町には行かないよ?

めーめ

文字の大きさ
2 / 34
1

1此処は何処?

しおりを挟む

シエル「ん~あれ?此処何処?」


やっほー改めて僕は桜道 シエル流おうどう しえるながれ
よく珍しい名前だって言われるけど僕はそうは思わない
だって織田信長とか坂本竜馬とかだってミドルネームがあったからね
それよりも、それよりもだよ。此処何処?


シエル「辺り一面森だからかして空気が美味しい。誘拐された?部屋で寝てた筈何だけどなぁ」


あ、鞄発見
中身は数学と理科の教科書、全教科のノート、菓子パン6つ、お菓子の詰め合わせ袋4つ、チャッカマン、ミルクティー900ml3つ、お茶500ml6つ、折りたたみナイフ、ナイフの手入れ道具1式(少なめ)
あぁ~そういえば明日勉強会するからパンとジュースとお菓子お金払うから買って来といてって言われて鞄に入れっぱなしだったな


シエル「これについては使いパシリにされた事に感謝だよ。折りたたみナイフは机に入れてたのに何で鞄に?」


此処がもし広い森だったとしたらこのナイフ慎重に使わないとな、幸いナイフの磨ぎ方も手入れの仕方も分かるし道具があるなら困ることも無い
食料、ジュースとお茶、火、武器。これだけあれば生活して行ける


シエル「チャッカマンは妹の誕生日にケーキの蝋燭に火をつけたいからついでに買ってきてって言われてたっけ?新品買った後にこんな所に来て良かった」


パンを食べながら今後について考える
まず1番重要なのは水、水が近くに無いと困った事になる。
これについては恐らく問題無い、周りに動物が少ないのかして水の音と匂いが微かにする辿れば川があるだろう
此処に拠点を作るつもりは無いが経験上目印は作っておく


シエル「枝を拝借しっ!?」


バキバキ


シエル「・・・力上がってね?木は柔らかく無かったぞ、この辺り重力が軽いのか?ま、まあぁそれはおいとくとして。枝を4本突き刺して川に向かう方角に1本、コレで行く方角は分かるな」


置き方は物凄く単純だが1番分かりやすい
Tの点バージョンって奴だ文字で書くと下の感じ

                  
枝 枝 枝    
    枝  
    枝            
    ↓
    川?


シエル「触るとずっしりしてて硬そうなのにスカスカの木みたいに簡単に(ナイフの)刃が通る」


数分歩いて目印、数分歩いて目印を繰り返して多分15分くらい
左側に川が見えてきた。こんなに静かに流れてるのによく聞こえてたな~


シエル「〈〈ボソッ〉何か居る?〉」


犬?「スースー」


シエル「かわえぇ、(´ρ`*)コホンコホン起きた、気付かれた?」


犬、いや狼かも
僕は動物全般が好き、モフモフしたいなぁ~
喉が渇いただけで気付いてなかったっぽい偶々起きただけか


狼「ゲプッふぁ~スースー」


シエル「スルーだな」


足音をころして川の近くまで行く
水を空のペットボトルに汲んで鞄にしまう
そのまま飲むのは身体に良くないのは常識だからなぁ~狼がそのまま飲んでるし飲めない事は無いんだろう、飲まないけどね
川の下流に沿って降っていく、どの程度続いているのか分からないから自分のペースで歩いていく
途中大きな林檎みたいな木の実を左手に見かけたが食べられるか分からないからスルーだ


シエル「少し休憩するか、ゴクゴクプファ~お茶が美味い」


むしゃむしゃ
もぐもぐ
ごくん


シエル「お菓子美味い、そういえば1週間程食べてなかったな。太るから食べないようにしてたんだっけ?」


痩せてるとか細いとか言われるけどコレは仕事で隠れる場所が必要だったからだ
休憩も程々にしとかないと夜になれば危険だからね
さっさと移動して拠点作んなきゃ
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

最愛の番に殺された獣王妃

望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。 彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。 手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。 聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。 哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて―― 突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……? 「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」 謎の人物の言葉に、私が選択したのは――

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。

神は激怒した

まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。 めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。 ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m 世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

処理中です...