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「お待たせいたしました。ごゆっくりどうぞ」
最近の流行りの曲と、がやがやと適度な雑談が店内を賑やかなものにしている。
巧の前には、この店のお勧めのスイーツが二点とコーヒーがテーブルの上に並んで置かれた。
そのスイーツには、それぞれ『ほっぺちゃんふわとろぷりん』、『にこりんどーなつ』と命名されている。
その注文するときに躊躇するようなスイーツは、白い皿の上に乗ったプリンの方は、チョコでつぶらな目とくちばしが描かれ、ほっぺはピンクの食紅で色付けされている。サイドには天使の羽をイメージした卵白で作られたメレンゲお菓子が添えられていて、どうやらひよこのようだ。
もう1つのドーナツの方は、真中に穴が開いた形のプレーンドーナツにホワイトチョコとミルクチョコでコーティングされていて、こちらもサイドに可愛い動物の顔がチョコで描かれていて、色んな動物の種類の中から巧が選んだのは猫だった。
可愛いのはそれだけではなく、一緒に頼んだコーヒーはラテアートで、ぷかりと浮かんでいる泡だてられたミルクの形は猫の肉球をしている。
一通りその可愛さを堪能し眺めた後、巧は時間を掛けてそれらを味わい始めた。
店内の殆どのお客は、概ね女性だ。男性も居るには居たが、カップルで来ていて巧のように男性一人と言うのは周りからかなり浮いていた。
長い前髪は目が隠れる程に覆い尽くし、眼鏡は黒縁でフレームはかなり太くやぼったい。細身の体に青色のチェック柄シャツを着て、こげ茶のチノパンにスニーカー、そして大きめの緑のリュックを椅子の背もたれと背中の間に置いている。
食べている姿勢はかなりの猫背で、店内に居る女性は巧を一度目にするとそれ以上見ることは無かった。そのおかげで、実は軽く変装して来店している巧は、人目を気にすることなくスイーツを味わう事が出来ているのだった。
そう、普段のままだと巧は余計すぎるくらい人の目を集めてしまう程に、整った端正な顔をしているので止むなく変装をしているのだった。
巧がいる右側の空いていたテーブルに新たな客が二人座った。どうやらカップルのようだ。
メニューを見て、ああでもないこうでもないと揉めつつも、カップルの女性の方が呼んだスタッフに注文した品数は結構多く、隣に居た巧も聞こえた品数に驚いたが、言われたスタッフの方も驚いていた。
暫くしてテーブルには、デザート類が明らかに五~六人前だろうと思わせる量がズラリと並んだ。
巧は一人で来ているものだから、周りの事を観察する事が良くある。この時は、ただ単に良く食べる人達なんだなぁとしか思わなかった。
それが気付かれない程にたまにち組が隣を見ていると、沢山並んだスイーツを殆ど食べるのは男性で、女性の方は結局一つのみらしい。
しかも、男性が食べた空き食器類は女性の目の前に並べ、さも自分は食べてませんというような小細工をしていた。
巧はその様子が気になって、あまり不躾にならない程度に隣の観察を続行する事にした。
「ちょっと、お兄ちゃん!止めてよね、私の前に並べるのっ。私が一人で食べたみたいじゃない!!」
「代わりに今日服を買ってやったろう?これぐらい我慢しろ」
二人はカップルでは無く、兄妹だったらしい。口喧嘩はしているが、こうして一緒に店に来るくらいだから仲はいいのだろうと思う。
「んきーっ、ファストブランドのスカート一枚じゃん!これならもっと高いの買ってもらえば良かった!!」
そう言って文句を言いつつも、彼女は目の前にある巧が食べているプリンと同じものを口に頬張ると、美味しかったのか直ぐに頬は緩み、直ぐにもう一口をスプーンですくい始めた。
「だいたいさぁ、甘いものそんなに一杯食べたいなら彼女と来ればいいじゃん。あっ、お兄ちゃんに彼女なんて、いるわけないか。失礼、失礼」
