異世界帰りのハーレム王

ぬんまる兄貴

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第42話 修学旅行2

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 沖縄に到着した俺たちクラスメイトは、テンションマックスで観光を楽しみ始めた。バスを降りた瞬間、みんなが解き放たれたように四方八方へ散っていった。



「海だーーー!!」
「ビーチ!ビーチ!ビーチ!」
「沖縄そば食べようぜ!」



 ――もう、こいつらのハイテンション具合はやばい。
 誰もかれもが自由行動モード全開で、まさにカオス。

 まず一番目立っていたのは、やっぱりクラスの暑がりオタク君、石井智也。



「沖縄の太陽が拙者を襲ってくるでござるぅぅ!!」



 真っ赤な顔で日陰を求めてダッシュしている石井。その姿は、もはや戦場を駆け抜ける兵士のようだ。



「石井、帽子かぶれよ!あと、ちゃんと水分補給な!」



 俺が真面目にアドバイスするも、石井は「日陰こそ我が命!」と叫びながら木陰に倒れ込んでいった。


 
 ――まだ始まったばかりだってのに、すでにノックアウト寸前かよ。

 

 一方、女子たちは、すでにインスタ映え写真を撮るために大騒ぎしている。



「ねぇねぇ、あそこの海、めっちゃキレイじゃない!?写真撮ろう!」
「サングラスかけて、南国っぽくしようよ!」



 三人組の女子がビーチでポーズを決めまくってる。
もう、完全にモデル気取りだ。しかも、それぞれの角度を確認しながら、「この角度が最高!」とか言って、30分くらい同じ場所で撮り続けてる。


 
 ――お前ら、観光時間なくなるぞ?

 

 サッカー部の連中はというと、すでにビーチボールを手にして遊び始めてる。



「よし、ここでビーチサッカーだ!!」



 ――おいおい、沖縄に来てもサッカーかよ!どんだけサッカー好きなんだよ!


 
 しかも、こいつらもう半袖のユニフォームに着替えて、完全にプロフェッショナルの気分だ。

 
 でも、沖縄の真っ青な空の下で、あいつらがボールを蹴ってる姿は、なんかちょっと青春ドラマっぽい……って思ってたら、一人が海にボールを蹴り飛ばした。



「おい、ボールが流されてるぞーー!」

「泳いで取りに行くぞ!全員ダイブだ!」



 サッカー部の連中が、まるで海軍みたいな勢いで一斉に海に飛び込んでいく。
 ――いやいや、もっと観光っぽいことしようぜ!

 
 女子たちは今度は海の近くでカフェ巡りを開始していた。
 一人がメニューを見ながらおしゃれなドリンクを注文してる。



「えー、私はアサイーボウルを頼むわ。」
「私はマンゴースムージー!絶対映えるやつよ!」



 おしゃれなドリンクを手にして、ひたすら写真撮影タイム。
 サングラスや帽子を使ったポーズを決めながら、スマホを持った友達に角度まで指示している。



「海と一緒に撮って!ちょっと待って、サングラスもう一回かけ直す!」



 ――お前ら、写真撮影会に命かけすぎじゃねぇ!?


 
 そんな中、俺はみんなの大騒ぎを横目に呆れつつも、観光を続けていた。
でも、クラスメイトたちがそれぞれの方法で沖縄を楽しんでいる姿を見ると、なんだかこっちまで楽しくなる。

 
 やっぱり修学旅行って最高だよな。
 ――こんな風にみんなでバカ騒ぎできるのは、今だけの特権だもんな。

 

「お兄ちゃーん!」



 突然、聞き覚えのある声が俺の背後から響いた。驚いて振り向くと――そこには、見覚えしかない三人の姿があった。


 
「雪華、焔華、貴音……!?なんでお前らがここにいるんだ!?」



 俺は思わず二度見してしまった。
 沖縄に来ることは聞いてたけど、まさかクラスメイトたちと同じ観光地に、しかもこんなタイミングで現れるとは!


 ハーレムトリオ、ここまで来るの想定外すぎるだろ!


 
「お兄ちゃんに会いたくて来ちゃった!」



 貴音が天使みたいな笑顔で手を振る。
 いやいや、その可愛さ、ここ沖縄じゃなくても反則だろ!

 

「わしがわざわざ会いに来てやったぞ!」



 焔華はドヤ顔でサングラスをかけながらポーズを決める。


 
 ――おい、焔華、それサングラスまた逆だぞ!?さっき直したばっかじゃねぇか!

 

「ごめんなさい……ご迷惑かと思ったんですけど……どうしても会いたくて……」



 雪華は控えめに顔を赤らめながら、小さな声で言う。


 
 ――可愛すぎるだろ!その仕草、沖縄の青い海も霞むレベルだぞ!



