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第2章 小さき従者とともに

第27話 わんわんわん!狼には骨を!クラスチェンジ!

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その後、夕飯も食べて寝た主人公は不思議な夢を見て、鐘が鳴るより、だいぶ前に目覚めました。

夢をみた、ドアを開けどこかに入る、お帰りなさいませという声と4人の頭を下げる影、重なる犬の声…

そこで目が覚めた。

『ふぁ~あ、なんか、風景は覚えてないが…聞き覚えがある、犬の声がしたのは覚えてるな…狼の所で聞いた物か?』
 
言いながら考えていると、ジェリムも起きてきて、そんな俺を不思議そうに見ていた。

なんだったんだろう?
俺アパートだし、動物が好きだが、記憶が曖昧なとこあっても、犬なんて飼ったことはないのは確かだ。
これから狼の所へ行くからか?

『さてと、まだ早いが今日は、お昼とかないから、早めに出るか、ジェリーいけるか?』

俺は、ジェリムが、頷いたのを見て帽子に入れ首に掛け、フードをセットし、宿屋を後にした。

外に出ると、空には星がまだ見える。

そんな、朝焼けより少し前、霧が薄っすらかかる朝と、夜の境目に門へ向かう。

門は馬車がギリギリ通れるくらい、開いている状態で、二人の鎧姿の門番が、一人は欠伸をしてるのが見えた。

『朝早くご苦労様です、通ってもいいですか?』

通行証を見せながら聞いてみる。

門番「ふぁああっと、ああ、大丈夫だよ、朝は魔物が少ないけど、気をつけてくださいね」

片方の門番は、手で欠伸を抑えながら、答えてくれた。
もう片方は、門に寄りかかりっている。
鎧で顔は見えないが、反応がないそして、微動打にしない…これは寝ているな。

そんな門番を見ながら、外へと出た。
辺りが段々と明るくなり始めている。

『さて、テイマーに変わって、移動はどうしようかな?』

ジェリムが、ぴょんと出てきて、目の前で白ポニーに変身した。

『あ…うんわかった、乗れってね、でも待ってな、姿を変えるからな…』

ポニー(ジェリム)しょぼんとしているので、急いで移動し、テイマー(エルフ姿)になり乗った。

今回は、森に向かうのでフードを外して、ポニー(ジェリム)に騎乗し、風を浴びながら移動する。

『あ~風が気持ちい~な~♪』

ジェリムは、ペタラ、ペタラ♪と足音を鳴らし、野を駆け、途中の普通のスライムやゴブリンは、軽々と飛び越え止まることなく、駆けていく。

ジェリムと出会った川に着くと、辺りはすっかり明るくなり、鐘の音が遠くから、微かにゴーンゴーンと聞こえる。

『ジェリーご苦労様、鐘の音…って!6時か、速くないか、何時間で着いたんだ!』

声を掛けると、ジェリムが変身を解いた、そして、ピーんと背筋を伸ばして、ドヤ顔をしている。

多分、空の明るさから、4時くらいだったよな?
2時間かかるかで着いたってことか、ジェリムは名馬だな、ドヤ顔可愛いな。

持ち上げて撫で撫でして置く。

『じゃあ、帽子に入っててな、森を走るから、はい、これはお礼な。』

ジェリムに言いながら、緑のババナを1つ渡して喜んで受け取って食べ始めている。

ちなみに前回のババナの皮は、謎の蓑虫が、回収していました。

俺は、森に足を踏み入れマップで、湖の位置を確認し、湖目指して一直線に森を走る。
エルフのせいか、前と違い、木の位置がすぐ分かり、交わすのもスムーズでスピードも速く、ひゅ、ひゅっと風切る音も違う。
そうして、そのスピードと勢いのまま、湖を横断し通り過ぎた。

『ちょ、待てい、湖、今通り過ぎたよな、いや、それより、さっき…水の上を走らなかったか?』

少し湖を過ぎたところに急ブレーキを掛けた。
帽子の謎の引力は健在で、ジェリムは大丈夫だ。

俺は、少し前の記憶を探る、すると、通り過ぎるとき、バシャシャーと水を2つに切り、確かに走っていた。

『水って走れるもんだったのか、そうだったのか…って、いくらなんでもおかしいから!』

自分でツッコミを入れながら、湖にある方に戻り移動していたとき、湖の方から低い唸り声が聞こえてきた。

湖のほとりに着くと、そこには、大量の狼さん達がずぶ濡れびしょびしょの姿だった。
俺の方を睨みつけ、唸り声をあげていらっしゃいました。

襲っては来ないが、これは、まずいな、もしかしなくても、水ぶっかけたのは俺だよな、なら、まずやることは!

『狼さん達!水かけてずぶ濡れにして、すみませんでした!』

俺は、唸る狼達の前で謝り、頭を下げた。

すると、唸り声は止んだ、気になって顔を上げると、きょとんとして固まっている。

『本当にわざとじゃないんだ!、えっとなんというか、俺も水の上を走れると知らなくてさ、あはは…』

まだ、狼達は固まって動かない。

『えっと、なあ、固まってるが大丈夫か?…水に石化する効果でもあったのか?』

1匹の固まっている近くにいた少し大きい狼に近づき、ステータスをみる。

<鑑定眼Ⅲ>
【フォレストウルフリーダー:LV12】状態異常無し

『目に傷はあるが、状態異常の石化とかないよな?』

とりあえず、本来モフっとしてただろう、その狼を撫でてた。
狼は、固まっていた状態が解け、唸ろうと一瞬牙を向けたようだが、だらしなくされるがままに、撫でられている。

『ごめんな、びしょびしょにしてしまって…』

うーん、ドライヤーが欲しいななんて思っていると、周りの狼達が我に返ったのか、唸り始めた。

すると、撫でられお腹を見せていた狼も、我に返ったようで、立ち上がって、ぴょんと後ろに跳び俺と距離をとった。

『うーん、お前達に水掛けたけど、別に喧嘩売ったつもりは、俺はテイムにきただけで…』
 
うーんとりあえず、なんとかしないとな、困った時は、倉庫の黒い穴に、手を突っ込んで考えよう!

狼…犬…骨…カルシウムたっぷりの骨…

『あった、魔物用、おやつアイテム!』

骨っこを倉庫から取り出し、座りながら手を伸ばし、目に傷のある狼の前に置く。
狼は、置かれた骨の匂いを嗅いでいる。

『一応それ、お詫びに…』

狼は、しばらく匂いを嗅いだ後、勢い良く齧り着き食べだした。
周りの狼は、唸るのを辞めて、その様子を見ていた。

ちなみに、この骨は、テイムした肉食系魔物の好感度を少し上げる、おやつアイテムである。
課金ガチャで、10個ずつ貰える外れだ。

食べ終えた、その狼は走ってきて、何故か俺の膝に前足をとんっと乗せた。

『えっと、おかわり?』

そういうと、こちらを向き、ウォフと言われた。

『えっと、はい、どうぞ…』

その狼は、骨を受け取るとその場でバキバキと食べ始めた。
周りの他にいた、同じくらい大きな3匹の狼達も、ゆっくりと近づいてきたので、骨っこを3本置いた、警戒していたようだが、目に傷のある狼にウォンと吠えられると、バキバキと食べ始めた。

