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第73話 事務所立ち上げ
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2016年になり、薫は年内に会社を立ち上げることにした。
「よし、やってやるぜ!!!」
「私も、薫君の秘書になるわ!!」
会社設立計画を立てて、出資者を探す。その間も、グラビアやジャーナリスト、その他の撮影の仕事をしていた。2月になり、出資者が見つかった。Twitterで知り合い、その人がいる大阪へ向かう。大阪市北区梅田、HEPFIVEと赤い観覧車があり、若者の街となっている。梅田から少し御堂筋へ行くと、オフィス街になり、大阪駅前ビルが建ち並ぶ。
「どれや?確か第4ビル言うてたな。」
大阪駅前第4ビルに行き、オフィスフロアに上がる。オフィスの一室に行くと、その出資者がいた。無数のビジネス書や漫画のある本棚、金魚が飼ってある水槽、グラビアアイドルのポスターと、如何にも「仕事が出来る人」のオフィスである。
「こんにちは、お待ちしておりました!!」
青いカッターシャツに、黒いズボンとカジュアルな格好をした爽やかな青年がいた。側近には、白いカッターシャツでスカートスーツの茶髪ショートの女子がいる。案内された薫は、席に着き、その青年と対面する。
「私は、グラビア事務所 Wonder Fruit代表取締役社長の、佐久間博之と申します。」
佐久間博之は、1979年7月19日生まれの大阪府出身。大阪経済大学を出た後、グラビアアイドルの事務所に就職。そこでマネージャー業に励み、その後、独立して事務所を立ち上げた。
「私は、秘書の三田村真緒と申します。」
三田村真緒は、1988年6月12日生まれの愛知県出身。2000年代にジュニアアイドルとしてデビュー。18歳にグラビアアイドルとして活動し、24歳で芸能界引退。佐久間と出会い、経営学を学んで、秘書になった。
「改めまして、私はグラビアカメラマンでジャーナリストしております香塚薫です。」
「薫さん?アジアで有名なカメラマンの薫さんですよね?会いたかったです!!」
テンションが上がった真緒は、薫に握手を求め、薫は快く握手した。
「握手求められるて、ジャッキー・チェンやブラッド・ピットみたいやな。」
博之は、薫が撮影した写真集「Strawberry Film」シリーズを全巻持っており、他にも薫が撮影してきたグラビアも全て見ている。
「私は、薫さんに可能性を凄く感じております。グラビアだけでなく、サッカーやジャーナリズムの撮影もしている多彩な面にも、注目して、今回の出資に応じました。」
薫は、自分より年下だが、しっかりとした経営や自分の可能性や実績を評価してくれたことに、感銘を受けて、意気投合した。
「流石は、経営者。見る目がありますね。」
薫は、持参した企画書を提出。来年の開業に向けて、逆算して計画を練る。
「やっていきましょう!!」
計画がまとまり、始動させていく。久美にもこのことを伝え、博之と打ち合わせする。
「薫君をよろしくお願いします。」
「はい、奥様。奥様のことも存じております。薫さんの相棒で、グラビア撮影をしていましたね。」
「相棒だなんて、光栄です。」
2人娘がおり、京香は来年に小学生に、桃香は来年に幼稚園児になる。
「まだお子様も小さいですよね。大丈夫です。ちゃんと育児と両立させられるように、環境を整えます。無理はしないでください。」
「ありがとうございます。」
急激に変わる環境、動き出した計画。薫は大いなる可能性を感じた。雑誌の撮影で、若者に流行りのアーティストを取り上げる。それは、Radio Fishというグループ。
「マクドナルドの、白身魚のフライのヤツ?」
「それは、フィレオフィッシュです。Radio Fishです。」
Radio Fishとは、オリエンタルラジオが結成したダンスアンドボーカルグループ。デビュー曲の「Perfect Human」が披露される瞬間に立ち会う。フジテレビ系列バラエティ番組「ENGEI GROUND SLAM」の収録現場に入らせてもらい、オリエンタルラジオの出番を待つ。オリエンタルラジオが登場。
「でんでんでんで、でんでんで、でんでん!でんでんでんで、でんでんで、でんでん!でんでんでんで、でんでんで、でんでん!でんでんで!シャッキーン!!」
「あっちゃん、いつものやったっげ!!」
「おう、聞きたいか、俺の武勇伝!」
「そのスゴい武勇伝を、言ったげて!」
「俺の伝説ベスト10!レッツゴー!!」
伝説の武勇伝ネタに、薫は興奮する。
「懐かしい~!!」
武勇伝ネタ後に、曲が始まり、雰囲気が変わる。これが、Perfect Humanかと薫はカメラを向ける。ダンサーが現れ、藤森が歌う。サビで、中田がサングラスをかけてポーズを決める。
Im a Perfect Human
We live in Tokyo
Nakata Nakata
Im a Perfect Human
We believe in New God
Nakata Nakata
Im a Perfect Human
一時はドン底を味わい、消えてしまったオリエンタルラジオ。だが、今はアーティストとして華麗に復活した。その様子に薫は、熱狂し、可能性を感じた。
「「「Perfect Human」」、カッコ良すぎや!!」
