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19.甘い物を食べに行こう
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暑い。なんだか熱い二人の熱に当たってしまったみたい。
アレクセイたらあんなに変わるの?いつも仏頂面で近寄り難いのにイケメンだから色気をまとうと迫力が半端ない。アンリ先生とお付き合いしていた事も驚いた。それにあんなに甘く微笑むなんて。
3人で会う事もあったけど、そんな素振りは全くなかったわ。
ああ、私も恋したい。
「いいなー。」
「何がいいんだ?」
「あ、こんにちは。」
ビックリした。マクレガー隊長だ。昨日の事があるから顔を合わせずらいな。
「アンリから聞いたが。昨日は強引な事をしたようで、、すまなかった。許してほしい。」
「昨日のアレですよね。気にしないで下さい。さっき原因もわかりましたから。」
「原因?」
「ええ。どうやら私が遺跡で拾った水晶の力が原因でした。だから気にされないで下さいね。」
「そうだったか。どおりで制御が効かないと思った。いま、その水晶は?」
「アレクセイの執務室です。でも、今は行かない方が。えっ~と、アレクセイが情熱に迫っていたから?」
「信じられん。アイツが?アンリの間違えだろ?」
「アレクセイです。アンリ先生が水晶を持ったからアレクセイが迫ってしまって。」
「それは見たくもないな。そうだ。昨日のお詫びをしたい。甘い物を食べに行かないか?」
「私、甘い物が大好きなんです。ここに来て全く食べて無かったので是非食べたいです。」
「では街一番のオススメ店へ案内しよう。」
*****
馬に乗るとこんなに高いなんて。
「怖い怖い!」
「大丈夫だから肩の力を抜け。馬にしがみつくな。俺に腕をまわして。さあ。」
ああ。密着度120%だ。恥ずかしい。
この世界ではコレが普通なんだろうか?
もう、何でこんな事になるの~?
恥ずかし過ぎる。
「レイナ殿、、その、、顔を胸に擦り付けずジッとしてくれ。」
ああ、、やってしまった。恥ずかしさのあまり顔を隠そうと無意識に擦りつけていた。
「ごめんなさい。」
何とか声を絞り出した。
胸のドキドキが収まらない。
隊長の胸の音も早音を売っている。
あー何でこんな時に昨日の事を思い出すのだろう?
「少し飛ばすぞ。」
更に力を込めてしがみつく。バクバク言っている。周りを見る余裕なんて無い。早く、早く着いて!
「さあ、着いた。手をこちらに。俺に体を預けて降りて。」
抱きしめられるようにして降りれたけどドキドキが収まらない。
店に入ると窓際の景色の良いテラスに案内をされた。
席に座るとグッタリ。
恥ずかしさと疲労から顔を上げる事も出来ない。
「どうした?気分が悪いのか?」
首を振ると「失礼。」と断りを入れたと同時に手を取られた。
慌てて引っ込めようとしたけど、「静かに。」と許してくれない。
なんだ、脈を取ってるんだ。
昨日の事があるから自意識過剰になってしまうじゃない。
手を離すと店員に何かを注文した。
「気つけの飲み物を先に飲むのが良いな。」
「い、いえいえ。こちらこそ馬が初めてで、すいません。」
「それはすまない。俺の配慮が足らなかったな。」
あら、意外に素直に謝るのね。偉そうなのに。
「さあ、ここのタルトを食べれば気分も上がるぞ。どれも絶品だ。」
そう言うとテキパキと定員に注文をしてくれた。
間もなく5切れも運ばれきた。
こんな量をどうする?!と思ったけど、マクレガー隊長が甘党と聞いて納得をした。
「うん、美味しい~!」
ハズレなく美味しい。コレなら複数個食べられる。
さっきまでの緊張がぶっ飛んでしまった。
「気に入ってもらえたようだな。」
そう言われて思わず顔をあげたら目があった。ニカッと笑う顔を見て後悔をした。
ああ、この人って普段はステキな人だったんだ。
アレクセイたらあんなに変わるの?いつも仏頂面で近寄り難いのにイケメンだから色気をまとうと迫力が半端ない。アンリ先生とお付き合いしていた事も驚いた。それにあんなに甘く微笑むなんて。
3人で会う事もあったけど、そんな素振りは全くなかったわ。
ああ、私も恋したい。
「いいなー。」
「何がいいんだ?」
「あ、こんにちは。」
ビックリした。マクレガー隊長だ。昨日の事があるから顔を合わせずらいな。
「アンリから聞いたが。昨日は強引な事をしたようで、、すまなかった。許してほしい。」
「昨日のアレですよね。気にしないで下さい。さっき原因もわかりましたから。」
「原因?」
「ええ。どうやら私が遺跡で拾った水晶の力が原因でした。だから気にされないで下さいね。」
「そうだったか。どおりで制御が効かないと思った。いま、その水晶は?」
「アレクセイの執務室です。でも、今は行かない方が。えっ~と、アレクセイが情熱に迫っていたから?」
「信じられん。アイツが?アンリの間違えだろ?」
「アレクセイです。アンリ先生が水晶を持ったからアレクセイが迫ってしまって。」
「それは見たくもないな。そうだ。昨日のお詫びをしたい。甘い物を食べに行かないか?」
「私、甘い物が大好きなんです。ここに来て全く食べて無かったので是非食べたいです。」
「では街一番のオススメ店へ案内しよう。」
*****
馬に乗るとこんなに高いなんて。
「怖い怖い!」
「大丈夫だから肩の力を抜け。馬にしがみつくな。俺に腕をまわして。さあ。」
ああ。密着度120%だ。恥ずかしい。
この世界ではコレが普通なんだろうか?
もう、何でこんな事になるの~?
恥ずかし過ぎる。
「レイナ殿、、その、、顔を胸に擦り付けずジッとしてくれ。」
ああ、、やってしまった。恥ずかしさのあまり顔を隠そうと無意識に擦りつけていた。
「ごめんなさい。」
何とか声を絞り出した。
胸のドキドキが収まらない。
隊長の胸の音も早音を売っている。
あー何でこんな時に昨日の事を思い出すのだろう?
「少し飛ばすぞ。」
更に力を込めてしがみつく。バクバク言っている。周りを見る余裕なんて無い。早く、早く着いて!
「さあ、着いた。手をこちらに。俺に体を預けて降りて。」
抱きしめられるようにして降りれたけどドキドキが収まらない。
店に入ると窓際の景色の良いテラスに案内をされた。
席に座るとグッタリ。
恥ずかしさと疲労から顔を上げる事も出来ない。
「どうした?気分が悪いのか?」
首を振ると「失礼。」と断りを入れたと同時に手を取られた。
慌てて引っ込めようとしたけど、「静かに。」と許してくれない。
なんだ、脈を取ってるんだ。
昨日の事があるから自意識過剰になってしまうじゃない。
手を離すと店員に何かを注文した。
「気つけの飲み物を先に飲むのが良いな。」
「い、いえいえ。こちらこそ馬が初めてで、すいません。」
「それはすまない。俺の配慮が足らなかったな。」
あら、意外に素直に謝るのね。偉そうなのに。
「さあ、ここのタルトを食べれば気分も上がるぞ。どれも絶品だ。」
そう言うとテキパキと定員に注文をしてくれた。
間もなく5切れも運ばれきた。
こんな量をどうする?!と思ったけど、マクレガー隊長が甘党と聞いて納得をした。
「うん、美味しい~!」
ハズレなく美味しい。コレなら複数個食べられる。
さっきまでの緊張がぶっ飛んでしまった。
「気に入ってもらえたようだな。」
そう言われて思わず顔をあげたら目があった。ニカッと笑う顔を見て後悔をした。
ああ、この人って普段はステキな人だったんだ。
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