうどいいや、要件を聞いて、ついでに毛布をもう一枚貸してもらえるか聞いてみよう。
「すみません、誰かが起きてる気配がしたので」
「あぁ……それで、要件は?」
考えすぎか?ただこの時間に起きてる人がいたから来たって、なんか変な感じがする。もし誰も起きていなかったら?それが俺じゃなかったら?誰でもいい要件……じゃない気がするのは、こいつの明らかに向けてくる敵意のせいか?
なんで俺に敵意を向けてるか分からないけど、グルーに良く似た顔でこの目を向けられるのはイヤな感じがするな。
で、大体このイヤな予感は的中する。やっぱり弱ってる時だったからか、簡単に薬を吸わされて気を失った。
●●●
………本当にさぁ、俺って厄介ごとホイホイなんだよなぁ。気を失う直前のこと、良く覚えてるよ、うん。
なんでグルーの弟に誘拐されてんだよ俺……。
「おはようございます。随分と早いお目覚めですね」
「……手短に頼む。何が目的だ?」
こちとら寒いってのに、なんでバスローブのまま牢屋みたいなとこで両手を鎖でつながれてバンザイさせられてるんだよ。俺の表面温度、高くても三十度すら無いんじゃないか?……いや、冗談抜きで。
「では率直に。貴方の存在が気に食わないので消します」
わぁ、本当にどストレート。なんで?って聞かなくても身に覚えはある。でも聞く。
「なんで?」
「貴方が兄様を玉座から引きずり落とそうとしているからですよ」
おっと思ったより酷い回答だな。てっきり『人間だから』とか『身分が違うから』とか言うと思ってたんだけど、何がどうすれば俺がグルーを王様辞めさせようとしてることになるんだよ。
「なんでそんな勘違いをしたのか知らないが、俺はグルーから『既に退位している』と聞いていた」
「そんなことはどうでもいいのです。ただ、貴方の存在が兄様の邪魔になっている事だけは確かなのですから」
どうでもよくねぇよ!?しかも俺の存在が邪魔になってるってなんだよ!ちゃんと説明しろよ!ただ俺を消したいだけなんじゃ無いのか!?
………いやだからなんで俺を消したいんだよ!?
「ふふっ、一体どうやって兄様を惑わし籠絡させたのか…洗いざらい吐いてもらいますね」
そう笑って言いながら一本の注射器を取り出したユーリ。本っ当にイカレてるな…。まぁ、話を聞き出すくらいなら死ぬような薬じゃ無いとは思う。苦しく無い薬…じゃあ無いだろうし、しばらく我慢するか。
……いや、順応するなよ俺。でも、死ななければヨシってことで。
そこまで大きく無い細い注射を俺の首元にプスッと刺し、じわじわと薬を入れられる。気持ち悪いな。薬が広がってくのがよく分かる。
あ、でもなんかあったかくなってきた。寒かったからちょうどいいかも。
「さて…貴方、どこでグルージア兄様と出会ったのです?」
「人間の国の城。潜入してるグルーが俺を地下牢から出してくれた」
「地下牢?」
あれ、問題無く喋れる。体に異常もなさそうだし、ただ体が温まっただけならむしろプラスだな。ラッキーだ。
「なぜ貴方が地下牢に?」
「そんなの俺が知りたい」
勝手に呼び出しておいて急に牢にぶち込むとか、どんな精神状態してればそんなバカな行動をするんだ。まぁ理解したくも無いがな。
「冤罪どころか私欲で牢に入れられて奴隷にされそうになったとこをグルーに助けられたんだ。それで、復讐の協力をすることになった。グルーは俺の恩人だ」
「そうですか…。確かに貴方の容姿は整ってる以上の何かを感じます。まるで月の浮かぶ夜空のように、美しいと感じ引き込まれる事が当たり前のような…そんな何かを」
ここでも月とか夜空とか……やっぱり無関係じゃなさそうだな。まぁ本名が『宵』で神器が『流星』『三日月』『望月』となれば……
「……貴方、本当に薬効いてます?」
「は?効いてるんじゃ無いのか?」
「興奮剤を打ったのに平然としすぎでしょう。本来なら焦点が合わず息が上がり、多動になるのですが……念の為、もう一本打っておきましょう」
え、嘘だろ。寒さが無くなってラッキーで終わらない…よなぁ。あーあ、本当に追加のもう一本を出してきたし……。
再び首から薬を打つと、またジワジワと広がる感覚を感じた。しかも今度は温かいなんてもんじゃ無い。熱い、熱くて暑くて溶けそうだ……!
