異世界帰りのハーレム王

ぬんまる兄貴

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第117話 ワールドカップ12

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「おい……今の、足の振り――見えたか?」


 
 誰かの震えるような呟きが耳に届いた。


 
「いや……全然だ……。ボールが浮いたと思った瞬間、もうゴールに突き刺さってた……」


 
 会場に広がったどよめきは、波紋のように広がっていく。

 
 世界中のスター選手たちが、驚愕の表情を隠せずに顔を見合わせている。


 あの『石壁の巨神』ヴォルカーノでさえ、一歩も動けないシュート――それがどれほど異常で、どれほど非現実的なものか、彼らは瞬時に理解したのだろう。


 
 視界の端にアントニオ・ソルダード――あのブラジルのエースがゆっくりと歩いてくるのが見えた。

 
 彼はオレンジ色の髪を優雅になびかせ、左右に美女を一人ずつ従えながら、まるで映画のスターのような圧倒的なオーラを放っている。


 
「――ナイスシュート。」

 
 
 アントニオは俺の前で軽やかに足を止め、その甘い笑顔を浮かべた。


 
「素晴らしいよ。そのしなやかな足の筋肉と並外れたバネ――一流のストライカーに必要なものを、君はすべて兼ね備えているね。」


 
 彼の褒め言葉に、俺は冗談めかして肩をすくめてみせた。


 
「まぁな。でも筋肉だけじゃねぇぜ?俺には『ハーレム』っていう強力な武器もあるからな。」


 
 その瞬間、アントニオが目を大きく見開き、一瞬驚いた後――


 
「うん、やっぱり君は面白い。」



 そう言って軽やかに笑った。その笑顔は周囲の女性たちが見惚れるほど魅力的で、俺でさえ一瞬ドキッとしてしまった。



 ――――その時。

 
 
「おおおおおい!!!」



 耳元で爆発的な大声が響き、俺の身体はまるで紙人形みたいに軽々と宙に浮いていた。


 
「うわあああ!?なんだ!?地震か!?」


 
 とっさに慌てて周囲を見回すが、地面も壁も揺れていない。ただ一人、俺を楽々と頭上に持ち上げている巨体がそこにいた。

 スペイン代表のエース、『無敵の闘牛』カルロス・トーレス。
 
 

「俺は強い奴が好きだ!!お前、強いなあぁぁぁ!!」



 トーレスの底抜けに明るい笑顔と、その圧倒的な声量に、俺は完全に面食らってしまった。巨大すぎる腕で俺をガッシリ掴んだまま、まるでオモチャのように振り回している。


 
「ちょ、ちょっと待て!なんで持ち上げてんだよ!?俺、宙に浮いてんだけど!?高ぇよ!降ろせ!」


 
 トーレスの盛り上がった腕の筋肉は鋼の塊みたいだ。俺の胴体を覆い隠すほど大きな両手は、どれだけ俺が暴れてもビクともしない。


 
「ハッハッハ!お前のシュート、気に入ったぞ!いいパワー、いい闘志だ!」


 
 いや、褒めてくれるのは嬉しいんだけど、こんな持ち上げられ方は予想外すぎるだろ!
 

 周りの選手たちは大爆笑している。スペイン代表たちが俺に向かって笑いながら言った。


 
「気にするな!トーレスは気に入った選手がいると、つい持ち上げたくなっちゃうんだ!」

「いや、クセが強すぎるだろ!!」




 トーレスはそのまま俺を掲げて歩き出した。



「お前、今日からオレの仲間だ!いつでもウチに来い!」

 

 トーレスは豪快に笑いながら俺を高々と頭上に掲げたまま、会場内を闊歩し始めた。


 
「ちょ、おい、どこ連れてくんだ!?ていうか降ろせ!」


 
 俺は必死に抵抗するが、トーレスはまったく聞く耳を持たない。

 彼は相変わらずご機嫌な顔で俺を肩に担いだまま、周りの選手たちに向かって「見ろ!オレの新しい仲間だ!」なんて言ってやがる。

 

「おい、俺は日本代表だぞ!?いつスペイン代表になったんだよ!」

 
 
