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ゴブリンハーレム
ゴブリンひろゆき
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| 斉藤 博之
「…う、うう…、いで……」
俺は…ぼんやりと目を覚ました。が、暗い。
あぃだだだ…あごがいだい…これ、折れてないか?
御手洗えのるを尾行中に何者かに蹴られた、までは覚えてる…失神してたのか。
ここはあの建物の中か? それと、動けねー…縄…? おいおい縛られてるとか、まじかよ。犯罪じゃん。しかも何か被らされていて何も見えない。のに、息苦しさがない。口のところだけ開いてる… ? いや、触らないとわかんねーな。つか、なんか体が熱い?
「享和高校三年B組 斉藤博之。お前はここで何をしていた?」
女だ。女の声だ。格好良い声だな。少し離れたたところから聞こえる。生徒手帳を見られたか…
顎を蹴り上げたやつ…あの制服はアステリア女学院のだった。さっきのやつかどうかはわからんが…
おかしい。
俺の小物センサーが全然反応しない。こんなに高圧的な話し方のやつに圧を感じねー。
「何をしていたのかと聞いている」
「学校の生徒を尾けた。何か問題あるか?」
おかしい… なんで素直に言った? 恐怖で気がでかくなってんのか? ここはへり下るとこだろ? 自分の事なのに怖いな。いや怖くねーな。
「あぎゃ」
「ストーキングはやめ給え。で、何故尾けた?」
さっき蹴ったのは絶対こいつだ! また蹴られた…あん? そんなに痛く…ねぇ?
それより、妙に股間が疼く。ああ、触りてぇ。
「何してんだと思ってよ、こんなところに集まって」
「…ただの好奇心か?」
「いえ、この感じは違いますわね」
別の女の声…少し高めの冷たい声…二人目…あの11人…足す、蹴ったこいつ。
全部で12人か。ここにいるのは。
「ふむ。何か記録はあったか?」
「ありましたー。こいつがあのゴブリンですー」
「…ほう。貴様がゴブリンか…偶然とはいえ、やっと見つけた。…小林さやか、籠池愛子、尾木久美、……聞き覚えがあるだろう?」
三人目は……なんか萌えった声だな。
ゴブリン? そんな小物…あ、俺か。
ああ、渾名か。
え? そんな呼ばれ方されてんの?
それ……そのままじゃね? これはペンです。くらいイミフじゃね?
そんなんでマウントか?
とれないとれない。
悪口にもならない。
中学の時より全っ然マシ! むしろ格好いいくらいだ。ゴブリン斉藤、ひろゆきゴブリン。斉藤ゴブリン、ゴブリンひろゆき。
何かどれも良い語呂だな…テンポも良いぞ!
おかしい…この状況で俺がチョける?
え? でもなんで俺だとわかった?
しかもその女は…俺の開発した…やつらだ。謂わばメスゴブだ。偽名でキメてた奴らだ。
だんだんクリアになってきたぞ。
「…同意の上だぞ? 何でそこまで言われなきゃなんねー? それにこの縄だって訴えれば俺の勝ちだろ? なあ誘拐犯さんよ! まあ、訴えはしねーからよ。誠意見せてくれよな! アステリアの女ぁ!」
つか、この全能感はなんなんだ。
ゴブリンつーかゴブリンキングにでもなった気分だ!
何も考えられねー。
許してやっからヤラせろ!
殴りながら天国見せてやる!
「ふむ。やはりゴブリンはゴブリンか。度し難いな」
「ちょっと凶暴性を増すだけでしたねー」
「ふむ。なら、いつも通りに」
「あ~ん? 俺様を置いてくっちゃべってあぎゃ───」
今度はゆっくりと意識が沈んでいった…
◆
俺は気付けば鎌田駅近くの公園にいた。つーか、公園の女子トイレの個室だった。
「なんだったんだ……夢か?」
トイレの鏡で顔を確認する。痣はある。触るとジンジンするし、頭が少しボヤっとするが、会話の内容は思い出せる。
あれが夢なわけあるか!
でもあんな気分になったことなんて一度もない…俺、メンタルクソ雑魚だし…自分が怖い…
……何か盛られた?
