Strawberry Film

橋本健太

文字の大きさ
79 / 89

第79話 イチゴ祭り

しおりを挟む
 Strawberry Milkグラビアアイドルオーディション2017、書類選考を通過した40人は水着審査に臨む。水着審査の会場は、神戸ワールド記念ホール。薫とカメラマン、スタッフ総出で選考を行なう。梅雨になり、ジメジメした日が続く中、6月16日に前日入りした一同。薫は、神戸でグラビア撮影をしたことはあるが、ワールド記念ホールに入るのは今回が初。スタッフ達と打ち合わせを行い、満を持して本番を待つ。迎えた翌日、続々と参加者が会場に来る。和人と直太朗が受け付けを行い、1人1人の顔と名前を照らし合わせる。
「全員出席したようやな。」
「さて、ここからがサバイバルやな。」
受付を終了。ここからは関係者以外立ち入り禁止となる。

 参加者全員が水着に着替えた所で、時刻は9時になり、改めてStrawberry Milkグラビアアイドルオーディション2017を開催。40人を10ブロックに振り分け、時間を分けて審査を行なう。 

ブロック1
最年長は22歳。茶髪ロングで、豹柄ビキニ。インリン・オブ・ジョイトイを彷彿とさせるM字開脚などを披露。
「懐かしいな、インリン。」

ブロック2
女子高生3人が火花を散らす。黒髪ボブの色黒の子は、白ビキニと色の対比が美しい。18歳の高校3年生の子は、胸元に赤いハイビスカスが描かれた白ビキニ姿を披露。最後はムチムチな子で、スクール水着と素朴な感じであった。
「甲乙つけがたい。」

ブロック3
沖縄から来たと言う20歳の子が、溌剌とした様子で、存在感を発揮。
「全盛期の安室奈美恵みたいやな。」

ブロック4
東京の子が3人と、東京ガールズコレクションのような戦いになる。
「TGCみたいやな。」

ブロック5
全員成人で、まさかの競泳水着で勝負。見どころ満載で、目の保養にはなった。
「セクシーやな。」

ブロック6
全員女子高生で、水着も如何にも今どきなものであった。薫はグラビアアイドルを撮ってきていたが、これには戸惑う。
「胸元のヒラヒラは何や?」

ブロック7
日系ブラジル人の子が1人おり、美尻をアピール。Tバックの水着がセクシー。
「まさかのブラジリアン?」

ブロック8
これまた、成人が3人と大人の色気の勝負となる。
「これも、甲乙つけがたい。」

ブロック9
女子高生VS女子大生の、色気のぶつかり合いになる。未熟なフルーツと完熟したフルーツという対比のようである。
「JKもええけど、JDもええな。」

ブロック10
横浜と神戸から来た華僑の女子2人が、セクシーなプロモーションで魅せる。扇子を持ち、演舞を披露。
「やるやん。」

こうして、半日かけて行われた水着審査が終わり、後日、全員で選考を行なった。

 6月21日、結果発表が行われ、最終選考の面接試験に進む10人が決まった。

1 逢沢麗奈(22)
2 奥村ゆかり(18)
3 与那原佑美(20)
4 河本咲良(18)
5 高本麻衣(21)
6 譜久村美穂(17)
7 鈴原美空(21)
8 島本美優(23)
9 緒方真紀子(22)
10 李月(20)

梅雨前線の影響で、ジメジメした日が続くこの頃、そんな梅雨の湿気を吹き飛ばすような熱いサバイバルが京都で繰り広げられる。6月25日、京都の本社で面接試験を行なう。面接官は薫・博之・真緒。素の姿を見ると言う事で私服で行なう。

1 逢沢麗奈(22)
「兵庫県神戸市から来ました逢沢麗奈と申します。」
「インリン・オブ・ジョイトイに憧れて、グラビアアイドルになることを目指しました。」

2 奥村ゆかり(18)
「大阪府出身の奥村ゆかりです。」
「私の美しさをグラビアで表現したいです。」

3 与那原佑美(20)
「沖縄県那覇市から来ました与那原佑美です。」
「安室奈美恵・Folder5・HYとかが好きで、沖縄から私も芸能界に入りたいなと思い、応募しました。」

4 河本咲良(18)
「東京から来ました河本咲良です。」
「AKB48や乃木坂46のオーディションを受けたんですけど、書類選考で全部落ちて…。でも、芸能界に入りたいって夢があって応募しました。」

5 高本麻衣(21)
「京都府から来ました高本麻衣です。」
「和の美に魅了されて、それをグラビアで表現したいと思っています。」

6 譜久村美穂(17)
「大阪府から来ました譜久村美穂です。」
「いつか自分もガールズコレクションに出てみたいって思っています。」

7 鈴原美空(21)
「大阪府から来ました鈴原美空です。」
「ホンマに私は脱いだらスゴいんですよ。」

8 島本美優(23)
「大阪府から来ました島本美優です。」
「ギター弾けます。一曲弾いてみます。」

9 緒方真紀子(22)
「兵庫県から来ました緒方真紀子です。」
「水泳で鍛えた肉体美を見て下さい。」

10 李月(20)
「兵庫県から来ました李月です。」
「太極拳演舞を見て下さい。」

個性豊かな女子達の面接を行い、ここから厳正な審査を行なう。
「どの子も大いなる可能性を感じる。」
「そうですね、伸び代はありますもんね。」
「一際ずば抜けた子を、ここから選ぶのか。」

 7月1日、Strawberry Milkグラビアアイドルオーディション2017の最終結果発表が行われた。
「合格者は、この子達や。」
  
1 奥村ゆかり(18)
2 高本麻衣(21)
3 緒方真紀子(22)
4 李月(20)

この4人が内定獲得となった。全員、まだ学生である。8月1日から勤務とはなるが、学業と両立させるために、要相談してスケジュールを組み、夏休みを迎えた頃に、改めて対面することにした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...