 俺が必死に抵抗してジタバタするも、トーレスは豪快な笑いを響かせて全く聞く耳を持たない。
 

 周囲の選手たちも大爆笑し、面白がってスマホで俺の姿を撮影し始めている。


 
「おい、その写真、絶対SNSにアップすんなよ!?俺はハーレム王なんだから、カッコ悪い姿はNGなんだぞ!」


 
 焦って叫ぶ俺を見て、ブラジル代表のアントニオがクスクスと笑いながら口を挟んだ。


 
「トーレス。彼を持ち上げるとはやるね。ねぇ雷丸君、その調子でスペインに移籍でもするのかい?」

「いや、しねぇよ!お前もからかうな!助けてくれよ!」


 
 俺は必死にトーレスの肩をポンポンと叩いた。


 
「なぁトーレス、いい加減、俺を降ろしてくれないか?オマエが気に入ってくれたのはわかったから……。俺も地面が恋しくなってきたぜ。」


 
 トーレスは一瞬キョトンとした表情を見せた。あの巨体でそんな顔されると、なんか意外と可愛げがあるな……と思ってしまうのが悔しい。

 しかし、すぐに彼はニヤリと笑い、大きな手で俺をゆっくりと地面に降ろしてくれた。

 ようやく足が地についた瞬間、俺はホッと一息ついた。


 
「やっと降りれた……もう少しで俺、永久にトーレスの肩の住人になるところだったぜ……。」


 
 俺が苦笑しながら息を整えると、トーレスはガハハと豪快に笑いながら、俺の肩をバンバンと叩いてきた。


 
「オレの仲間だからな!」

「……いや、仲間っていうか、ライバルだからな!俺は日本代表だから、忘れんなよ!」


 
 俺がそう言うと、トーレスは一瞬驚いたような顔をして、それから再び満面の笑みを浮かべた。


 
「……そうだな!ライバルか!!それもいい!」


 

 トーレスは満面の笑みを浮かべ、今度はガツンと俺の胸を拳で叩いた。鋼の塊のような拳が当たり、思わず後ろに少しよろけそうになるが、俺は踏ん張った。


 
「お前のこと、ちゃんと覚えたぞ!試合で会おう、雷丸!!」


 
 トーレスはそう言い残し、スペイン代表のチームメイトたちとともに去っていく。その巨体が会場の中に消えていくのを見送りながら、俺は肩を回し、深いため息をついた。
 
 

 そして俺は改めて視線を上げ、会場全体を見渡した。

 
 フランス、オランダ、イタリア、ブラジル、アルゼンチン、スペイン、ベルギー、――世界のトップ選手たちが、俺の言動を注視しているのがわかった。

 
 
 ――いいだろう。なら、はっきりと言ってやる。


 
 俺は、堂々と会場のど真ん中に歩を進め、大きく息を吸い込んだ。そして――


 
「とにかく!!!」

 

 俺は、会場全体に響くほどの大声で宣言した。


 
「俺たち日本代表は優勝するためにここに来たんだ!!あんまり舐めんじゃねぇぞ、スターども!!」


 
 会場が一瞬、水を打ったように静まり返る。



 俺はそんな反応を一切気にせず、すぐに日本代表のチームメイトたちの方へ振り向いた。

 

「……こんな感じでどうでしたか?キャプテン?」


 
 長谷川キャプテンは呆れたような、それでいて少し誇らしげな表情を浮かべながら、俺を見つめる。


 
「……ばか、やり過ぎだ。」

 

 そう言いながらも、彼は口元にわずかな笑みを浮かべていた。


 
「でも、スカッとしたよ。ありがとうな。」


 
 日本代表のチームメイトたちも、そんなキャプテンの言葉に笑みを浮かべ、俺の肩を叩いた。
 

 このワールドカップは、俺たちの舞台だ。
 

 誰が何と言おうと、日本代表はここにいる――優勝するために。
 
 
 
 そんな中、ヴォルカーノがゆっくりと近づいてきた。
 イタリア代表の、いや、世界最高峰のゴールキーパー。

 
 その巨体が間近に迫ると、まるで巨大な壁が動いてくるような圧迫感があった。
 彼の目は鋭く、そして冷静に俺を捉えている。


 
「日本代表、そして……飯田雷丸。……覚えたぞ。」


 
 ヴォルカーノの低く響く声に、周囲のざわめきが一瞬ピタリと止まる。


 
「次会う時は、全力でお前達を潰す。」


 
 その言葉は宣戦布告だった。

 会場の空気が緊張感に包まれる中、俺は逆にニヤリと笑った。


 
「へぇ、潰すだって?嬉しいねぇ、やっとちゃんと敵として認めてもらえたみたいだな!」


 
 俺は堂々とヴォルカーノの視線を受け止める。
 あの鉄壁のゴールキーパーが、わざわざ俺達に「潰す」と言ってきたってことは、俺達が脅威として見られている証拠だろ?
 

 
 ――こっちは望むところだ。


 
 ヴォルカーノは一瞬驚いたような表情を浮かべたが、すぐに険しい顔に戻り、唇をかすかに動かした。

 

「――――必ず勝ち上がってこい。」

「おう、お前の鉄壁、俺のシュートでブチ抜いてやるから、覚悟しておけよ。」


 
 俺は胸を張り、挑発するように笑ってみせた。

 
 ヴォルカーノは何も言わずに振り返り、そのまま去っていく――

 
 ……かと思いきや、そのままバイキングコーナーへと直行し、山盛りの肉の皿を手に取った。


 
「……いや、そこで終わりじゃねぇのかよ!?せめてカッコよく去れよ!」




 ヴォルカーノの予想外すぎる食欲に、俺は心の中で思わず呆れ返っていた。


 ……どんだけマイペースなんだよ。

 
 ――そんな風に軽く気を抜いた瞬間だった。

 

「ヘイ、雷丸。」

 

 突然、柔らかくもよく通る声が背後から響いた。

 振り向いた瞬間、何かが飛んでくる。

 

