召喚？それでは第2の人生はじめます！私、ブラック魔力の持主ですって。

16.疑惑

アンリは、会話石を取り出すとアレクセイ・ゴーゼッドに繋いだ。

「アレクセイ、困った事になったの。」

「どうした珍しいな。」

「驚かないでね。
今日ね、マクレガーがレイナを口説いていたの。レイナの手を取り甲に口づけをしていたわ。」

「誰が？誰をだと？」

「だから、マクレガーがレイナをよ。おかしいでしよ？ありえないわ。だから調べたいのよ。」

「確かに。ヤツが魅力の魔法にかかっていたとしか考えられん。でも相手はレイナ殿だろ？」

「そうなの。高位魔法騎士が魔法の使い方を知らないレイナに惑わされるなんて、、、この前は執務室でレイナの膨大な魔力を感じたの。ネックレスをはずしていなのによ。」

「わかった。念の為、場所は魔法研究所で聞き取りをする事にする。お前も見に来い。」

「今、仕事が微妙なのよね。」

「無理をして来い。俺もお前に会いたい。」

「ふふふ、今すぐ逢いに行きたくなったわ。明日は絶対に行くから。」

「婚約者殿の気が変わらない事を願うぞ。」