蹴り上げたのはアステリア女学院のやつ…かも知れない…くらいか、わかったの。女は三人は確実にいた。…あとメスゴブの話…か。
ちょっと連絡……いや、なんか駄目だ。
小物センサーが復活してる。
「いや、こえーよ、なんなんだよ。それに…御手洗えのるもあの場にいたのか?」
あの青い建物にもっかい行くか? あんなことあったんだ。体が拒否して…いや、わかんねーな。なんか理性と本能が噛み合わねー。なら警察は……ダメか。あの場に御手洗えのるが居たかどうかはわからんが、居たら困るのは俺だ。
こういう時は、
「逃げるに限る!」
俺はダッシュで逃げ出した! クッソこえーよ! かあちゃん!
◆
翌日、学校の裏掲示板に俺が出ていた。
何でだよ!
…なになに… セフレが何人もいる、は合ってる、が彼女が複数?! それに複数孕ませた?! ねーよ! 小物がんな事するか! いつも安心安全コンドームだ! むしろ無いならしねーよ! 中出しなんてファンタジーだろ! ゴブリンか!
…これは…生徒会だ! とりあえず乗りこむ……いや…噂だから真実は知らないことになってる…から手順は、御手洗えのるからか? そりゃそうか。
けど。くそっ、下手に動けねぇ。同クラスの女子がチラチラ見てくる。三年間コツコツと貯めた俺の平均的モブ好感度が下がり続けている。
しかもブサイク顔がそんな事してるなんて事実認定されたら信用度の下降幅が半端ねぇ! 男前のヤツと違って救済ガールズもいねぇ! こんなブサよりの見た目だ、罵倒もエグい! 下手したら今年の学校イベント全部、駄目になる。
中学の時の二の舞だ…
この見た目でモテるなんてないっしょ、アハ、アハ、アハ、ウケる~…で躱せないか…?
裏掲示板、信用度高いしな…
俺も信用してたし…
無理か…
なら、今日中に手を打たないとなんねぇ。
◆
昼休み、御手洗えのるを探しに出る。
目立たない程度の速度で二年の教室に向かう。学年が変わると視線は落ち着いた。
C組、C組…あった、ここだ。
教室入口付近にいる男子に声を掛ける。
「御手洗? ああ、あいつ、昼休みいつも教室いないんすよ。何か伝えます?」
「ああ、いや大した用じゃないからいいよ、ありがとう」
ならまずは食堂か。
居なかったら虱潰しか。
手間はかかるが仕方ねぇ。
はー。トボトボ向かうか。
でも御手洗えのるは、結局見つからなかった。
クッソ会いてぇ。
「…う、うう…、いで……」
俺は…ぼんやりと目を覚ました。が、暗い。
あぃだだだ…あごがいだい…これ、折れてないか?
御手洗えのるを尾行中に何者かに蹴られた、までは覚えてる…失神してたのか。
ここはあの建物の中か? それと、動けねー…縄…? おいおい縛られてるとか、まじかよ。犯罪じゃん。しかも何か被らされていて何も見えない。のに、息苦しさがない。口のところだけ開いてる… ? いや、触らないとわかんねーな。つか、なんか体が熱い?
「享和高校三年B組 斉藤博之。お前はここで何をしていた?」
女だ。女の声だ。格好良い声だな。少し離れたたところから聞こえる。生徒手帳を見られたか…
顎を蹴り上げたやつ…あの制服はアステリア女学院のだった。さっきのやつかどうかはわからんが…
おかしい。
俺の小物センサーが全然反応しない。こんなに高圧的な話し方のやつに圧を感じねー。
「何をしていたのかと聞いている」
「学校の生徒を尾けた。何か問題あるか?」
おかしい… なんで素直に言った? 恐怖で気がでかくなってんのか? ここはへり下るとこだろ? 自分の事なのに怖いな。いや怖くねーな。
「あぎゃ」
「ストーキングはやめ給え。で、何故尾けた?」
さっき蹴ったのは絶対こいつだ! また蹴られた…あん? そんなに痛く…ねぇ?
それより、妙に股間が疼く。ああ、触りてぇ。
「何してんだと思ってよ、こんなところに集まって」
「…ただの好奇心か?」
「いえ、この感じは違いますわね」
別の女の声…少し高めの冷たい声…二人目…あの11人…足す、蹴ったこいつ。
全部で12人か。ここにいるのは。
「ふむ。何か記録はあったか?」
「ありましたー。こいつがあのゴブリンですー」
「…ほう。貴様がゴブリンか…偶然とはいえ、やっと見つけた。…小林さやか、籠池愛子、尾木久美、……聞き覚えがあるだろう?」
三人目は……なんか萌えった声だな。
ゴブリン? そんな小物…あ、俺か。
ああ、渾名か。
え? そんな呼ばれ方されてんの?