 俺はそんな三人の姿を見て、つい叫んでしまった。


 
「全然いいよ!お前らが一番大事だから!会いに来てくれて嬉しい!」



 俺の言葉に、三人の反応はそれぞれ違って面白い。


 
「わーい!お兄ちゃん、大好き!」



 貴音はスキップでもする勢いで俺に近づいてくる。


 
「まぁ、当然じゃろ!わしが会いに来てやったんだからな!」



 焔華はサングラスをキラリと光らせてドヤ顔……いや、逆さだって!そのサングラス、まだ逆なんだって!


 
「そ、そうですか……嬉しいです……」


 雪華は控えめに頬を染めて、まるで小動物みたいな表情を浮かべている。

 

 ――いやいや、お前ら可愛すぎるだろ!
 俺のテンションは完全に振り切れた。


 
 しかも。
 俺はふと、彼女たちの姿に目をやると――。

 

 水着だーー!!!



 雪華は白いビキニ姿で、まさに雪の妖精のように爽やかな印象。肌が眩しいくらいに真っ白で、ほんとに雪の中から出てきたみたいだ。



「……お、おお、雪華、お前……その水着、すごく似合ってるぞ!涼しげっていうか、なんか雪の女神って感じだ!」



 俺が思わず口に出して褒めた瞬間、雪華は少し照れくさそうに微笑んだ。



「ありがとうございます、雷丸様。でも、暑い場所は少し苦手です……。」



 ――水着の雪華、マジでヤバい。めっちゃ美しい!

 次に目に入ったのは……焔華の赤いビキニ。これはもう火の妖怪そのものって感じだ。炎みたいな髪と赤い水着が、完全にアツい南国スタイルだぜ。



「焔華!お前、その水着、まさに炎って感じだな!情熱的すぎるだろ!?」



 俺がそう言うと、焔華はドヤ顔でサングラスをカチッとかけ直して答えた。



「ふふん、そうじゃろ?わしの炎のような美しさに気づくとは、お主もなかなか見る目があるな!」



 ――いや、完全に自信満々じゃん!でも、ほんと似合ってるからな。炎の女王って感じだ!

 そして、最後に……貴音。貴音は少し控えめな感じのピンクのワンピース水着だ。でも、その姿が逆に可愛らしさを引き立てていて、見てるこっちがドキッとするくらいだ。



「貴音!お前、ほんと可愛いな、その水着……!なんか、ピンクでお姫様みたいだぞ!」



 俺が照れくさそうに褒めると、貴音は少し恥ずかしそうに顔を赤らめながら、もじもじと答えた。



「え……ほんとに?お兄ちゃん、そんなに似合ってる……?」

「ああ、間違いねぇ!お前、その水着で沖縄のプリンセスだな!」


 
 ――よし、これで三人とも完璧に褒めきった!


 雪華の爽やかさ、焔華の情熱、貴音の可愛さ……全部が沖縄の海に映える完璧な姿だ。俺の心臓はもうバクバクだぜ!


「……それにしても、お前らよくそんな可愛い水着買えたな?沖縄旅行の計画も急ピッチで大変だったろ?」



 俺が半ば呆れながら尋ねると、三人は息ピッタリにニッコリ笑いながら答えた。


 
「だって、お兄ちゃんのために一番いい姿を見せたいんだもん!」



 ――おいおいおいおい!俺、どこに行ってもハーレム王気分かよ!?



 俺は心の中でツッコミを入れながらも、なんだかんだでちょっと嬉しいのが悔しい。だが、そんな俺の心境を知ってか知らずか、三人はさらに畳みかけてきた。

 

「雷丸様がいなければ、こんな美しい水着を選ぼうなんて思いもしませんでした……。」



 雪華は控えめに頬を赤らめながら、上目遣いで俺を見上げる。

 

「わしもただ、雷丸が気にいるかどうかを考えたんじゃぞ!あくまで主役はわしじゃがな!」


 
 焔華は腕を組みながら、どこか誇らしげに胸を張っている。


 
「私、これを着たらお兄ちゃんに『可愛い』って言ってもらえるかなーって思って選んだんだ!」


 
 貴音は無邪気に笑いながら、クルリと一回転して水着を見せつけてくる。

 ――お前ら、俺をどうさせる気だ!?
 頭の中がカオス状態になりそうな俺をよそに、三人の笑顔はさらに輝きを増している。


 
「で、どうじゃ?わしらのこの水着姿、どこに出しても恥ずかしくないだろう?」


 
 焔華が自信満々に聞いてくる。
 

 
「あ、ああ、どこに出しても自慢できるよ……って、これじゃ俺が完全にハーレムの主みたいじゃねえか!」



 俺がそう突っ込むと、焔華は「ふふん」と得意げに笑い、雪華と貴音も頷いた。

 