今度は妹が兄をからかい始めた。
「うるさい。お前だって彼氏はいないだろう。お互い様だ」
「ええーっ、だって私まだ高校生だし。これからだもーん。お兄ちゃん、早くしないとあっという間に二十代終わっちゃうよ?」
「俺はまだ二十代前半だってーの。若いんだよっ」
「私の方が若いしっ」
「妹なんだから俺より若いのは当たり前だろっ」
漫才を繰り広げているような会話に巧は笑いを堪えるのが辛かった。でも、抑えきれずに少し肩が小刻みに揺れてしまった。
その巧の肩の揺れに隣の席の女性は気付いてしまった。
「ほら、お兄ちゃんの所為で笑われちゃったじゃない!」
「俺の所為かよ。お前の声がでかいからだろう?」
「違うからっ、お兄ちゃんが自分の分は自分でちゃんと注文しないから、こういうことになってるんだよ!もう、大人なんだから次からは自分で注文してよねっ」
「だって、大の男が甘いもんばっかり注文するの恥ずかしいじゃん」
それを聞かれるのが恥ずかしいのか、彼は言葉も小さく話していた。
「そんなの作ってる側からしたら、全く気になんかならないから!見てみなさい、隣の人も男の人だけど、自分で甘いもの注文してるじゃない。パティシエ目指してる私から言わせてもらうと、若い男だろうが、お爺ちゃんだろうが甘いもの好きならどんどん自分で注文して食べなさいよって言いたい。スイーツ好きの何処が悪いの!いいじゃん、胸を張ってスイーツ好きですって言えば。恥ずかしいと思うから、恥ずかしいんだよ。その方が私は嬉しいよ。だって、食べてくれる人が美味しいって喜ぶ顔が見たくて、私は作ってるんだから!」
途中出てきた隣の男の人というのは、どうやら巧の事を差していて、彼女はどうやら普段からスイーツを作ってパティシエを目指しているらしい。
一人で普段から行動することが多い為、スイーツの注文はなんの問題も無く自分でするが、胸を張ってスイーツ好きと宣言するのは、・・・どうだろう。少し難しいかも知れないなと思う。
「分かった、分かった。今度からはそうするから、怒るなって、菜々」
兄の方が、妹の頭を無理やり撫でまわし、髪はぼさぼさになってしまった。妹の方は今度はそれについて怒っていた。
彼女は長い髪をヘアクリップで留めていたが、ぼさぼさになってしまい、仕方なく一度解いて手グシで直してからクリップを留めようとしたが、手を滑らせてしまい、それは巧の足元近くへと転がってきた。
彼女より先に巧はクリップを拾うと、立ち上がって持ち主に手渡した。
「有り難う」
クリップを受取りながら、彼女は少し恥ずかしそうにしていた。
「いえ、どういたしまし・・・て」
巧が手にしたクリップを渡した時に、少しだけ自分の指が彼女の手に触れた。その瞬間、巧の見えている世界がぶれて、違うものが見えた。
スライド写真を見せられているかのように、頭の中では見た記憶がない映像が凄いスピードで流れて行く。
目の前にいるクリップを受取ろうとしている彼女が、巧と一緒に同じテーブルで向かい合ってお茶をしている風景。
仕事をしている自分の近くで、彼女がお菓子を作ってくれている姿。
手を繋いで一緒に買い物をしている姿。
巧が運転する車の助手席に座っている彼女の姿。
唐突に映像が終わると、ふらりと眩暈のようなものを感じた。
巧はぎゅっと目を閉じてやり過ごす。
(・・・今のは多分・・・)
「大丈夫ですか?」
気遣うような問いに巧は閉じていた目をゆっくりと開くと、クリップを拾ってくれた人がなんだか具合が悪そうなのを見て、彼女は心配してくれているようだ。
「大丈夫、なんともないです。有り難う」
眩暈もう治まったので、そう言って彼女にくるりと背を向けると、自分の荷物を手に取ると会計を済ませる為にレジへと向い、払い終えると彼女達を見ないまま足早に店を出た。
(さっきのあれは、恐らくこれからの未来か―――?過去を見る事はたまにあるが、未来の事を見るのは久々だな・・・大学以来か・・・)
