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【猛猫リンネの物語】2024.4.15〜
第43話:スリープモードと猫の社会化期
しおりを挟む「眠くな~れ、眠くな~れ」
「???」
1人運動会を開催中のルスト。
それを捕まえて膝に乗せて、顔をムニムニと揉んであげた。
ルストはキョトンとした後、スヤァ~と寝落ちた。
多くの猫と接していれば、仔猫のツボが分かるもの。
大体の仔猫は、顔それも頬や顎の辺りにスリープモードスイッチがある。
そこをマッサージしてあげると、大体みんな寝るのだ。
ルストも同じで、マッサージが気持ち良くて寝落ちしている。
フニャ~っと無抵抗脱力状態の仔猫に、保護主が癒やされるモフモフタイム突入。
「はい、おやすみ~」
「シャーッ! ウアーオゥ (うちの子に変な術をかけないで!)」
猛猫母ちゃんが怒ってるけど、気にしない方向で。
眠らせたルストをしばらくモフッた後、手を離したらパチッと目を開けて、不思議そうな顔をしながらモソモソと起き上がった。
起き上がったらまた高速で走り始めたから、運動会スイッチ入ったんだろう。
それをまた捕まえてムニムニすると、またスヤァ~っと寝落ちる。
「ルストはON/OFFの切り替えが早いなぁ」
「ウゥゥ~! シャーッ! (うちの子で遊ぶな!)」
母ちゃんお怒りだけど、気にしない。
今日も保護主に存分にモフられるルストであった。
「リンネもマッサージしてあげようか?」
「ウァーオゥゥ~! シャーッ! (顔に触れたらブッ飛ばす!)」
「触れなくても殴るじゃないか」
「ウーッ! カッ! (近付いたら殴る!)」
相変わらず、リンネは荒々しい。
この猛猫をモフるなんて恐ろしいことは、命が惜しいからやめておこう。
シャーパンのリンネも、仔猫の頃からここに来ていれば懐いたかもしれない。
猛猫遺伝子を持ってる筈の子供たちは、未だに誰もシャーパン覚醒していない。
人の姿を見れば、わらわらと寄り集まる。
生まれつきの性格の差で少しシャイな子もいるけれど、ルストやジョイは毎回グイグイ迫ってくる。
猫の社会化期は、生後2~9週齢の期間といわれている。
この期間に人間と暮らしていれば、人慣れは早い。
猫同士のコミュニケーション方法を学ぶ時期でもあり、八重山保健所では社会化期の仔猫は単独飼いよりも複数飼育が推奨されている。
リンネの甥姪で5月に東京へ行った3匹も、隠れていて東京へ行きそびれたものの島内譲渡になった1匹も、人には少しシャーしたけど猫には友好的だった。
それは多分、人との関わりが少なく、猫が多い環境に生まれたからだろう。
現在は譲渡先で先住猫とも上手く馴染んで、人にも慣れている様子がLINEで送られてきている。
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