71 / 156
血の日曜日
しもべ。
しおりを挟む
| 藤堂 京介
「これもその不思議な力で?あの人たちの耳?」
「ああ、真弓さんと麻実さんの状態を見て、反射的にね」
この子、千切れた耳は気持ち悪くないのかな? 裁断面は確かに綺麗だし、血も出ないよう工夫したけど。
僕はつい魔物のつもりで千切ったし、ローテーブルに綺麗に並べたのはプチプチの代わりだし。
真弓さんは討伐部位を聴診器でツンツンしてる。
最初は耳を戻そうかと思ったけど、相手のあんまりな姿を見れば、彼女達の気も少しは晴れるかなと思いそのままにしておいた。けど…
「嬉しい…」
「あは、はは」
その反応は予想してなかったかな。プロポーズ受けた時とかにする表情じゃないかな。千切れた耳にもじもじしながら聴診器を当てたり離したりしながら浮かべる顔じゃないと思うかな。そしてそこからは何も聞こえないと思うかな。そもそも聞く側だし、ドーナツだし。
麻実さんも、やりきった表情を浮かべながらソファに腰掛けてきた。
「いや~やった。やった。スッキリした! ありがとう! あ、そうそう、藤堂さん? は高校生? あ、3年生でしょ!」
「高校1年だよ。15歳」
「え! 年下ですか! うそ…」
「じゃあ藤堂くんだ!」
「藤堂くん、うん、藤堂くん…」
麻実さんは本当にカラッとしてるなぁ。空元気も元気ってやつかな。
望まないバージンブレイクしたのに、僕と真弓さんに心配かけないようにしているのだろう。優しい子だ。
外を見ると雨はまだ続いている。さすがにミニスカナースでは帰れまい。しかも隣の県か…とりあえず何か服がいるな。どうしようか。コックローチの服でもドロップさせるか。
『コックローチのふく をてにいれた』
なんか嫌だな…
『おかしらのふく をてにいれた』
これならまあ…いや、ここでビクンビクンしてるおかしらの服も嫌だな…脛折ったから足の関節増えてる見た目だし…二人いるからどっちかしか着れないか。
「さて、まだ付き合えるけど、二人ともどうする?」
「藤堂くんの家は近いの?この辺?」
「多分そんなに離れてないと思うけど、車で案内させたから正解にはわからないかなあ」
「遠距離、かぁ……」
「そこまで遠くないんじゃないかな」
「真弓…あんた…」
3人でソファに座り談笑する。
少し一息つきたいのだろう。慣れない暴力は心優しい子には毒だ。心が疲弊する。心細いのか二人は僕に腕を絡ませてきた。
…先輩ミニスカナースに両隣から腕を組まれ、眼前には瞬き一つしないビクンビクンしてる8匹のコックローチ……ふと足を組んでみた。
………絵面が酷いな。
なんて言ったっけ、こういうコックローチみたいな人たち……はん、はんぐ、そう! 半グレ! 半グレだ。
これじゃまるで僕の方が半グレみたいな絵面だよ。
「警察よぶかな…」
「警察? ここに来たら藤堂くん大変じゃないですか!?」
「そうよ! 私達は、その! 大丈夫だから…」
それも半グレ庇うみたいなセリフになるからやめてほしい。自首するか…みたいな感じになるからやめてほしい
「今日はたまたま僕が来て二人を助けれたけど、多分今までに酷い目に合わされた人が何人もいると思うんだよ。出来れば暴きたいし。どうしようかな」
「確かに、そうね。私も、酷かったし…」
「麻実…」
悲しそうな顔をした麻実さんを抱き寄せる。
そう、アレフガルドと違い、元の世界の人救いは難しかった。被害者も不特定多数、こいつらも多分覚えていない、悟りの魔法で覗いても、そもそも僕が誰が誰だかわからない。
販売された動画は出回っている。いろいろ聞き出せば聞き出すほど厄介だった。まるで高難易度ダンジョンだ。とっかかりすらわからない。
山賊だったらプチプチと楽なのに。イライラするな…僕は真っ直ぐ進みたいんだよ。
これが現代社会の病、ストレスか…
私も、と言って真弓さんも同じように胸に抱きついてくる。とりあえず二人の頭を撫でる。どうしようか。この絵面もどうしようか。
「よし、とりあえず自首させようか」
「…それしかないですね」
「なーんかそれもね。でも仕方ないか~」
現代で勇者に出来ることなんて、せいぜい耳を千切るくらいだ。冒険者ギルドもない。僕はなんて無力なんだ。ただただ絵面だけが酷くなるだけだ。
「でもその前に、頼りになる子を呼ぶよ」
◆
「随分早くないかな?」
「それが京介くんと私のキョリだから」
絹ちゃんに連絡すると、ものの十分で玄関まで来た。いや、早過ぎない? ピザより早いし、仮につけていたとしても、どうやってエントランスを突破したんだろうか。
「……その子は藤堂くんの…何ですか? 京介くん? 名前呼び?」
「藤堂くん、その子紹介してよ」
「京介くん。この破廉恥ナースたち、何? 好き?」
「……こちらは首藤絹子さん、絹ちゃん。僕の小中からの大事な女の子だよ」
「しもべ」
「えっ」
「ふーん、そう。ん?しもべ?」
「………で、こちらがさっき伝えた被害を受けた真弓さんと麻実さん」
「浅倉真弓です!」
「根本麻実よ」
「よろしく。首藤絹子。しもべ」
「………」
罰で変な方向に開発してしまったか…ごめんね、絹ちゃん。でも、後悔はしていない。
◆
「この中の人たちがこの人たち?」
「そうだね。どうしたらいいかな。僕はどうやら力しか振るえないみたいだ。情けないことに」
顔バレして、万が一復讐されても困るからと、とりあえず絹ちゃんを玄関に待たせ、監禁室にコックローチを全員運んだ。
スマホのカメラを使って一応コックローチの顔は撮ってある。アヘ顔だけど。
それを見せた。
「頼ってくれて嬉しい。あの、力は、この人達には?」
「まあ、薄らとね」
「いいの?」
「かまわないよ。僕は嘘がつけないからね」
先輩ミニスカナース二人はは僕にピタリとくっついたままだ。まあ、酷い目にあったんだし、平気な顔を見せてくれてるけど、やはりまだ怖いのだろう。二人の息が荒い。
あ、いや、違うな。これ。
「…なんかわかんないけどイライラする。真弓」
「……そうだね麻実、わかる。わたし、全部わかってますからって態度がくるよね」
「ふっ」
「あー! 鼻で笑った!この子!」
「なんです、それ!」
「まあまあ。それでどうしたら良いと思う?」
「身体を戻す前にパスワード聞いて、PCとスマホに入る…それと京介くん…」
「うん? 何かな?」
「仲間を呼んでいい?」
うん? 何か冒険の最中だった?
「これもその不思議な力で?あの人たちの耳?」
「ああ、真弓さんと麻実さんの状態を見て、反射的にね」
この子、千切れた耳は気持ち悪くないのかな? 裁断面は確かに綺麗だし、血も出ないよう工夫したけど。
僕はつい魔物のつもりで千切ったし、ローテーブルに綺麗に並べたのはプチプチの代わりだし。
真弓さんは討伐部位を聴診器でツンツンしてる。
最初は耳を戻そうかと思ったけど、相手のあんまりな姿を見れば、彼女達の気も少しは晴れるかなと思いそのままにしておいた。けど…
「嬉しい…」
「あは、はは」
その反応は予想してなかったかな。プロポーズ受けた時とかにする表情じゃないかな。千切れた耳にもじもじしながら聴診器を当てたり離したりしながら浮かべる顔じゃないと思うかな。そしてそこからは何も聞こえないと思うかな。そもそも聞く側だし、ドーナツだし。
麻実さんも、やりきった表情を浮かべながらソファに腰掛けてきた。
「いや~やった。やった。スッキリした! ありがとう! あ、そうそう、藤堂さん? は高校生? あ、3年生でしょ!」
「高校1年だよ。15歳」
「え! 年下ですか! うそ…」
「じゃあ藤堂くんだ!」
「藤堂くん、うん、藤堂くん…」
麻実さんは本当にカラッとしてるなぁ。空元気も元気ってやつかな。
望まないバージンブレイクしたのに、僕と真弓さんに心配かけないようにしているのだろう。優しい子だ。
外を見ると雨はまだ続いている。さすがにミニスカナースでは帰れまい。しかも隣の県か…とりあえず何か服がいるな。どうしようか。コックローチの服でもドロップさせるか。
『コックローチのふく をてにいれた』
なんか嫌だな…
『おかしらのふく をてにいれた』
これならまあ…いや、ここでビクンビクンしてるおかしらの服も嫌だな…脛折ったから足の関節増えてる見た目だし…二人いるからどっちかしか着れないか。
「さて、まだ付き合えるけど、二人ともどうする?」
「藤堂くんの家は近いの?この辺?」
「多分そんなに離れてないと思うけど、車で案内させたから正解にはわからないかなあ」
「遠距離、かぁ……」
「そこまで遠くないんじゃないかな」
「真弓…あんた…」
3人でソファに座り談笑する。
少し一息つきたいのだろう。慣れない暴力は心優しい子には毒だ。心が疲弊する。心細いのか二人は僕に腕を絡ませてきた。
…先輩ミニスカナースに両隣から腕を組まれ、眼前には瞬き一つしないビクンビクンしてる8匹のコックローチ……ふと足を組んでみた。
………絵面が酷いな。
なんて言ったっけ、こういうコックローチみたいな人たち……はん、はんぐ、そう! 半グレ! 半グレだ。
これじゃまるで僕の方が半グレみたいな絵面だよ。
「警察よぶかな…」
「警察? ここに来たら藤堂くん大変じゃないですか!?」
「そうよ! 私達は、その! 大丈夫だから…」
それも半グレ庇うみたいなセリフになるからやめてほしい。自首するか…みたいな感じになるからやめてほしい
「今日はたまたま僕が来て二人を助けれたけど、多分今までに酷い目に合わされた人が何人もいると思うんだよ。出来れば暴きたいし。どうしようかな」
「確かに、そうね。私も、酷かったし…」
「麻実…」
悲しそうな顔をした麻実さんを抱き寄せる。
そう、アレフガルドと違い、元の世界の人救いは難しかった。被害者も不特定多数、こいつらも多分覚えていない、悟りの魔法で覗いても、そもそも僕が誰が誰だかわからない。
販売された動画は出回っている。いろいろ聞き出せば聞き出すほど厄介だった。まるで高難易度ダンジョンだ。とっかかりすらわからない。
山賊だったらプチプチと楽なのに。イライラするな…僕は真っ直ぐ進みたいんだよ。
これが現代社会の病、ストレスか…
私も、と言って真弓さんも同じように胸に抱きついてくる。とりあえず二人の頭を撫でる。どうしようか。この絵面もどうしようか。
「よし、とりあえず自首させようか」
「…それしかないですね」
「なーんかそれもね。でも仕方ないか~」
現代で勇者に出来ることなんて、せいぜい耳を千切るくらいだ。冒険者ギルドもない。僕はなんて無力なんだ。ただただ絵面だけが酷くなるだけだ。
「でもその前に、頼りになる子を呼ぶよ」
◆
「随分早くないかな?」
「それが京介くんと私のキョリだから」
絹ちゃんに連絡すると、ものの十分で玄関まで来た。いや、早過ぎない? ピザより早いし、仮につけていたとしても、どうやってエントランスを突破したんだろうか。
「……その子は藤堂くんの…何ですか? 京介くん? 名前呼び?」
「藤堂くん、その子紹介してよ」
「京介くん。この破廉恥ナースたち、何? 好き?」
「……こちらは首藤絹子さん、絹ちゃん。僕の小中からの大事な女の子だよ」
「しもべ」
「えっ」
「ふーん、そう。ん?しもべ?」
「………で、こちらがさっき伝えた被害を受けた真弓さんと麻実さん」
「浅倉真弓です!」
「根本麻実よ」
「よろしく。首藤絹子。しもべ」
「………」
罰で変な方向に開発してしまったか…ごめんね、絹ちゃん。でも、後悔はしていない。
◆
「この中の人たちがこの人たち?」
「そうだね。どうしたらいいかな。僕はどうやら力しか振るえないみたいだ。情けないことに」
顔バレして、万が一復讐されても困るからと、とりあえず絹ちゃんを玄関に待たせ、監禁室にコックローチを全員運んだ。
スマホのカメラを使って一応コックローチの顔は撮ってある。アヘ顔だけど。
それを見せた。
「頼ってくれて嬉しい。あの、力は、この人達には?」
「まあ、薄らとね」
「いいの?」
「かまわないよ。僕は嘘がつけないからね」
先輩ミニスカナース二人はは僕にピタリとくっついたままだ。まあ、酷い目にあったんだし、平気な顔を見せてくれてるけど、やはりまだ怖いのだろう。二人の息が荒い。
あ、いや、違うな。これ。
「…なんかわかんないけどイライラする。真弓」
「……そうだね麻実、わかる。わたし、全部わかってますからって態度がくるよね」
「ふっ」
「あー! 鼻で笑った!この子!」
「なんです、それ!」
「まあまあ。それでどうしたら良いと思う?」
「身体を戻す前にパスワード聞いて、PCとスマホに入る…それと京介くん…」
「うん? 何かな?」
「仲間を呼んでいい?」
うん? 何か冒険の最中だった?
6
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる