日出処の天子 書を日没する処の天子に致す

ぽよ

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異国

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【田玖津】


船から攻撃してきた敵は、結局新羅人。もうすぐ陸に着くみたいで、正体がわからないから、捕らえて新羅朝廷に、張達と一緒に引き渡すことになった。

腕を狙えと言われたから、腕を狙った。
腕に的中したから、敵は皆、弓も引けず、剣も持てず、あとは追いかけるだけだった。
羽嶋様はオレに、「よくやった」って言って頭を撫でた。

…たく。人使い荒いわりに、ガキ扱いなんだから。

大和の船は大きいけれど、捕らえた新羅人が乗ってきたら、そろそろ人がいっぱいになってきてた。

「夜が明ければ、新羅に着くであろう」
羽嶋様は俺たちに宣言した。

あたりは夜。…ということはもう1日船で寝なきゃ。

「田玖津。淡水と船内で休め。見張りを交代させる」
「はい」

オレと羽嶋様のやりとりを、後ろで無言で見つめていた淡水のそばに行った。

「またあそこで?」
「もう一日我慢すれば、新羅の宿に泊まれるさ」
「オレはいいけどさあ…」

船の中への階段を降りると、何部屋かあって、見たことないけど学者や僧侶が入る部屋は少しいい部屋らしい。
オレと淡水は、大兄様の舎人ってことで、畳の敷いてある座敷に寝床が用意されてた。
だけど座敷の横には衝立があって、衝立の向こうでは、警護に当たる身体の大きい武人たちが交代で雑魚寝してる。
みんな屈強で、どんな環境でも寝れるらしくて、大きないびきをかいてる。

淡水と、衝立の奥の畳の上に移動して座り、オレは淡水に、こそこそと耳打ちした。

「なんか、こんな皆から見える位置に、寝やすいところ作ってもらって寝るなんて、みんなに悪いよ」
「別に、ここのやつらは海の上を行ったり来たりするのが仕事なんだから、気にしちゃいないさ。お前は、今や秦氏の人間でもあるのに、やつらと一緒のところになんか寝させられないだろ」

淡水はさっさと畳の上に寝転がった。
オレも淡水の横に、転がった。…ちゃんと枕もあるんだ。

…近くに人がいるから、仕方ないけど。
淡水とは斑鳩を出てから、一切触れあってない。口付け一つ交わしてない。
さっき、耳舐められたけど。

王子様に『淡水について行きたい』って言ったときの想像とは、全く違う生活をしてきてて、オレは少し寂しさを感じてた。

…こんなに淡水の近くにいるのに、甘えることも出来ない…。

灯台の明かりでぼんやり照らされた部屋の中で、こちらを向いて寝る淡水の唇に触れようとした。

「…我慢しているのは俺も同じだ。機会が来るまで少し堪えろ」

目を閉じながら、小声で囁く淡水の唇に触る前に、そう言われて、ビクッとした。
淡水はもっと声を落としてオレに言った。

「屈強な男たちが、女気一つない船上で何日も自分の身体を持て余しているんだ。…少しでも俺とお前が、そうだと知れたら、みなお前に飛び掛かって来るぞ。…お前と寝ることが出来ると」

…言われて、衝立の向こうを伺った。
薄暗くて、勘違いかもしれないけど、みんながこっちを伺って耳をそばだてている気がした。

ぞっとした。…ここじゃ弓も剣も使えないし、仲間を殺すわけにはいかない。
あんな大男たちに、力じゃ絶対敵わない。

「…お前にそういう空気がなければ、必要以上に怯えることはない。厩戸王子の後ろ盾があるのだから、皆気をつかっている」

じゃあ、さっき耳を舐めたの、結構危なかったじゃないかよ~っ!

オレは淡水に背中を向けて、丸まって寝た。
う~、早く着け着け!