「?そうですよ?」
「お兄ちゃんがハーレム王なんだから、当然だよ!」
 
 

 その瞬間、俺の中で何かが爆発した。

 

「う、うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」



 思わず俺はその場に膝をつき、天を仰いで叫んでしまった。

 

「俺……俺、本当にハーレム王なんだな!!!」



 嬉しさが込み上げて、涙が頬を伝う。いや、俺の中では完全にドラマのクライマックスシーンだ。

 

「ここにハーレム王、爆誕!!!感謝ァァァァ!!!」



 焔華は呆れたような顔で腕を組みながら言う。


 
「おぬし、喜びすぎじゃろうが……まぁ、わしらを大事にするなら許すがな!」



 雪華は控えめに微笑みながら、小さく拍手をしてくれる。


 
「……雷丸様、本当に嬉しそうですね。少しだけ、こちらも嬉しくなります。」



 貴音は両手を組んで目を輝かせながら俺を見てくる。


 
「お兄ちゃん、そんなに喜んでくれるなら、もっともっと頑張って可愛くなる!」



 ――おい、なんだこの幸せ空間!?俺、もしかして天国にいる!?

 俺は気を取り直して立ち上がり、三人に向き直ると、拳を高く突き上げた。


 
「よっしゃ!これから俺たちで最高の沖縄観光をしてやる!行くぞ、お前ら!」

「おぉぉ!」
「当たり前じゃろ!」
「はい……楽しみです!」



 三人の声が見事に揃う。その瞬間、俺の胸に決意がみなぎる。



 ――この沖縄修学旅行、俺がハーレム王として最高の思い出を作ってやる!



 こうして、俺の修学旅行は、クラスメイトたちとの青春どころか、ハーレム全開のカオスな展開に突入した――。




 ――――――――――――――



 沖縄の太陽は容赦ない。青空の下、俺たちは砂浜に集まっていた。ビーチボールや浮き輪を用意しながら、いざ海で遊ぶ準備を整えるところだ。だが、俺には一つ、絶対にやらなければならない使命があった。


 
「よし、みんな!まずは日焼け止めを塗るぞ!」



 俺は手に持った日焼け止めクリームを力強く掲げ、ハーレムメンバーに呼びかけた。

「えっ、そんなに気にする必要あるか?」と焔華が首を傾げる。


 
「あるに決まってるだろ!お前らが日焼けしたら大変だろうが!肌が焼けるとかじゃなくて、俺の美しいハーレムメンバーの輝きが失われるんだぞ!それだけは絶対に許せない!日焼け止めはハーレム王の義務なんだよ!!」


 俺の謎理論に、焔華は「ハーレム王の義務ってなんじゃ……?」と完全に困惑顔。


 
「雷丸様、そこまで考えてくださるなんて……ありがとうございます。」

 

 雪華は控えめに微笑みながら頬を赤らめた。

 貴音は少し控えめに、でも目をキラキラさせながら手を出してくる。


 
「お兄ちゃん……こんなことお願いするの恥ずかしいけど、いいの?」

「ああ、もちろんだ!お前が沖縄の姫になるためには、この俺の手が必要だろ!」



 俺は満面の笑みでピンクの水着姿の貴音にクリームを塗り始める。いや、可愛すぎるだろコイツ!ピンクの水着って、なんでこんなに反則級なんだよ!


 
「ありがとう、お兄ちゃん!なんだか、これで安心して海に入れる気がする!」



 ――可愛すぎて俺のHPがマッハで削られる。


 
「よし、貴音完了!次は――雪華!」



 俺が振り返ると、雪華が少し恥ずかしそうに手を差し出してきた。

 

「お願いします、雷丸様……しっかりと守っていただけると助かります。」



 その可憐な姿に俺のテンションがさらに跳ね上がる。


 
「雪華!任せとけ!俺が絶対にお前を守るからな!!」



 クリームを塗る俺の手が、自分でも驚くほど丁寧になる。――いや、マジで神聖な儀式かってくらい慎重になっちまう。雪華の肌、白すぎて反射して眩しいんだよ!

 

「次はわしじゃな!」焔華は腕を組み、堂々と胸を張りながら言う。「遠慮せず塗るがよい!」

「おう、任せとけ!」俺は焔華の腕に日焼け止めを塗り始めるが、彼女は楽しそうに笑いながら言った。


 
「もっと力強く塗るのじゃ!このわしの肌を太陽から守るのじゃからな!」



 ――いやいや、力強くってどういうこと!?と思いつつ、俺はその勢いに押されてしっかり塗り込んだ。


 
「よし!これで準備万端だな!お前ら、完璧だ!」



 俺が胸を張って宣言すると、三人とも笑顔で頷いた。


 
「ありがとう、お兄ちゃん!」貴音が満面の笑みで手を振る。

「これでわしの美しさも守られるのじゃな!」焔華がサングラスをカチッとかけ直す。

「雷丸様、本当にありがとうございます。」雪華は涼しげな笑顔を浮かべる。


 俺は深呼吸をして、拳を握った。これで俺のハーレムメンバーは完璧だ!沖縄の太陽よ、俺たちには勝てないぜ!