それ……そのままじゃね? これはペンです。くらいイミフじゃね?
そんなんでマウントか?
とれないとれない。
悪口にもならない。
中学の時より全っ然マシ! むしろ格好いいくらいだ。ゴブリン斉藤、ひろゆきゴブリン。斉藤ゴブリン、ゴブリンひろゆき。
何かどれも良い語呂だな…テンポも良いぞ!
おかしい…この状況で俺がチョける?
え? でもなんで俺だとわかった?
しかもその女は…俺の開発した…やつらだ。謂わばメスゴブだ。偽名でキメてた奴らだ。
だんだんクリアになってきたぞ。
「…同意の上だぞ? 何でそこまで言われなきゃなんねー? それにこの縄だって訴えれば俺の勝ちだろ? なあ誘拐犯さんよ! まあ、訴えはしねーからよ。誠意見せてくれよな! アステリアの女ぁ!」
つか、この全能感はなんなんだ。
ゴブリンつーかゴブリンキングにでもなった気分だ!
何も考えられねー。
許してやっからヤラせろ!
殴りながら天国見せてやる!
「ふむ。やはりゴブリンはゴブリンか。度し難いな」
「ちょっと凶暴性を増すだけでしたねー」
「ふむ。なら、いつも通りに」
「あ~ん? 俺様を置いてくっちゃべってあぎゃ───」
今度はゆっくりと意識が沈んでいった…
◆
俺は気付けば鎌田駅近くの公園にいた。つーか、公園の女子トイレの個室だった。
「なんだったんだ……夢か?」
トイレの鏡で顔を確認する。痣はある。触るとジンジンするし、頭が少しボヤっとするが、会話の内容は思い出せる。
あれが夢なわけあるか!
でもあんな気分になったことなんて一度もない…俺、メンタルクソ雑魚だし…自分が怖い…
……何か盛られた?
蹴り上げたのはアステリア女学院のやつ…かも知れない…くらいか、わかったの。女は三人は確実にいた。…あとメスゴブの話…か。
ちょっと連絡……いや、なんか駄目だ。
小物センサーが復活してる。
「いや、こえーよ、なんなんだよ。それに…御手洗えのるもあの場にいたのか?」
あの青い建物にもっかい行くか? あんなことあったんだ。体が拒否して…いや、わかんねーな。なんか理性と本能が噛み合わねー。なら警察は……ダメか。あの場に御手洗えのるが居たかどうかはわからんが、居たら困るのは俺だ。
こういう時は、
「逃げるに限る!」
俺はダッシュで逃げ出した! クッソこえーよ! かあちゃん!
◆
翌日、学校の裏掲示板に俺が出ていた。
何でだよ!
…なになに… セフレが何人もいる、は合ってる、が彼女が複数?! それに複数孕ませた?! ねーよ! 小物がんな事するか! いつも安心安全コンドームだ! むしろ無いならしねーよ! 中出しなんてファンタジーだろ! ゴブリンか!
…これは…生徒会だ! とりあえず乗りこむ……いや…噂だから真実は知らないことになってる…から手順は、御手洗えのるからか? そりゃそうか。
けど。くそっ、下手に動けねぇ。同クラスの女子がチラチラ見てくる。三年間コツコツと貯めた俺の平均的モブ好感度が下がり続けている。
しかもブサイク顔がそんな事してるなんて事実認定されたら信用度の下降幅が半端ねぇ! 男前のヤツと違って救済ガールズもいねぇ! こんなブサよりの見た目だ、罵倒もエグい! 下手したら今年の学校イベント全部、駄目になる。
中学の時の二の舞だ…
この見た目でモテるなんてないっしょ、アハ、アハ、アハ、ウケる~…で躱せないか…?
裏掲示板、信用度高いしな…
俺も信用してたし…
無理か…
なら、今日中に手を打たないとなんねぇ。
◆
昼休み、御手洗えのるを探しに出る。
目立たない程度の速度で二年の教室に向かう。学年が変わると視線は落ち着いた。
C組、C組…あった、ここだ。
教室入口付近にいる男子に声を掛ける。
「御手洗? ああ、あいつ、昼休みいつも教室いないんすよ。何か伝えます?」
「ああ、いや大した用じゃないからいいよ、ありがとう」
ならまずは食堂か。
居なかったら虱潰しか。
手間はかかるが仕方ねぇ。
はー。トボトボ向かうか。
でも御手洗えのるは、結局見つからなかった。
クッソ会いてぇ。
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