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堕天使の秘密
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目を覚ましたら、ラミエル様のベットの上だった。隣にはラミエル様が眠っている。
不思議な夢を見た気がした。白い翼のラミエル様の夢だ。
「んっ・・・ユーリア?起きたの?」
「はい。夢を見ました。」
「ふーん。どんな夢?」
「ふふっ、白い翼を持つラミエル様の夢です。」
「天使の時の僕か。あの時は幸せだった。」
切なそうに宙を見るラミエル様。夢の続きを伝えなければいけない気がした。
「白い翼のラミエル様と何故か私が幸せそうに暮らしているんです。そこへ天界から別の天使達が来てラミエル様を襲って・・・私はラミエル様を守って死にました。」
「・・・その夢には続きがあるんだよ。その愛する人を殺した天使達を、俺は皆殺しにしたんだ。それで神・ダストンに罰せられた。下界に堕とされ、磔にされ、300年もの間封印された。」
「それが、ラミエル様が堕天使になった理由ですか?」
「うん。天使と人間の恋は禁止されていた。それで天使達が俺を捕らえに来たんだよ。」
「そんなっ・・・」
ラミエル様が私をギュッと抱きしめ、耳元で囁いた。
「かつて、僕が愛した人の生まれ変わりが君だよ。」
「えっ・・・」
「名前はユリア。姿かたちは違うけれど、魂はユーリアと一致している。僕の封印が解けたのもそのせいだね。」
ユリア・・・以前ラミエル様が呟いた名前だった。私がユリアさんの生まれ変わり?
「前世の記憶が無いのは仕方が無い。でも、僕はまたユーリアを愛してしまった。」
耳元で囁く声が震えている。
私も。私もラミエル様の事が好き。愛してる。
「ラミエル様。私も貴方の事を愛しています。」
「ユーリア・・・僕は力が戻ったら神に会いに行くよ。300年前の事を謝罪して人間にしてもらう。その時は僕と歩んでくれるかい?」
「っ・・・はいっ!その時は私も神様の所へ連れていってください。一緒に謝罪しますっ!」
「ふふ、意外と行動派なのも変わらないね。今度は僕が君を守るよ。」
朝になり、お勤めの時間になった。ラミエル様と触れるだけのキスをして自室へ向かう。
食堂に行くとコレットと会ってしまった。逃げようと踵を返すと腕を掴まれた。
「ユーリアっ!・・・昨日はごめん。俺がどうかしていたよ。」
「離して。」
「ご、ごめんっ!」
「コレット、昨日はとても怖かったわ。もう、貴方とは友達に戻れそうにない。じゃあね。」
ぽつんと立ち尽くすコレットに胸が傷むけど、これでいい。私にはラミエル様がいる。ラミエル様を悲しませることはもうしたくない。
それにしても、ラミエル様が力を取り戻すにはどうすればいいのだろう。
以前、私の魂から力を貰うとか仰ってたような。
今日の夜にラミエル様に聞いてみよう!
不思議な夢を見た気がした。白い翼のラミエル様の夢だ。
「んっ・・・ユーリア?起きたの?」
「はい。夢を見ました。」
「ふーん。どんな夢?」
「ふふっ、白い翼を持つラミエル様の夢です。」
「天使の時の僕か。あの時は幸せだった。」
切なそうに宙を見るラミエル様。夢の続きを伝えなければいけない気がした。
「白い翼のラミエル様と何故か私が幸せそうに暮らしているんです。そこへ天界から別の天使達が来てラミエル様を襲って・・・私はラミエル様を守って死にました。」
「・・・その夢には続きがあるんだよ。その愛する人を殺した天使達を、俺は皆殺しにしたんだ。それで神・ダストンに罰せられた。下界に堕とされ、磔にされ、300年もの間封印された。」
「それが、ラミエル様が堕天使になった理由ですか?」
「うん。天使と人間の恋は禁止されていた。それで天使達が俺を捕らえに来たんだよ。」
「そんなっ・・・」
ラミエル様が私をギュッと抱きしめ、耳元で囁いた。
「かつて、僕が愛した人の生まれ変わりが君だよ。」
「えっ・・・」
「名前はユリア。姿かたちは違うけれど、魂はユーリアと一致している。僕の封印が解けたのもそのせいだね。」
ユリア・・・以前ラミエル様が呟いた名前だった。私がユリアさんの生まれ変わり?
「前世の記憶が無いのは仕方が無い。でも、僕はまたユーリアを愛してしまった。」
耳元で囁く声が震えている。
私も。私もラミエル様の事が好き。愛してる。
「ラミエル様。私も貴方の事を愛しています。」
「ユーリア・・・僕は力が戻ったら神に会いに行くよ。300年前の事を謝罪して人間にしてもらう。その時は僕と歩んでくれるかい?」
「っ・・・はいっ!その時は私も神様の所へ連れていってください。一緒に謝罪しますっ!」
「ふふ、意外と行動派なのも変わらないね。今度は僕が君を守るよ。」
朝になり、お勤めの時間になった。ラミエル様と触れるだけのキスをして自室へ向かう。
食堂に行くとコレットと会ってしまった。逃げようと踵を返すと腕を掴まれた。
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「離して。」
「ご、ごめんっ!」
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ぽつんと立ち尽くすコレットに胸が傷むけど、これでいい。私にはラミエル様がいる。ラミエル様を悲しませることはもうしたくない。
それにしても、ラミエル様が力を取り戻すにはどうすればいいのだろう。
以前、私の魂から力を貰うとか仰ってたような。
今日の夜にラミエル様に聞いてみよう!
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