 
「よし!みんな、海で思いっきり遊ぶぞーーー!!」



 俺たちは揃って海へと駆け出した。沖縄の青い海が、俺たちを迎え入れてくれる――最高の夏が始まる!





 ――――――――――――




 沖縄の海はまさに楽園そのもの。俺たちは全力でこの青い海を楽しむため、ビーチに飛び込んだ。

 

「いくぞー!俺が先頭だー!」



 俺が大声で叫びながら海に突撃する。波が足元にぶつかり、ひんやりとした感覚が全身を包む。

 

「お兄ちゃん、待ってよー!」



 貴音が少し遅れて波打ち際を駆けてくる。その無邪気な笑顔に心が和むけど――あっ、こけた!

 

「きゃっ!」



 貴音がバシャーンと派手に水しぶきを上げて転んだ。その姿が可愛すぎて俺は笑いをこらえられない。

 

「おいおい、貴音、大丈夫か?」



 俺が手を差し伸べると、貴音は顔を真っ赤にしながら手を取った。

 

「も、もう!笑わないでよ!」



 ――いや、可愛すぎるから無理だって!



 その後ろでは焔華が大胆に波の中へ突っ込んでいく。


 
「ふははは!波などわしの敵ではない!」



 豪快に波を蹴り上げながら進む焔華。だが――。


 
「うおっ、待て、波がでかいぞ!」



 背後から大きな波が押し寄せ、焔華を呑み込む。


 
「ぶはっ!……こ、この程度でわしを倒せると思うなよ!」



 ――いやいや、見事に波に負けてるじゃねえか!

 一方、雪華はというと、波打ち際で涼しげに立っている。


 
「雷丸様、水が冷たくて気持ちいいです。」



 雪華がそっと波に触れるその仕草が、まるで絵画のようだ。だが、その優雅な雰囲気をぶち壊す声が聞こえてきた。

 

「雪華、いくぞー!」


 
 焔華が勢いよく水をかけ始める。


 
「ちょ、焔華さん!冷たい!」



 雪華が珍しく慌てた声を上げる。その姿に焔華は満足げに笑う。

 

「これが南国の洗礼じゃ!雷丸もくらえ!」
 
「おい、待て!やめ――ぶはっ!」



 焔華が俺にまで水をかけてくる。反撃するしかねえ!


 
「よし、やったな!くらえ、焔華!」

 

 俺は全力で水を掬い上げて焔華にぶっかけた。


 
「なにをするかー!この仕返しは覚悟しておれ!」


 
 焔華が声を上げて、両手で勢いよく水を掬い上げた。その手の動きは完全に必殺技の構えだ。


 
「おいおい、なんだその気合いは!?水かけバトルで必殺技とか聞いたことねえぞ!」

「くらえ!これが焔華流――炎の水しぶきじゃ!!」


 焔華が全力で水をぶっかけてきた。


 
「うわぁっ、冷てぇぇ!」



 俺はまともに水を浴びて、一瞬動きが止まる。だが、すぐに反撃態勢に入る――と、その瞬間。


 
「私も参加するー!」



 貴音が元気よく手を上げて、水を掬って俺に向かって勢いよく投げかけた。


 
「ちょ、貴音、お前俺にやるのかよ!?」

「だって楽しそうなんだもん!」


 貴音は無邪気な笑顔を浮かべて、さらに水を俺にぶっかけてくる。


 
「よし、貴音も敵だな!覚悟しろよ!」



 俺も貴音に水をぶっかけ返すと、貴音は「きゃー!」と笑いながら逃げ回る。
 

「こうなったら俺も本気を出すぞ!」



 俺は四方八方に水をかけまくり、完全な乱戦状態に突入した。

 

「お主、なかなかやるのう!」



 焔華が笑いながら俺に突撃してくる。


 
「私も負けないよ!」


 貴音がさらに水を掬って焔華にぶっかける。

 

「……少しずつ追い詰めていきましょう。」



 雪華が淡々とした表情で的確に水をかけてくる。――まるで冷静な狙撃手みたいだ!

 気づけば俺たちは全員ずぶ濡れになりながら笑い転げていた。

 波と笑い声が響き渡る沖縄の海。俺たちの修学旅行、いや、ハーレムバトルはまだまだこれからだ!


 
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