巧には、小さな頃から不思議なものを見る力が備わっていた―――。
「お待たせいたしました。ごゆっくりどうぞ」
最近の流行りの曲と、がやがやと適度な雑談が店内を賑やかなものにしている。
巧の前には、この店のお勧めのスイーツが二点とコーヒーがテーブルの上に並んで置かれた。
そのスイーツには、それぞれ『ほっぺちゃんふわとろぷりん』、『にこりんどーなつ』と命名されている。
その注文するときに躊躇するようなスイーツは、白い皿の上に乗ったプリンの方は、チョコでつぶらな目とくちばしが描かれ、ほっぺはピンクの食紅で色付けされている。サイドには天使の羽をイメージした卵白で作られたメレンゲお菓子が添えられていて、どうやらひよこのようだ。
もう1つのドーナツの方は、真中に穴が開いた形のプレーンドーナツにホワイトチョコとミルクチョコでコーティングされていて、こちらもサイドに可愛い動物の顔がチョコで描かれていて、色んな動物の種類の中から巧が選んだのは猫だった。
可愛いのはそれだけではなく、一緒に頼んだコーヒーはラテアートで、ぷかりと浮かんでいる泡だてられたミルクの形は猫の肉球をしている。
一通りその可愛さを堪能し眺めた後、巧は時間を掛けてそれらを味わい始めた。
店内の殆どのお客は、概ね女性だ。男性も居るには居たが、カップルで来ていて巧のように男性一人と言うのは周りからかなり浮いていた。
長い前髪は目が隠れる程に覆い尽くし、眼鏡は黒縁でフレームはかなり太くやぼったい。細身の体に青色のチェック柄シャツを着て、こげ茶のチノパンにスニーカー、そして大きめの緑のリュックを椅子の背もたれと背中の間に置いている。
食べている姿勢はかなりの猫背で、店内に居る女性は巧を一度目にするとそれ以上見ることは無かった。そのおかげで、実は軽く変装して来店している巧は、人目を気にすることなくスイーツを味わう事が出来ているのだった。
そう、普段のままだと巧は余計すぎるくらい人の目を集めてしまう程に、整った端正な顔をしているので止むなく変装をしているのだった。
巧がいる右側の空いていたテーブルに新たな客が二人座った。どうやらカップルのようだ。
メニューを見て、ああでもないこうでもないと揉めつつも、カップルの女性の方が呼んだスタッフに注文した品数は結構多く、隣に居た巧も聞こえた品数に驚いたが、言われたスタッフの方も驚いていた。
暫くしてテーブルには、デザート類が明らかに五~六人前だろうと思わせる量がズラリと並んだ。
巧は一人で来ているものだから、周りの事を観察する事が良くある。この時は、ただ単に良く食べる人達なんだなぁとしか思わなかった。
それが気付かれない程にたまにち組が隣を見ていると、沢山並んだスイーツを殆ど食べるのは男性で、女性の方は結局一つのみらしい。
しかも、男性が食べた空き食器類は女性の目の前に並べ、さも自分は食べてませんというような小細工をしていた。
巧はその様子が気になって、あまり不躾にならない程度に隣の観察を続行する事にした。
「ちょっと、お兄ちゃん!止めてよね、私の前に並べるのっ。私が一人で食べたみたいじゃない!!」
「代わりに今日服を買ってやったろう?これぐらい我慢しろ」
二人はカップルでは無く、兄妹だったらしい。口喧嘩はしているが、こうして一緒に店に来るくらいだから仲はいいのだろうと思う。
「んきーっ、ファストブランドのスカート一枚じゃん!これならもっと高いの買ってもらえば良かった!!」
そう言って文句を言いつつも、彼女は目の前にある巧が食べているプリンと同じものを口に頬張ると、美味しかったのか直ぐに頬は緩み、直ぐにもう一口をスプーンですくい始めた。
「だいたいさぁ、甘いものそんなに一杯食べたいなら彼女と来ればいいじゃん。あっ、お兄ちゃんに彼女なんて、いるわけないか。失礼、失礼」
今度は妹が兄をからかい始めた。
