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17.魔法研究所
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ここはアレクセイ・ゴーゼッドの職場の魔法研究所の彼の執務室。
レイナはアレクセイに呼び出され訪問していた。
「レイナ殿、よく来てくれた。急ぎの決済が入ってきたのでもう少し待ってほしい。そこへ座ってくれ。」
レイナがソファへ座るとアレクセイが手を動かしながら質問をした。
「率直に聞こう。レイナ殿は、マクレガー隊長の事をどう思っている?」
「えっ、マクレガー隊長さんですか?
別に、、その、カッコいいと思いますけど、だからと言ってその、、。」
(顔が真っ赤になっている。昨日、マクレガーが口説いていたのは本当だな。)
「アンリが渡したはネックレスはいつも身につけているのか。昨日もか?」
「はい。毎日していて今もこの通りです。」
「うむ。よろしい。少し確認させてくれ。」
そう言うと、立ち上がりレイナの元へ行きネックレスを受け取った。
「ほう。ネックレスを外すと巨大な魔力を感じる。ネックレスの効果も問題は無い。」
レイナにネックレスを返した時に異変が起こった。
「レイナ殿、私の魔力の色は白だ。貴方の魔力の色を教えて欲しい。」
「え?知ってますよね?オレンジ?黒と言うべき?」
「素晴らしい。白と黒。相反する色で全ての魔法がカバー出来る。私達は最高のパートナーになれると思うがいかがか?」
「えっと、、何言ってるのかよくわからないですけど。」
ドンドン
その時、ドアを蹴る音がした。
「チッ。」
舌打ちするとアレクセイが苛立ちを隠さずにドアへ行き扉を開けた。
「ああ、アレク荷物を運ぶのを手伝ってちょうだい。あと一つ表に置いてあるの。」
「仕方が無い。レイナ殿少し待っていてくれ。直ぐに戻り今の続きを話そう。」
レイナに振り向くと甘く微笑み部屋を出た。
「なんの話していたの?機嫌が良いわよ。」
「ああ、レイナ殿に私の魔力の色を告けだ。彼女の色も教えてもらい幸せだ。」
「何を言っているの?アレク?」
アンリが困惑してアレクセイを見つめて腕をにぎった。
途端、アレクセイが振り払い弾みでアンリが身体を壁にぶつけた。
「何をするの!」
アンリがアレクセイのほっぺを平手打ちをした。
「何をするんだ!」
「何って貴方がレイナを口説くからでしょう?」
アンリは涙ぐんでいる。
「私が?ありえん。」
「何言ってるの。今、魔力の色を確認しあって幸せだといい私の腕を振り払ったじゃない。」
アレクセイはアンリと自分の腕を交互に見返した。
「いや、、私は、、混乱していたようだ。すまない。アンリ。」
スッとアンリに手が伸びて抱きしめた。
「すまない。私が愛しているのはアンリだけだ。私は一体、、」
「昨日ね、マクレガーもレイナに会った時におかしくなったの。貴方もよ。」
「レイナ殿が魅力の魔法を使っていると言う事か?」
「魔法が使えないから無意識かもしれないわ。あの魔力だもの。だから調べて欲しいの。」
「わかった。では、お前の最強の防御魔法を俺に掛けてくれ。くれぐれも頼んだぞ。」
「勿論よ。」
アレクセイとアンリ目を合わせて信頼を確認しあった。
レイナはアレクセイに呼び出され訪問していた。
「レイナ殿、よく来てくれた。急ぎの決済が入ってきたのでもう少し待ってほしい。そこへ座ってくれ。」
レイナがソファへ座るとアレクセイが手を動かしながら質問をした。
「率直に聞こう。レイナ殿は、マクレガー隊長の事をどう思っている?」
「えっ、マクレガー隊長さんですか?
別に、、その、カッコいいと思いますけど、だからと言ってその、、。」
(顔が真っ赤になっている。昨日、マクレガーが口説いていたのは本当だな。)
「アンリが渡したはネックレスはいつも身につけているのか。昨日もか?」
「はい。毎日していて今もこの通りです。」
「うむ。よろしい。少し確認させてくれ。」
そう言うと、立ち上がりレイナの元へ行きネックレスを受け取った。
「ほう。ネックレスを外すと巨大な魔力を感じる。ネックレスの効果も問題は無い。」
レイナにネックレスを返した時に異変が起こった。
「レイナ殿、私の魔力の色は白だ。貴方の魔力の色を教えて欲しい。」
「え?知ってますよね?オレンジ?黒と言うべき?」
「素晴らしい。白と黒。相反する色で全ての魔法がカバー出来る。私達は最高のパートナーになれると思うがいかがか?」
「えっと、、何言ってるのかよくわからないですけど。」
ドンドン
その時、ドアを蹴る音がした。
「チッ。」
舌打ちするとアレクセイが苛立ちを隠さずにドアへ行き扉を開けた。
「ああ、アレク荷物を運ぶのを手伝ってちょうだい。あと一つ表に置いてあるの。」
「仕方が無い。レイナ殿少し待っていてくれ。直ぐに戻り今の続きを話そう。」
レイナに振り向くと甘く微笑み部屋を出た。
「なんの話していたの?機嫌が良いわよ。」
「ああ、レイナ殿に私の魔力の色を告けだ。彼女の色も教えてもらい幸せだ。」
「何を言っているの?アレク?」
アンリが困惑してアレクセイを見つめて腕をにぎった。
途端、アレクセイが振り払い弾みでアンリが身体を壁にぶつけた。
「何をするの!」
アンリがアレクセイのほっぺを平手打ちをした。
「何をするんだ!」
「何って貴方がレイナを口説くからでしょう?」
アンリは涙ぐんでいる。
「私が?ありえん。」
「何言ってるの。今、魔力の色を確認しあって幸せだといい私の腕を振り払ったじゃない。」
アレクセイはアンリと自分の腕を交互に見返した。
「いや、、私は、、混乱していたようだ。すまない。アンリ。」
スッとアンリに手が伸びて抱きしめた。
「すまない。私が愛しているのはアンリだけだ。私は一体、、」
「昨日ね、マクレガーもレイナに会った時におかしくなったの。貴方もよ。」
「レイナ殿が魅力の魔法を使っていると言う事か?」
「魔法が使えないから無意識かもしれないわ。あの魔力だもの。だから調べて欲しいの。」
「わかった。では、お前の最強の防御魔法を俺に掛けてくれ。くれぐれも頼んだぞ。」
「勿論よ。」
アレクセイとアンリ目を合わせて信頼を確認しあった。
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