背中で淡水がオレに苦笑している気配を感じながら、目を閉じているうちに眠りに落ちた。





ー次の日の朝ー



ついにオレ達は新羅の港にたどり着いた。


「…やっぱり、大和と景色が違う…」


甲板から板で作った足場を降りながら、思わず感想が漏れた。
建物の形や色、見たことない動物や、取引をする賑わう商人たち。具体的にどこが違うってまだ言えるほどわかってないけど、「違う国」に来たんだって実感した。

いい加減船の上に飽きていたオレは、胸に小さな興奮が湧き上がってくるのを感じてた。

木で作られた道を通り、陸に着くと、十人くらいの人がオレ達を出迎えてくれた。
…着てるものも、大和の国とは違う。…王子様の着物はいつも綺麗だけど、こっちの高貴な人たちの着物もすごく綺麗。髪のまとめかたが、淡水や調子麻呂様と一緒だ。オレも真似しているけど。

淡水と羽嶋様が、出迎えに来てくれた人たちに頭を下げた。新羅語でやり取りしていたけど、オレには内容はさっぱり…。

出迎えてくれた人たちの中には、年を取った人や、僧侶もいたけど、数人、女人みたいな綺麗な男の人達もいた。
…髪は長く美しくて、綺麗な髪飾りで留めてた。
そのうちの一人が、淡水に…、かなり距離を詰めて話してて…、笑ったり身体を触ったりしてた。
淡水はなるべく距離を保って、あっさりと会話してたみたいだけど…。
むっとして、タカタカっと、淡水の近くに行った。

その綺麗な男の人は、目が細くて、立ち振る舞いが女の人みたいに優雅だった。

…ここに王子様を連れてきたい。王子様だったら勝ってる!

男の人は、オレに気付いて、淡水に誰か尋ねてたみたいだった。
淡水が答えると、『ふうん…』って感じで、もっと目を細めてオレを見た。

…なんか馬鹿にされてるみたいで、嫌な感じ。

オレは自分の身なりを見た。


………。


仕方ないだろ?!ずっと船の上だったんだから少し薄汚れてたって!
う~。斑鳩に帰れば河勝様からもらった着物があったんだけど、動きやすいものしか持ってこなかった。


そのうち、縄でつながれた張とその仲間、航海の途中で捕まえた新羅人を引き渡しが終わり、出迎えた人とどこかに向かっていった。

見送ってから、羽嶋様はみんなに言った。

「さあさあ!皆、しばらく休め!宿は用意してもらってある。食べ物もいくらでも食べてくれとのことだ!」

一気に船上から降りてきた皆の空気が和らいで、散り散りに好きなところへ散らばっていった。
…皆来たことあるから慣れてるんだな。

羽嶋さまが淡水のところに来て言った。

「のう、淡水!例のところに行くぞ!馬は用意してもらってある」
「あぁ、良いですね」
「田玖津も付いて来い!」
「は、はい!」

羽嶋さまはずかずか、従者の尚継様を連れて目的地に向かって歩き、オレと淡水がその後について行くと、馬が数頭待機している場所についた。

慣れた様子で羽嶋さまが馬に飛び乗り、それに淡水とオレと、尚継様が次々続いた。

…いい馬だ。
どう、どうっ。こっちではおまえが相棒になるのか?香月は元気かな?

羽嶋様に続いて、しばらく山の中に駆けていくと、川が流れる水場に着いた。

「おう!ここだ、ここだ!」

流れる川の途中で、湖のように水の溜まり場になっている所があって、溜まり場から…、湯気が…?

「お前から教えてもらったのだったな!」
「まだ湧き出でていてよかったです」

羽嶋様と淡水は、すぐに全裸になって、湯気が出ている湖に飛び込んだ!
尚継様は持ってきていた手ぬぐいを、すぐ使えるように準備していた。

「おう!田玖津も来い!」

羽嶋様の呼びかけに、オレも全裸になって、湯気の出てる湖に恐る恐る浸かった。

「あっ…、たかい…」

あー、気持ちいい!身体があったまる!

「長い船旅で、だいぶ潮でベタベタになったろう!洗え、洗え!」

羽嶋様はオレの頭を湯に突っ込んで、ガシャガシャと頭を洗った!
うわっぷ!溺れる!

