12 / 18
11
しおりを挟む
「話し合いの途中に、ゆっくりご飯なんて食べてられないよ」
俺の言葉にアカリが反論しようとした時、携帯が鳴った。
アカリの携帯だ。
彼女は携帯を見つめたまま微動だにしない。
着信音が鳴り続けている。
「…出ないの?」
疑いの眼差しを向けると、アカリは携帯を手に、寝室へと入った。
ここでは話せない相手からの電話だろうか。
俺は嫌な考えを打ち消すように椅子から立ち上がると、キッチンに向かった。
アカリは何を作っていたのだろう。
コンロに置かれたフライパンにはハンバーグが2つ、デミグラスの海に浮かんでいる。
その横に小さな薬瓶が置かれていた。
ラベルが貼られておらず、なんの瓶なのかわからない。
なんだこれ?
手に取ろうとすると、寝室からアカリの怒った声が聞こえて、すぐにアカリが出てきた。
電話は終わったようだ。
コンロの前にいる俺に気づいて、アカリは取り繕うような笑顔を向けてきた。
「美味しそうでしょ?煮込みすぎると良くないし、先にご飯を済ませようよ」
【選択肢】
○ご飯を食べる→2へ
●ご飯を食べない→13へ
俺の言葉にアカリが反論しようとした時、携帯が鳴った。
アカリの携帯だ。
彼女は携帯を見つめたまま微動だにしない。
着信音が鳴り続けている。
「…出ないの?」
疑いの眼差しを向けると、アカリは携帯を手に、寝室へと入った。
ここでは話せない相手からの電話だろうか。
俺は嫌な考えを打ち消すように椅子から立ち上がると、キッチンに向かった。
アカリは何を作っていたのだろう。
コンロに置かれたフライパンにはハンバーグが2つ、デミグラスの海に浮かんでいる。
その横に小さな薬瓶が置かれていた。
ラベルが貼られておらず、なんの瓶なのかわからない。
なんだこれ?
手に取ろうとすると、寝室からアカリの怒った声が聞こえて、すぐにアカリが出てきた。
電話は終わったようだ。
コンロの前にいる俺に気づいて、アカリは取り繕うような笑顔を向けてきた。
「美味しそうでしょ?煮込みすぎると良くないし、先にご飯を済ませようよ」
【選択肢】
○ご飯を食べる→2へ
●ご飯を食べない→13へ
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる