【R18】おじさん公爵、猫を拾ったら淫乱猫でした

EIYA

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早速、情報を得た魔女の住処を訪ねる。
森の奥に小屋があり、その小屋の周りには植物が沢山植えられている畑があった。

ドンドン

「誰かいないか。話を聞きたいのだが。」

ギイッと音を立てて扉が開き、高齢の女性が顔を出す。

「はいよ。待っていたよ。ウィリントン公爵」
「なぜ、私だと?」
「ひひひひっ!魔女だからね。色々わかるのさ。茶でも飲むかい?」

家の中へ招かれ、ものが乱雑に置いてあるテーブルに案内される。

「結構だ。分かっているのなら話が早い。コマット子爵令嬢が姉に猫になる呪いの薬を飲ませた。呪いを解く方法を教えてほしい。」
「そんなの簡単さ。愛だよ、愛。呪いを解くのは愛だと決まっているのさ。」
「愛?俺は彼女を大事にしているつもりだが。」
「ひひ、それじゃあダメだよ。恋愛的に愛し合い、身体を繋げることが解呪の基本さあ。」
「なんだと?それ以外にないのか?」
「ないね。帰んな。本当は自分でも分かっているんだろう。彼女を愛してるって。」
「・・・失礼する。」


図星を突かれた気分だ。
もう認めてしまおうか。ノアの事が好きだと。
だがノアは俺のことを父親のようだと思っているだろうか。
身体をつなげたがるのも、追い出されないようにするため・・・。

はぁ、とりあえずノアの実家を何とかしよう。何か出てきそうだ。
屋敷に帰ると、調査していた件が分かったと部下が報告に来た。
コマット子爵はどうやら麻薬の密輸を行っていて、隣国の裏組織と親密に繋がっていたようだ。

「やっぱりな。あの事業の業績の割には羽振りが良いと思っていたんだ。」
「どうされますか。」
「もちろん、王に報告してから家宅捜査だ。裏帳簿など決定的証拠を探し出せ。天井の裏から床の下までひっくり返せよ。」
「はっ!」

信頼出来る部下は内容を理解すると忙しそうに出ていった。

ふぅ、1歩進んだな。あとは家宅捜査の結果を待つだけだ。
ノアは何しているかな。


扉を開けると、丁度猫の姿のノアが入ってきた。

「にゃぁ」
「ノア、今から探そうとしたんだよ。」
「にゃ?」

空色の目をまんまるくして見上げるノアに笑みがこぼれる。
抱き抱えようとしたその時・・・

ボンッ!

「あ、人間になった。ご主人様どうしたの?」
「いいから、服を着ろ。」

真っ白な肌を晒し、床に座り込むノアにジャケットをかけてやる。

執務室に置いていた黒のワンピースを着せ、ソファに座らせる。

「ノア、お前の家族が麻薬の密輸に関わっていた。」
「え?」
「あの家族は国家反逆罪で獄刑だろう。隣国の裏組織と繋がっていたからな。お前の妹も修道院行きだ。隠れて色々悪さしていたらしい。」
「・・・そう。」
「ノア、もう一度聞くが人間に戻りたいか?人間に戻る方法を見つけたんだ。」
「・・・戻ったら私どうなるの?修道院?」
「いや、そうはさせない。ただお前の気持ちが聞きたくて。」

真っ直ぐノアの瞳を見つめる。ノアの顔を見て決めた。

「ノア、結婚して欲しい。お前から見て俺はおじさんかもしれないけれど、お前のことを愛してるんだ。」
「ご主人様・・・」
「ご主人様はもうやめよう。ルイと呼んでくれ。」
「ルイ・・・嬉しい。私もルイが好き。」

涙を流しながら、そう言うノアは綺麗だった。

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