3月になり、京都市の阪急京都河原町駅にある雑居ビルの1フロアにオフィスを構えた。
「よし、これから成り上がるで~!!」
「よし、やってやるぜ!!!」
「私も、薫君の秘書になるわ!!」
会社設立計画を立てて、出資者を探す。その間も、グラビアやジャーナリスト、その他の撮影の仕事をしていた。2月になり、出資者が見つかった。Twitterで知り合い、その人がいる大阪へ向かう。大阪市北区梅田、HEPFIVEと赤い観覧車があり、若者の街となっている。梅田から少し御堂筋へ行くと、オフィス街になり、大阪駅前ビルが建ち並ぶ。
「どれや?確か第4ビル言うてたな。」
大阪駅前第4ビルに行き、オフィスフロアに上がる。オフィスの一室に行くと、その出資者がいた。無数のビジネス書や漫画のある本棚、金魚が飼ってある水槽、グラビアアイドルのポスターと、如何にも「仕事が出来る人」のオフィスである。
「こんにちは、お待ちしておりました!!」
青いカッターシャツに、黒いズボンとカジュアルな格好をした爽やかな青年がいた。側近には、白いカッターシャツでスカートスーツの茶髪ショートの女子がいる。案内された薫は、席に着き、その青年と対面する。
「私は、グラビア事務所 Wonder Fruit代表取締役社長の、佐久間博之と申します。」
佐久間博之は、1979年7月19日生まれの大阪府出身。大阪経済大学を出た後、グラビアアイドルの事務所に就職。そこでマネージャー業に励み、その後、独立して事務所を立ち上げた。
「私は、秘書の三田村真緒と申します。」
三田村真緒は、1988年6月12日生まれの愛知県出身。2000年代にジュニアアイドルとしてデビュー。18歳にグラビアアイドルとして活動し、24歳で芸能界引退。佐久間と出会い、経営学を学んで、秘書になった。
「改めまして、私はグラビアカメラマンでジャーナリストしております香塚薫です。」
「薫さん?アジアで有名なカメラマンの薫さんですよね?会いたかったです!!」
テンションが上がった真緒は、薫に握手を求め、薫は快く握手した。
「握手求められるて、ジャッキー・チェンやブラッド・ピットみたいやな。」
博之は、薫が撮影した写真集「Strawberry Film」シリーズを全巻持っており、他にも薫が撮影してきたグラビアも全て見ている。
「私は、薫さんに可能性を凄く感じております。グラビアだけでなく、サッカーやジャーナリズムの撮影もしている多彩な面にも、注目して、今回の出資に応じました。」
薫は、自分より年下だが、しっかりとした経営や自分の可能性や実績を評価してくれたことに、感銘を受けて、意気投合した。
「流石は、経営者。見る目がありますね。」
薫は、持参した企画書を提出。来年の開業に向けて、逆算して計画を練る。
「やっていきましょう!!」
計画がまとまり、始動させていく。久美にもこのことを伝え、博之と打ち合わせする。
「薫君をよろしくお願いします。」
「はい、奥様。奥様のことも存じております。薫さんの相棒で、グラビア撮影をしていましたね。」
「相棒だなんて、光栄です。」
2人娘がおり、京香は来年に小学生に、桃香は来年に幼稚園児になる。
「まだお子様も小さいですよね。大丈夫です。ちゃんと育児と両立させられるように、環境を整えます。無理はしないでください。」
「ありがとうございます。」
急激に変わる環境、動き出した計画。薫は大いなる可能性を感じた。雑誌の撮影で、若者に流行りのアーティストを取り上げる。それは、Radio Fishというグループ。
「マクドナルドの、白身魚のフライのヤツ?」
「それは、フィレオフィッシュです。Radio Fishです。」
Radio Fishとは、オリエンタルラジオが結成したダンスアンドボーカルグループ。デビュー曲の「Perfect Human」が披露される瞬間に立ち会う。フジテレビ系列バラエティ番組「ENGEI GROUND SLAM」の収録現場に入らせてもらい、オリエンタルラジオの出番を待つ。オリエンタルラジオが登場。
「でんでんでんで、でんでんで、でんでん!でんでんでんで、でんでんで、でんでん!でんでんでんで、でんでんで、でんでん!でんでんで!シャッキーン!!」
「あっちゃん、いつものやったっげ!!」
「おう、聞きたいか、俺の武勇伝!」
「そのスゴい武勇伝を、言ったげて!」
「俺の伝説ベスト10!レッツゴー!!」
伝説の武勇伝ネタに、薫は興奮する。
「懐かしい~!!」
武勇伝ネタ後に、曲が始まり、雰囲気が変わる。これが、Perfect Humanかと薫はカメラを向ける。ダンサーが現れ、藤森が歌う。サビで、中田がサングラスをかけてポーズを決める。
Im a Perfect Human
We live in Tokyo
Nakata Nakata
Im a Perfect Human
We believe in New God
Nakata Nakata
Im a Perfect Human
一時はドン底を味わい、消えてしまったオリエンタルラジオ。だが、今はアーティストとして華麗に復活した。その様子に薫は、熱狂し、可能性を感じた。
「「「Perfect Human」」、カッコ良すぎや!!」
3月になり、京都市の阪急京都河原町駅にある雑居ビルの1フロアにオフィスを構えた。
「よし、これから成り上がるで~!!」
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