町には行かないよ?

めーめ

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2

21魔蓄

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血の匂いがしたのか急いで犬達の死体に近付いてる
死体を漁ってる何か探してるのかな?
虹桜が近付いてきた


シエル「虹桜ラフュト達何で犬の死体を漁ってるの?」


虹桜「キューキュゥ、キュキュキュー」


リア【リアちゃんよりシエル様が混ざってるのでは無いかって探してるんだよ、此処に居るのに。と言っています】


シエル「蓮琉は血で鼻が効いてないからか~声で気付いた」


蓮琉「クゥーンクゥーン」


シエル「擽ったいよ蓮琉」


顔を擦り付けてくるのは嬉しいんだけど血のついた毛が当たってベタベタするし擽ったい
蓮琉に気を取られててエリちゃんが抱き着いて来るのを受け止めそこねてそのまま寝転がった


シエル「エリちゃん大丈夫?」


エリス「心配、したんですから!」


ラインハート「今回はシエルが悪い」


ミラ「そうですね」


グラン「シエル頭大丈夫か?」


シエル「あはは大丈夫だよ~それにしてもどうして僕が此処に居るって分からなかったの?」


ラインハート「蓮琉が犬の死体の首元に近付いたから埋まってるのかと思ったんだ」


シエル「あ~解毒の材料で死体に近付いたから匂いが移ったのかも。ごめんね」


グラン「血の匂いで鼻が潰れてる中でシエルの匂いがすればそうなるのはしょうがないだろ、そもそも(魔物の)死体があるのにシエルが死んだって思ったのが可笑しかったし」


ミラ「別に死んだとか思ってないです!」


シエル「魔力切れに近くてそのまま座ってたら血の匂いに誘われた奴らが来て戦うことになるからね~少し離れた所で気配消して待ってたんだ」


魔力切れも嘘じゃないし
それに気配を出してる方が意識しないと出来なくなってるから僕がどこにいるのか分からなかったのも理解出来る
僕が死ぬ時があるとすれば、いや無いだろう。きっと、ね


エリス「シエル様、シエル様!頭が痛むのですか?大丈夫ですか?」


シエル「あ、うん、大丈夫。ちょっと魔力不足でぼーとするだけだy」


エリス「大丈夫じゃないですシエル様!えっとどうしたらいいですか?」


シエル「いや、大丈b」


エリス「大丈夫じゃないです!」


シエル「いや」


じー


シエル「そんなに熱っぽい目で見つめられたら照れるよ」


エリス「/////」


蓮琉「ガウ」


シエル「昼ご飯の間寝てていいかな?」


グラン「対処出来なかったら起こす、だから寝てろ」


シエル「ふぁ~眠」


リアちゃんこの人達で無理そうなのが近付いてくるようなら無理にでも起こしてね
レベルが上がらなきゃ魔力量も増えないし不便だな~眠い、寝よ


【異世界者限定初心者スキル魔蓄Lv.1発動条件に達しました。尚このスキルはアーシスクの意思あるものに知られた時点で消滅します。現在の表記は非表示です、解除方法は魔力を溜めるとの発言です】


リア【シエル様に害なす者、例え■■神より上でも容赦しませんから】


【チュートリアルに心を許すのは危険です。警戒して下さい】


リア【■■神より私の方が上です。シエル様は渡しません!】


リアちゃんの叫び声が聞こえた気がした
夢現で所々しか聞き取れなかったけど魔力を溜めるとかリアルは危険とか
危険と便利は紙一重だよ。利用出来る物は使うべきだ、出し惜しみはするけどね


エリス「・・・様、シエル様。」


シエル「っ!」


ダン


ミラ「エリス様っ!」


シエル「え、ごごめん!」


僕が寝なかったのには毎度今回のように誰かに寝てる時に近付いて来たり揺すられたりしたら腕を背中に回して手で背中を押さえつけるみたいなんだよね~因みに今回みたいなのが1番軽くて悪い時は両手を片手で押さえ付けて(何故相手が男なのに出来たか今でも謎)片手で首元にナイフを皮一枚切りつつ固まった状態で起きた
1人だけ僕を普通に起こしてくれる人がいたんだけどね~


グラン「見事に決まって気絶してるな。癖か?」


シエル「癖と言うより習慣からきたものかな~で、ミラ足をお腹から退けてくれないと動けないんだけど」


ミラ「エリス様がお起こししたのに」


シエル「目が逝っちゃってるよ、はぁ。虹桜ミラに抱き着いて」


虹桜「キュ!」


ミラ「なのに、なのに。あら?何?抱き締めて欲しいの?甘えん坊ですね!」


シエル「助かったよありがと虹桜」


ラインハート「そろそろ出発するぞ、シエル行けるか?」


シエル「大丈夫~僕がやったしエリちゃんは僕が運ぶね」


ミラ「え!?あ、頼みます」


ミラがやりたかったようだけどこの道で両手を使えなくするのはかなり拙い
僕は察知出来るから手が潰れてても大丈夫
ミラ、ラフュト、グラン君が裏切らない限りは、だけどね~
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