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9.マクレガー隊長
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紋章の入ったケープを羽織ったマクレガー隊長は、とても目を引いた。
金髪に金眼。金眼なんて初めて見たわ。
「玲奈殿、こちらの荷馬車へ乗ってくれ。」
マクレガー隊長に言われ操作台に座った。
そこにいた緑色の髪の男が軽い口調で挨拶をしてきた。
「ライトだ。宜しく。レイナちゃんだったよね。現場は怖くなかったかい?」
「宜しくお願いします。ブラッククラウドは奇妙なモノですね。あれから影ばかり見てしまいます。」
「レイナちゃんって魔力もちだね。感じるんだけど何色なの?」
「オレンジです。ライトさんは?」
「俺は緑だよ。髪の色とお揃いだ。
で、アンリ室長とはどう言った関係なの?」
私が異世界から来た事は伏せておいて。と言われているので打ち合わせ通り答える。
「親戚の知り合いです。魔力が使えないので先生を探していて。街にも住みたかったので無理言って側においてもらってます。」
「成る程ね、それにしてもアンリ室長が先生だなんて凄いね。なかなか無いよ。」
「ははは。無理言ってます。」
そんなに凄い人だったの?
あーこれ以上聞かないで欲しい。
ボロがでるじゃない。
それにしてもよく話しをする人だなぁ。
質問責めでもうすぐ古代文明調査局の建物に着くのにずっと話をしている。
「じゃ、約束だよ。昼食をおごるよ。迎えに行くから。」
ランチの約束を断りきれなかった。
ま、いっか。知り合い第一号だし。
送ってもらった御礼を言ってアンリ先生の執務室へ向かうとマクレガー隊長が付いてきた。
「ちょっといいか?」
中庭に連れて行かれちベンチに座るとマクレガー隊長は咳払いをした。
「レイナ殿の魔力の色を知りたいのだが教えてもらえるだろうか?」
「オレンジですけど?」
遺跡で会った時より和らいだ目つきだ。
どうしたんだろうと覗き込むと正面に目を逸らされた。
「私は黄色だ。同じ暖色系だな。何処に住んでいるんだ?」
「ガルシア・ゴーゼッド伯爵の屋敷です。」
「ゴーゼッド家だと?ではアレクセイ・ゴーゼッドと同じ屋敷で生活を?」
「はい。そうですが何か?」
どうしたんだろう?動きが止まって何か考えてるみたい。
「今日の仕事帰りに屋敷に送らせてくれないか?アレクセイに話したい事もある。」
あら、二人はお知り合い?
「迎えの馬車が来るそうなので乗って行かれますか?」
「では、就業時間にまた会おう。」
その足でアンリ先生の執務室へ向かったけど、廊下では一言も話をしなかった。
歩きながら話せば済んだのに座って話すなんて隊長さん、疲れが溜まっているのかしら?
ポーカーフェイスって気づいてもらえず損なのよね。
金髪に金眼。金眼なんて初めて見たわ。
「玲奈殿、こちらの荷馬車へ乗ってくれ。」
マクレガー隊長に言われ操作台に座った。
そこにいた緑色の髪の男が軽い口調で挨拶をしてきた。
「ライトだ。宜しく。レイナちゃんだったよね。現場は怖くなかったかい?」
「宜しくお願いします。ブラッククラウドは奇妙なモノですね。あれから影ばかり見てしまいます。」
「レイナちゃんって魔力もちだね。感じるんだけど何色なの?」
「オレンジです。ライトさんは?」
「俺は緑だよ。髪の色とお揃いだ。
で、アンリ室長とはどう言った関係なの?」
私が異世界から来た事は伏せておいて。と言われているので打ち合わせ通り答える。
「親戚の知り合いです。魔力が使えないので先生を探していて。街にも住みたかったので無理言って側においてもらってます。」
「成る程ね、それにしてもアンリ室長が先生だなんて凄いね。なかなか無いよ。」
「ははは。無理言ってます。」
そんなに凄い人だったの?
あーこれ以上聞かないで欲しい。
ボロがでるじゃない。
それにしてもよく話しをする人だなぁ。
質問責めでもうすぐ古代文明調査局の建物に着くのにずっと話をしている。
「じゃ、約束だよ。昼食をおごるよ。迎えに行くから。」
ランチの約束を断りきれなかった。
ま、いっか。知り合い第一号だし。
送ってもらった御礼を言ってアンリ先生の執務室へ向かうとマクレガー隊長が付いてきた。
「ちょっといいか?」
中庭に連れて行かれちベンチに座るとマクレガー隊長は咳払いをした。
「レイナ殿の魔力の色を知りたいのだが教えてもらえるだろうか?」
「オレンジですけど?」
遺跡で会った時より和らいだ目つきだ。
どうしたんだろうと覗き込むと正面に目を逸らされた。
「私は黄色だ。同じ暖色系だな。何処に住んでいるんだ?」
「ガルシア・ゴーゼッド伯爵の屋敷です。」
「ゴーゼッド家だと?ではアレクセイ・ゴーゼッドと同じ屋敷で生活を?」
「はい。そうですが何か?」
どうしたんだろう?動きが止まって何か考えてるみたい。
「今日の仕事帰りに屋敷に送らせてくれないか?アレクセイに話したい事もある。」
あら、二人はお知り合い?
「迎えの馬車が来るそうなので乗って行かれますか?」
「では、就業時間にまた会おう。」
その足でアンリ先生の執務室へ向かったけど、廊下では一言も話をしなかった。
歩きながら話せば済んだのに座って話すなんて隊長さん、疲れが溜まっているのかしら?
ポーカーフェイスって気づいてもらえず損なのよね。
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