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天界での白の上下の服の他には、お出かけ用の白の上下の服しか持ってないルヒエルの目立つこと目立つこと。
白上下の服装に銀髪で中性的容姿も目立っているが、際立ってるのは人間界が珍しくて好奇心旺盛な様子が隠せてないところ。
キョロキョロと辺りを見回しては走って気になるものの所へ駆けていく。都会に初めて出てきた田舎者のようだ。
某ハ○公くんも気になったようで…「君どうしたの?メデューサに会ってしまったの?」
話しかける始末。
美少年ぽいのに頭のネジが一本緩んでるちょっと変わった残念な子なのかしらと見られているものの、本人はやはり気づかず。
そうして到着した初めてのドラッグストア。分からない事はすぐ聞こうがモットー。
「すみません。えーと、浣腸とローションとコンドーム欲しいんですけど」
直球で聞かれた男性店員さんのがビックリって話。
この子を案内するのも目立つだろうし、勇気を出して聞いてくれたこの子に恥ずかしい思いをさせるかもしれない。
脳をフル回転。案内するよりも自分が最短ルートで持ってきた方が早い。
「お客様、すぐ持ってまいりますので、ここで、ここで動かずお待ち下さいませ!」
買い物カゴ持って最短距離かつ短時間で3つカゴに入れてルヒエルの元へ。
「どうぞ、お探しのもの三点こちらです」
小声で渡し、任務完了。
このまますぐお会計に行けば青年も恥ずかしさによるダメージを最小限に抑えられるはず。
自分は恥ずかしい盛りの青年の尊厳を守った。達成感で満たされる店員。
なのに受け取ったカゴ持って物珍しそうに店内を歩き出すルヒエル。
「お、お客様?!」
「あっ。ありがとうございました」
深々とお辞儀をし、お礼を言うルヒエル。お礼を言わなかったから引き止められちゃったのかな。人間界の挨拶って大事なんだね、覚えておかなきゃ。
初めてのドラッグストアなんだから、すぐ帰ったりしたら勿体ない。
見てるだけでも楽しいな。
以前教えてもらったお薬置いてあるお店は、お薬しか置いてなかったけど、今は色々食べるものも置いてあるんだなぁ。
人間界ってちょっと来ないと進化してる。帰ったら先輩にも教えてあげよう。
さて、愛し合う為の手段に使用するものだからなんら恥ずかしい気持ちもなくルンルン気分で店内歩いてますが、すれ違ったお客様方はビックリ。
カゴの中身とルヒエルの顔をつい見比べてしまいます。
中には「ヴっ…」という一言を残してトイレに立ち去ったお客様もいたとかいないとか。
そんなこととは知らないルヒエル。
視線には気づき始め、なんだか見られてる気がする…。
もしかして!僕の服って、今の時代に合ってないのかも!
涼くんに会う前に新しいの少し買った方がいいね。
第一印象は大事だもの。
的外れな事を考え店内2周しやっとレジへ。
先ほど関わった店員さんも、やっと帰ってくれると一安心。レジに行ったのを見届けてから業務に戻るのであった。
白上下の服装に銀髪で中性的容姿も目立っているが、際立ってるのは人間界が珍しくて好奇心旺盛な様子が隠せてないところ。
キョロキョロと辺りを見回しては走って気になるものの所へ駆けていく。都会に初めて出てきた田舎者のようだ。
某ハ○公くんも気になったようで…「君どうしたの?メデューサに会ってしまったの?」
話しかける始末。
美少年ぽいのに頭のネジが一本緩んでるちょっと変わった残念な子なのかしらと見られているものの、本人はやはり気づかず。
そうして到着した初めてのドラッグストア。分からない事はすぐ聞こうがモットー。
「すみません。えーと、浣腸とローションとコンドーム欲しいんですけど」
直球で聞かれた男性店員さんのがビックリって話。
この子を案内するのも目立つだろうし、勇気を出して聞いてくれたこの子に恥ずかしい思いをさせるかもしれない。
脳をフル回転。案内するよりも自分が最短ルートで持ってきた方が早い。
「お客様、すぐ持ってまいりますので、ここで、ここで動かずお待ち下さいませ!」
買い物カゴ持って最短距離かつ短時間で3つカゴに入れてルヒエルの元へ。
「どうぞ、お探しのもの三点こちらです」
小声で渡し、任務完了。
このまますぐお会計に行けば青年も恥ずかしさによるダメージを最小限に抑えられるはず。
自分は恥ずかしい盛りの青年の尊厳を守った。達成感で満たされる店員。
なのに受け取ったカゴ持って物珍しそうに店内を歩き出すルヒエル。
「お、お客様?!」
「あっ。ありがとうございました」
深々とお辞儀をし、お礼を言うルヒエル。お礼を言わなかったから引き止められちゃったのかな。人間界の挨拶って大事なんだね、覚えておかなきゃ。
初めてのドラッグストアなんだから、すぐ帰ったりしたら勿体ない。
見てるだけでも楽しいな。
以前教えてもらったお薬置いてあるお店は、お薬しか置いてなかったけど、今は色々食べるものも置いてあるんだなぁ。
人間界ってちょっと来ないと進化してる。帰ったら先輩にも教えてあげよう。
さて、愛し合う為の手段に使用するものだからなんら恥ずかしい気持ちもなくルンルン気分で店内歩いてますが、すれ違ったお客様方はビックリ。
カゴの中身とルヒエルの顔をつい見比べてしまいます。
中には「ヴっ…」という一言を残してトイレに立ち去ったお客様もいたとかいないとか。
そんなこととは知らないルヒエル。
視線には気づき始め、なんだか見られてる気がする…。
もしかして!僕の服って、今の時代に合ってないのかも!
涼くんに会う前に新しいの少し買った方がいいね。
第一印象は大事だもの。
的外れな事を考え店内2周しやっとレジへ。
先ほど関わった店員さんも、やっと帰ってくれると一安心。レジに行ったのを見届けてから業務に戻るのであった。
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