5 / 9
理名の壮絶な過去。漆黒の三日間④
しおりを挟む
バコッ!!
「うっ…!!」
バコッ!!
「うっ…ぐ!!」
里緒は中国拳法の有段者だ。
しなるように振り下ろされる正拳は私のみぞおちを確実に捉え、やがてその圧力に押された胃が逆流を始める。
「うっ…うっぷ…ごっほごっほ!!うぅ…おえ…」
「あらあら。理名先輩。もう吐いちゃったんですかー笑」
バコッ!!
「ううぐっ!!!」
胃の内容物を吐瀉し、口から泡を吹いても里緒は攻撃を止めない。
普通ならその吐瀉物を全部こぼさせ、一度言葉を紡げる状態にしてから詰問をし、答えなければまた殴る。
だが、里緒は吐いたくらいでは手を緩めない。
口の中が吐瀉物で埋まり「許してくれ」とも言えない状態でも手を止めず、相手を徹底的に貶める。
バコッ!!
「うっ!!ごっほ!!おえええ!!!がああああ゙っ!」
「うわー。今のは痛そ♡。鍛えてない女の子ならきっと今のでうんち漏らしてたかもしれませんねー♡」
私が1年間育てたアオイ。
後輩とはいえ年上の彼女は、とにかく人に教えられることを嫌がった。
元々S女としてセンスは良く、相手を苦しめることにおいては何の問題もなく教えることなど何もなかった。
私はむしろ彼女の「やりすぎ」を制止する役目だった。
だが、この仕事は相手を苦しめるだけでなく、情報を聞きだしたり、トラウマを植え付けたりしなくてはならない。
エージェントの仕事の目的は、ターゲットに恐怖を与え、精神を挫き、従わせ、情報を引き出したり精神を破壊すること。
そのためにはターゲットには恐怖ではなく畏怖を与える必要がある。
そして時にはそれを畏敬に変える。
だが、アオイは相手を苦しめるだけで、いや、相手を苦しめることを楽しむだけで相手から尊敬や畏怖を引き出すことを得意としなかった。
そういうセンシティブなことをアオイはまったく理解しようとせず、言葉こそ私に敬語を使ったが、いつも私を煙たがっていた。
1年間の研修とOJTを終え、アオイは結局拷問専門部隊に配属された。
エージェントの仕事は大雑把に見えて、その実、目的遂行のためのひとつひとつの行程にはそれぞれのポイントがあるが、ただ「破壊」を目的とした部隊に配属されたアオイはメキメキと頭角を現し、あっという間にその部隊のリーダーになった。
自分が育てたアオイと、共に育ってきた元バディの里緒に拷問されるという皮肉さに、私は胃の中身を空っぽにしながら微かに笑った。
「せんぱーい。珈琲飲みました?あと、お昼はハムかベーコンとサラダかな?笑」
「おい、アオイw。拷問部隊ってそんなことまで分かるようになんの?w」
「ははは。里緒さん、そりゃーそういうのが相手に恐怖も与えるし、そこから意外と家庭環境や会ってた人がわかったりするものなんですよ。」
「へーw。お前そういう細かいこと嫌いだったよな?w」
「今でも嫌いですけど、それが相手の苦痛につながるなら一応考えますよ?これでも私も成長したんでwただ暴力振るってる里緒先輩とは違うんですー笑」
「おいおいwただの暴力ってこういうことか?」
ガンっ!!!
「ふんぐうう!!!!」
スカートを穿いたまま情けなく分娩台に乗せられ、出産の時のように脚を開かされた私の股間に里緒は全力で拳を打ち込む。
突き出した里緒の拳の骨はしっかりと私の陰核(クリトリス)を捉えた。
「うわっ!痛ったそ!恥丘の骨が砕けちゃいますよ笑」
「大丈夫wちゃんと一番固いところはクリに突き刺したw」
「あーそれで。理名さんにしては随分叫ぶなーって思いました笑」
嬉しそうに私が苦悶の声をあげることを喜ぶ二人。
この二人の本気の責めを受ける。
私は最悪の想像を頭の中でシュミレーションしながら、真っ暗に閉ざされた闇の中でレイコさんを想った。
「うっ…!!」
バコッ!!