『えっとじゃあ、他の狼達にも…』

その4匹が食べているのを見て…周りにいる他の狼達が、よだれを垂らしていたので、他の狼の上の方に試しにひょいと投げてみる。

投げると、1匹の狼がジャンプしパクっと見事に咥え食べ始めた。

その様子を見た他の狼達は、俺を観てヴァフ、ワンとか吠えたりジャンプして、アピールし出した。

『じゃあ、一気に投げるから、頭にぶつけないようにな!それ!』

すると、狼達による骨の争奪戦が始まった。
喧嘩にならないように、投げ続けていた。

この光景を例えると、カモの大群にパンを投げたりしたとき群がってくるそんな感じだ。
大群のコイに餌あげするのにも似てるな。

そんなことをしてると、空中で骨が消える謎の現象が、起き始め、なんか水が飛んでくるようになり始めた。

『ん?…もしかして…』

手袋を裏返して装備して、観るとやはりあれがいた。

『フェンリル か…改めてみるとでかいな…濡れて今モフモフではないが。』

こちらを見つめ、お座りの姿勢で左右に尻尾を振り水飛沫を飛ばしながら、骨を待っている。

キラーマンティスより余裕でこちらの方がでかい。

『フェンリルでかいからな、この骨じゃ小さいな…確か大型用のも存在したような…』

倉庫を探る…骨…骨…大きな骨…

『あった!って、え!…重た。』

ドン…

出すと地面が凹む、自分くらいある大きさの骨が出てきた。
ゲームの時とは違い重さがあったため、抱きつくことは出来るが、ちょっと運ぶのは無理だ。

『無理だ、こんなん投げれるか!、巨大な鈍器だ!』

狼達はそんな巨大な骨を観てよだれを垂らしている…

『えっと、多分普通の魔物じゃあ歯折れるぞ、それにこれは、そっちのフェンリル用な。』

フェンリルを指しながら、言うと狼達は、フェンリルの前の道を開けた。

『これ、投げれないから、直接食べてくれ。』

フェンリルに、骨を指し言うと、向かってきてパクっと軽々と咥え、湖の石台へと運んで行った。

『尻尾がちぎれそうなほど振ってるな…てか、重くないんだ。』

フェンリルは、骨を両脚で押さえ、口を傾け奥歯で噛み、バリバリと食べている。
尻尾で近くの木が風を受け揺れている。

『遠目から見ると、食べている姿はただの犬だな、周りの木が揺れてなければ。』
 
俺があっちを見ていたら、足に何かが当たる、視線下にやると、狼達が目の前にきていた、口から涎がポタポタ垂れている。
どうやら、まだ食べたいらしい。

『わかったから、骨投げるから、少し距離をあけて、動けないから!』

狼達が離れた後、俺は、この後、日が高くなるまで、骨を周りに投げ続けた。

結果、なんということでしょう…

俺は、気づくと、フェンリル以外の24匹の狼、全員をスキル使用せずに、テイムしてしまいました。

おかしいなとは、思ったよ、狼が伏せ出したから!まさかと思って、俺はステータス確認しましたさ!

【フォレストウルフリーダー:LV12】テイム済
【フォレストウルフ:LV6】テイム済

ぴろりん♪
【称号獲得:狼たらし(笑)】

何か称号貰ったし、狼たらしとは、人聞きが悪いな!

てか、目的!テイムしなきゃいけないのは、フェンリルだよ!

『えーと、宜しくね?』

俺は伏せている、狼達にそう声をかけると、ウォーンと遠吠えで返された。

とりあえず、その後狼達と一緒に、俺はフェンリルのいる石台に向かう。

『おーい、フェンリル、テイムさせてくれないか?』

声をかけると、食べかけの骨を咥えながら黒い丸い目して、首を傾げている。
毛はもう乾いていて、モッフモフである。

う、なんだその可愛いさは…それに、そのモフモフ…撫でまわしたい!

『フェンリル もう無理だ、モフモフするぞ!』

俺は、靴でMPを使い浮遊し、フェンリルに突っ込み、モフモフした。

『あー、モフモフ、ふわふわ、最高だ!』

フェンリル「わふ!?ウォンフ?」

俺は、フェンリルをモフリ倒すまで、モフモフし続けてた。

その後、俺は目的を忘れ満足して、石台に座り寛いでいる。

狼達とフェンリルは何やらワフワフとウォンウォンと話した後。
フェンリルがこちらに来て、ワフと短く吠えた。

『えっと、テイムしていいんだな?』

『<テイム>!』

フェンリルに向かい手をかざしながら、テイムを行なった、いつもと違い青い光がフェンリルを包む、青い氷の結晶の紋様が出たのを見た後、俺は石台の上でフラフラになり、湖に落ちた…水に落ち手を無意識に前に出したところで意識が遠のいた。

俺は、建物の中にいた、そんな俺に、黒い影が嬉しいそうに声をかけ、手を引かれ、建物中を案内されている。

「ワフ!ヴオォォォーーーーン!!!」

何かの吠える声で夢だと気づいた。

『夢なら起きて、戻らないとな』

そう呟くと、その影が悲しそうな顔をした気がした。

そして、意識が戻って目を覚ますと…

「ヴオォォォーーーーン!!!」

『うるさ!、冷た??』

フェンリルの咆哮、顔にジェリムが乗っていた。

???「あ、目覚した、えっと、ご主人さん、大丈夫ですか?」

ん?子供の声?