「むがっ!?」



 気づいた時には、俺の口の中にプルンとしたオリーブがねじ込まれていた。


 
「な、なんだこれ!?」



 慌ててオリーブを噛み潰しながら視線を向けると――そこに立っていたのは、白いシャツの袖を軽くまくり、ワイングラスを持った男。


 エンリケ・マルティネス。


 
 アルゼンチン代表のエースにして、天才マジシャンと呼ばれる男が、いたずらっぽい微笑を浮かべていた。


 この会場で、まるで存在そのものを消していた男が、いつの間にか魔法のように俺の目の前に現れたのだ。


 
「面白いものを見せてもらったお礼だよ。」



 ワイングラスを傾けながら、エンリケは俺をじっと見つめる。

 その瞳はどこか楽しげで、けれど底の知れない深い光を湛えていた。


 俺は口の中のオリーブをゴリゴリと噛み砕きながら、眉をしかめて思い切りツッコんだ。



「どういうお礼の仕方だよ!?普通、握手とか軽く乾杯とかあるだろ!なんでいきなり俺の口にオリーブぶち込むんだよ!」



 口の中にはオリーブの独特な酸味と塩気が広がり、ツッコミながらも、なんか妙に味が染みてるのがまた腹立つ。



 そんな俺を見ても、エンリケは肩をすくめて「アルゼンチン流のサプライズさ」と軽くウインク。


 
「いや、そんな文化聞いたことねぇよ!!」



 俺の抗議もどこ吹く風で、エンリケはまるで優雅な舞を踊るように、手元のワイングラスをくるくると回していた。


 ワインの赤がグラスの内側を滑り、まるで深紅の魔法陣が描かれているみたいだ。


 エンリケは細く笑って、グラス越しに俺を覗き込むように目を細める。


 
「そのツッコミも、なかなかセンスがあるな。」


 
 まるで俺のリアクションすら手のひらで転がして楽しんでいるような、その余裕たっぷりな態度。


 
「さすが、異世界帰りのハーレム王ってところかな?」


 
 エンリケがワインを傾けながら、さらっと放ったその言葉に――


 
「…………!!」



 俺は息を呑んだ。


 
「お前、俺のことを知ってるのか……!!??」



 驚きと警戒が入り混じる俺に、エンリケは口元だけで笑う。


 
「――そりゃあな。」



 グラスを軽く揺らし、ワインの赤がゆっくりと波打つ。


 
「プロ入団式での“空中飛行パフォーマンス”、それに、テロリストを素手で鎮圧したあの事件――」



 エンリケは俺の目をじっと見据えながら、淡々と語る。


 
「お前が日本で何をしでかしてきたか、マジシャンを名乗る者として見逃すわけにはいかなかった。」



 涼しい顔でそう言うエンリケだが、その瞳にはわずかに獲物を見つけた“狩人の目”が宿っている。


 
「常識を超えた奇跡――それを見せてくれる人間は、いつだって俺のステージに必要なんだ。」



 指先でオリーブを軽く弾きながら、エンリケは楽しそうに微笑む。


 
「だからさ、雷丸。お前には特別な興味があるんだ。」



 エンリケはまるで俺を次のマジックショーの主役に仕立て上げるかのように、優雅な所作でワインを飲み干した。


 
「これは俺からの“ご指名”ってわけさ。」



 俺は背筋にゾクッとした感覚を覚えながら、目の前の“天才マジシャン”を改めて意識する。


 こいつ――ただのプレーヤーじゃねぇ。

 

「勝負の日を、楽しみにしてるよ。」

 

 エンリケは口角を上げると、グラスを掲げ、まるで乾杯するような仕草を見せる。
 そうしてその場を軽やかに踵を返し、再びパーティの空気に溶け込むように去っていった。

 まるで最初から存在していなかったかのように。



 俺はポカンと立ち尽くしながら、ようやく息をついた。
世界のトップってのは、やっぱり何から何まで規格外だ。


 ブラジル代表のエース――太陽の王子アントニオ・ソルダード。
 王者の余裕を纏い、全てを光でねじ伏せる男。


 イタリア代表の守護神――石壁の巨神ガブリエーレ・ヴォルカーノ。
 動かざる壁、超えられない絶望。


 アルゼンチン代表の司令塔――天才マジシャンエンリケ・マルティネス。
 ボールも、空気も、俺の度肝すらも自在に操る奇術師。


 そしてスペイン代表の破壊神――無敵の闘牛カルロス・トーレス。
 筋肉の暴風、止められるわけがない暴力的突破力。


 どいつもこいつも、クセが強すぎる。
 世界ってのは、本当に“化け物の集まり”だ。



 だけど――


 
「おもしれぇじゃねぇか。」



 俺はニヤリと笑い、手に持っていたグラスをギュッと握りしめた。
 このワールドカップは、俺が世界を獲る舞台だ。
 こいつら全員まとめて、俺の伝説に刻んでやる。

 

「――ハーレム王が、世界を獲りに来たんだからよ。」



 そう呟く俺の声は、会場の喧騒に紛れて誰にも届かない。


 でも、それでいい。



 俺が証明するのは、言葉じゃなくて――ピッチの上だからな。


 
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