あ、コレ、ヤバい。
「…ッ!?はっ、あ……!?」
「あぁ、今度は効きましたね」
熱いのに震えが止まらない、目の前が滲んで白く霞んでる、体が浮くような錯覚をする程度には軽い。
なんだこれ、おかしい……。あつく、て、もう、なにも…わからない…………
クラクラして逆上せそうなのに、たまに口に入れられる冷たい水で正気は少しだけ保たれる。けど…正直上手く頭が回ってないと思う。
「あぁ…その目、その憎たらしくも美しい目が兄様を惑わせたのでしょうか。見惚れるような、縋るような蠱惑的な視線を誰彼構わず向けては弄ぶのでしょうか。あぁ、いやらしい」
もう何言ってるか分からないけど、失礼なことを言ってるのは分かった。
でも、なんでそんなに俺が気に入らないんだよ。
そう聞こうとして、声が上手く出せないことに気付いた。
「なんで…こんなッ………!」
「なんで?本当に貴方は……自分が兄様の邪魔になっているという自覚が無いようですね」
いやだからそれがなんでだよっ!
「歴史上、美しい者に惑わされ破滅した王はどの国にも存在します。王が破滅すれば国が傾く。魔王の器たるグルージア兄様にそのような過ちを犯せる前に私がなんとかしなければ……ね?」
えーっと?つまり俺は悪いのか?だ、ダメだ、もうワケが分からない…。
ユーリは俺が着ているバスローブの紐を解くと、布を横に避けて恥ずかしい部分が見えるようにした。今気づいたけど、俺…軽く勃ちかけてるのか。
確か興奮剤?だっけ?打たれた薬のせいだよな。体は熱いしじっと出来ないし、なんでもいいから有り余る体力を疲れるまで使い果たしたい。……いや、やっぱなんでもいいはナシ。
「ふふっ、その綺麗な顔を傷付け、身体を使い物にならなくすれば兄様は目を覚ましてくれるはず……」
そう言って俺の頬に爪を立てギリギリと引っ掻いたユーリ。切れたであろう頬が熱を持って、僅かな快楽になる。
おかしい、ダメだ、このままだと取り返しのつかないことになる。ただ傷が付くだけならすぐ治る。だが……痛みを『快楽』だと認識したら、もう、戻れなくなる……!
「早く堕ちて、壊れてくださいね」
そう言って俺にキスをするユーリ……これだ!
俺は自分からキスを強請るように舌を出した。そして目論見通りに舌を入れるキスをしたユーリの……舌を噛みちぎった。
「ッ…!」
今日は一日。兎の血を飲むのが薬に含まれる少しでクリアできたなら、口に入ったユーリの血だけでも返り血判定になるんじゃないか…!?
その予想は当たった。突然目の前に出てきた『条件クリア』の文字と白い光。三日月の弓の時と同じだ。あとはこの光を掴めば……って、手!そういえば両手拘束されてるんだった!
「一体何を!?」
いやでもユーリは驚いて動けてない!今のうちになんとかする方法……探せるほど頭が働かない!あーもーヤケクソでガチャガチャ動くしか………
バキンッ…………
え……本当に壊れた……………?
いや、とりあえずもう何でもよし!さっさと光を掴んで流星のレイピアを手に入れないと、丸腰はマズいからな!
剣の形をした光を掴むと、細い刃が薄く発光した金の柄のレイピアがその姿を表した。グリップには名前の如く流れるような線が入っていて、見た目に反して驚くほど軽い。
レイピアって使ったこと無いけど、剣とかナイフと同じ要領でいいのか?
まぁいいや、とにかくユーリを殺す……のは流石にダメか。一応グルーの弟で代理魔王だもんな。コイツを殺したらグルーが退位し辛くなりそうだ。
とにかく、動けなくするくらいはしないと…俺の身と貞操が危ない!
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