Pieces of Memory ~記憶の断片の黙示録~

橋本健太

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第5章 六凶編 VS ブラッディマリア・ブルードラグーン

第242話 九州八武

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 ブルードラグーンの九州侵攻に対して、反撃を企てるレジスタンス勢力 九州八武。まず、このグループがどういうものか、ということから見ていこう。

九州八武
2024年に結成された福岡を拠点とするレジスタンス集団。反社会的勢力との戦い・社会活動・慈善事業などを行なっている。グループ名の由来と意味は、主にこういう形である。

・九州8県の共同体として、連帯・献身・精進をコンセプトとする。
・一致団結して、反社会的勢力や差別などの社会悪と戦う。
・九州8県が武神の如く君臨し、悪を滅ぼして、平和を実現する。

武神
福岡・・・九州の盟主
佐賀・・・古の武士道
長崎・・・和華蘭文化
熊本・・・肥後もっこす
大分・・・温泉と石神
宮崎・・・南国の火男
鹿児島・・薩摩隼人
沖縄・・・琉神

本拠地は、福岡県福岡市博多区にある。九州、そして全国の主要都市である福岡市の中でも有名な繁華街 博多に拠点を構える。メンバーを見ていこう。
「タバコより、ココアシガレットの方が良かと。アンタに言われて、私はタバコを止められたけん。」
黒髪ロングの眼光鋭い女性。漆黒のパンツスーツで黒いネクタイをしている。彼女の名は、河本京香 36歳。九州八武リーダー。1992年9月6日生まれ。福岡県出身。元暴走族総長で、北九州の女帝と言われていた。高校生の頃から、札付きの悪で、福岡県警にマークされていた。高校最後の冬に、現在の副リーダーと激しい戦闘の末に、暴走族は壊滅。逮捕されて3年間服役。その後、釈放され、彼のツテでNPO法人で社会支援活動を行うようになった。
「まぁ、あの時はな。タバコに代わるもので、饅頭を食ったら、食い過ぎて太ったけん。やから、タバコなら良かと思ったと。」
黒髪オールバックのダンディなオジサン。彼の名は、中本恭介 48歳。九州八武副リーダー。1981年5月7日生まれ。福岡県出身。元福岡県警。警部まで務めた。若い頃は血の気盛んで、不良やヤクザに対して怯むことなく立ち向かい、これを屈服させた。暴走族にいた京香と真正面からぶつかり、更生させた実績がある。福岡県警退職後、NPO法人で勤務。そこで京香と再会。九州八武を立ち上げた。
「今、ニュースになっとるが、ブルードラグーンが暴れまわっとるけん。鹿児島・宮崎・熊本を制圧したようやけん。大分のアイツらに手を貸してやるか。福岡まで来られる前に。」
「今、そんな悠長なことば言ってられんと。このまま福岡に乗り込む気たい。ここで倒すしかなか。」
暴走族総長をしていた京香。奴らの危険度を見抜いている。京香と恭介は専属メンバーではあるが、他のメンバー達は、学生や様々な職業に就いているので、普段は別行動をしている。
「よし、メンバー達を呼ぶたい!!」
「それが良かね!!」

 長崎県長崎市、異国情緒溢れる都市。横浜、神戸と並ぶ日本三大中華街の長崎新地中華街。そこに店を構える1人の男性。彼の名は、島津琢也 28歳。2000年9月9日生まれ。長崎県出身。料理人の家系に生まれ、父のツテで香港に修行に行ったことがある。香港での修行中に、カンフーも身につけた。
「ランチタイムは終了。ディナータイムまでに掃除と仕込みね!!」
この日のランチタイムが終わり、彼は奥の厨房に引っ込む。清潔感を出すため、黒髪短髪にし、髭を綺麗に剃っている。スマホを見ると、京香から招集要請が来ていた。
「ブルードラグーン。奴ら、この長崎には上陸させんからな。」

 大分県大分市。温泉街の都市。日本文理大学に通う2人の大学院生がいた。ブルードラグーンが別府市を制圧したと聞き、危機感を抱いている。
「光州事件・天安門事件・雨傘運動、いつの時代も、こういう時には若者達が立ち上がっていたとね。」
ラーニングコモンズにて語り合う。黒髪ショートの円縁メガネをかけた細身の女子大生。黒いTシャツに青いジーパン。彼女の名は、萩久保奈津美 23歳。日本文理大学大学院に通う。2006年5月7日生まれ。大分県出身。少林寺拳法有段者。工学部にいたことがあり、武器を作れるだけはある。もう1人の青年は、缶のミルクティーを飲みながら話す。
「そうやけん。立ち上がることと。」
黒髪で角縁メガネの、緑色のカッターシャツを着た青年。眼光は鋭い。彼の名は、佐久間彰弘 23歳。大分県出身。2006年5月26日生まれ。少林寺拳法有段者。クールな性格で、どこか斜に構えている。
「ブルードラグーン、奴らは、ただの復讐者。いつの時代も排外主義者達は自滅する。」
そんな2人に、京香からLINEが来た。
「集合と?今から福岡に来い、って。」
「授業は、今日の分は終わっとるけん。バイトも休み。奴らを止める。行かない理由は無か。」

 沖縄県那覇市。エメラルドグリーンの海に煌めく太陽。南国の情緒溢れる。
「今日はここまで!!」
蒸し暑い中、空手の鍛錬に励む者達。沖縄の伝統武術 空手道である。師範の顎髭を伸ばした男性。色黒で貫禄溢れる。彼の名は、比嘉浩成 39歳。沖縄県那覇市出身。1990年3月4日生まれ。12歳で空手を始め、今では師範級の腕前にまでなった。京香から来たLINEを見る。
「ブルードラグーンか。哀れなる者達め。」

 6月9日、次は中四国侵攻を図るブルードラグーン。福岡を制圧しにかかり、キャナルシティ博多に乗り込んだ。
「フン、哀れなる者達め。」
「リア充死ね!!リア充死ね!!」
「全員、人体実験してやるわ。」
そこに九州八武の一同が現れた。
「怨みに支配された哀れな奴らめ…。地獄ば堕としてやるっちゃん!!」
総長 京香は、黒い特攻服に身を包み、木刀を持って先陣切る。
「福岡に乗り込むとは、いい度胸ったい!!アンタら程度なら倒してやると!!!」
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