慌てて見るが、居るのは狼達とフェンリルとジェリムだ。

???「ご主人さん、キョロキョロしてどうしたの?」

な、まさか…

『犬がしゃべってる!?』

フェンリル 「犬?」

あ、遂に俺は、犬が喋るなんて、幻聴を聴くとはやばいな。

【名   前】ネムレスト
【種   族】エルフ族?
【称   号】狼たらし(笑)
【レベル】Lv1
【ジョブ】モンスターテイマー
【ステータス】魔力回復上昇
HP1800/5000、MP4000/4000
STR:B
INT:B
VIT:C
AGI:C
DEX:C
LUK:SS

【アビリティ/スキル】
アイテムボックス(倉庫容量∞)
ストレージボックス(バッグ容量アイテム30種)
全属性魔法(無、聖、光、闇、火、風、土、水)
異次元の魔法(ゲーム由来魔法/スキル)
合成/強化

ジョブ固有《テイム》
固有バシップ《モンスターテイマー》

《異世界言語》《鑑定眼Ⅲ》《索敵Ⅱ》《隠蔽Ⅰ》《マッピング》《神への祈り》《成長スキル》

体力が減ってるな、水飲んだからか効果付いてるな。
テイマーがクラスチェンジされて、なんか増えてるな。

モンスターテイマーは、どんな魔物にも、話しかけ交渉が出来る。※魔物のみ

『って、ちょい待ち、LUKだけ上がりすぎだろ!他はどしたよ!』

フェンリル 「ご主人さんどうしたの?」

騒いでいたら、白い大きなお犬様に、顔を覗き込まれた。

『なあ、なんで話せるんだ?』

フェンリル 「仲間になったから?」

『仲間…なれば話せるのか?』

ジェリムと狼達を見る、ブンブン横に首を振っている。

フェンリル 「違うの?なんでだろう、ふしぎ~」

あーこれ、本人分からないやつか…

<鑑定眼Ⅲ>
【種    族】フェンリル(幼体)
【二つ名】地を揺らすもの
【レベル】Lv60
【ステータス】テイム契約
HP80000/80000、MP75000/75000
STR:SS
INT:A
VIT:S
AGI:A
DEX:A
LUK:A

全体的に今まで見た中では馬鹿高いが、幼体だから下がってこれなんだろうな。
スキル系は見えない。

『テイム契約だと!?…』

フェンリル 『契約しちゃダメなの?』

体力減ってる理由が怖いんだが、俺怪我ないけど、いつの間にか、食われたとか…

『なあ、ジェリー、俺食われたのか?』

心配になり聞くと首を振っている。
意味を理解したのか、ジェリムがフェンリルに近づいて、何か伝えてくれたみたいだな。

フェンリル 「ご主人さん、ジェリムさんから今聞いたの、大量の生命力の代わりに、普通は少量の血が契約に使われてるんだって、僕知らないから、そのまま契約しちゃった。」