羽嶋様はうるさいし、強引で乱暴なところはあるけど、オレは気に入られているのを感じていた。
「ほれ!草で背中も洗ってやるわ!」

草をタワシがわりにオレの背をごしごしと洗ってきた。

「羽嶋様!痛い痛い!」
「わはは!本当に見上げた坊主よ!大兄様も良い舎人を見つけてきたものだ」

羽嶋様はオレの肩を引き寄せ、ご機嫌に笑った。

羽嶋様に肩を抱かれながら、湯に浸かっていたら、反対側からこれまたグイッと引き寄せられた。

淡水だ。

「羽嶋殿。明日の眞平王との交渉、どれほどの見返りを要求しましょう」

羽嶋様は、淡水がオレを取り返したことに少し面食らいながら答えた。

「お、…そうよな。田玖津が途中で捕まえた奴らも、聞くところによると、新羅が手を焼いていた盗賊らしいからなぁ。それなりのものを持ち帰らねば、大臣様にも合わせる顔がない…」

その時、もう一人馬に乗った仲間が、オレたちのあとを追いかけてきた。
到着すると馬から降りて、一緒に湯に浸かっていた尚継様に、こそこそとに耳打ちした。

尚継様が、羽嶋様に声を落として伝令を伝えた。

「…ソヨさんが、お探しのようですよ」
「お!そ、それは、すぐに村に下りねばならんっ」

羽嶋様は慌てて湯から出て、手ぬぐいで身体を拭いて、用意してあった新しい着物をまとった。

「すまないっ。私はちと用が出来たのでもう行く。そなた達はゆっくりするがよい」

羽嶋様は迎えに来た伝令と一緒に馬に乗って急いで山を下りて行った。

尚継様は、羽嶋様を湯の中で見送りながらオレ達に説明した。

「…新羅に来たときに可愛がっている、女性ですね。ソヨさんは。前回連れて帰れと強く迫られていたようだから、今回は連れ帰るかもしれませんな」

へぇ~…。羽嶋様。そんな人が。

尚継様と三人残されたけど、尚継様は羽嶋様の従者だから、すぐにあとを追いかけると決めたようだった。

「ここに手ぬぐいとそなたたちの着替えも用意してきた。…新羅朝廷からの贈り物だ。明日はそれを着て朝廷に入られよということだ」

世話焼きがいたについている尚継様はそう言うと、自分も着替え、馬で羽嶋様を追いかけ、山を下りて行った。

いつの間にか、オレと淡水だけが湯の中に残った。


「……」
二人きりになると、オレはススス…っと、淡水から距離を取った。

淡水は不満げに、あっという間にオレを捕らえて、自分の胸に抱き込んだ。

「なにを逃げる、ツヅキ。やっと巡って来た、機会じゃないか」

オレは淡水をじろっと見て、言った。

「…あの人、綺麗な人だったね」
「…あの人?誰のことだ?」

ピンッときた。…すっとぼけてる!!

「白状しろよ!!」

オレは両手で淡水の首を絞めた!
「お前!俺を殺す気か!」
「浮気したら殺すって約束しただろ?!」
「誰が浮気した!誰が!」

どんなに本気で絞めようとしたって、オレの力なんて、淡水にすぐに負けてしまう。

オレの両手はすぐ外されて、淡水の首周りに回させられた。
向かい合わせで、淡水の膝の上に乗る格好になって。

淡水はオレの顎をつかんで、強く引き寄せた。
オレの後ろ頭を押さえながら、深く口を合わせてきて…。

…なんか、久々過ぎて、口付けの仕方もどうだったかわからなくなってた。
淡水の舌がオレの口の中に入ってくるんだけど、どう迎えたらいいかわからなくて…。

「…おい、もっと口をあけろ。…噛むなよ」
オレがまだ戸惑ってるのに、淡水はもうかなり興奮してるみたいで、息遣いがふぅ、ふぅ…って荒くなってた。

人差し指と中指をオレの口の中に入れてきて、指でオレの舌を弄(まさぐ)って、愛撫した。

オレの舌を指で挟んだり、撫でたりして、自分の指に絡ませるように動かしてた。

…あ…、気持ちいい…。
やっぱ、淡水、うまいや…。


オレの舌が気持ちよく淡水の指をしゃぶりだしたとき、指が引き抜かれて、また、淡水の舌が侵入してきた。
口付けを思い出したオレは、淡水の舌に自分の舌を絡ませ、夢中で吸った。

