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カラフルな夢の中
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左側に濁った緑色の小川。
その横は昔ながらの土手に柳のような木が等間隔に植わってる。
―――またこの夢か…
特に何があるという訳でもないのに、いつも嫌な感じのする夢をまた見ているのだと気付いたところで、目醒める手立てはない。
どうしたものかと歩みを進めると、急に場面が変わる。
まっすぐに伸びた階段をただ登ってる。
周りの景色は空と雲。
まるで天国への階段のようだな、そう思いながら、この場合はいいイメージなので夢診断的にはいいんだよな、などと冷静に判断している自分に、先程までの夢のイメージとのあまりのギャップに、ニヤリと笑みがこぼれる。
どこへ辿り着くのだろう?
と思う反面、どうせ登り切る前に場面が変わるさ、夢なのだから(笑)
そう思った瞬間に、今度は真っ赤な色へと切り替わる。
夕焼けの中にいるようだ。
周りは一面の海。
夕陽が沈みきると、訪れるのは闇。
緑から青、そして、赤へと移り変わり、最終的には色を失くす。
次はどんな色が出てくるのか?
少し期待するような心持ちで微睡んていると、徐々に音と光が現実へと戻しにきた。
その横は昔ながらの土手に柳のような木が等間隔に植わってる。
―――またこの夢か…
特に何があるという訳でもないのに、いつも嫌な感じのする夢をまた見ているのだと気付いたところで、目醒める手立てはない。
どうしたものかと歩みを進めると、急に場面が変わる。
まっすぐに伸びた階段をただ登ってる。
周りの景色は空と雲。
まるで天国への階段のようだな、そう思いながら、この場合はいいイメージなので夢診断的にはいいんだよな、などと冷静に判断している自分に、先程までの夢のイメージとのあまりのギャップに、ニヤリと笑みがこぼれる。
どこへ辿り着くのだろう?
と思う反面、どうせ登り切る前に場面が変わるさ、夢なのだから(笑)
そう思った瞬間に、今度は真っ赤な色へと切り替わる。
夕焼けの中にいるようだ。
周りは一面の海。
夕陽が沈みきると、訪れるのは闇。
緑から青、そして、赤へと移り変わり、最終的には色を失くす。
次はどんな色が出てくるのか?
少し期待するような心持ちで微睡んていると、徐々に音と光が現実へと戻しにきた。
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