この白いお犬様は、凄くしょんぼりしているが、俺危なく死にかけたのか、テイムとは時に危険なんだな…
MPもかなり使うから気をつけないとな。

『あー、知らなかったのなら、仕方ない…くはないかも知れないが、生きてるから良いよ!』

白いお犬様は勢いよく乗っかってきた…

フェンリル 「ありがとうご主人さん!」

『苦し…重い…とりあえず、体を退けてくれ…』

フェンリル 「あ、ごめんなさい…」

そんなやりとりを見ていた、狼達がフェンリル に、何やら吠えだした。

フェンリル 「え、小さくなればいいの?わかった~」

そういうとフェンリルが他と変わらない普通の犬サイズに縮んだ。

『え、フェンリルって、まじで縮めるのか…』

フェンリル「大きいままだと、森の木いっぱい壊しちゃうから、いつもその時で変えてるんだよ~」

どおりでこの前より、大きい気がしてたら、やっぱり変わってたのか。
ころっとした柴犬だ…とりあえず、可愛いから撫でてしておく。

フェンリル 「ワフ、ワフフ」

『そうだ、フェンリルって…もうそれだけで名前な気がするが、やっぱり名前いる?』

ジェリムがぴょーんと飛んできて、激しく頷いていた、あと、フェンリルに何か伝えている。

フェンリル 「えっとご主人さん、魔物にとって名前は、どんな名前でも力に繋がるから大事なんだって~、僕も欲しいな~」

『うーん、力にもってそうだったのか、ちょっと待ってな~』

フェンリル…白銀…銀…シルバー…シルヴァ

『シルヴァ…ジェリムに愛称あるからシルヴァには、シヴァでどうだ?』

シルヴァ「僕は今日からシルヴァだね、それで略してシヴァって普段は呼ぶんだね~♪」

ジェリムは、ウンウンって頷いている。
あー、とりあえず決まって良かった。

ふと空を見る…昼は余裕で過ぎたな…
そろそろ、戻るか。

『あー、そろそろ町に行くんだが…とりあえず狼達は、この小屋に入ってくれ、リーダーの方はこっちな』

犬小屋を設置すると、次々入って行った。

表札を見る、フォレストウルフ(群れ)、フォレストウルフリーダー達:Lv12

 シルヴァ「ご主人さん、僕は入らなくていいの?」

『シヴァの場合は、小さくもっとなれるのかって、思っていいかなとな…』

それに、モフモフに、常に触れて居たいからな!

シルヴァ「ジェリムさんより、少し大きいくらいまでならなれるよ!」

そういうと、シルヴァは、抱けるくらいのぬいぐるみサイズになった。

『うわ、可愛いな…ぬいぐるみだな、これなら問題ないな!』

小さくなったが、そのままではなく…モフモフ度が増している。
その姿を見て、思わず抱き上げ、モフモフを堪能する。

シルヴァ「くすぐったいですよ、ご主人さんは、さっきもだけど、僕の撫で撫でするの、大好きなんだね!」

『大好きだ!、良い毛並みだからな、撫でずには居られないんだ!』

ジェリムは、呆れている気がした。

シルヴァ「ワフフフ!ご主人さん、もっと撫でて良いよう~」

モフモフふわふわいいな…これ…最高だ!

俺はしばらくモフモフを楽しんでいると、呆れた顔を向けたジェリムに、マントを引っ張られた。

『あ、ごめんな、それと、そうだシヴァに、まだなんで、町に行くか説明…』

シルヴァ「ジェリムさんから、ご主人を馬鹿にし殴ろうとした、悪い人のおじさんを懲らしめたいからだって聞いたよ~、僕頑張るよ!」

『まあ、合ってるし、わかってるならいいか、じゃあ、行こうか…掴まっててな!』

俺は、シルヴァを抱き抱えながら走り、川まで来た。

シルヴァ「ご主人さん、魔物のより、速いんだね、水かかったとき、見えなかったのも、当たり前だね~」

『俺も、あの時、実感したさ、人間辞め…いや、エルフだったな今は、そうだ魔法使いに戻っとかないとな』

<CC:魔法使い>

シルヴァ「わ、ご主人さん、人間さんになった!?」

それから、シルヴァにも一通り説明をした。

シルヴァ「ご主人さんは、神様から力を貰ったから、なんだか、不思議な感じがしたんだね~」

『まあ、そういうことだ…』

ちなみに、ジェリムの能力は、俺が気を失ってた時に、本スラから説明があったそうだ。

その後、シルヴァを帽子に入れ、白いポニー変身したジェリムに乗って、ペタラ、ペタラと町まで行き、3時の鐘が鳴った辺りには、門が見えてきた。

門に入る時には、ジェリムとシルヴァ帽子に入って貰ったが、シルヴァは頭が出るので、子狼の振りを町に入った後もするようにお願いした。

門番は何も突っ込まれることなく、入っていけた。

俺は、町を歩きギルドを目指した、途中何度か、シルヴァが可愛いと、町の子供に囲まれながら…


次回は、シルヴァが大活躍?

おまけ、ゲージの狼達 

狼達は驚いた、森と湖、平原、青い空、外と変わらないその場所には、ご飯となる、小さな生き物もそこにはいた。
そして、何より驚いたのは、あのおやつの骨が山の様にあった…
狼達は思ったここは楽園だろうかと、そして、そのおやつの骨の山に次々と飛び込むのだった。


狼には骨を与えて犬に…
骨を持つと寄ってきて大量の狼に囲まれる。

分かる人には分かる、某ゲームの要素ネタです(笑)
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