「うるさい。お前だって彼氏はいないだろう。お互い様だ」
「ええーっ、だって私まだ高校生だし。これからだもーん。お兄ちゃん、早くしないとあっという間に二十代終わっちゃうよ?」
「俺はまだ二十代前半だってーの。若いんだよっ」
「私の方が若いしっ」
「妹なんだから俺より若いのは当たり前だろっ」
漫才を繰り広げているような会話に巧は笑いを堪えるのが辛かった。でも、抑えきれずに少し肩が小刻みに揺れてしまった。
その巧の肩の揺れに隣の席の女性は気付いてしまった。
「ほら、お兄ちゃんの所為で笑われちゃったじゃない!」
「俺の所為かよ。お前の声がでかいからだろう?」
「違うからっ、お兄ちゃんが自分の分は自分でちゃんと注文しないから、こういうことになってるんだよ!もう、大人なんだから次からは自分で注文してよねっ」
「だって、大の男が甘いもんばっかり注文するの恥ずかしいじゃん」
それを聞かれるのが恥ずかしいのか、彼は言葉も小さく話していた。
「そんなの作ってる側からしたら、全く気になんかならないから!見てみなさい、隣の人も男の人だけど、自分で甘いもの注文してるじゃない。パティシエ目指してる私から言わせてもらうと、若い男だろうが、お爺ちゃんだろうが甘いもの好きならどんどん自分で注文して食べなさいよって言いたい。スイーツ好きの何処が悪いの!いいじゃん、胸を張ってスイーツ好きですって言えば。恥ずかしいと思うから、恥ずかしいんだよ。その方が私は嬉しいよ。だって、食べてくれる人が美味しいって喜ぶ顔が見たくて、私は作ってるんだから!」
途中出てきた隣の男の人というのは、どうやら巧の事を差していて、彼女はどうやら普段からスイーツを作ってパティシエを目指しているらしい。
一人で普段から行動することが多い為、スイーツの注文はなんの問題も無く自分でするが、胸を張ってスイーツ好きと宣言するのは、・・・どうだろう。少し難しいかも知れないなと思う。
「分かった、分かった。今度からはそうするから、怒るなって、菜々」
兄の方が、妹の頭を無理やり撫でまわし、髪はぼさぼさになってしまった。妹の方は今度はそれについて怒っていた。
彼女は長い髪をヘアクリップで留めていたが、ぼさぼさになってしまい、仕方なく一度解いて手グシで直してからクリップを留めようとしたが、手を滑らせてしまい、それは巧の足元近くへと転がってきた。
彼女より先に巧はクリップを拾うと、立ち上がって持ち主に手渡した。
「有り難う」
クリップを受取りながら、彼女は少し恥ずかしそうにしていた。
「いえ、どういたしまし・・・て」
巧が手にしたクリップを渡した時に、少しだけ自分の指が彼女の手に触れた。その瞬間、巧の見えている世界がぶれて、違うものが見えた。
スライド写真を見せられているかのように、頭の中では見た記憶がない映像が凄いスピードで流れて行く。
目の前にいるクリップを受取ろうとしている彼女が、巧と一緒に同じテーブルで向かい合ってお茶をしている風景。
仕事をしている自分の近くで、彼女がお菓子を作ってくれている姿。
手を繋いで一緒に買い物をしている姿。
巧が運転する車の助手席に座っている彼女の姿。
唐突に映像が終わると、ふらりと眩暈のようなものを感じた。
巧はぎゅっと目を閉じてやり過ごす。
(・・・今のは多分・・・)
「大丈夫ですか?」
気遣うような問いに巧は閉じていた目をゆっくりと開くと、クリップを拾ってくれた人がなんだか具合が悪そうなのを見て、彼女は心配してくれているようだ。
「大丈夫、なんともないです。有り難う」
眩暈もう治まったので、そう言って彼女にくるりと背を向けると、自分の荷物を手に取ると会計を済ませる為にレジへと向い、払い終えると彼女達を見ないまま足早に店を出た。
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