一か月くらい、離れていた時を取り戻すみたいに、くちゅくちゅ…、くちゅ、くちゅっ、と音を立てながら、オレたちは舌が痺れるまでお互いの舌をむさぼった。

淡水の腰に巻き付いた、オレの両足の真ん中にあるモノは固くなって、淡水の腹に擦りつけちゃってるし。

もちろんお尻の後ろに当たる淡水のアレもすごく大きくなってて、もう上下してオレにこすりつけてきてる。

「…今日の夜でいいかと思ったが、一度しておくか」

淡水は一度、周りに誰もいないのを確認してから、オレを湯のなかからあげ、地面に押し倒した。

「確かこの辺に…。あった、あった」

淡水は手を伸ばして、ある肉厚の植物をむしり取った。
「はぁっ…。…なにそれ…」
「この辺の植物は良く知っているんだ」

片手で肉厚の草をポキリと折ると、中からぬるっとした液体が垂れてきた。
淡水はそれを指に塗り付けると、久々に使う、オレの入り口に塗りこんだ。

「久々だが…、痛い思いはさせない」

確かに、オレは少し怖くて、指が入り込んできたとき、ヒッと腰を引いた。
でも、植物のぬるぬるが抵抗なく淡水の指を受け入れて、なにも痛みを感じなかった。
そのうちオレは、出入りしたり、擦ったりする淡水の指の愛撫に、異様に感じてきてしまって…!

「あっ、あっ、淡水、気持ちいいっ!あ、あ~っ」
「ツヅキ。…今日、夜を迎える前に、一回軽くしておこう。久々で俺も我慢できん」

そういうと、淡水のモノがオレの中に遠慮なく、ぬぬぬ…っと入ってきた!
オレは大好きな淡水のがオレの中に入ってきて、嬉しくて、背中にしがみついた。

淡水がオレの中に入り込んでから、しばらく抱き合って…。

「動くぞ」
「う、うん」

返事すると、淡水がオレの中を出入りしだしたっ。
指で、感じるところを何回も擦られ、淡水のエラでえぐられるようにまた同じところを擦られて!

「あっ、あ~!あっ、あっ、あ!」
「ツヅキっ、少し声をおさえろっ。外だから誰がきいてるやもしれん」
「だ、だって!」

自分で、こんなに感じさせておいて!

淡水は急いでオレのモノをしごき、出すよう促したっ。
「くっ…!」

多分…、オレ達は、ほぼ同時に精を放った…。


「はぁぁ…、ん…」
絶頂まで追い上げられた快感の開放に満足して、吐息が漏れた。

木漏れ日が漏れる森の中で、一か月ぶりくらいで、淡水と…、した。

あんまり良くて…。
これが…軽く?なの…。

「…だいぶぐったりしてるな。久々だったからな。…良かったか?」

淡水に、お湯の中にまた、引き戻されて、抱き込まれた。
喘ぎながら、答えた。

「だめ…、しばらく頭働かない」
「…可愛いやつ」

誰か一人くらい、またここに来るかと思ってたけど、誰も来なかった。

しばらくしてからオレ達は湯を出て、着替えた。
汚れたら困るから、まだ新羅の正装はしなくて、二人でいつもの着物を着た。

「え?みんなが泊まる宿に行かないの?」
「ああ、近くに俺の家がある。そこで泊まろうと思っていた」

淡水はオレを抱き上げて、口付けした。
「宿になぞ行ったら、船内と変わらんじゃないか。…俺の家で嫉妬する暇もないくらい、愛してやるぞ」

淡水はなんだかうきうきして、オレを馬に乗せてくれたけど…。




そういえば…、あの人のこと誤魔化されたままだ。




オレは、いつ問い詰めてやろうと、ふつふつ執念を燃やしながら、淡水の馬に並走した。






【続く】






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