「うっ…ぐ!!」
里緒は中国拳法の有段者だ。
しなるように振り下ろされる正拳は私のみぞおちを確実に捉え、やがてその圧力に押された胃が逆流を始める。
「うっ…うっぷ…ごっほごっほ!!うぅ…おえ…」
「あらあら。理名先輩。もう吐いちゃったんですかー笑」
バコッ!!
「ううぐっ!!!」
胃の内容物を吐瀉し、口から泡を吹いても里緒は攻撃を止めない。
普通ならその吐瀉物を全部こぼさせ、一度言葉を紡げる状態にしてから詰問をし、答えなければまた殴る。
だが、里緒は吐いたくらいでは手を緩めない。
口の中が吐瀉物で埋まり「許してくれ」とも言えない状態でも手を止めず、相手を徹底的に貶める。
バコッ!!
「うっ!!ごっほ!!おえええ!!!がああああ゙っ!」
「うわー。今のは痛そ♡。鍛えてない女の子ならきっと今のでうんち漏らしてたかもしれませんねー♡」
私が1年間育てたアオイ。
後輩とはいえ年上の彼女は、とにかく人に教えられることを嫌がった。
元々S女としてセンスは良く、相手を苦しめることにおいては何の問題もなく教えることなど何もなかった。
私はむしろ彼女の「やりすぎ」を制止する役目だった。
だが、この仕事は相手を苦しめるだけでなく、情報を聞きだしたり、トラウマを植え付けたりしなくてはならない。
エージェントの仕事の目的は、ターゲットに恐怖を与え、精神を挫き、従わせ、情報を引き出したり精神を破壊すること。
そのためにはターゲットには恐怖ではなく畏怖を与える必要がある。
そして時にはそれを畏敬に変える。
だが、アオイは相手を苦しめるだけで、いや、相手を苦しめることを楽しむだけで相手から尊敬や畏怖を引き出すことを得意としなかった。
そういうセンシティブなことをアオイはまったく理解しようとせず、言葉こそ私に敬語を使ったが、いつも私を煙たがっていた。
1年間の研修とOJTを終え、アオイは結局拷問専門部隊に配属された。
エージェントの仕事は大雑把に見えて、その実、目的遂行のためのひとつひとつの行程にはそれぞれのポイントがあるが、ただ「破壊」を目的とした部隊に配属されたアオイはメキメキと頭角を現し、あっという間にその部隊のリーダーになった。
自分が育てたアオイと、共に育ってきた元バディの里緒に拷問されるという皮肉さに、私は胃の中身を空っぽにしながら微かに笑った。
「せんぱーい。珈琲飲みました?あと、お昼はハムかベーコンとサラダかな?笑」
「おい、アオイw。拷問部隊ってそんなことまで分かるようになんの?w」
「ははは。里緒さん、そりゃーそういうのが相手に恐怖も与えるし、そこから意外と家庭環境や会ってた人がわかったりするものなんですよ。」
「へーw。お前そういう細かいこと嫌いだったよな?w」
「今でも嫌いですけど、それが相手の苦痛につながるなら一応考えますよ?これでも私も成長したんでwただ暴力振るってる里緒先輩とは違うんですー笑」
「おいおいwただの暴力ってこういうことか?」
ガンっ!!!
「ふんぐうう!!!!」
スカートを穿いたまま情けなく分娩台に乗せられ、出産の時のように脚を開かされた私の股間に里緒は全力で拳を打ち込む。
突き出した里緒の拳の骨はしっかりと私の陰核(クリトリス)を捉えた。
「うわっ!痛ったそ!恥丘の骨が砕けちゃいますよ笑」
「大丈夫wちゃんと一番固いところはクリに突き刺したw」
「あーそれで。理名さんにしては随分叫ぶなーって思いました笑」
嬉しそうに私が苦悶の声をあげることを喜ぶ二人。
この二人の本気の責めを受ける。
私は最悪の想像を頭の中でシュミレーションしながら、真っ暗に閉ざされた闇の中でレイコさんを想った。
0
あなたにおすすめの小説
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる